両性研・2日目

池上さんのファンであるわたしとしては(笑)、当然池上さんの助言を聞くべくその分科会に出なくちゃなりません。が、今回は、別の分科会に参加することにしました。
報告者は日野玲子さん
う〜ん。これって、分科会というより、特別分科会(内容はたいてい講演)ですね。でも、さすがにおもしろかったです。さまざまな手段を使うことで、「身体化されたジェンダー」を顕在化させることができるという提起。そこから、自らの意識を問うていくことが必要なんですね。
あと、「既製の言葉を簡単に用いないこと」。「言葉」って、生み出された時はすごく勢いがあるんだろうけど、それが慣用的になってしまうと形骸化していく。だから、常に意識的に「わたしにとって」と問い続けることが大切なんだということなんです。
今回は、もっぱら「意識」に集中して話しておられたのですが、もちろん「制度」を抜きにして語ることができません。「意識」と「制度」っていうの、問題の認識として、ともすればどちらか一方にかたよりがちなんですが、やはり車の両輪なんですね。「意識」を語る時には「制度」を意識すること。「制度」を語る時には「意識」を意識することが大切なんだろうな。
午前いっぱいの分科会を終わって、2日間の両性研が終了。次は、冬の教研集会ですね。
あとは、山口の友だちとか佐賀の友だちと一緒にそばを食べてビールを飲んで、東京駅へ。新幹線に乗ると、たまたま分科会で近くに座っておられた方がそこにおられたので、隣同士の席に座って、きのう〜今日の感想を話しながら帰りました。途中、ふたりとも寝ちゃったですけどね(笑)。
家に帰ると、まだ6時。東京って、近いなぁ…。

両性研・1日目

今年みたいにバタバタする年に、なぜわざわざ行かなくちゃならないのかとは思うのですが、去年は参加できなかったので*1、やっぱり両性研に行くことにしました。
6時半に家を出たら10時開会に間にあうのですが、昨日が昨日だったのでそんな時間に起きられるわけがないです。ようやく8時過ぎに家をスタートして東京へ。目指すは一ツ橋です。
会場に到着したら、すでに11時半。まぁ、昼ご飯タイム待ちという感じです。
まもなく昼ご飯。山口から参加しているお友だちを見つけて、一緒に近くの定食屋さん*2で燃料補給です。
午後からは、ちょっとまじめに参加。なんせ、午後一番は池上千寿子さんの第20回日本エイズ学会報告です。
で、報告内容は、まずはHIVの「とらえ方」の変遷からはじまって、日本の施策の対応の歴史・世界のとりくみの歴史あたりから、現在の状況の概説が語られました。なかでも「PWH(HA)」という言葉の概念の説明はよくわかったし、ストンと落ちました。
「PWH」というのは「Peolpe Living With HIV」の略です。

HIVに感染した瞬間、「名前を奪われ、「患者」として扱われる」ことへのカウンターとして、「PWH」という言葉をつくりだしていった。そして、PWHという概念は、誰もが「People Living With ◯◯」であるということを提起してきた。

てことかな*3。なるほど!そうなんだよなぁ。だれしも、なんらかのことと一緒に(なんらかのことをかかえて)生きているんですよね。自分の特殊性を主張するのではなく、それぞれの人が持つ「◯◯」を重ねあわせていくことから「共感」みたいなことがあるんじゃないかなぁ。
で、報告の〆が、なぜか「上杉鷹山の三助*4」だったという(笑)。

その後、シンポジウム。こちらのほうは…。
まぁ、「男性の育児休暇」が大切なのはわかるんだけど、そこにちょっとこだわりすぎていたんじゃないかなぁという気が…。すごく光っていたのが「南房総文化財・戦跡 保存活用フォーラム」の池田恵美子さん。自分の活動を報告された時に「かにた婦人の村」のある方の生き方から「働くことが生きることにつながる」みたいな言葉ありました。そこまでは「働くことから解放されること」みたいな話ばかりで「なんだかなぁ」と思っていたのですが、まったく逆の言葉が出てきたんですよね。
もちろん、それぞれのおかれている状況の中から出てくる言葉ではあるのですが、やはり苛酷な状況を生きてこられた方の言葉の中に、すごい迫力を感じてしまいました。
う〜ん、一回館山市に行きたくなってしまいました。

てな感じで、1日目終了。
山口から参加された方の珍道中にちょっとつきあって新宿へ。

*1:お友だちから「レポートするんだけど来る?」というメールがあったにもかかわらずm(_ _)m

*2:つっても、おしゃれ〜

*3:違ったり足りないことがあるでしょうが、補足してくださいね。>知ってる人

*4:自助・互助・扶助だそうです。池上さんは最後のを「公助」って言ってました。

打ちあわせ

午前は日直。仕事の主たる内容は…。とりあえず「存在していること」です。なので、存在していました(笑)。
もちろん、せっかく存在しているわけですから、たまりたまった仕事とか、これからたまるであろう仕事とかをこなし続けていたのは当然です。
で、夕方から打ち合わせのために滋賀県へ。
滋賀県の某駅で待ちあわせをしていたのですが、先方さんから電話。「ちょっと仕事の都合があって行けへんし、迎えに車をよこしたからそれで来て」「はぁ」「黒塗りの車やし」「はぁ?」。
駅を降りたら、確かに黒塗りの車がいました(笑)。わたしのスタイルは、ジーンズとサンダル*1。まいった…。思わず助手席に乗らせていただきました。
その後、2ヶ所ばっかでサクサクッと打ち合わせをすませて、晩ご飯を食べに行きました。
話の内容は、集まってきている人の多様さと同質さが混在する状況にふさわしく、メチャクチャです。ムラの人間が5万円もする本を買わされた話とか(笑)、青い話とか赤い話とか、もう、堪能させていただきました。
てことで、晩ご飯の場所から、今度は本来は黒塗りの車の後部座席に座る人の運転で駅まで送ってもらって無事帰還。
わけわかりませんわ…。
でも、この夏最大のイベントの成功は確信できました。関係者のみなさんよろしくお願いいたします。また、すべてが終わってから打ち上げしましょう!
その時は、参加者募集だな(笑)。

*1:裸足

人権教育の研修

今日は、府立高校のブロックごとの研修会。午前は講演です。
講師の方の名前を見て、「ぜったいクリスチャン系だよなぁ」と思っていました。なんせ、名前が「みぎわ」です。で、当日配付資料のプロフィールを見て「牧師の家庭に生まれる」とありました。なるほど、ぴったしかんかん*1でした。
で、話の内容。
人権教育の文脈で、よく「アサーティブネス」ということがいわれます。で、それを学習するために、これまた人権教育がらみの人から話を聞くのですが、今回の「みぎわさん」は、臨床心理士でもあり、スクールカウンセラーもされているという立場から話をしてもらいました。きわめて実践的な話もありーの、その根っことしてのリラクゼーションみたいな話もありーのと、なかなか基本的かつ深い話を聞かせていただきました。
ところで、休憩時間にちょっと話をしにいったら、実は古〜い知りあいであることが判明。まぁ、親が牧師とかキリスト教がらみの人間ってそういうことが大いにありうるんですけど、それにしても、思わず「はいはいはい」みたいな。まぁ、お互いに名字とか性別(笑)が変わっていたらわからんわなぁ。互いに素性を紹介しあって、「あぁ!」。
どうやら大学時代に一緒にデモをしていた仲間だったみたいです(笑)。
う〜ん、互いにそれぞれに仕事をしているわけですが、根っこのところはぜんぜん変わっていないんだろうなぁということを、こうやって20年以上たって、こういうところで出会い直したことに、深く感じるところがありました。

*1:死語

移動日&自主フィールドワーク

いつもの通り6時に起きて、コーヒーを淹れて、ちょっとテレビをつけてみました。なるほど、そういう結果でしたか。
しかし、みんな年金とか政治と金とか、そのあたりを論点にしているよなぁ。わたしはちゃいますね。もちろん「9条改憲」がひとつの論点。もうひとつは、戦後最も激しく行われた「強行採決の嵐」をなんとしてでも食いとめるために、今回の1票を使いたかった。後者なんて、ほとんど誰も話題にしていないのってどうよと思いますが…。
さて、今日は移動日です。行き先はなぜか佐世保
8時過ぎの新幹線に乗って、途中駅弁なんかを食べながら14時過ぎに佐世保到着。ホテルに入って緊急の仕事をひとつやっつけて、散歩です。
さて、どこに行こうかな。実は、佐世保のムラは完全に「埋没」をしているらしくて、フィールドワークなんてとうていできないらしいです。なので、わたしもまったくわからないまま、適当に見当をつけて歩いてみることにしました。まぁ、別にそこがムラであろうがなかろうが、佐世保の街を知るという意味では一緒ですからね。
それにしても、佐世保って、海から短い距離ですごい急激に登っているんですね。ほんとうに山肌にへばりつくようなところが多々あります。そんなところをあちこち歩きまわってみました。山の中腹に防火水槽があったり、突然畑があったり。ここまで水をくみ上げるって、そうとうたいへんだよなぁと思いながら、かつての生活を想像してみました。
帰りの下り道のすごいこと。ある階段には「下りは危険」とか書いた立て看板があります。そりゃそうです。はしごみたいな角度です。そこを避けて別の下り道を降りたのですが、その坂道、車はもちろん狭い&急すぎて入れません。自転車でも無理。てか、自転車であがろうものなら下る時がこわいです。あそこを登れるのは、たぶんトライアルバイクぐらいじゃないかなぁ。その坂道を、下から買い物の荷物を持ったおばさんが休み休みあがってこられます。すごいよ…。
坂道を降りたらすぐに海です。海にはお船が浮かんでいます。ただし、色は濃い灰色ね。しかも、船籍は日本のもあればアメリカのもあります。これが佐世保の海なんだなぁ…。
なんか、いろいろ考えさせられました。

朝練

5時起床。朝練に出かけました。目指すは枚方。ここのあるコンビニに朝練に行く人たちの集合場所があるとか。集合時間は6時だそうです。ところが、到着したのが6時3分。「いた!」と思ったのですが、Uターンできません。しかたなく少し先の信号でUターンしてもどってきたら、そこには誰もいませんでした。
しゃーないので、一人で朝練に出かけました。
まずは、周山街道。ここを京北町まで走って花脊に向かいます。花脊峠との分かれ道で「どうしよう…」と瞬間思ったのですが、「えい!」と広河原の方へ向かうことにしました。広河原のスキー場まで行ったところで「う〜ん」と思ったのですが、ついでなので、佐々里峠まで行くことにしました。少々タイトですが、いいコーナーです。カントもついているのでけっこう走りやすいです。峠まで登ると、下界とはうってかわって肌寒いしガスっぽいし。さすがだなぁ、と。このまま行ってしまいたい気分だったのですが、行ってしまうと美山に抜けてしまいます。ガソリンの残りが心配になってきたので、ここでUターン。花脊峠を抜けて家にもどりました。
約200km5時間ほどの朝練。あ、練習したのはバイクです。ちょっとやみつきになりそう…。

在日外国人教育関係のセミナー

午後は朦朧とする頭のまま、在日外国人教育関係のセミナー。テーマは「日本語教室のとりくみ」です。いろいろ勉強にはなったのですが、あまりにも眠すぎてボーっとしていました。すんません。
セミナーの後は会議。8月に大きな大会をしなくちゃならないのですが、ほんとうにできるんだろうか。不安です。
会議が終わって、今日のセミナーのスピーカーの人を送って帰る途中の会話。
スピーカーの人が、かつてうちの子どもが通っていた学校で日本語教室を担当された経験があることがわかって、そんな話をしたり、「きのうの晩5時まで遊んでいて今日しんどいですねん(笑)」みたいな話をしていたのですが、そんなわたしに向かって「子どもさんがふたりもいはるんですか。それであれだけ仕事をバリバリこなして5時まで遊べるなんて、すごいですね。どうやったらそんなことができるんですか」と驚きの声。
う〜ん、なんと言っていいのやら(笑)。そらそうだわな。普通はできんわな、パートナーが子どものケアをしてくれてなかったら。
思わず心の中で「ごめんなさい」と手をあわせながら*1、「ま、まぁ」とか適当にお茶をにごしていました。それにしても、う〜ん、やっぱりわたしは「ええとこどり」なんやなぁ。

*1:こればっかりです。

やってみた

姐さんのところに顔写真分析の話があったので、わたしもやってみました。
どの写真を使おうかと思ったのですが、一番最近の写真ということでこないだのを使ってみました。
で、分析結果。

顔写真の75%は愛川ゆず季に似ています
顔写真の8%は徳永愛に似ています
顔写真の7%は邑野みあに似ています
顔写真の7%は伊藤裕子に似ています
顔写真の3%は仲根かすみに似ています

はぁ?愛川ゆず季って、いったいだれよ?ということで検索をかけるとこんな人だったみたいです。一緒なんは髪の毛の長さだけやんか(笑)。
ついでなので、「男性」にして分析をしたらこんな結果が出てきました。

顔写真の75%は玉山鉄二に似ています
顔写真の8%は所ジョージに似ています
顔写真の7%は寺脇康文に似ています
顔写真の7%は役所広司に似ています
顔写真の3%はユースケ・サンタマリアに似ています

玉山鉄二もわからないので検索をかけました。こんな人です。どこが似てるねん…。
ま、ええか…。

タイムリミット

今年の夏、京都で開催される某全国集会。1日目は全体会なのですが、どうもこれの進みが遅いです。てか、ほとんど進んでいません。なので、今日は緊急の会議。
教員の中には、この手の企画とか連絡調整とかいうのがほんとうに苦手な人がいます。まぁ、昨今言われる多忙化というのはほんとうでして、こんな集会は本務でもなんでもない「思いこみ」の世界でやることですから、そちらのほうに頭がまわらないというのはよくわかるのですが…。でも、いろんな人が動いているわけで、どこかの頭の片隅に常に意識し続けるということをしなくちゃならないんです*1
で、緊急の会議を持って、ようやく動きはじめられそうな気になりました。とりあえず、全体の構想を練って、担当者を割り振って、それぞれが連絡調整にはいる。あとは、総括責任者が最終的に動きまわる。ま、なんとかなるでしょう。
しかし、わたしもえらいたくさん担当してしまうことになりましたわ_| ̄|◯

*1:てなことを書くと、自分のところにも石が飛んできますが(笑)