とにかく完成か?

朝はSさんの日誌のチェックからはじまります。それにしても、すべてのページに実習教員のコメント欄があるの、きついな(笑)。
そして立番。
帰ってきたらビデオ編集の開始です。この日にウトロに寄りましたが、その時ウトロに忘れてたビデオカメラで少し映像を撮ってました。それを切ったり貼ったりしてつなぎあわせます。しかし、ビデオ撮り下手やな。あとは編集とテロップとBGMでごまかしましょう。
そうそう。今日はSさんの初授業の日です。どんな感じかな。
なんか、初々しいですね。わたしもきっとあんなんだっだんだろうな。自分が理解していることと、それを伝えることの違いが、たぶんよくわかったんじゃないかな。まぁでもはじめからうまくいく人はいないし、もしもうまくいったら伸びしろがないってことです。それよりは、試行錯誤してくれたらいい。なので、細々とコメントを入れてみました。
まぁでも、他の人は不安でしょうね。わたしみたいなえーかげんなものに任すわけですからね。もっとちゃんとした人がやればいいのに、みんなやらないから、わたしみたいな人にまわってくるのですよ。
午後もビデオ編集です。テロップ入れてみたけど、なんか映像の順番が違うな。なので順番を変えて、テロップを入れ替えて。いい感じになってきたので、フリーの音源を探してきて貼っつけて。ふむ。いい感じになってきたんじゃないかな。あの影と反射光が入りまくり&手ブレしまくりの映像も、いろいろ足せばなんとかなりますね。
で、プレゼンに動画をはめて、プレゼン全体の修正です。あれやこれやといじくっていたら、なんとなく「できたかな…」
という気になりました。
つくりはじめたのは10日前だけど、そこに至るまで4ヶ月くらいずっと考えていました。教材をつくるってそういうことです。
あとは「こなれる」まで見ることかな。
さてと。帰りに髪の毛を切りましょう。バッサリ切ってもらったら、頭が軽い!

充実してたかも

今日は京都府中北部まで出張です。なので、朝は少しゆっくり。それでも9時半過ぎに移動開始です。出張内容は京都府全体の某人権教育研究会の第1回のあつまりです。
で、会場に到着。着くのが少し早過ぎたかもしれません。まぁでもおべんと食べてたらいい時間になるでしょう。おべんとをぱくついてると、いろいろ知りあいがおられてあいさつです。
なんか、いつの間にかいろいろ知りあいが増えて変な感じです。なにせ一介のヒラ高校教員ですからね。
やがて全体会がスタート。本店の人の話、悪くないですね。おそらくようやく焦りはじめたんでしょう。いいことです。2002年までは法律があったので「やらなきゃいけな」かった。でも、そこから惰性でやってきて、どんどん失速していった。そんな中2016年に新たに法律ができて、そこから7年たって、ようやく動き出した感じです。
全体会のあとは分科会。わたしが参加した分科会では3本のうち2本が日本語指導が必要な生徒へのとりくみです。いいことです。もちろん日本語指導が必要な生徒の影に在日コリアン生徒が隠れてしまう可能性は否定できません。が、とにかく突破口が必要です。
うち1本の小学校のとりくみを聞いたあと、そこの小学校の教員と雑談してたら、知ってる生徒が出てきて、これが地域だなとあらためて思ったり。こういうつながりをつくってきたのは、やはり同和教育というか解放教育なんだなと。
ちなみにもう1本のレポートは不登校の生徒の話でしたが、どう考えてもムラの子ですね。まぁ違うかもしれませんが。ただ、それが表にならない。まぁ人権教育の推進計画でも、「女性」「子ども」「障害者」というふうに「人」が並ぶのに、部落差別だけ「部落問題」と「人がいない」記述になってます。なぜこうやって隠すのかなぁ。もちろん「差別ゆえ」という理由はあるでしょうが、他の人権課題も差別があるから列記してあるわけで、なにかがおかしい。
まぁそんなことを考えながら研究会も終了。と、たまたまそこにいた本店の人に
「なんか、外国人の子のことを担任任せにしてる学校があるみたいやで」
とチクってやりました。いや、この間の会議でそういう話が出てきたんですよね。すると、本店の人が
「外国人のことは学校全体の課題だ」
と、これまたうれしくなる話をしてくれました。そうなんですよ。教務も進路もかかわる話です。
「いま、管理職に話をしてる」
とのことです。よしよし。少し種火が大きくなってる気がします。もっと大きくしなくちゃね。
そんなこんなで帰途につきました。
夜、AっちゃんとHるが来てくれてもんじゃパーリー。いろいろ話を聞かせてもらって、エールを送るなど。
うん、なかなか充実した1日だったかも。

公教育における部落問題学習の充実にむけて②

朝起きると雨が降りそうです。天気予想どおりです。午後から出張があるので車にしようか電車にしようか。出張だけだったら電車ですが、その他諸々を考えたら車かな。
てことで、車出勤。到着が早い。普段1時間半かけてる通勤時間が1時間かかりません。まぁそのぶん、朝がゆっくりできます。
今日の授業は3・4時間目です。ええかげんテストをなんとかしなくちゃならないので、とりま問題を解こうかな。
てことで解きはじめましたが、どうにも文字が見にくい。なんなんだと思ったら、飛蚊症の糸くずが文字と重なってるんだ。なんか、右目がどんどんヤバくなってますね。てことは、左目をメッチャ使ってるわけで、そりゃ疲れるわ。それでもなんとか問題を解き終えて、スペースの調整をしたり問題の修正をしたり。まぁこんなもんでしょう。
授業の方は試験勉強です。が、少しずつ和やかになっていきます。これはアカンな。40分ほどしたところで、ひとこと。
「みんな、楽しむのはええんやで。ただ、楽しんだ結果テストの点が10点さがるやん。数学が得意な子はええんやで。90点が80点になるだけや。でも、苦手な子はえらいことになる。30点が20点になって赤点や10点の意味が違うねん。それを考えてや」
あまり雰囲気は変わりませんね(笑)。
で、速やかにおべんとを食べて、スタートです。ちなみに途中で銀行に寄ります。
この銀行、時間外のATM使用は手数料がかかります。&小銭まで出せるのはお店だけ。職場から最寄りはATMしかない。お店は少し離れてます。しかも今日の出張先のあたりにはお店がない。家の近くにはあるけど、そこに行くと時間外になります。なので、今しかないという。なので車に頼るしかなかったのです。
で、用事をすませて出張先の第2のふるさとへ。今日は地域の人権教育研究会の総会です。高校教員はオブザーバー参加をさせてもらってます。とはいえ、何十回も来てますけどね(笑)。
到着したら、いろいろあいさつ。その後総会です。オブザーバー参加なので議決権はありません。でも、保・小・中でなにをやってるかがわかるのが大切です。
そして記念講演。今日の講師は上杉總さんです。演題は「公教育における部落問題学習の充実にむけて②」です。「②」とあるように、「①」が去年あったようです。てか、その前も呼んでるし、どんだけ上杉さんが好きやねん(笑)。
ちなみに、部落問題学習のDVDは黒川さんたちもつくっておられます。みんなすごいな。
今回の上杉さんのトピックは3つです。ひとつは「日本国憲法」もうひとつは「渋染一揆」、そしてもうひとつは「東山文化」です。上杉さん曰く、これらはつながってるんだとか。
まずは日本国憲法の話。これは前に聞いた
話なので、ゆるゆると聞いてました。が、小学生が言った最後のセリフに違和感が…。
「今度差別する人がいたら、「あなたは憲法違反してる」って言ってやる」
あとで質問しよう(笑)。
続いて渋染一揆です。わたしはこういう立場なので渋染一揆は授業では扱いません。が、小中のみなさんはお好きなようです。なので、それをどう扱うかですね。
上杉さん、さすがです。まずは「法の下の平等」に引っ掛けられます。つまり、「えたの人たちは渋染を着ろ。それ以外の人は着なくていい」というのが「法の下の平等ではない状況」ということだと。なるほど。
さらに、「渋染でも何でもいい。とにかくえたである印を強制するのが意図である」と。つまり、差別するのが掟だった時代に誰がえたかを明らかにすると、差別する側もその人を差別しなければならなくなる。
このような状況で、なぜ一揆が成功したか。それは「差別したくない人がいた」というところにもっていかれます。なるほど。それなら扱う意味がありますね。
てか、制服って性別で着る服を変えてるわけで、それって法の下の平等に反するなと、ふと思ったり。
そして東山文化です。
これも河原者の話を延々としたあと、東山慈照禅寺の話へと移行します。なんでも足利義政が河原者を奈良に行かせて石か何かを選ばせようとしたとか。ところが奈良の側は拒否したんだとか。それに対して義政がメッチャ怒ったと。まぁそういう話なんですが、つまり奈良が拒否したとき、義政はそれに同調することもできたけど、河原者を擁護する側にたったと。だからこそ、庭つくりを任せていたんだと。つまり、慈照寺銀閣の庭園は河原者がつくっただけでなく、義政もまたつくった一員だったと。そして世界遺産が遺ったと。
なるほど、こういう展開であればいいですね。
歴史を使って伝えるときに、誰の立場で考えるかってのがすごく大切だと思ってます。そして多くは被差別当事者にスポットをあててしまう。でも、被差別当事者とともにいた人にスポットをあてることが大切ってことです。水平社の話も三浦参玄洞にスポットをあてたらおもしろいかも…。
そうそう、質問ですね。
「憲法違反というのは個人に対して言うものではなく権力に対して言うものだと思うのですが」
です。
もちろん差別は指摘すればいい。でも私人間で「憲法違反」はおかしい。もしも言うなら「憲法で保障されている権利を侵害した」とかいう話になるのかな。
細かいようだけど、人権の問題を私人間のことにしたくないんですよね。制度の問題にしたい。そのときに、私人間で起きた差別の行為をどのように制度の問題に結びつけるかってことです。
あとで上杉さんのところに行ってその話をしたら
「「○○しちゃいけない」というメッセージを出したくないってことですね?」
と言われました。そうそう、それもあるんです。
ただ、いいんです。啓発ビデオだから正しいと考えるのではなく、それを使ってなにを伝えるかです。そこでわたしたち教員の力量が問われる。
てことで、帰りましょうか。帰りにウトロに寄って、少し雑談。こんなことができるのが、またいい。
さぁでも、あまり寄り道したら帰るのが遅くなります。帰ってビールを飲まなければ。

ウトロ音楽祭からの焼肉

朝、予報通り雨が降りそうです。が、今日はウトロ音楽祭です。てことは、屋内か。どうなるんだろ。
とりま、車で向かいましょう。
平和祈念館に着くと、Sふぁんさんの車はあるものの、ドアが開いてません。
…。
そうか、あそこから入るのか。てことで、無事侵入。
「やはり雨ですかねぇ」
「そうでしょうねぇ」
と言いながら、屋内セッティング開始です。
今回はマイクが7本必要とか言われてます。なのでミキサー2台持ってきました。が、なんでもおひとり入国拒否にあったので6人になったんだとか。さすが活動家です。ただ、わたし個人としては助かります。
てことで、ミキサーを置いて、アンプを置いて、スピーカーをセットして、とりま音楽を流してどんな感じか確認です。お次はマイクをセットしてリハ開始。
と、ゲストのボーカルチームが来られました。なにやらいろいろ話してますが
「モニター…」
とか言いながら、勝手にスピーカーを触られます。セットしてくれと言ってくれればセットしますよ。屋外じゃないので、どうするかわからなかったのでセットしてなかっただけです。と言っても日本語では会話できないからなぁ。
「ふたつ」
とか言っておられます。はいはい。セットしますよ。
で、リハを開始したのですが、なにやら一緒に来られた人がウズウズしてます。はいはい、PA任せましょう。
ヒマになったので、スピーチのゲンコを考えましょう。
やがて音楽祭スタート。冒頭はウトロ農楽隊です。わたしのスピーチはここで必要なのでした。

みなさん、こんなちは。ウトロ農楽隊です。
去年の今ごろは「お久しぶりです」と言いましたが、あれから1年、そんな言葉を言う必要がなくなりました。
いま、農楽隊のみなさんは燃えておられます。実は復活当初は「月一回の練習」と言っておられましたが、今は週2回練習されてます。はっきり言ってやりすぎです。
なぜそんなに練習をされるのか。

ひとつは楽しいからです。
去年、スニさんが団地の階段で「これまでは闘いのために叩いてた。でも、これからは楽しむために叩く」って言っておられました。ほんとうに、やっとそういう日が来ました。
楽しさにはもうひとつあります。みんなで叩く楽しさです。この間の1周年記念の時は、農楽を叩いたあと支部の建物で焼きそばパーリーをしておられました。もちろん午後の練習のためだったのですが、チェがよく動くよようにビールを飲んでおられました。わたしの前には焼きそばの前に缶チューハイが置かれました。もちろんありがたくいただきました。結局午後の練習は中止になりました。

もうひとつはうまくなりたいからです。
みなさん、80オーバーです。最高齢は85歳です。ここにおられる人たち全員の年齢を足したら600歳オーバーです。
でも、向上心を忘れずに練習されてます。今日のソルチャンゴを演奏するために、すごい練習をされてます。

なぜ練習をされるのか、それがもうひとつの理由です。それは「ウトロ」を守るためです。
ウトロの町並みは間もなくなくなります。それでも残り続けるのは人であり。文化です。
2階のジョンジャさんのパネルには「ウトロには文化がないと思う。だからウトロにはこれがある、ウトロってええなあってまわりから言われるようなもんをつくって、子どもに背中を見せたかった」と書いてあります。
農楽隊のみなさんは、ウトロという街をチャンゴという文化を通して守ろうとしておられます。だから、みっともない演奏はできないと、一生懸命練習をされてます。

そんなウトロ農楽隊をこれからもよろしくお願いします。

てことで、みなさんでソルチャンゴ。ほんとうに叩いてはりますね。そして急遽農楽もやることに。3分くらいかと思ったらフルバージョンです。農楽が終わったら、すごい拍手です。なにせ拍手がなかなか終わらない。しかし、おかげさまでメッチャ時間が押しはじめました。まぁいいんでしょう。
で、どんどんプログラムが進んでいきます。もちろんプログラムが進むたびにマイクセットを変更しなきゃなりません。
と、スイッチを押そうとしたら、手が伸びてきて勝手にスイッチを押されました。たぶん本人は手伝ってるつもりなんでしょうが、あまり好きではありません。
そうこうするうちに、やたら勝手にエコーを入れたりしはじめました。これも好きではありません。
基本的には、わたしはあまり触りたくないんですよね。ちゃんとマイクを使う人は、自分でコントロールされます。今回はそういう人たちなので、余計なことをするとイタチごっこがはじまります。でも、たぶんミキサーを使って自分が考えるベストへともっていきたいタイプの人なんでしょうね。まぁ流儀の違いかな。ただ、触らない人は触る人の流儀のジャマにはならないけど、触る人は触らない人の流儀のジャマになります。
「やりたければやって」
と言って代わってあげました。すると、なにやらいじっておられました。
でも、舞台転換のマイクセットはしない。まぁプログラムを把握してなかったらムリか。しかたないから、汗をかかなきゃならないところはやりましょう。
で、屋内のだしものが終わったら
「片づけなくていいからね。放っておいてね」
と念押ししてお外へ。
最後のティップリだけは外でやるんだとか。いやもう楽しすぎます。ちょうど雨が降りはじめたところで終了。
さてと、片づけますか。
まずはマイクを撤収して、お次はケーブルです。これがきつい。マイク6本とモニター2本、あとはスピーカーが2本。合計10本がグチャグチャになってます。最初に1本ずつ養生テープで固定しておけばよかったな(笑)。でも、ここはウトロです。手伝ってくれる人はたくさんおられます。なのでみなさんに
「このスパゲッティをなんとかしてもらったら、メッチャ助かります」
とお願い。みなさん、あーだこーだと解いてくださいました。さらにイベントのバイトしてた人が「懐かしい」とか言いながら8の字巻きをしてくださって撤収完了。車に荷物を積み込んで支部に移動です。
「あのー、農楽隊のみなさんで、どなたかガッコまでついて行ってくださる方、おられませんか?」
ほんとうにひどいやつです。でも、あるオモニが「えぇよ」と快く引き受けてくださいました。さらにもうひと方「ついて行ったるわ」とついてきてくださって、無事、職場まで荷物を運べました。
帰り道に「燃料」を買い込んで、再びウトロへ。会長さんのガレージで焼肉です。
これまで幾度となくここで焼肉しましたが、おそらく今回が最後です。
「どこに行こ」
とか言いながら集まったのはイツメンです。ひでぇ。
とにかく肉の脂の煙と炭の煙にまかれながら、おいしい焼肉をパクつきます。肉を焼いてたら、いつの間にかノレがはじまるのはいつものことです。となると、オッケチュムがはじまって、となると当然チャンゴとプクの出番です。あとはみんなで踊りまくります。
メッチャ楽しい。楽しすぎる。いつものウトロです。
そんなこんなで中じめ。外から来たお客さんは帰られますが、ウトロの人たちは台所で焼肉続行です。わたしもそこにおジャマして、さらに呑んで食べてしゃべって、気がついたら10時過ぎ。これはやばい。帰りましょう。
しかし、帰りの近鉄では誰も近づいてこないので、きっとすごいニオイなんだろな。まぁ、ウトロの焼肉やし、しかたない(笑)。

ジェンダー問題について考える

今日は某人権教育研究会の総会です。なので、朝は少しゆっくりです。もっとも、職場の方は「校外学習」、つまり遠足です。「なんで月曜日にしない」と思ったけど、月曜日は休みが多いから行事は入れられませんね。
てことで、のんびりと会場に向かいましょう。が、電車がダダ混みです。もっとも、一駅先でガラガラになりましたが…。
で、会場に着いたらちょうど事務局長がやってきました。なにやら荷物があるそうな。ところがエレベーターがない。どれだけバリアフルやねんと思いながら、2階の展示品を見るとユニバーサルデザインについての教材かなにかがあって、思わず「ユニバーサルデザインとは?」と独り言をつぶやいてしまいました。
今回は総会の前に本店から「えらい人」がやってきて悉皆研修がありました。内容を聞いていると
「教職員の世代交代が進み、各校においてOJTによる同和教育の中で積みあげられてきた成果と手法が継承されにくくなっている」
とか書いてあって、思わず
「いや、だから、そういう人事をしろよ」
と暴れたくなる気持ちを抑えるなど。
その後の総会は特に波乱もなく。
そして午後の記念講演です。今回の講師は伊藤公雄さんです。伊藤さんとはずいぶん前に中京大学の関係で座談会があってご一緒しました。でもそれ以来です。講師依頼の時に
「覚えておられたらうれしいです」
と書いたのですが、返事に
「facebookで見ています」
と書いてあって、そうか、facebookでつながっていたなと思いながらも、恐縮するなど。
てことで、講演開始です。タイトルは「ジェンダー問題について考える」です。
まずは「ジェンダーとは」という、メチャクチャ基本的な話からスタートです。まぁさすがにこのあたりはみなさんわかっておられるだろうとは思います。が、5枚目のスライドでいきなりスコットとバトラーが出てきて、さぁみなさんどう思われたかな?
そこから歴史をひもときはじめられます。まずは前近代社会までさかのぼります。前近代の世界の把握の仕方って二項対立で、だからこそ人を男女に二分して把握する。えーと、このあたりですでに社会構築主義全開ですね。ただ、前近代においては「差別が構造化されているがゆえに安定した社会秩序」があったと。このようなジェンダーの捉えかたが近代社会において「男性=賃労働/女性=シャドウワーク」という形へと置き換わっていく。
一方、日本は伝統的にはそれほど男尊女卑ではなかったと。なにしろ最高神は女性であると。たしかに…。しかし「江戸のイクメン男性たち」というスライドには笑ってしまいました。
このような日本社会も近代化が進む中で男女の格差が出てくる。というか、近世は身分制社会なので、男女の格差よりも身分の格差の方が影響力があったと。つまり「武士階級の女性>百姓の男性」という感じ?それが近代になって身分制が廃止され、「性別」で一元化していく。そして男性支配の社会へと移行していく。
伊藤さんは「男性性と女性に対する「支配」」とされた上で、男性には「優越指向・所有指向・権力指向」があると指摘されます。ただこのような男性は、実は女性によるケアなしには生きられないわけです。まさに「支配と依存」です。
ところが、このような男性主導の近代社会が揺らぎはじめる。それが1970年代前後の「第3次産業革命」によるものです。ここに「アイデンティティ・ポリティクス」が出てきます。おぉ!
このような世界的な流れの中で、実は日本は女性労働の割合が高かった。ところが、世界はどんどん変化していく中、日本は変化しない。そしていまや…。
ここで問題になるのが「男性」の位置づけの変化であるというのが伊藤さんの真骨頂でしょうね。つまり、「男性>女性」という序列化が「仕事ができる>仕事ができない」という序列化へと変化する。その中で「メンズ・クライシス(男性性の聞き)と剥奪(感)」が起こる。とりわけ「剥奪感」はなるほどと思いました。「経済的な剥奪」「社会的剥奪」「心身的(有機体的)剥奪」「関係的剥奪」「精神的剥奪」がそれです。たしかに危機だわ。
続いて「過渡期におけるジェンダー」です。ここでのジェンダー平等戦略として、フランスのパリテ導入時の論争を出されました。まずは「1、男女という区分そのものをとっぱらうのか、2、その枠組みを残すのか」ということ。そして「枠組みを残す」としたら「a、男女の区別を前提とするのか、b、男女の差異を社会的・文化的構築物」とするのかということらしいです。で、パリテを導入するにあたって、もっとも現実的な2aを選択したと。
伊藤さんはアイデンティティポリティクスの意義を充分に認めた上で、でもアイデンティティポリティクスは、マイノリティとマジョリティの間に「境界線」を設定しがちでアルトされます。この境界線が「敵対」へと移行したとしたら、それはイマイチだなと。ここで登場するのが「インターセクショナリティ」です。つまり、第2波フェミニズムがアイデンティティポリティクスに依拠していたとしたら、第3波フェミニズムは「多様なフェミニズム」であるとされます。このあたりでようやく「わたし」が息ができるようになる(笑)。
ということで、最後に「男性のケア力の構築」という話をされておしまいでした。

総会が終わったら、伊藤さんとAっちゃんとわたしの3人で軽くワインを飲んだり。ここでは極めて政治的な話で盛りあがりました。さらにお店を変えたところにTじ子とKよぽんがやってきて、ひと盛りあがり。2軒目で伊藤さんはバイバイされましたが、残る4人は3軒目に突入。すると、たまたま隣で呑んでいた人から声をかけられたり。なんでも、むかーしに解放大学でわたしの話を聞かれたんだとか。すみませんすみません。
そんなこんなでほとんど終電まで呑んでいました。まぁ明日は休みやしな…。

農楽やってうまいもの食べて

朝、ふだんよりも15分遅くスタート。しかし、日曜日なのに15分しか遅くないというのは、なんとも悲しいけど、でも15分遅いだけで気持ち的にはゆっくりできますね。
で、電車に乗ってウトロに向かいます。今日は1周年記念式典があります。が、問題は雨です。降ってます。ただ、9時半頃には止むはずです。到着したら、みなさん雨バージョンで会場をセットしておられました。どうする…?
結局、「止むはずだ」に賭けて、晴れバージョンに会場変更です。さすがはウトロです。ただし、そこで調子の乗ったら、また降ってくるかもしれません。放送担当としては、どうにでもなるようにしておかねばなりません。てことで、今回は倉庫ではなく平和祈念館内に放送をセット。と思いきや、記念式典中はドアを閉めておくのでした。てことは、スピーカーケーブルを出せないじゃん。やっぱり倉庫だな。
放送セットがすんだら、「支部」まで走って行って着替えます。ここからは農楽隊のメンバーになります。やがて10時。農楽のスタートです。と思いきや、スニさんが田川さんのところに行ってあいさつしておられます。あかん、泣きそうです。それでも農楽開始。楽しいなぁ。みんなニコニコしています。30年前はこういうのじゃなかった。ほんとうによかった。
農楽が終わったら、あとはPAです。と、Gっさん登場。アカンブツを差し入れをしてくれました。記念式典が終わったら、軽く昼ごはん。と、スニさんから「支部においで」電話が入りました。なので、ミニライブの準備と、そのあとのシンポの放送セットだけして、PAはGっさんに任せて、Tじ子をさそって支部へ。
中ではMどりさんが焼きそばを焼いておられます。そして、わたしの前には缶チューハイ(笑)。いただきましょう。なんでもこのあと練習をするために、みんなで昼ごはんを食べているんだとか。でも、呑んでるやん。練習できへんやん。と思っていたら、やっぱり単なる打ちあげに変化しはじめました。まぁそりゃそうでしょう。
「そや!コップや!」
この間の焼肉の時にシェラカップを忘れていたのでした。
「これ、あんたの酒や!」
と「かのか」を前に置かれました。たしかに…。ただ、あまりゆっくりできません。
「あの、そろそろ平和祈念館にもどろうと思いますが、コップ置いていった方がいいですか?持っていった方がいいですか?」
「置いていき!」
たしかに…。てことで、一度平和祈念館にもどりましょう。すでにミニライブは終わっているので、放送器具を撤収です。すでに平和祈念館の中でシンポがはじまっています。まぁ大丈夫でしょう。てことで、Sふぁんさんに
「支部に行ってきます」
というと、ちゃんと察してくださいました。さすがや。
てことで、支部に帰ると、Kい子さんがアボジの話をしておられます。アボジはなんでも朝連の地下活動家だったんだとか。激しい拷問に耐えたけど、それで人格が変わってしまったんだとか。敗戦後の日本が急激に反共の砦にされていったという「大状況」の中で、ウトロの「人々」、あるいは「家族」という「小状況」がどのような状態にあったのかがわかる語りです。そしてウトロの人々は、そういう語りを共有されている。なんかやっぱりすごい場所です。そしてそれが語られているその場に自分がいることがビックリしますね。
と、そろそろイベントが終わる頃です。なので、農楽隊の人々と再び平和祈念館へ。まずは3階へ。農楽隊の企画展です。

なんか感動的です。そして2階のジオラマへ。
Mどりさんが
「うちはここや」
とか言っておられます。

この姿が見たかったんです。
そして最後の片づけです。今度はシェラカップは引きあげました。次に持ってくるのは14日か…(笑)。
で、正式な打ちあげです。
「歩いて行こうかなぁ」
というと、Sふぁんさんが
「車に乗せるよ。イツメン、乗り」
とのお言葉。ちなみに「イツメン」はこの間の焼肉の日の最終メンバーです。なんでやねんと思うけど、もしかしたら「ダメさ」がちょうどいい感じなのかな。
で、海雲亭へ。ここでもSふぁんさんに
「えーと、ゆるやかに座りますか?それともイツメンで固めますか?」
と聞くと
「イツメンで」
とのことだったので、まわりを固めました。
で、焼肉開始。感動的なロースがでてきます。それをSふぁんさんが感動的なおいしさに焼いてくださいます。あまりのもおいしいので、ごはんを追加。オンザライスです。

でも、やがておなかがいっぱいになってきました。なので、あとは呑むだけです。ところがマンスプレイニング系の人が来たので、ここはCょんひょんに登場してもらって、さらに上からかぶせてもらいましょう(笑)。
そんなこんなで打ちあげ終了。京都駅に移動して2次会です。ここにはY田NつみさんとかIるそんさんがおられます。と、出された名刺が「深沢 潮」とあってビビるなど。ここも閉店までいて、さらに3次会に行くんだとか。Sふぁんさんが
「いい店知ってる」
と言って行く先がストーンズ方面です。そこ、閉まってますよ。
てことで解散!あしたはきっとしんどいぞ(笑)。

クリーンなのに酔い心地

昨日の夜が少し遅かったので、そのぶん朝寝坊。でも、起きなきゃなりません。てことで、8時頃にぼろのろ起き出して、まずは猫の額です。

でも、早々に撤収して、のろのろと着替えます。で、ちょっと早いけど、9時過ぎには家を出ましょう。なにせ今日はトランスジェンダー生徒交流会の日です。てことで、集合時間の30分前に集合場所に着いてしまいました。すると、向こうから親子がやってこられます。早く着いてよかった。
で、A紙の記者さんが来たところで移動開始です。今日の会場はふだんの会場とは違います。なので少し歩いて到着しました。到着したのは11時半。頃合いもよし。
と思ったら、Iっぽくんが衝撃の一言を発しました。
「今日はノンアルで」
マジか。なんでも、今日の会場を使うにあたってアルコールは入れない方がいいんだとか。まぁでもそっちのほうが本来の姿です。今日はクリーンに行きましょう。
今日のメニューはカレーです。すでに早く着いた子どもたちがガンガン野菜を切ってくれています。ならばわたしは玉ねぎを炒めましょう。しかし大量の玉ねぎはなかなか炒まりません。鍋ふたつでいきますか。やがて玉ねぎも炒まったので、具材を投入。そしてお湯を放り込んでグツグツやりましょう。やがてカレーができあがり。ビールがないので食べるときの罪悪感がかなり薄いですね。パクパク食べてしまいました。
その後、子どもたちは公園で鬼ごっこ。それにしても、みんな元気です。てか、この中に不登校の子がいるとか、まったく信じられません。でもいたりするんですよね。
そして話し合い。なんでも「呼ばれたい名前を呼んでほしい」子がいて、その子の担任さんにどうすればいいか教えるというのがテーマです。みんなが出した結論が「担任さんが、その名前で呼ぶ」でした。すげえよ。てか、まさに「本名を呼び名のる」です。質の高い話し合いができました。
その後、わたしはちょこっと取材を受けて、そろそろ帰るかと帰ったら、すでに片づけが終わってみんな外に出ていました。早っっ!
てことで、打ちあげです。今日はSゅんすけの新しいお店「しゅんちゃん」です。
ここでようやくビールにありつけたわけですが、なんか変です。すでに酔ってる気がします。そうか、交流会はビールがデフォルトなので、交流会があると酔っ払った気持ちになるのか。てことは、これからもクリーンな交流会をやっても酔えるな。
そんなことを考えながら、うまいお酒とうまい食べ物とうまい話をしているうちに、いつものパターンになりました。けっきょくKっかわくんに送ってもらって、今日の交流会も終了です。しかし、カラオケにいった人もいるみたいで、すげぇな。

いや、だから…(その2)

今日は労働者の権利を行使してK西大学に行くことにしました。基本的にはこういうことはしないようにしていますが、諸事情があって、やむを得ずこういうことになりました。
教室に入ると、なんか大きな教室が人であふれかえっています。なんでも260人ばっかとっているんだとか。メチャクチャやな。それにしても教壇が高い。こんな高いところから話をするのはムリですね。ということで、フロアで話をすることにしました。
今日はなんでも2回目で、「セクシュアリティの基礎知識」なんだとか。うーん、それだけだと90分もたいないぞ(笑)。ということで、トランスジェンダー生徒の話をしましょうか。
それにしても、学生さんの反応がいい。笑ってほしいところで笑ってくれて、聞いてほしいところは静まりかえります。自然とわたしも話に力が入ります。しかし、教室に時計がない。これはやばいな。時間内に終わるだろうか。と、話しおえたら10分ばっか残ってました。しまった、もう少しゆっくり話せたんだ。
ただ、話しおえたら拍手が起こりました。いや、だから…。今日の話は単なる講義やし。どうにもダメですね。
講義のあとは「人権問題研究室」へ。実は今年度からこんなことになってます。
到着したらおべんとを渡されました。

豪華です。これをパクつきながら、まずは会議です。会議中、なんでも自己紹介があるんだとか。
「わたしは公立高校の教員をしています。そのかたわら、大阪府立大学で…。なくなりましたね。今はなき大阪府立大学で博士をとりました」
会場のみなさんから失笑が漏れました(笑)。
会議のあとは学習会。テーマは「障害者ピアサポートと制度化」です。
おもしろい。なかでも「議論の過程」がおもしろい。
「精神障害領域からすべての障害領域に拡大したことで、用語や障害観の整理が必要になった」。
なんでも「障害受容」は身体の人たちにとっても大きなテーマだけど、精神の人たちは「まぁそれぞれじゃん」みたいな感じで、それほど大きなテーマじゃないんだとか。
「より障害者権利条約を強調する内容になった」。
精神の人たちは、それほど「権利」に着目してこなかったんだとか。
そして、「他の傷害領域に、リカバリー概念を受け入れてもらうために長い時間の対話と議論が必要だった」。
「リカバリー概念」は、どうやら精神特有のものらしいです。個人的にはDARCなんかがリカバリーとか言っておられるし、おそらくトランスジェンダーもこういう感覚があるんじゃないかと、ちょっと思ったりしています。が、身体の人たちにはリカバリー概念はあまりないんだとか。すると、「これを入れるの?」とか「言葉を換えたら?」とかいう話が出てくる。それに対して、「先人たちが言ってきたことがなかったことになるので、やっぱり必要」と返す。障害の3領域とか言われるけど、それぞれの領域で語られていることはまったく違うんですね。
まぁでも自分の専門ではないからあまり安易なことは言えないな。とはいえ、質疑応答では誰も発言しないので、ついつい交流会の話をしてしまいました。でも、けっこうおもしろがっておられたので、よかったよかった。
学習会のあとは、りりぃちゃんと井谷さんと3人で呑み。やがて講義を終えた堀さんが合流されて、結局5時間ぐらい呑んでたかな。しかし、「焼酎ストレートをダブルで」と頼んだら、コップになみなみと出てきて、メチャクチャな店やなと。
また来よう(笑)。

世界は白かった

朝起きて台所に行くと、下の子どもがムネ肉の串打ちの練習をしていました。そうか、肉をまな板の上に置いたままで刺すんだ。けっこううまいな。が、スピードが足りないらしいです。たいへんやな。
てことで、わたしは眼科へ。
最近ガラスのようなものが見えるようになりました。糸くずであれば飛蚊症だろうけど、ガラスみたいというのがどうにも不安で、眼科やなと。少し早めに並んだら、2番がとれてよかったよかった。
検査項目はいろいろです。今回は視野検査もしてくれるんだとか。ただ、この視野検査がきつい。見えてからボタンを押すまでの反応時間がゲーム並みで、ゲームをしない私としては苦しいのなんの。ものすごく集中を強いられてきつかったですね。
結果、年齢による飛蚊症とのことでした。視野検査は異常なし。緑内障もないようで助かりました。
支払いを終えて外に出ると、世界が真っ白です。眼底検査のために瞳孔を開くクスリをさしたのが原因です。走るなんてとんでもないです。あまりにもまぶしいので、近くにあったブックオフに避難。しばしマンガを物色して、外に出るとやっぱりまぶしい。と、白い階段が見えませんでした。やばいわ。
そのまま地下鉄に乗って今日の会議の場所に移動です。今日は某在日外国人教育関係の会議です。
今日のメインの議題は「徳島大会」です。中では激論が交わされました。が、メインで議論している人が直接話をしていないから、きついな。「新たなこと」と「チャレンジしたいこと」がすれ違っています。わたしはその狭間にいてなかなかしんどかったです。まぁでも、「落としどころ」に落ち着いた感じかな。知らんけど。
その後、会議のメンバーとビールをいっぱいだけ呑んで、水月亭へ。今日はウトロのS煥さんたちと呑みです。
「今日はほめる日にしよう」
とかいうわけのわからない設定がされましたが、わたしのことは誰もほめません。なので
「誰もほめへんやん」
というと、
「いつきさんの場合は、ほめるとかほめないとかと違って、うーん」
みたいな話。まぁそりゃそうか。最高齢ですからね。
で、2次会へ。近くのうどん屋さんでカラオケです。S煥さん、歌がうまい。ここでさんざん呑んで、最後は京都組が残って、0時前に解散です。これは明日使いものにならんな。

こんちゃんの力

朝、いつものように出勤。ゴチャゴチャ書類をいじったり、職員会議用のpdfをつくったりしてると、あっという間にお昼です。
おべんとを食べて、ソファに寝転んで、しばしインタビューデータと向きあいます。が、案の定寝てしまいました。で、2時の10分前に起床。2時から今年度の最初の人権教育担当者会議です。ただ、副担当の人は、わたしが起きるかどうかハラハラしてたみたいです(笑)。
会議は無事終了。これでいろいろ動けるので、「たより」をつくってもらいましょう。
で、わたしはというと、走りです。

とりま、階段横のスロープを走らないクロカンコースの往復にしましょう。何キロ走ろうかな。30分にするか、6kmにするか、はたまた40分にするか7kmにするか。まぁ走りながら考えましょう。結果、7km走ってしまいました。まぁそりゃそうなるわな。ペースは6分24秒→6分15秒→6分11秒→6分15秒→6分20秒→6分19秒→6分07秒で、7kmを44分10秒。アベレージが6分16秒。なんか、どんどん遅くなってます。まぁ走り込んでないからしかたないか。

と、事務室から呼び出し放送がかかりました。玄関に行くとおひとりたたずんでおられます。忘れてました。お客さんが来られるのでした。
てことで、お客さんと小一時間ほど話。内容は知らず知らずのうちに部落史をどう教えるかみたいなところへ行ってしまいました。で、うちの職場でかつてつくった「テキスト」をプリントアウトしてあげてみたり。
そんなことをしてたら定時がきたので退勤。今日も電車は混んでます。でも、早く降りられるところに座ったのは正解でした。さっくりと電車を降りてコンビニでおにぎりをひとつ買って、もぐもぐしながら会場に向かいます。
今日は「ちょぼやき会」です。スピーカーはいっぽ&こんちゃんです。
おふたりの話は2月に聞いたけど、とてもよかったです。で、今日もとてもよかった。
ちょぼやき会がおもしろいのは、話を聞いたあとです。みんなで意見交換をします。大切なのは質疑応答ではないということです。てことで、まずは口火を切りましょう。
「わたし、実はいっぽくんの話を聞くふりして、ずっとこんちゃん見てました。いっぽくん、こんちゃんがいてよかったねー」
こんちゃんは話をするいっぽくんを暖かい目でじっと見ておられます。そしてたまにダメ出しをする(笑)。ふたりの空気感が本当にいいです。
「やはり話の本筋はこんちゃんの実践やねー」
実は意見交換の中でもこんちゃんの実践についてみんな話しました。どうやら小学生も同じ反応のようです。みんな「きりん組」になりたいんでしょうね。
「んー、あの写真、しんどくない?」
壮大なブーメランが飛んできました(笑)。
そんな感じで終了。次回はわたしが新たな人権学習の教材を提示することにしました。あと2ヶ月しかないなぁ。
ちょぼやき会のあとは懇親会。今日の会場は「純豆腐太閤」です。かなりおいしいお店です。ここでみんなでわいわいと話をし、料理をつつき、お酒を飲んで、気がつくと10時前です。
あかんあかん、明日も仕事だ。