1年生のテーマは「障碍者」。2年生のテーマは「ジェンダー」。3年生のテーマは「就職差別」。いずれの学習で使うワークシートも、そうとう苦しみながらつくったものです。でも、しょせんは「いつきバージョン」です。わたしも人のつくったワークシートが使いにくいのと同様、きっと実施される担任さんも使いにくいだろうなあとは思うのですが、なかなか意見が出てきません。胃が痛くなるような日々でした。でも、それも今日までですわ…。
カテゴリー: work
作業日
今週末が、ウチの学校の人権学習。教材をつくっているのはわたしなんですが、最近ワークシート方式で学習を進めるようにしはじめました。ワークシートですすめるとなると、どちらかというとB4の紙を配るよりも、B5の紙を進行にあわせて配った方がやりやすいように思います。となると、印刷しなきゃならない紙は膨大になります。一回の学習で3学年分のワークシートを印刷すると、ザラ紙が2〆(2000枚)ぐらいいきます。
こうなると、2時間ぐらい印刷機を独占することになるので、やっぱり昼間にはしにくい感じです。なので、夕方人が少なくなりはじめた頃を見はからって印刷開始。
印刷しているうちに、だんだん頭の中は混乱してくるし、途中で嫌気がさしてくるし。でも、実は今週は出張だのなんだのがあるので、今日カタをつけないとどうしようもありません。半分煮詰まりながら、なんとか作業を終了です。
そうそう、こういう日に限って、他にも用事がたんまりあります。昼間にかかってきた電話、何気なくとると、「◯◯タイムスですが、取材をしたいんです」。
今年もそういう季節です(笑)。実は、放送部がまたまた全国に行くことになりまして、その取材です。今回の人身御供取材対象は、あちこちに出没しているMTFトランス高校生です。いい味、出してくれています。ありがとうね!
で、研究授業
なんで↑みたいなことを書いたかというと、とうぜん今日は研究授業をやったわけです。いちおう出さなきゃならないので、授業展開案も出しました。ま、30分ぐらいでちょこちょこっと書いただけですが…。教科書の該当部分のコピーは、サービスとしてやらなきゃなりませんわな。
ただ、気が重い…。ここ数日のストレスのうちのひとつは、確実にこの研究授業でした。↑では、「よそいき」を否定している書き方をしていますが、下手すると授業が成立しないかもしれない危機感を持っていたら、やっぱり「この時間ぐらいはよそいきでいってくれ〜」などと、ふと思ってしまいます。こんなん、ほんとうに久しぶりです。
ところで、「学び」には表面的には2種類あるように思います。静的な学びと動的な学びかな。
「静的な学び」っていうのは、こういうの…。
「静まりかえった教室。響くのは教員の声、チョークが黒板を滑る音、そして鉛筆の音。予定された内容をすべてこなして終了」みたいな。
「動的な学び」っていうのは、こういうの…。
「特に静まりかえるわけでもないけど、教員と生徒の間で会話がある。わからなければ、互いに教えあったり教員に質問したり。だから展開案通りには授業は進まない。でも、ごく短時間集中する瞬間はある」みたいな。
効率よく知識を伝達するためには、前者のほうが圧倒的にいいです。そして、そういう時間を望んでいる生徒もたくさんいます。でも、そういう教室が成立するためには、クラスのメンバー全員にそうとうなモチベーションが必要だと思います。で、ウチの学校ではそんなの望むべくもない。なので、「動的な学び」をねらわざるを得ません。
で、思いっきり迷いながら、授業突入。
「へ?」
みんなえらい積極的です。まさに「動的な学び」の空間です。子どもたちがそうであれば、わたしのパフォーマンスも引き出されます。わたしがパフォーマティブな授業をすると、また子どもたちのパフォーマンスも引き出されます。すると、「学び」からはずれている子どもの顔にすぐに気がつくので、フォローもできます。
1時間終わって、あのストレスはなんだったんだと思うような経験ができたことに気がつきました。
しかし…。疲れた。パフォーマティブな授業は、体力使うわ(笑)。
だれた放課後
今日は、昼休みは立ち番。しまった、日傘かなにかを持ってきたらよかった(笑)。もう、照りつける陽射しに、だんだんと腕がヒリヒリとしてきます。これはやばいぜ…。てか、顔も焼けるぞ。シミになるぞ。またIちゃん先生に怒られてしまいます。
そんな午後のはじまりだったので、ダラダラと仕事をしていると、いつのまにか放課後です。「ふ〜ん、放課後かぁ」と思いながらパソコンに向かって雑事をしていて、ふと気がつきました。「なんか、静か…」。ひょいと会議室の方を見ると…。職会じゃんorz
あわてて会議室に走っていきました。で、30分後には終わってました。
帰り際、副校長との会話。
「今日は暑かったなぁ」「暑かったですねぇ。いやぁ、そのせいで、職会忘れてしまいましたわ(笑)」「そうかぁ(笑)」「ほな、お先に失礼します」「ごくろうさん!」
ええ職場や(笑)。
だれた授業
今日はなんか暑い!
生徒が暑い時は、教員も暑いんです。生徒がだれる季節は、教員もだれるんです。しかも、そんな日に限って問題をあてるのにだれた生徒があたります。もう、授業はダレダレ。
ところが、そういう時に限って、それなりに授業がうまくいくのが不思議なところ。
たぶん、無理をしていないからなんでしょうね。だれた空気とだれた時間の流れにうまく乗っていくと、生徒たちもわたしも、かえってスムーズな流れになります。
結局、「ここまで進めばめっけもの」と思っていたところまでいってしまいました。すげえよ。
これも仕事?これでも仕事?
今日はうちの職場の「学年独自企画」という行事の日です。
これ、もともとは「遠足」だったのを、遠足にとらわれず、学年独自でフリーで使える日を1日つくろうということで設定をしたんですよね。ところが、そういうふうに設定をすると、逆に「遠足」になってしまうという、まぁありがちな展開でして、結局「遠足」の日なわけです。
目的地は、滋賀県中部、湖西にある巨人の国です。ちなみに、去年行ったのはここでした(笑)。まぁ、生徒たちは学年が進行するにしたがって場所が変わっていくんでしょうけど、引率、特に副担任は留年すると同じところになってしまうんですよね。まぁ、ロケーションがわかっているからやりやすいのはやりやすいんですけど。
ところで、集合時間は朝8時。しかも、今朝は雨。てことは、家からの交通手段は車。職場から集合場所まで歩く時間とかを考えると…。家を出るのは6時半かorz。
さすがに6時半に出ると、道はすいています。スムーズに職場まで行って、そこから集合場所に移動して、それでもギリで8時でした。でも、あとは観光バスが現地まで連れて行ってくれます。担任さん曰く「わたし、酔うので」てことなので、とりあえず担任さんと雑談をするのが私の仕事でした(笑)。
現地に着いたらすぐに食事の準備。なにせ、現地では2時間半ほどしか時間がありません。
わたしが入れてもらった班は「焼肉&野菜スープ」とのこと。焼肉はともかく、野菜スープはエライ時間がかかるんとちゃうん…。ちょっとビビっていましたが、けっこう段取りよくやるグループだったので助かりました。
2時間半の準備→食事→後かたづけは、あっという間です。気がつくと、帰りのバスの乗車時間です。生徒たちはみんなバス乗り場に行った後、わたしたちは最終チェック。まぁまぁきれいなのでよしとしましょう。
帰りのバスの中ではぐったりと疲れている連中と(たぶん、朝早く出た子ら)、やたら元気な連中と、はっきり2分されています。で、教員はどちらかというと「ぐったり疲れている」ほうの仲間入りです。でも、バスが連れて帰ってくれるので、安心安心。気がつくと、解散場所にいました。
あとは、職場までいったん帰って、みなさんにあいさつをして、本日の業務は終了。結局、焼肉食べてスープ飲んで一日が終わりました(笑)。
いまの気持ちはどっち?
わたしは職務上、他の教員よりも担当している授業時間数は少ないです。でも、その分、さまざまな雑務をしなくちゃなりません。で、どっちが楽かというと、これがなかなか微妙なんです。なにしろ、数学の授業なんていうのは、慣れてくると「なにを教えるか」で苦労するというよりも「どう教えるか」というところがミソなんですよね。となると、その場その場での瞬時の判断力と、そこにいる子どもたちの小さな声を聞き逃さない集中力が必要になるんです。そんなものは、研修とか事前の準備とかでトレーニングできるものじゃなくて*1、「場数」の勝負なわけです。で、ハプニングを楽しむことができる精神状態だと、授業はすごく楽しい。それに対して、「雑務」っていうのは、基本的には消耗戦です。ところが、ハプニングを楽しめない状態とかものを考えたくない時とかは、「雑務」が非常にありがたい。
で、最近はというと…。
ローテンションなんですよね。やっぱり。なので、気分は「雑務」モード。数学の試験問題づくりからもひたすら逃げながら、雑務雑務雑務で1日を過ごしました。
でも、あとがこわいんだな^^;;
*1:ある程度はできるでしょうがね
そこに山があるから…
今日こそ原稿を書くぞと思い、パソコンの前に座ったら、横から「これ」と仕事がやってきます。で、優先順位が入れ替わって、先にそっちをやる。で、それをこなしたら、次に「これ」と仕事がやってきます。てなことをしていると、だんだんと「仕事をこなす量<仕事が来る量」となっていきます。で、できるのが山(笑)。
山を崩すためには「仕事をこなす量>仕事が来る量」にすればいいだけなのですが、どこかで「原稿を書かなきゃ」という雑念が入っているので、スピードがあがりません。すると、山が高くなっていきます。
まぁ、そんなもんです。
で、一番原稿書きが進むのが、校門の立ち番だったりします。なにせ、山が高くなっていたとしても、校門にいたら関係なしです。
おかげさまで、原稿ができました(笑)。さて、あとは山を崩すだけ。
〆切
実は、10日ほど前に原稿を依頼されていて、その〆切が今日。ところが、ぜんぜん原稿ができていません。家に帰ってやろうとしたのですが、家ではまったく書けません。てことで、久しぶりに〆切を超過してしまいましたよ。あしたこそは書こう…。
1年生初の授業
今年の1年生は、いきなりなんとなくリラックスムード。これ、よくもあり悪くもあります。でも、今後のドライブ次第ですね。
さて、問題は、わたしのことをどう認識しているかですね。
これについては、まずは「勝手に決めるな」ということを主張し続けるしかないかなぁ。だって、みんなが「自明」とし、されてきたことに対して「ちゃうで」ということなんだから。
こういうことを、授業の中にどう織り込むか。単純なトピックスとしてだったら、ある意味授業の私物化になります*1。そうはならないように、数学という教科の中のトピックスとして織り込んでいくことが大切かな。
まぁ、おいおい書いていきますわ。
*1:まぁ、授業なんてものは教員の私物であるという話もなきにしもあらずだけどね。でも、昨今の状況だと、教育が権力者の私物になるという話も…