さて、どうなるか…

朝、ひび割れた(涙)指に絆創膏を貼ろうと、保健室にちょこっと寄りました。まぁ、ついでに体重を量ったり(笑)、雑談をしたりといったこともあるんですけどね。
で、養護教諭の方としばらく年末年始の報告をしていたのですが、そのうち「そうそう、これ言わんとあかんのやわ」とプリントを一枚持ってこられました。なにかなぁと思ってのぞき込んだら「職員トイレの掃除当番一覧」でした。
前にも書いたかもしれませんが、いまうちの職場には職員トイレがありません。で、数年前から、管理棟にあるトイレを職員トイレにしようという動きがあります。最大のネックは、誰が掃除をするかなんです。もちろん生徒の当番をあてるわけにはいきません。で、「自分が使うんだから自分でやればいい」とわたしは思うのですが、「それは本務じゃない」という人もいて*1、そのまま職員トイレを設定しないという状況が続いています。で、それはまぁそれぞれの意見があるのでおいておきますが、わたし的には、もちろん「どっちを掃除するのか」が一番大きな課題です。以前教頭さんから「どっちにするんや?」言われたので、「女性用にしてください」と伝えたわけです。
で、今日当番の一覧表を見たら、きっちり女性用の掃除当番になっていた、と。
「自分が使うトイレは自分で掃除する」のならば、「自分が掃除するならば自分も使う」わけでして、これ、どうなるかなぁと思ったのですが…。でも実際、女性教職員の名前をず〜と見渡すと…、特に問題はなさそうやなぁと。数人を除いて、ほとんどの人とは、なんらかの形で話をしてきた人ばっかりのような気がします。
まぁ、結局掃除のことで頓挫をして、この一覧が誰も読むことなく破棄される可能性もあるわけですが、そうなったらちょっと残念やなぁ…。

*1:実際に、1ヶ月に一回程度業者がやっているところもあるそうな

某所のタイトル

某所には「GID研究会交流会」とあるのですが、う〜ん。
一昨年の埼玉の時の交流会の名称をめぐってさまざまな論議がありました。で、昨年度関西では「実行委員会形式」で行い、最初に行った論議が名称問題でした。全員一致がした点は「GIDは使わない」ということでしたが、さらにつっこんだ論議をふまえて、「トランス全国交流会」という名称にしました。詳しくは、こちらにあります*1
個人的には、「交流会」は、GID研究会と日程はあわせてあるものの、そことは切り離した形で、より広範な人々が集える場所*2になってほしいなぁと思うのですが…。
そうそう、GID研究会は3月19日。なんでも、イブニングセミナー*3というのがあるらしいし、そのあとは懇親会*4。で、翌日は平日。しかも、ウチの学校では終業式です。最終の新幹線で帰るか、始発の新幹線で帰るか…。悩むところです。

*1:あまり詳しくないか…

*2:名称によって排除される人が出てこない

*3:イブニング…、何時までやんねん(涙)

*4:酒の場所ははずせないんです

ちょっとミーティング

夜、ある人と会う約束があって、例によって例の如く飲み屋へ。飲み屋に向かう途中、車を運転するパートナーとすれ違ったので「行ってきま〜す」とあいさつ。

その方、某地方自治体のハローワークの要請で、GIDの雇用についてレクチャーをするとのことです。で、そのためにいろいろ聞きたいことがあるとのことでした。
難しいんですよね。雇用にかかわることって。とりあえず押さえておいてほしいところとしては、「その人の能力・適性で判断をしてほしい」「その人がありのままでいられることによって、さらに能力が伸びる可能性がある」というあたりのことだったでしょうか。
でもね〜。これって、一歩まちがうと、能力至上主義なんですよね〜。そういう機会を奪われた人にとっては、かえってしんどい社会になってしまう可能性もある。かといって、社会性の薄い人を、企業は雇用したいとは思わんだろうしなぁ…。結局、社会全体に「教育的要素」がないときついのかなぁ…。
そういえば、某青少年育成団体*1からキャンプリーダーを首になったときの理由が「あなたのことを説明できない」だったんですよね。それに対して「説明する必要なんかないじゃないですか。そのことよりも、いいキャンプをすることが大切でしょう。そうしたら、きっと説明なんかしなくてもわたしのことを理解しますよ」と返したんですよね。ところが、それに対して返ってきた答えが「あなたのことを理解するためのキャンプじゃない」だったんですよね。愕然としました。「◯◯の理解するための××」って…。キャンプってそんなもんじゃないだろう…。やってられないと思いました。
「どこからでも学びうる」「いつでも伸びうる」。わたしはそういう人間でありたいと思うし、そういうことが可能な社会をつくっていきたいと思うんですよね。「変わりうること」への期待って、とっても大切だと思うのです。
でも、社会の中に、そういう要素あるいはそれを許容する力がなかったら、あかんのでしょうね*2
そんな話をしながら、あっという間に2時間半ほどすぎてお開き。

さてさて、家に帰ってパートナーと話していると「あの人、かっこよかったやん*3。今度は連れてきてな」だって。思わずわたしも「そやろ、そやろ!」と意気投合。
しかし、あんな話で参考になったんだろうか…。

*1:キリスト教系ね(笑)

*2:そういう力のない社会の典型が、金にあかして即戦力をかき集めて、利用価値がなくなったらポイ捨てをする某球団かぁ(笑)

*3:めっちゃ長身で、すらりとしていて、なかなかハンサム。水泳をやっていたとのことでけっこうがっちり系。

なりたい自分

そういえば、年明け、リフトの上で「自分らしさってなんだろう」ということについて、いろいろ考えていたんです。で、なんとなく思ったこと…。「少年の心を失わない」。
どこからこんなことを思ったんだろう…。もしかしたら、初心者の小学生と一緒に、その子にとってはじめてのリフトに乗ったとき、ふと見えた逆光の稜線のせいだったかもしれないです。
でも、そう思ったとき、不思議と楽な気持ちになれました。

なんか頼もしいなぁ…

11月ぐらいだったかに、京都府中部のある街の学校にMtFの高校生がいるという情報を聞きつけました。で、会いに行ってきました。
まずは、対面…。まぁ、一目見て「がんばってるね!」という感じ。安心しました。
で、いろいろ今後の話とかしていたんですけど、たくましいわ…。そりゃそうです。たったひとりで自分の道を切り開いてきているんだから、たくましくて当たり前です。
この子、「通販でいいからホルモンをしたい」という希望を持っています。「かまへんのちゃう?」というのがわたしの答え。それと一緒に伝えたことは、「立ち止まったり引き返したりできる勇気を持たなくちゃいけないよ」ということ。これは、なによりわたしが必要としていることです。それから「常に第3者のチェックがもらえる状態をつくらなくちゃいけないよ」ということ。これは、たくさんの仲間に「見守ってもらっている」という、わたしの実感から出てきたことです。そうそう、第3者のチェックには「医者」という存在も含まれていますね。体調のチェックも必要ですから。
「死んでもいいからトランスしたい」という人もいるかもしれない。でも、トランスの目的は「よりよく生きる」ためにやるんだと、わたしは思っています。だから、体と対話をしながらやっていく必要があると思っています。でも、つい暴走してしまいそうになる*1。その時、自分のまわりに仲間や医者がどれだけいるかというのは、案外勝負のわかれ道かもしれないなぁと思います。
てな話をダラダラとしていたら、あっという間に5時過ぎ。まぁ相手は高校生。帰らなくっちゃね。

いくつか印象に残ったこと。
「いままで話を聞いてくれた人は、みんな過去の話ばっかり聞いてた。聞くときは『かわいそうに、つらかったんだねぇ』という態度が、ありありとわかった。でも、『別にかわいそうちゃうし』と思ってた。過去の話なんていい。これからどうするかについてアドバイスをしてほしかった。話をする前はいつきさんも同じかなと思っていたけど、いきなり『進路は?』みたいな話だった」
なるほどなぁ…。
「学校の先生やから、固い人かなぁと思っていた。メールで顔文字めっちゃ入れるんやけど、入れたらアカンかなぁと思って固い文章を書いた。そしたら、返ってきた返事が『ホイ』やった。『ホイかよ〜』と思った」
なるほどなぁ…。
「(『男風呂に入ったらスター』という話をうけて)ほんなら、手術しても男風呂入ろうかな。肩に手ぬぐいパーンと乗っけて。で、『見るのはいいけどね、ここからあとはお金をちょうだい』って言ったろかぁ(笑)」
なるほどなぁ…。
頼もしいなぁ。

*1:自戒の念を込めて…。わたしもプレマリン5錠を4錠に減らしたとき、瞬間「減らしたくない」と思いましたもんね。

で、朝…

玖伊屋の朝はしんどいです。でも、目が覚めてしまいます。みんなは寝ているのですが、二度寝ができないたちなので、しょーことなしに台所へ。ふと外を見ると、一面の雪です。なかなかええ感じです。
で、コンロの上には昨日つくろうと思って放置してしまった鳥のスープがあったので、ちょっと味つけをしてみることにしました。といっても、塩・こしょう・ラー油を入れたくらいかな。あと、これまた昨日の残りのつけあわせを入れてだいたい完成。このあたりになるとボチボチと起き出す人も出てきます。となると、ちょっとスープが少ないなぁということで、かなり前から残っていたお米をスープに入れて、即席鳥粥にすることにしました。それにしても、5年もののお米ってすごい食感ですね。見事なパサパサ感でした(笑)。
その後、片づけ→こちゅかる子さん・真澄さんと一緒に東九条・崇仁の散歩→やまもとマンボのコースで今年の玖伊屋も終了です。次回は、紀元節だそうな。

それでもやってくる

腰が痛くなっても、それとは無関係に玖伊屋はやってきます。
今回のメニューはもちろんローストチキンです。いつものように、ダッチオーブンに放り込んで2時間ほど蒸したらできあがり。昨日仕入れた鶏肉、けっこういける味でした。いや、最近ちょっと安物の鳥を使うことがあったのですが、水っぽくて食べられたものじゃなかったので、一安心です。
今回はお客さんが少なくてどうなるかと思ったのですが、こちゅかる子さんの初参戦とか東九条マダンの人たちの参加もあって、なかなか味わい深い玖伊屋になりました。
で、わたしは相変わらず、出入り口付近に布団を引いて爆睡。いつものように単なる邪魔者になりました。

前日の準備

あしたは玖伊屋。今日は前日の買い出しなんかを。てか、玖伊屋の朝を万全の体制で迎えられるように、最近は車では行かなくなっているんです。なので、買い出しや荷物の搬入は、すべて前日にするようにしています。
まずは、鳥の中抜き。これ、どこで仕入れるか悩んでいたんです。というのは、去年まで仕入れていたところが、入っているスーパーがつぶれた関係で、どっかに行ってしまったんです。しかも、わたしのテリトリーがずれたために、まわりのお店関係がまったくわからない。そんなところで、ふと思い出したのが卸売市場。電話をしたら「ありますよ」。そら当たり前ですわな。
で、帰り道がほぼ同じ方向の「白い人」を乗っけて*1卸売市場に突入。無事ゲトできました。「卸売市場はなかなか入る機会がないでしょ?」と聞くと「えぇはじめてです。それにしても、なんでこんなところ知ってはるんですか?」と聞かれてしまいました。なんでやろう…。

*1:帰り道の運転がヒマなので、たまに時間があった時は一緒に帰っていたりします