手を出しちまった

きのうの「おべんきょ」で、レジュメの中に引用されていた文章が、あまりにも響いたのでつい図書室に行って探してしまいました。で、当然のことながらあるわけです。リルケの「若き詩人への手紙」(笑)。
いやー、いいです!でも、なんかヤバげな昼下がりですよ。
もっとも、読みながら廊下を歩いてたら、同僚から
「柱に頭をぶつけないでくださいね」
って声をかけられたりする程度なわけですが(笑)。

ボーっと聞く

今日は某所で性教育セミナーがありました。タイトルは「割りきれなさを生きる〜“性分化疾患インターセックス”〜」。
う〜ん。
たしかに従来言われてきた性分化疾患の言説をひっくり返すような話でした。
ただ、話を聞きながら、ずっと
「へー、ほー、ふーん、うんうん」
と思いながら聞いていたんですよね。
というのは、ある性分化疾患の身体を持つ呑み友だちのことを頭に浮かべながら聞いていたからなんです。すると、いちいち腑に落ちてくるんですね。その人、別に運動をしているわけでもなく、でも、淡々と自分のことを話してくれたことがあって、それがわたしにとっての「実像」だったんです。
で、終わってからスピーカーの方のところに行って
「すごくわかりやすかったです」
と言ったら、えらいびっくりされていました。
でも、知識が少ないわたしは、話にバイアスをかけずに、「ボーっと聞く」ことが多いので、そうやって聞けばすごくわかりやすい話だったんですよね。
そうそう。話の最後が性分化疾患についての話じゃなくて、もっと普遍的な話になっていたこともおもしろかったです。
いい時間を過ごさせてもらいました。感謝!

気になってたんですよ

総会の片づけをして、宮前さんとお散歩開始。今回向かうのは、総会会場から2kmほど離れたところにある「子守歌」で有名なT地区です。
ここ、前々から気になっている店がありまして。とにかく、店の前には鍋がひとつ。その横には七輪。夕方になると、地元のおじさまたちが飲んでおられます。もう、今日みたいなチャンス!行くしかありません。
その店で見たものはこれ。

ホルモンのおでんです。入っているのは、ジャガイモ、コンニャク、フク、ハチノス、センマイといったところでしょうか。そのスープの色を見ると、あきらかにダシは継ぎ足しながら大切に育てておられることがわかります。まさにおたふくの対極にあります。味の方も、「濃厚」のひとことです。しかも、値段が安い。一皿200円です。驚愕です。
お店の冷蔵庫を見ると、ホルモン好きには宝の山です。
七輪ではおばあさんがお肉を焼いています。
「これな、テッチャン、これはレバー、これはハツ」
テッチャンの厚みが半端ないです。
いやぁ、いいお店です!またこよう!

ハンセン病に見る排除と隔離について

今日は某研究会の総会。いつものように、わたしは録音録画の担当です。でも、電車通勤に切り替えたし、はたしてできるだろうか…。必要な荷物は…。
mp3レコーダー、ビデオカメラと三脚、パソコン、プロジェクタ、あとはケーブル類。荷物でかっ!重っ!

それでもなんとか会場まで担いでいきました。
午前は総会なんで、まぁボチボチ。午後が宮前さんによる記念講演です。
内容はこの時の話をかなりていねいにされた感じです。あの時も感じたんですけど、
「排除と隔離を生み出したのは、隔離政策だけではなく、善意の人々の存在・行動」
って観点は大事だなぁと思います。ただ、大切なのは「だけでなく」っていうところだと思います。でないと、下手すると
「善意の人々に支えられた隔離政策」
っていうふうに話をすりかえて、そこから「隔離政策は根底的には人々が要求していた」みたいにして、正当性みたいなところに話を持っていかれかねない。
政治か大衆かというとらえかたじゃなくて、政治と大衆がどうからみあって、互いが互いを補強しあってきたのかみたいな観点で見ていく必要があるんだろうなと思いました。もっとも、そういう見方をすると、絶望的になりそうな気もしますが(;_;)。

エンディング・大分の友だち迎撃作戦第3日目(その1)

朝、みんなは静かです。仕事に向かうKよぽんはちゃんと起きました。でも、「一蓮托生」と言っていた「核弾頭」は起きません。まぁ、前回通りなんで、そんなもんでしょう。というか、今回は、ずいぶんおとなしかったです。たぶん、前回はテンションあげて参加してくれてたんでしょうね。
にしても、やたら頭痛がします。二日酔いか?でも、それだけでもないような気もします。
しばらくダラダラしてから、とりあえず朝ごはん。鍋にいれそこねた冷凍うどんとか、K野さんが残してくれたラーメンとかをもしゃもしゃ食べました。お腹にものが入ると、少しずつ頭痛がひいてきたので、きっとお腹が減っていたのでしょう(笑)。
やがて、SHコンビが帰る時間になったので、駅まで送って、今回の迎撃作戦は終了です。
かなり激しかったな(笑)。

今回のメインイベント・大分の友だち迎撃作戦第2日目(その1)

今日は今回のメインイベント、いつもの「お散歩」です。
とりあえずはSHコンビと3人で「南まわり」です。一周まわってきたら、すでに1時間近く過ぎています。年々長くなります。これって、年寄りのくどさなんかなぁ^^;
ここから北まわり。そして七条へ。ここで、コインロッカー捜索の旅に敗れたK野さんが合流。今回は人数が少ないので、ふだんは行けないところにもちょいと寄り道。いまも残る共同流しや共同トイレに一同
「ほんまもんや!」
と、えらい興奮しています。そろいもそろってマニアです(笑)。
そこからいつもの通り五条へ。
今回はここでも少し寄り道。うーんなかなか風情があります。また、ここ、通ろう。
さらに、今回は前に宮前さんに教えてもらったところもおりまぜてみました。
そして、最後の瞬間に歓声があがったのは当然です(笑)。
今回は、〆としてK野さんの案内で「境界線」とか「夜学跡」も教えてもらって、かなり濃いぃ「お散歩」になりました。

いきなり町ブラ・大分の友だち迎撃作戦開始

朝、
「なんで休みの日にこんなに早く」
と思いながら起きて、朦朧としながら家を出ます。京都駅到着は8時半前。なんせ、SちゃんHボンの到着がその時間だからしかたありません。
まぁ、合流時にミスドのドーナツをひとつおごってもらったから、よしとしましょうか。
とりあえずマダンセンターに荷物を置いて、さてどうするか。どこかに行くにしても、交通機関、混んでるやろしなぁ。
しゃあない、車をとりに行きましょう。
てことで、3人で京都市北部へ。で、車に乗って、京都縦断の旅です。
まずは、T地区へ。「狭山差別裁判糾弾!」の立て看を見て
「おわぁ!」
「鳥肌立った!」
とか興奮している君たちは、たぶんマニアだね(笑)。
続いてK地区へ。どうやらあたりの家の大きさにおどろいてよそ見をしていたらしく
「ほれ、ここ」
と言った瞬間、笑いはじめた君たちは、やっぱりマニアだね(笑)。でも、このK地区は、法律ができる前から地区改善事業をしていて、京都の「先駆性」がよくわかるところです。でも、まさに
「道が狭くなる、狭くなったそこに部落がある*1
が、いま、形を変えて同様の状態になっているんですが、それはおそらく「歴史の産物」なんだと思います。
で、京都駅近辺でおなじみK野さん@徳島を拾って、ひたすら南下。到着したのはウトロです。
車を降りて、中をブラブラ散歩します。そう言えば、来るの、久しぶりです。少し町並みがかわったな。建物が少し減ったり、飯場の屋根がかなり傷んでいたり。でも、相変わらず道で会う人たちは笑顔で迎えて下さいます。
帰りは別のK地区を通って、とりあえずマダンセンターに帰りました。

*1:映画「人間みな兄弟」の冒頭

事務屋はハードや(;_;)

今日は午後から某在日外国人教育関係の事務局会議。早急につくらなくちゃならない文書を今日の会議中に仕上げる予感がしたので、indesignをぶちこんであるパソコンを持参します。
しかし、一介の数学教員が、なぜアカデミックパックとはいえ、indesignなんぞ常用してるんだ?
会議の場所についたら、まずは腹ごしらえ(笑)

で、スマホテザリング開始。なにせ、必要なデータが随時メールで送られてくるので、ネット環境が必須条件です。
ほんまになにやってるんやろ…。
会議開始から1時間後、予想通り文書作成開始。あかん!プリンタや!まぁ、こういうときのために、ドライバは放り込んであります。そのへんからUSBケーブルを引っ張り出してきて、適当に接続。これで準備完了。さぁ、どっからでもかかってこい(笑)!
みなさんが
「ここはこうやろ」
みたいな話をしているのを聞きながら、ひたすらそれを反映していきます。
「こことこことここをこう」
「いや、ひとつずつ!」
みたいな感じで、リアルタイムで変更できるスピードが生命線です。
完成版をプリントアウトして一通り確認してもらって終了。さて、機材を元通りにしなくちゃ…。

改定入管法の勉強会

今日はわたしも所属している「全朝教京都」の久々のセミナー。前に開催したのは…。「私には浅田先生がいた」の出版記念会だったから、メッチャ前のことです。
で、今回は、この7月から施行される改定入管法の勉強会。RINKの草加さんに講師で来ていただきました。
詳しいことははしょるとして^^;;、えらいことです。
まずは、なんでわたしがはしょるのかというと、ややこしくてわからへん。で、日本語がまぁわかるわたしがわからへんということは、日本語がわたしよりも不自由な人、つまり、入管法が対象にしていて、今回もっともターゲットにしている中長期滞在者にとってはもっとわかりにくいということです。しかも、きちんとアナウンスされているかというと、かなり不徹底です。
で、内容的にも罰則規定が大幅に強化されています。どうやら、外登法が「運用面」でいろいろ配慮してきた部分を、一気にガラガラポンする意味で、外登法をなくして入管法で一本化しようというのが狙いとか。
にしても、ここの産業とか、日本人はほとんどやらない仕事やし、どないなるんやろう。

お散歩〜

今日はここの人たちと一緒に宮前さん+いつきのスペシャルお散歩です。
とりあえず、みなさんと合流。わやわやしゃべりながら、出発点のマダンセンターまで行きます。ここから定番のコースを歩くのですが、さすがに今日の人たちはいろいろ知っておられるので、話が早い。助かります。それでも、知識として知っておられることと、実際に歩いてその場で考えることの間には差があります。だからみなさん、お散歩が好きなんでしょうね。
さらに今日は、この間下見をしたところを宮前さんが案内されます。
「ウソが混じってますよ」
というわたしに対して、ちゃんと資料を準備しておられる宮前さんはさすがです。
そうそう、長仙院というお寺、わたしはさっさと出ようとしたんですけど、
「回復者の方々を連れてきたら、1時間ほどじっとたたずんでおられました」
という話を聞いて、
「もしかしたらそういうのを当事者性というのかなぁ」
などと、少し考えさせられました。