ホーム感やなぁ…

なぜかネットワークの打ち上げに少し顔を出させてもらって、その後京都に移動です。
今日はなぜか関西大学の女性研究者の人たちとの呑み会。なぜにわたしが「関西大学」の「女性研究者」の人たちなのかは、本人としても謎なんですが、まぁ深くは考えないことにしています。
で、わたしが幹事だったにもかかわらず、大幅に遅刻をしたわけですが、そこはご容赦いただいて、飲み開始です。
んー、なんなんだろう。この圧倒的なホーム感は。
元来、昨日がホームで今日がアウェイのはずなのに、反対なんです。たぶん、ものの考え方やそこから出発するさまざまなことの方向性が似ているのかなぁ。
なんしか、ふんわり楽しくおいしいお酒とおいしい会話を楽しんで、なぜか2次会でカラオケへ。きのうと同じ店なのは愛敬というもんです(笑)。
久しぶりにM前さんの「天城越え」を聞けて、かなり満足!にしても、みんな好きというか、うまいというか。
てことで、楽しい時間はあっという間に終わって帰りの地下鉄にて。
実は、今日のメンバーの中に、わたしに強烈な影響を与えたK納さんという人がおられまして。
電車の中で、ホーム感の理由がなんとなくわかりました。K納さん曰く
「わたしたちはね、「考える病」にかかってるのよ」
あぁ!それかもしれない。あの日その病をうつされて、いま少しずつ発症しはじめてるんだ。
同病者のホーム感(笑)。

人には得意分野がある(笑)

夜に別件があるので行くのはやめようかと思っていたのですが、なんとなく「佐藤かよ」さんの顔を見てみたくて、やっぱり行くことにしました。
とは言え、昨日の飲み過ぎが響いて、なんか体と頭がだるいです。家でウダウダしていたら、前事務局長からメール。
「ランチ、いっしょにいかが?」
「ランチビールなら○」
てことで、新梅田食道街へ。軽くビールと紹興酒で仕上げて、会場へ向かいます。
到着すると、ほぼ満席です。受付におられたHさん
「これひっかけとき」
と、なぜか名札をもらったりして。
会場にはお友だちが多数います。みんな最前列に陣取っています。やるな…。わたしは前事務局長と前理事長*1と並びで最後列。
ちなみに、今回のセミナーは「あなたの性別は誰が決めるの?」というテーマで、これが医療側から出てきているのは、なかなか興味深いことだと思います。
で、まずは織田さんの講演。対象が当事者ではなく一般市民ということで、基礎的なところからはじめられたのですが、後半は「個人的な考えですが」と前置きして、織田さん自身が考えてこられたことを話されました。
簡単に言うなら、性自認は一貫しているけど、性表現はさまようという感じでしょうか。そしてさまよいながら、自分なりの居心地のいいところに落ち着いていく。
これ、たぶんトランスであろうがなかろうが、誰もがそうなんでしょうね。でもトランスの場合、振れ幅が大きい。そこが、面倒といえば面倒なのかなぁ…。
続いて大島さんの講演。これも、ほとんどボヤきみたいなことを言いながら、決して学会発表的ではない内容でした。簡単に言うなら、特例法成立までの話とこれからという、それだけを言ってしまえば「それだけかい!」とツッコミが入りそうな内容なんですが、枝葉がなかなか楽しかったです。
で、今回のメインイベント、佐藤かよさんのトーク
率直に言って、よかったです。自分のしんどい話もしてくれながら、そこで考えたことや、これからの夢の話など、濃いぃ内容でした。なかでも「みんなドンドン行きたいだろうけど、ほんとうに自分にあう医者を見つけてゆっくりしたほうがいい」「身体はほんとうに見せなきゃならない人に見せればいい。身体を変えることが性別を変えることじゃない」「自分はナオミ・キャンベルのように、モデルの世界でパイオニアになっていきたい」「そうやって道を切り拓くことは、きっと他の障害を持つ人の道を切り拓くことにもなる」なんて感じの話は、(一部違うところはあるにしろ)「そうそうそう」というふうに思いました。
そんなこんなで、セミナー終了。
ちなみに、今回密かに考えてたことがありまして…。それは、「いつきはキレイさやかわいさでは佐藤かよに完全に負けるけど、愛敬では勝負できるのでは…」てことでして…^^;。
で、遠くから見た感想ですが、たぶん勝負できるな。というか、佐藤かよさんの勝負どころはそこじゃないもんね(笑)。

*1:ゼロ島さん

ショバ代だな

今日は校内セクションの人たちの「初夏の宴会」。会場は当然のビヤガーデン。
基本アウトドア派のわたしにとって、外呑みは大歓迎なんですが、ビヤガーデンは一抹の不安がよぎります。
でも、久しぶりなんで、やっぱりワクワクするわけです。で、エレベーターをあがって屋上へ。暑い!夏です!ビールです!
とりあえずジョッキをガチンといわせてかんぱい!速攻、ングングング!プハー!んまい!で、鳥の唐揚げをひとくち。さらにビールをグイッ。
ん?
もうあかんか…。スー○ードライはここまでやな。味がなくなってる。しゃーないから黒ビールにいきますか。さらに赤ワインでつないで、速攻ウィスキーに逃げます。ヤバイなぁ。これは飲みすぎるぞ…。
それでも、暮れていく空を見ながら飲むのは気持ちいいもんです。
ビールはまずくても、この雰囲気のためにお金出してるんでしょうねぇ。
同じセクションの人たちは、楽しく話をしています。それを見ていると、どんどんアウェイ感が増していきます。みんないい人なんです。ほんとうにいい人なんです。けっしてわたしの友だちたちにはいない(笑)いい人たちなんです。でも、その「よさ」が、アウェイ感をつのらせていくんです。知らない間にウィスキーをガッツリ飲んでいました。
さらにカラオケか…。
みんなうまい!ここでもアウェイ感がつのります。
わたしの好みの歌を知ってる人が「ほら」と曲をいれてくれます。優しすぎ!またまたアウェイ感です。
ここでアウェイ感を持つわたしは、やっぱりダメ人間だな。まぁいいです。そのダメ人間にセルフかんぱいするか。
完全に飲み過ぎやけど、まぁええか。あしたは昼まで用事はない。

解題・原点のありよう

昨日の「オチ」があまりにも恥ずかしいので(笑)。
わたしが教員になってすぐの約30年前、職場においてほんとうに「独り」やったなと。いや、あの頃はまだマシで、トランスをはじめた頃は、ガチで「独り」やったなと。あの頃に比べたら、なんと今は恵まれていることかと思います。でも、そこに甘えたらあかんなと思うのです。
わたしが教員になってすぐの約30年前、わたしはほんとうに「未熟」だったなと。いや、あの頃はまだマシで、トランスをはじめた頃は、ガチで「未熟」だったなと。あの頃に比べたら、まぁちょっとくらいはマシにはなっているなと思います。でも、そこに甘えたらあかんなと思うのです。
「独り」のありようも、「未熟」のありようも、年齢や状況によって違うとは思います。
しかし、「独り」であることを引き受けることによって、自分が主体であることを確認できるし、「未熟」であることを引き受けることによって、自分はいたらない人間であることが確認できる。その側面において「独り」や「未熟」が原点ではなく、それを「引き受けること」という行為こそが原点になると考えたということでしょうか。
まぁ、もっとありていに言うなら、「単なるクズ」だったわたしが生ゴミ化してクサッてきたので、とりあえず喝をいれただけのことです。

「批判」としての問い

「迷い」→「驚き」ときて、今回は「批判」です。
今回はとりあえず青年期にスポットをあてての話。なんでも、青年期は「疾風怒濤」時代らしいです。センセは黒板にとてもわかりやすい「わたしと同レベルの技術」の絵を書いて説明してくれました。

荒波に取り囲まれた島。島は隅から隅まで測量されつくしている。そこに住むのはカント。その島を「理性」と呼ぶ。
しかし、「そんな島は窮屈だ!」と荒波に飛び込む人もいる。その人をニーチェと呼ぶ。

みたいな。
で、そんな疾風怒濤時代の人間とむきあう学校。日本の学校教育法には学校の目的として義務教育段階においては「公正な判断力」を、高校段階においては「健全な批判力」を身につけさせるものとするとある。この「公正な判断力」や「健全な批判力」ってなんだろう。
実は、批判には「抗う意味」と「肯定(承認?)を求める意味」のふたつがある。実は、後者は正義を求めることなのではないか。みたいな話で終わったのですが。
実は、話を聞きながら
「なぜ問いの話に批判が出てくるんだろう」
と疑問を持ちっぱなしでした。しかも、結論がイマイチしょぼい気がします。なんなんだろう。
で、終わってからセンセと雑談。
「最近、自己弁護のための批判という、あらたな批判が出てきている気がするんですが…」
別の人が
「批判と文句の違いってなんでしょうかねぇ」
その瞬間、ようやく理解できました。
「批判」とは、枠組みを問うものなんだ。枠組みの中におさまるにしろ、枠組みを壊すにしろ、その枠組みの存在や範囲を問うことなしにそれらの営みは成り立たない。とするなら、批判とは、まさに「問い」そのものなんだ。
じゃぁ「文句」は?
枠組みを問うてない。枠組みの存在そのものに手を触れず、枠組みの中に安住しながら自己を正当化するものということでしょうか。「問い」には、「自分の存在をかける」というニュアンスがあるけど、「文句」にはそれがないな。
う〜ん、なるほどと納得した30分の延長戦でした。

にしても、疾風怒濤時代って、青年期だけか(笑)?

いまのところの一里塚

今週一週間、基本的には金〜日の寝不足が響いて(笑)あまり高いテンションではなく過ごしてきました。でも、あくまでもそれは現象面のことであって、その中でずっと「人権」のおかれている状況についてフラフラと考えてました。
というのは、この間、大切ななかよしさんが、ふと
「社会って枠組みの本質を、みんながみんなで見直さなくちゃって思わないのかなぁ… 」
ってことをつぶやいておられて*1、そのことが自分の経験とからまって、ずっと頭にひっかかっているからです。

で、今日、なんとなく
「こんなものなのかなぁ」
とふと思ったこと。

今日、とある研修会がありました。とある受験産業の方が来られて、そこの資料を使った進路指導方法についての研修会でした。
まぁ、最新の情報も入ってくるし、資料から引き出せるさまざまな情報は、進路指導だけじゃなくクラスづくりにも生かせそうだし、教科担当としても個々の生徒への声かけのヒントがもらえるし、それはそれなりに有意義ではあったのですが…。
でも、結局、「枠組みの本質を見直す」ことではなく「枠組みの中でどうやっていくか」なんですよね。
でも、たぶんその方が役に立つ。だから関心もひきやすい。
もっと言うと、「枠組みの本質を知り、見直す」ことへの切実さを持つ人は少ないんだろうなぁと、あらためて実感したということでしょうか。

もちろん漠然とした不安はあるかもしれないけど、日々の忙しさの中で落ち着いて「枠組み」について考えることもできず、そこに疑いを持つヒマもなく、そこで生きていかざるを得ない。
あるいは、「枠組み」のなかで生きることこそが善であるという人もいるかも。
学校教育労働者だからといって、みんながみんなリベラルなわけではないし、「そうあるべき」と思っているわけではない。というより、学校って、本来「枠組み」を維持・強化することを要請されている面があります。
となると、「枠組みの本質を見直したい」と思うわたしは、ほんとうにアウェイやなぁと。

そう考えた時、今の自分の感覚が理解できたような気がしました。それを認めることは本当はしんどいことなんですが、かつてやってきたことでもあります。そして、かつての状況よりは、おそらくははるかにマシ。
であるからこそ、あえて

独りであること
未熟であること
これがわたしの10*n歳の原点である

(笑)

*1:ついったではないです

あるチャレンジ

今日は午後から人権教育研究会の出張です。
この研究会はなかなかおもしろい。というのは、けっこう話題がはずむからなんです。以前聞いた講演の感想を交換したり、互いの職場の状況を交流したり。けっこう新たな発見があります。
今年度に入ってから、この研究会では、毎回だれかが実践報告をすることになっています。で、やっぱりはじめのうちは前からこの研究会に参加している人間があたるわけで…。
先月は緊急を要する課題として、「改定入管法」について報告をしました。付け焼刃の知識で報告するのはつらい(;_;)。でも、しゃーないです。
で、今日は前からやりたかった「トランスジェンダー生徒交流会」の報告をすることにしました。ちなみに、ここで報告したのが都道府県レベルを通過すると、全国人権・同和教育研究大会でのレポートになります。いろんな人に知ってもらうまたとない機会です。それは、「わたしたちがやっている交流会」という意味だけではなく、「それぞれの地域で教員が主体になって立ち上げる」という意味を含んでいます。
これ、前からしたかったんですが、諸事情があわず、なかなか機会がありませんでした。まずは、3年前はまだまだできる状態ではありませんでした。2年前*1は、レポートできない役まわりでした。昨年*2は、その前のステップが踏めませんでした。
ということで、今年はやっとその機会がめぐってきたということです。さらに、今年の大会の場所は岡山だったりします(笑)
ただ問題は…。
わたしたちの交流会は、ひとつの学校のとりくみでもなく、ひとつの地域(都道府県)でもありません。スタッフも参加者も近畿一円から来ています。これを、特定の都道府県からのレポートとして出すことができるのか。たぶん、過去に例はほとんどないんじゃないかと思います。
しかし、ほんとうに人数が少ない「ある属性」の人を集めようとするならば、一定の人数を確保しようとすると地域を広げる以外方法がありません。従来の同研組織がいままで経験してきたのは、一定の地域に一定の人数がいる課題であり、そうではない課題に直面した時、どう判断するのか。
このチャレンジをしたいなと。
もっとも、それ以前に「内容」という話はたぶんにあるわけですが^^;。
まぁ、チャレンジがはじまったということで^^;。

*1:佐賀大会

*2:鹿児島大会

寝不足はあかん

昨日はかなり調子に乗って飲んでしまったようです。おかげさまで、朝起きるとき、かなり気合いがいりました。それでもなんとか起きて、いつも通りの時間に出勤。それにしても、行きの電車で寝てしまって、危うく乗り越しそうになったのははじめてです。
それでもなんとか授業はこなせるものです。いや、うちの子ら優しいから、こちらの体調が悪い時はちゃんとおとなしくしてくれるんです。いっそ、いつも寝不足のほうが、子どもらの授業態度がいいかも(笑)
そんなこんなで夕方からは「おべんきょ」です。今日は静かな読書会。本と先生の解説を通して静かな思索にふけったり、それを互いに交換しあったり…。のはずが、思わず「こくり」。
あかん、寝そうや!
とにかく最後までがんばって、今日はさっさと帰って寝ることにしよう。

で、おたふく

そろそろ帰ろうと思ったら、三重のM貴さんからメール。
「いまどこですか?」
「いま、京都みなみ会館というところ」
と返事を返しながら表に出ようとしたら、そこにいました(笑)。

ということで、みんなでおたふくへ。
おたふくに着くとKっくんもいます。なんかもう、わけがわかりません。みんなでゲラゲラ笑いながら、楽しい時間を過ごしました。さらに、途中でA久○さんが顔を出してくれたり、もちろんIずみちゃんもいるし、映画関係者が勢ぞろいの瞬間もありました。ありがたいなぁ。
夕方からはカラオケタイム。ふだんはここまで遅くはいないのですが、今日はいいでしょう。
8時頃にはメッチャええ感じにできあがって、さらに
天一、行こう!」
とか言って今出川へ。
駅を降りた瞬間、今日が日曜日なのを思い出しました。
「定休日じゃん(;_;)」
どうしよう…。本店行くか?
Iずみの
「今日は解散という選択肢もあるよ(笑)」
とのアドバイスに従って、本日は解散。
明日が不安だ…。