いまさらだけど…

「ネタ」って鮮度が大切だなぁとは思うのですが、ほとんど腐りかかっているネタです。
「某国技」の話ですが…。
ああいうのって、死に至ったから「事件」になったけど、実際には日常茶飯事なんでしょうね。で、国技だけじゃなくて、さまざまな伝統的スポーツにおいては、「しごき」なんていうのはよくあることでしかないんじゃないかなぁと。なかでも「国技」までいったら、一歩間違うと「伝統」のもとになんでもありという話もあるんじゃないかなぁ…。
いや、なにが言いたいかというと、結局、いまや死語にされてしまっている感のある「美しい日本」の伝統っていうのは、そういうものじゃないかということなんですけどね…。

あぁ、まだあのフレーズを強調してくれる人がいたら、もっとネタネタしい感じだっただろうになぁ…。

役割分担か?

職場からの帰り、ちょこっと郵便配達です。なにせ、京都府南部から京都市北部まで縦断するので、そうとういろいろなところによれるんですよね。
で、今日の帰りは某旧国立大学の教員の方3人に郵便を持っていきました。といっても、それぞれの方の研究室を覚えているわけがないので*1、しゃーないから学校のポストに入れてやれということで、とりあえず守衛さんのところに行きました。
「あの〜、郵便物を持ってきたのですが…」
「それは、事務室に持っていってください。ここではあずかることはできません。あ、バイクは入れませんから」
てことで、事務室の場所を聞いて、バイクを押して歩きます。で、事務室のある場所は…、坂の上です(涙)。
事務室といってもひとつじゃありません。いろんな部屋にわかれていて、どこに持っていけばいいのかわからない。たまたまそこを通りかかった事務室から出てこられた人に聞きました。
「あの〜、郵便物を持ってきたのですが、どこに持っていったらいいでしょうか?」
「あ、それは2階です」
てことで、2階に行きます。ようやく見つけました、総務部。
「あの〜、郵便物を持ってきたのですが、ここに持って行けと言われたので来たのですが、どうしたらいいでしょうか?」
すると、総務部の方が3人も来られて思案しておられます。
「あの〜、この大学の教員の方のところに持ってきたのですが…」
しばらく封筒をながめておられます。
「あの〜、この3人、ご存じないですか?」
「いや…。あ、あずかります」
「よろしくお願いします。ところで、この学校にはポストはないのですか?」
「ありません。ここで受けとります」
「じゃぁ、これからもここにもってくればいいですか?」
「はい」
「では、よろしくお願いします」
で、事務室を出ました。それにしても、郵便屋さんが持ってきても同じ対応をしているのかなぁ…。役割分担がはっきりしているなら、それぞれの役割はテキパキやったらいいと思うんだけど…。

あ、ウチの学校だとポストに入れたらおしまいです。他の某私立総合大学では、守衛の方が快く受けとってくださいました。で、「これからもここでいいですからね」と暖かい声をかけてもらいました。なにが違うんだろう…。

*1:てか、2人まではなんとなくわかります。一人は全然知りません

速報を聞いて

教職員劇が終わって一息ついた頃、職員室にひとつの情報が流れてきました。
「安倍、やめたらしいで…」
「へ?」

「エライ早いな」「なんで今やねん」さまざまな思いがかけめぐったのですが、やがてなんとも言えない怒りがわき起こってきました。
一切の選挙を経ずに総理大臣になり、自民党公明党の圧倒的多数を背景に強行採決を繰り返し、日本の航路を大きく右側に切った1年でした。そして、参議院選挙の大敗を背景にもやめなかった安倍は、アメリカへの忠誠を尽くすのが厳しくなった時点でやめるという。
ヤツはいったい、なにがしたかったんだ?
ヤツはいったい、誰の方を向いていたんだ?

しかし、もう少し続けていてくれたら、もっとにっちもさっちもいかなくなって、もっと深く泥沼の中に入っていっただろうに。ちょっと残念だよ(薄笑)。

ルサンチマンとあこがれをもう少し

シンポの後は懇親会。懇親会の席では、いろんな人といろんな話をしたのですが、中でも最後の問いは、自分としてはとても興味があったので、懇親会の最後に明秀さんのところにいきました。
シンポの時に、わたしは「セクシュアルマイノリティの場合、階層などには関係なく普遍的に存在する。だから、すべての当事者が「権力」へのルサンチマン・あこがれを持つわけではない*1そのために、その切り口で語ることが難しいんじゃないでしょうか」ということを提示するにとどまったのですが…。でも、明秀さんにとっては、それなりに腑に落ちるところもありながら、考えるところでもあったようです。
ついでに言うと、セクシュアルマイノリティというくくりもかなり大雑把ですよね。ゲイとレズビアンとではぜんぜん違うし、トランスだってMTFとFTMではぜんぜん違う。なので、それらをひとまとめにして、一つのルサンチマンにもっていくのは相当無理があるんだと思います。でも、「MTFは「若い女性」という記号へのルサンチマンとあこがれがある」とか言われたら、「そりゃそーだ(笑)」となる可能性は大ですよね。でも、そんなもん、運動にも何もならないわけで*2、明秀さんの話との接点は持ちにくいだろうなぁ…。

*1:逆に言うと、持つ人「も」いる。

*2:逆にジェンダーバイアスにまみれている話なわけで…

三角比の導入

てことで、1年生の授業は三角比の導入。
通常三角比の導入は直角三角形の辺の比で説明するのですが、ここ数年、「う〜ん」と思っています。なので、2年前から「バックネットの高さを測ってみよう」という問題からはじめることにしました。
いきなりこういうお題を出すと「わからへん」とか言うのですが、「なんしか考えてみ」と、とりあえずやらせます。まず一番多い答えが「巻き尺を持ってのぼる」です。当たり前ですね。
そうそう、ツールとしては、巻き尺と分度器を使うことにしています。今年の秀逸な答えは「分度器をおもりにして巻き尺の先っちょを投げて、バックネットの最上段を越えさせて地上まで落とす。そこではかった長さを半分にする」というの。ちゃんと分度器を使っているので、思わず「正解!」
で、そこから対象までの距離と仰角を使ったらいろいろできることを説明します。ちなみに、ここではタンジェントを使うのですが、「底辺が1の直角三角形において、仰角がAの時の高さをtanAとする」という言い方で説明をします。なぜこういうふうに説明するかというと、Aの大きさと高さに相関関係があることが直感的にわかるということと、tanAがひとつの数値をとるということが直感的にわかるということなんです。つまり、三角比の表には「直角三角形の高さの一覧表」が書いてあるという説明になるんです。
同様に、sinとかcosは、斜辺が1の直角三角形の高さや底辺の一覧表というふうに説明をします。
で、一通り測量問題をやったあとで、「じゃぁ、逆に辺からsin,cos,tanを求めてみよう」というふうにして直角三角形の辺の比にもっていきます。で、こいつも「表を使えば角度がわかるよね」というふうに、具体的な数値に持っていく。
とりあえず、すべてを具体的な数値の問題にして定着をさせてから、一般化をしていきます。
こんなやりかた、どうですかねぇ…。

そうそう、このやり方、もう一個メリットがあって考えたり作業をしたりする時間がけっこうあって、モロに授業をしなくてすむので、夏休み明けのリハビリにちょうどいいんです。てか、こっちが理由か(笑)?

Prove it!

今日は、うちの父親が某教会で話をするとか。「聞きに来い」と言うので行ってみました。
なんつーか…。自分がかつて通っていた教会に行くっていうの、やっぱりきついと言えばきついですね。小学校に入る前から通っていて、大学1年生まで所属していたわけですから。しかも、その後、隣の教会に移るということで、悶着まで起こしていて、なかなかたいへんでしたからねぇ。
で、案の定、まずは「(父親の)ご家族の方ですか?」「あちらはお孫さんですか?」「奥様ですか?」と質問攻めです。「はぁ」「まぁ」「え〜っと…」と歯切れの悪い返答をしていたのですが、しょせんは過去を知り尽くされている場所(笑)です。「あぁ!◯◯ちゃん!」とばれてしまいました(爆)。
そうそう、うちの父親の話の内容ですね。まぁ、自分が出会ってきた人々の話から、最終的には「最後までやり遂げること」というメッセージを発していました。
ただ、わたしとしては、途中にあったひとつのエピソードがすごく印象に残りました。

ある学生が、ちょっと気の利いた自説を誇らしげに話をしていました。すると、そこにいた教授が「Prove it!」と鋭く返しました。すなわち、「実証せよ」ということですね。
学問の世界ではあたりまえのことなんですが、なにか説をとなえようとおもったら、実証するということが必要なんです。それが、文献であれなんであれ。ですから、その教授は鋭くそのことを問うた。
なぜか英語だったのですが、その一言がわたしにとってすごく心に残っています。

だいたいこんな話だったと思います。
わたしにとって、「Prove it!」とはなにかと考えました。
わたしには、文献にあたって自説を実証するような「学力」はありませんし「熱心さ」もありません。そんなわたしが、どのようにして「Prove」するんだろう…。そんなことを考えている時に、「最後までやり遂げること」という最後のメッセージがあったのです。
なるほど。文献なんかにあたって研究の結果実証できないわたしみたいな人間は、「生きざま」で実証する以外ないんだな。もしかしたら、最終的に実証できずに終わるかもしれない。でも、実証するためには、最後までやり遂げることが必要なんだな。そう思った時に、なんだかすべてがストンと落ちてきました。
重い腰をあげて、またチョビチョビやろうかな…。

時代はそこか…

うちのVTR、なんかよくこわれます。しかも、引っ越しをした時に保証書とかどっか行ってしまっているし、長らく不便をしながら耐えてきたのですが…。限界です。お金はないけど買うことにしました。
で、電気屋さんへ。
VTRがありません_| ̄|◯。なんか、ほとんどがDVDレコーダーだのHDDレコーダーだのです。VTRがあってもDVDとのダブルデッキだったりします。いったい世界はどうなってしまったんだろう…。
でも、今わたしが必要とするのは、1万円そこそこの、単に録画ができたらいいだけのVTRなんです。Gコードも使わないからいりません。衛星も必要ないです。デジタルで録画できても、最終的なアウトプットは相当前の25型ブラウン管ですから、その程度の画質です。で、3軒探してやっと見つけました。
ええねん、時代遅れでも…。

搾取?

午後からは某小学校で高座。みなさんマジメなのか、反応を抑えておられます。困った。どれだけ雰囲気をほぐそうと思っても、なかなかほぐれてくれません。ウケてるのはわかってるんだけどなぁ*1
でも、最後に質問とか感想とかを一杯出してもらえたのでいいか。
で、帰り…。
「これ、どうぞ食べて下さい」と言って出されたのが有名なおかき。これ、おいしいのでとっても好きなんです。ありがたくいただきました。で、しばらくして「じゃぁ、職場にもどって仕事をしなくちゃならないので」と、おいとま。
う〜ん、なにかが足りません…。

*1:教頭さんとかすごいウケまくってました

美しい国

なんでも、美しい国って、四季があるそうな。で、その四季がこれまた美しいそうな。
四季があるということは、春とか秋だけじゃなくて、寒い冬も暑い夏もあるわけです。
てことは、「四季があるから美しい」とのたまう人は、「暑い夏」をも満喫してほしいものですね。まずは、自分の家とか自分の職場とか自分(たち)の集会所とかのクーラーを切りましょう。28℃の設定なんかじゃ夏は満喫できません。「暑すぎる」なんて言っても、そこは「美しい夏」ですから受けいれなくちゃなりません。もしもそれができないなら、「四季があるから美しい」なんていうことを、言ったり言わせたりするもんじゃねーよ。