トークイベント

今日は、この間突然決まった、下北沢トリウッドでの映画「coming out story」のトークイベントです。
眠い目をこすりながらも、とりあえず新幹線に乗って下北沢まで移動。途中原稿を書こうと思っていたけど、予想以上にこれ用の加工に時間がかかって原稿は書けませんでした。でも、ボチボチと内容を考えているから、そのうち小人さんがなんとかしてくれるでしょう。

てことで、昼過ぎに下北沢に到着。まずは昼ご飯を呑まなくちゃ!
てことで、気がつくと、生ビール→黒ビール→赤ワインと移行。まぁちょうどいい感じです。

で、トリウッドに移動。こんなところなんだぁ。

まずは支配人のO槻さんと打ちあわせ。といっても
「出たとこ勝負でやりましょう」
というだけのことでしたが(笑)。

で、トーク開始。
客席がすごく近くて、みなさんの視線が近すぎて、ちょっとまいってしまいました。でも、O槻さんと監督さんの間にはさまれていたので、あっちこっち向きながら話したおかげで、だんだんなんとかなりまじめました。そうこうするうちに、客席をチェックする余裕が出てきて、
「にゃ?知りあい?」
みたいな人が何人かいることに気づきました。
まぁそんなこんなで、出たとこ勝負の時間をしばらく過ごして、無事トーク終了。ふと、友だちの妹さんらしい人がおられたので
「あの…。◯◯さん?」
と声をかけるとあたり!はじめてお会いするけど、やっぱきょうだいって、なんか雰囲気が似ているものですねぇ。
その後、劇場前の廊下で、何人かの人と話。
それぞれがいろんな悩みやしんどさを抱えておられて、それが「映画」にふれることで顕在化したりイヤされたり方向性が少し見えてきたり。映画の力ってすごいなぁとあらためて感じる瞬間でした。
いや、あの映画、「いつきさんの映画」とか、さらにはネタでわたしのことを「主演女優」とか言っている人もおられますが、あくまでもネタですよね。映画を見られたら、「(わたしが登場する)監督の映画」っていうことがよくわかります。
しばらくしたら、3時からの上映開始。とりあえず外でダラダラします。その後、2回目のトーク。さすがに2回目だとこちらもなれてきて、けっこう好き放題しゃべることができました。
てことで、トーク終了。最後のO槻さんと一緒に記念写真をとって、トリウッドをあとにしました。

ふぅ、ちょっと緊張しちゃった。

オリーブひらの

今日は午後から3年前にお世話になったオリーブひらのでのお座敷です。
とりあえず理事長のM本さんと
「お昼ご飯を食べましょう」
ということになっていたので、ちょっと早めに到着。向かったのはおうどん屋さん。
平野っていう街は、なかなか味がある街です。適度に古いものと新しいものが交じりあっていて、それを「ウリ」にして街づくりをしている感じです。街のあちこちに遊び心をくすぐるものがあります。そして、食べ物がおいしい!今日連れて行ってもらったおうどん屋さんのおうどんも、「いかにも大阪」という感じで、とてもおいしかったです。

で、お座敷開始。
今日は2時間半時間をもらっているので、質疑応答まで行けそうです。
で、話をはじめたのですが、開始35分ぐらいでトラブル発生。いきなり左足の薬指がつりました!さすがにこれは生まれてはじめての経験ですね。でも、お座敷の最中に伸ばすのもしんどいし、そもそも伸ばすとそれはそれで痛いから、なかなか苦しい。とりあえず、しかたがないので、足がつったままお座敷を続けることにしました。まぁ、10分ぐらいでなんとかなりましたけどね。
お座敷の方は、はじめはなんとなく固い感じだったけど、しばらくしたら固い空気がほどけてきて、すこしずつ柔らかい空気になっていきました。こちらもホッと一安心。
質疑応答でも、活発&なかなかハードな質問や意見・感想が出てきて、いい感じで終わることができました。

princess lineの終着駅にて

昼間は昔のTSSもどきの仕事のしかたでガシガシすすめます。
で、夜はprincess lineの終着駅にある大学でお座敷。
なんでもここの先生、うちの副校長の友だちと友だちだとかで、とんでもないところから話がまわってきました。そんなこんなで、喜んで行かせていただいたのですが。
6時過ぎのはじまりの任意の高座なのに、けっこうな人数が集まっています。なんでもみなさん、将来的には養護教諭を目指しておられるとか。そりゃぁやっぱり大切だわ。
それにしても、みなさんノリがいい!もう、笑うべきところは笑い、メモすべきところ*1はメモし、まじめに聞くところ*2はまじめに聞き。いやぁ、今年はじめての高座がこれでよかった!
てことで、学生の皆さん、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

*1:そんなもん、ほとんどないよ!

*2:もっとねーよ!

こっちがお座敷納め

「はい、これ」
と手渡されたのは、えらい上等そうなお弁当です。目立つなぁ…。でも、おいしそう。おそらく宴会に使えそうなお弁当なんでしょうね。
で、H加古川駅へ。と、乗る予定の電車がウヤです。え〜!間に合わない。それでもとりあえず、ほにゃららして、なんとか予定の電車らしきものに乗ることができました。
にしても、電車の中で見知らぬおじさんにつぶやかれちゃいました。
「みんな仕事している時間に、弁当ぶらさげて、なにやってるんだ。おかまみたいなヤツが…」
はい、至極まっとうな批判でございます。いろんな意味で全部あたってますm(_ _)m
てか、すごい観察眼だなぁ。このおじさん。
とにかく電車の中でお弁当を広げます。やっぱり目立つよなぁ。でも、背に腹は代えられません。おいしかった!

で、到着したのはO阪F立大学です。ここは毎年来ているので、だいたい雰囲気はわかっているつもりです。が、今年は何かが違う…。そうか、前の方があいているんだ。なんとなく、みなさん、遠いです。にわかに緊張が走ります。
さらに、講義の前にレポートの説明をされていたのですが、これが長い。10分とられちゃいました。てことは、1時間20分?もう、焦りまくりです。しかも、学生さん、まったく反応がありません。いや、まったくということはないです。あちこちで局所的に顔が大爆笑しています。ところが、声が出ない。まったく出ない。皆さん、笑いをこらえています。もうね、なんでこらえるのか、さっぱりわかりません(;_;)。
結局、1時間20分、笑顔しかないお座敷が終わりました。まいった…。
でも、終わってから駆け寄ってきてくださった学生さんもおられました。わたしの真っ正面で、ずっと反応してくださっていた人です。
「自分自身はストレートだけど、今年のレインボーパレードにはじめて参加して、たくさんのレズビアンの人に会えた時、
「やっと会えた」
と思うと同時に、
「みんな隠さなきゃ生きていけないんだ」
と思った」
とのこと*1。その時の思いを思い出されたのか、途中から満面の笑顔に涙があふれています。なんか、こっちまでうるうるきちゃいました。いいなぁ、この感性。

てことで、今年のお座敷はすべておしまい。とはいえ、個人的には「年度」で考えているので、まったく終わった気持ちはありませんが…。
帰りはなぜかシュタイナー学校の生徒さんと一緒。なんじゃかんじゃと話をしながら帰りました。
なんでもみなさん、今回、ミュージカルをするとかで、その勉強ために聞きに来られたとか。遠いところをわざわざ。職場とだったら近いのにね。てことで、
「なにかあったら遊びに行きますよ」
と伝えてバイバイ。

*1:だいたいこんな感じ

今年のお座敷納めか?

朝、H大学へ向かうべく新快速に乗ります。が…。なんか、変。どうやら琵琶湖周辺の雪の影響でダイヤが乱れているみたいです。焦ります。が、焦ってもどうしようもない。まぁ電車の中で仕事をしましょう。
なんだかんだ言っても、5分ばっかの遅れでH加古川駅に到着。Hさんが迎えに来てくださっています*1
「どうぞ」
と乗せられたプリウスは、学長を乗せるためのものとか。いろんな意味で
「でぇ〜」
でした。

で、ほぼ定刻通りにお座敷スタート。大学での話は、原則延長ができませんから、やっぱり緊張します。さらに、学生さんが聞いてくれるかどうかは、ある意味強制力がないのですごくはっきりしています。さらに、世代の問題があるから、わかってもらえるかどうかの問題もあります。おそるおそるネタを振りはじめたのですが、(・∀・)イイ!!とにかく、食いついてきてくださっています。徐々にペースがあがっていきます。最前列の学生さんが大笑いしています。うれしいなぁ。後ろの方の学生さんも
「あ〜、これね!」
と、身振り手振りで反応してくださっています。聞き取れなかったのか、隣の人にネタを聞いて、隣の人がていねいに説明をしているらしい風景もあります。
てなことで、えらい気持ちよくウケて、午前のお座敷終了。
あ〜、元気出た!

*1:Hばっかやな…

ナイスなおじさまたち

「ナイスな」なんて死語ですが…。
とりあえず、編集者さんとわかれて、お昼ご飯を食べに行きました。ふと横を見ると「22日は感謝デー」とか書いてあります。ラーメン一杯300円は安いなぁ。てことで、そこに即決。
で、待ちあわせの1時半に再びドーンセンターへ。
ところが1時半になってもそれらしき人が来られません。だんだん焦りはじめます。場所まちがえた?それとも時間?
とりあえず相手の人にメールをして、メールの過去ログをあさって…。
あ、待ちあわせ2時半だ…。相手の人からも
「2時半ですよ」
というメールが即入ってきました。まぁ、仕事持ってきたからいいや。と、ほどなく相手の方も来られて、せっかくの時間なので、よもやま話。

その後、今日の「前座」となる「おじさまたち相手のお座敷」がはじまりました。
ふつう、おじさま相手のお座敷は、かなりビビリます。ところが、今日の雰囲気はひと味違います。それぞれの企業で人権問題担当をしている人たちで、それも「イヤイヤやっている」とは程遠い人たちです。会場の空気もとても柔らかい。なによりみなさんの表情がニコニコしています。おかげさまで、予定の2時間があっという間に終わりました。もっとも、あとで担当のA木さん*1から
「1時間半+質疑応答でっせ」
と笑われましたが。

インタビューらしい

今日から冬休み。ちょっと朝はゆっくりできます。なので、8時半頃にのそのそ起き出しました。まぁわたしは11時に大阪に行けばいいので、余裕です。
と、家族もみんなまだ寝ています。
「大丈夫なん?子どもは?」
そこからが大騒ぎ。子どもは完全遅刻です。パートナーも完全遅刻です。
てか、パートナーも子どもも、ふだんわたしが起こしているので、完全に油断をしていたみたいです。にしてもなぁ…。
子どもとパートナーを学校・職場に送った時点で、なぜかわたしの待ちあわせ時間の遅刻が決定です。あ〜あ。

で、ドーンセンターに到着。
なんか、ロビーががらんとしています。予算を削減されて、こんなになったんだ…。久しぶりに来たから、フェアトレードの店を物色するの、楽しみにしていたのになぁ…。
で、ロビーでインタビュー開始。相手の方は男女共同参画系のニュースレターを発行されている編集者さん。話をしながら、どんどん話がわき道にそれていきます。まぁそりゃしかたないですよね。
おそらく発注元の人が要求している話と、ふたりで
「そうそうそう!」
みたいな感じでしている話が、どんどん乖離していくんでしょうね。
終わってから
「大丈夫ですか?」
と聞くと、
「大丈夫です!」
ときっぱりとした答えが返ってきたので、たぶん大丈夫なんでしょう。そりゃ、プロですからねぇ。できあがりが楽しみです。

LL2日目

案の定、会場に到着したのは集合時間ギリギリです。きのう中夜祭に参加した人たちは、半分死んでます。まぁこれくらいでちょうどいいんでしょう(笑)。

今日は昼をはさんでセッションが3回。
今回は「集合!トランスジェンダー生徒交流会」というタイトルで話をしろということだったので、ビデオを見てもらったりしながら話をしました。個人的には
「ビデオを見せるのは反則やなぁ…」
と思ってはいたのですが、案外
「わかりやすい」
と好評だったので、まぁええかということにしてしまいました。

それにしても、話をしながら自問自答していたことがあります。
結局、「語る」という行為の中には「チョイス」があるんですよね。で、「語れること」だけを語っている自分がいるのがよくわかります。いうなら、「心の箱」の中からすでに出してしまったものだけっていう感じでしょうか。でも、「まだ出していないもの」とか「あるとすら気づいていないもの」もたくさんあるはずです。そういうのはやっぱり出さない。
おそらく教員という職業柄、さらに関西人という属性上(笑)、あるいは「慣れ」というところから、「語る言葉」はたくさん持っています。でも、その言葉は、実は自分をガードするものなんでしょうね。つまり、すごくガードが堅いっていうことなんだと、なんとなく気づかされました。
それを一番気づかされたのは、「空き」だった最後のセッション、S奈ちゃんの話を聞いた時です。
S奈ちゃんは12歳の時に階段から落ちて脊髄を損傷して胸から下がマヒしてしまいました。本人は
「今回本になったのは研修*1
とか言っていましたが、たしかに客観的な障害の説明については、すごくわかりやすい。でも、いざ自分のことになると歯切れが悪くなる。その歯切れの悪さは、おそらく心の中にあるさまざまなフラストレーションや混乱が言葉にしきれないからなんじゃないかなぁと思いました。つまり、「語る」ことでガードができない。自分の中にある弱さとかもろさとかあいまいさが、その姿から伝わってきます。
本人は
「4年後にもう一度、もっとみなさんに楽しく聞いてもらえるように」
なんて言っていましたが、もしかしたら、その時には「ガードする」術を身につけてしまっているのかもしれない。となると、もしかしたら今回聞くことができたのは、「ダイヤの原石」と出会えたことなのかもしれないなぁと思いました。

なんか、S奈ちゃんに比べて、自分ってもしかしたらダメだよなぁと思いながら、今回のLLも無事終了。体調ももどってきましたよ(笑)。

*1:自分の障害をわかってもらうトレーニン

LL1日目

今日と明日は「本」になります。
今回は暴走機関車とかSん善さんなんかがいないので、ちょっと寂しい書庫になりそうやなぁ…。
と思いきや、朝からMっちゃん@全身やけどが今年も絶好調でとばしておられます。安心しました(笑)。

今年はセッションが2日間で8つあって、そのうち6つを担当するみたいです。わたしは今日も明日も最初の3つに入っています。てことは、
「さっさと終わって、夜の予約に専念しろ」
ということなんですね(笑)。

今日はセッションの前に、「ランチトーク「障害を語る」」というのがあります。昨日の「ケメ河内」さんと中邑賢龍さんのトークです。
う〜ん、ケメさん、完全に中邑さんにコントロールされてるなぁ。てか、中邑さん、うますぎ!でも、ケメさんと昨日の夜、こういうのを批判していたんだけどなぁ。
まぁいいか…。

で、LL開始。
まずは第1セッション。あぶれですOπ
かわいそうに思ったか、O倉さん@記憶障害がわたしの話を聞いてくれました。
それでも第2セッションからはお客さんもついてよかったよかった。
それにしても、みなさん、ほんとうに真剣に聞いて下さるし、積極的に質問をして下さるし、なにより自分の問題意識をきちんと出して下さいます。そのおかげで、こちらもどんどん話を提供することができます。これがLLの醍醐味なんでしょうねぇ。
それにしても、いきなりN江さんがおられてびっくり!やるなぁ…。
てことで、1日目終了。

こちらはレベルが高い

新快速に乗って大阪へ。さらに環状線に乗って、鶴橋に移動です。ところが
「次は、弁天町〜」
とか車内アナウンスが言っています。
「へ?弁天町?」
外回りに乗ったつもりが内回りでしたOπ。
それでもなんとか予定していた時間には会場に到着。午後からは市民のみなさん向けのお座敷です。
みなさん、大阪東部の方です。当然レベルが高い。山はあるけど、意味とオチのないわたしの話ではたして笑ってもらえるだろうか…。しかも集まってこられた方々、ちょっと高齢の方もおられます。ヤバイです。ドキドキしながら話しはじめたのですが、「にやり」とする人や、笑いを堪えている人もおられて、ちょっとホッとしました。でも、笑い、堪えないでほしいなぁ^^;;
終わってからアンケート見せてもらいましたが、おおむね好評だったみたいで一安心…。