変則トリプルヘッダー

今日からお座敷週間がはじまります。
てことで、朝から福知山線に乗って三田の中学校へ。今回は5年ぶりにF村さんが声をかけてくださいました。ちなみに学校は変わってますが、支店長さんも副支店長さんも前の話を聞かれたんだとか。なんか、もうしわけないです。でも、わたしの話でいいなら引き受けさせてもらいましょう。
今回一番難儀したのは、ハイブリッドで開催ということです。体育館で3年生のみなさんに話しながら、1・2年生は教室に配信ということです。これ、画面共有があったり動画があったりするからめんどうなんですよね。しかも、わたしは1箇所にとまらない。動きます。どうしたものか。てことで、放送部の機材を担いでいくことにしました。この時の経験が役に立ちます。
で、セッティングしているうちにあっという間にお座敷の時間が来ました。3年生のみなさんが入ってきます。整列の指示をしているのは生徒さん。このあたりがえらいなぁ。
で、お座敷スタート。う…。リアクションがない。これはつらい。白けてるのかな…。と思ったら、まったく白けてません。なんか、ガチで話を聞いてくれてます。そんなこんなで、笑いはないけど、すんごい集中力の1時間を過ごして質問タイム。すると「はい」と小さく手をあげる生徒さん。さらにもうひとり。「仕込み」ではないガチの質問が出てきます。すごいな。てか、これ以上質問を受け付けたら時間オーバーしてしまうぞ。てことで、1発目のオチを話して終了です。
あとで支店長さんと話をしてたら、やはりみなさん、すんごい人の話を聞くんだとか。でも、単に聞くだけじゃなくて質問するって、ほんとうに聞いてるわけですから、いい子らです。
ここでようやくF村さんと再会。久しぶりです。でも、もう出なきゃなりません。てことで、次の場所へ向けてスタート。

お次は尼崎で乗り換えて、東へ東へ。途中、おにぎりをぱくつきながら、到着したのは彦根です。ここの私学の方から「教職員に話をして」って頼まれました。与えられた時間は1時間15分。さてさてどうなるか。とにかくメッチャ刈り込んだネタを持ってきてみました。できれば1時間で終えて質疑応答に持っていきたい。
おそらく私学の教職員って2パターンにわかれるのかな。そこにずっといる人と変わっていく人と。それはその学校がその県でどのような役割をしているかによります。今回の学校は県内のしんどい子らを引き受けておられる学校のようです。したがって、年齢層は若い人とベテランの人の両側に分布してる感じです。でも、少しずつこの学校に定着する人が増えているんだとか。きっと多様な子どもたちの学びが保障できるよりよい学校にしようとがんばっておられるんだろうな。
てことで、お座敷スタート。いつものしょーもないネタはなし。今日はガチ勝負です。みなさんの反応もいい。なんと言っても人権教育担当の方の反応がビビッドです。うれしいなぁ。
ただ、時間はどんどん過ぎていきます。えーと、第1部で20分かよ。これはまずい。第2部が終わったところで40分。これは終わらないな。結局1時間10分かかってしまって、質疑応答の時間がとれず。そうか、まだひとネタ刈り込まなきゃならんか…。ネタってけっこう複雑に入り組んでるから、刈り込めるネタとそうじゃないのがあるんですよね。まぁがんばりましょう。それにしても、お座敷のあと、ずっと感想を書いてくださってる方の姿がうれしかったです。
お座敷のあとは店長さんとしばし雑談。その後カレーをいただいておいとま。食べるのが楽しみです。

で、京都駅へもどって、軽く燃料補給をして、ちょぼやき会。今日のお話の担当は油田さんです。どんな話が聞けるのか楽しみです。
話の内容は、ざっくり言うと、ライフストーリーです。ただ、ふだん講演で話す内容だけでなく、講演では話さない内容を話されたのがおもしろかったですね。まさにライフストーリーは「聞き手」との間の相互行為であるってことです。社会学が専門の油田さんは、おそらくそのことを踏まえて、そういう話をされたのかな。
もうひとつ印象的だったのは、一見サクセスストーリーなんですけど、そこに自立生活運動の歴史を入れ込んでいるってことです。つまり「自分ひとりで闘った→勝ちとった」ではなく、その背景に「そこにはこれまでの運動の成果があったかもしれない」と補足される。さらに、自分の中に内在する成果主義みたいなものも分析の俎上に乗せられます。これ、大切ですよね。「〇〇できる自分が差別されるのはおかしい」あるいは「差別される立場であるが〇〇ができる」みたいに「できる」ことと差別を結びつけて考えてしまうことが、マイノリティってありがちです。それはもちろん、わたしも例外ではありません。狩りにトランスであることと教員であることをつなげてしまうと、その「罠」に落ちてしまう。なので、直感的にそこをつなげないようにしてきたんだけど、それはそういうことなのかな。
「挫折の経験」について質問したら「大きな挫折はないけど、小さな挫折が積み重なっている」という答えでした。これもまた「なるほど」でした。まさに大きな挫折をせずに過ごせたのはこれまでの運動の成果が影響しているんだろうけど、それが届かない個別の事案が「今の課題」なんでしょうね。
なんしかおもしろかった。油田さん、ありがとーo(^^)o。って読んでないだろうけど(笑)。
てことで、そのあとはボーネン会です。お店に入ったらKゎんすがいてビックリするなど。あとは今日の感想を交換したり、刃の話をしたり。そんなこんなで楽しい夜が更けていって、最後はハグで締まりました。

そこで時間をくうのか

今日は午後から出張です。そして、明日からは鬼のようなパタパタな日が続きます。なので、とりあえず午前のうちにできることをしなくちゃと。
ということで、来年度へ向けた紙を書くなど。まぁしゃーないですね。なんとなく覚悟ができてきました。
午後の会議はいつもの通り。ただ、在日外国人生徒の「支援」へ向けた動きがようやく出てきたのが収穫ですね。ただ、なぜ出てきたかというと、顕在化してきたってことです。で、なぜ顕在化してきたかというと、高校に入学してきたってことです。じゃ、なぜ入学してきたかというと、定員割れするようになったからです。
まぁでも理由はどうであれ、ようやく動きが出てきた。ただ、今の子らは「第1世代」になります。なのでとりくみが不充分です。おそらく「なにをすればいい?」ってのが手探りで、個別への対応にもっていかれる可能性がある。てことは、根本的なところを問わずに表面だけで対応しようとしてしまう可能性が出てきます。その弊害が「評価」という形であらわれたら、最悪の結果になりかねない。てことで、前途多難ではあります。
こんな時、やはり先進的な事例は大阪や奈良にありますね。特に大阪の場合は「特別枠校」のとりくみが参考になるんじゃないかなと。てことは、来年度の…。来年度なぁ(笑)。
会議のあとはよもやま話。わたしがいなくなったらどうなるかってあたりが、いろいろ課題らしいですが、その割に緊迫感がない。ぜったいに「いなくならない」って考えてるな(笑)。
帰りはお友だちにJR京都線の駅まで乗せてもらいました。が、ここで問題発生。なんでも人身事故で京都方面に大幅な遅れが出てるんだとか。てか、駅に着いた直前に起こったのね。5分遅れとか表示が出てるけど、電車が動いてないからそんなはずがない。結局30分遅れになりました。
しかし最近「接触があった」というアナウンスだけど、そんなはずないですよね。年末だしなぁ。きついよなぁ。
そんなこんなで、家に帰ったら着替える間もなくzoom会議。30分で終わって助かりました。あとはビールだ。

来年へ向けたこととか

考えてみたら、今日明日を逃すと、来年向けの書類を書く時間がありません。なので、意を決して書くことにしました。ちなみに、去年までの書類はexcel(笑)で書けたんだけど、今年は手書きらしいです。イヤやなぁ。なにせ、かつて「在中」っ書くつもりで「在日」ってかいたことがあるからなぁ。
てことで書きはじめたけど、だめだこりゃ。下書きせねば。なので、PCに向かってパチパチ。下書きしたのをプリントアウトして書いたけど、やはりところどころでミスして「うがー」ってなるなど。さらに写真も必要らしく、もうええわと。続きは明日やな。
と、1本のメール。へー、定時のあとに開講できるんだ。てことで、もうひとつの仕事が半分決まりました。よかった。でも、またまた書類を書かねば。
午後はzoomで打ち合わせ。今回のは、まぁ必要っちゃ必要だったかな。というか、なんでわたしが打ち合わせをいやがるかというと、打ち合わせの内容を覚えられないからなんですよね。プラス、出たとこ勝負な人間なので、打ち合わせ通りにいくとは限らないってことです。
夜はYーやと呑み。久しぶりやなぁ。相変わらずやなぁ。Yーやもいろんなことがあって、今のところにたどりついてるんだなぁ。その人生のほんの少しを教えてもらった関係です。そうそう、昨日のブログの話をしたら
「ボクもいつきさんがいなかったら今の生き方してませんよ」
とか言われるなど。なんでも「教員になれるんだ」って思ったんだとか。そうかぁ。いろんな人の人生にかかわってきたんだなぁ。迷惑なヤツです(笑)。
翌日が仕事の日には日本酒は2杯までと決めているので、今日は3杯目に行かずに呑み終了。
さてと、帰るか。

こたつ布団な半日

今日の午前はキャスターをとりにガッコへ。ガッコに着くと、ほとんど誰もいません。まぁそりゃそうです。2年生は試験中。1・3年生は試験直前。こんな時にクラブとかやったらダメです。それでも出勤してる人がおられてたいへんだなと。
で、サクッとキャスターをピックアップして、少し日に当たろうかと。ということで、近くの公園へ。と、いました。こたやんです。
こたやんは、もともとは単に数学を担当したという関係でした。でもその後、一緒にリーダーをやることになって、さらにその後、「子どもと遊ぶ」ことを仕事にしたという、遊びのプロになりました。たぶんフリーで「遊び」をやってる人って、メッチャ珍しいんじゃないかな。そんな人のはじめの一歩にもしかしたらかかわれたとしたら、とてもうれしいです。
てことで、こたやんに声をかけて、しばし雑談。
で、家に帰って、お次は今度の土日の準備、「こたつ布団の洗濯」です。2枚必要なので、どうしたものか。なにせクリーニングしたら高い。1枚は少し厚手なので、コインランドリー作戦です。もう一枚は洗濯機でまわしますか。。コインランドリー、初体験です。とりあえずコインランドリーに突っ込んで、お金を入れてスイッチオン。あとは1時間後に来ればいい。もう一枚の薄手のは洗濯機でまわしましょう。
昼ごはんを食べて、コインランドリーに回収にいきました。あり?変だ。そうか、こたつ布団にはカバーがついてたんだ(笑)。しまった。でもまぁ、しかたないです。乾燥機で8割方乾いてたから、あとはベランダで干すのみです。洗濯機のほうが問題ですね。まぁでもこれも干すのみです。
今日は天気がいいからなんとかなるかな。
あとはなんとなくダラダラ。やらなきゃならないこと、潜在的にはあるんだけど、「やらない日」があってもいいかな。このあとパタパタな週末が続くから、今日は充電ということで。
夜、寝る前にメールチェックすると、「暮しの手帖のブログ」へのリンクを貼ったメールが来ていました。この人ともずいぶん長い関係です。なんでも、わたしのひと言が、今に至る道への小さなきっかけになったんだとか。言葉の怖さを感じるけど、それでもなんか、おだやかな人生を送っておられる感が伝わってきます。よかった。と思いながら寝てしまいました。

何ということのない1日

朝、目が溶けるまで寝ようと思ったけど、なかなかそうはいきません。それでも8時くらいまでがんばっておふとんの中にいました。まぁあとのことを考えたらこれくらいにしといたるわということで、おふとん脱出。
猫の額で朝ごはん。

食後は起き出してきたパートナーといろいろ話。まぁ、この3月でいろいろ変化しますからね。そうそう、なんかものづくりマルシェとかいうのがあって、おもしろいんだとか。
昼前に走ろうと思ったら雨。ジャージに着替えたけど、そのまま待機。昼をまわったところで晴れたので、さっそくスタート。
しかし、寒いです。軍手しなかったのが失敗ですね。でも、キンと冷えた空気が気持ちいい。久しぶりにアップダウンのあるコースを走るとけっこうしんどい。でも、30分弱走って、気持ちよかった。1kmを6分半弱のペースで走れるのはいいことです。
今日のビールはうまいだろうな。
午後は美容院。ほんの少しだけ伸ばそうかな。まぁわからん程度だけどね。

安あげ

朝はふだんより1本早い電車で出勤。こっちのほうがすいてるからなんだけど、ムダに早すぎます。なにせ、始業1時間前です。まぁええか。
今日も試験カントクがふたコマです。なぜか両方とも担当クラス。たぶん試験時間割作成担当者がそうしてくださったんだろうな。
3時間目は問題作成したクラスの巡回。といってもふたクラスしかないからあっという間です。ついでに言うなら、数学の試験って質問の余地がない。かつて輪転機が古かった頃は印刷が薄いのがあったけど、いまはそんなこともありません。
試験が終わったら採点です。うーん、まぁこんなもんか。
そんなこんなで、定時がきたので退勤。京都駅でAっちゃんと待ち合わせです。今度やる二人会の打ち合わせあんど謀議です。
どの店に行こうかな。まずは「みなみ」に向かったけど、予約でいっぱいらしいです。なので、角打ちに行くことにしました。
「カップルとちゃいますよ」
と言ったけど、常連さんたちにはやし立てられてしまいました(笑)。
ここで、缶ビールとおでんを頼んで打ち合わせ開始。二人会と言えばこれを思い出します。ただ、今回の二人会はこっちに近いかな。「こんな感じでいこうよ」って話をしながら、わたしは日本酒、Aっちゃんはビールを追加。さらにきゅうりとクラゲの和えたんと、鯖の味噌煮も追加。いろいろ打ち合わせたのをAっちゃんがメモしておしまい。お代はふたりで、2080円。安い。
てことで、2軒目です。この間に引き続き、今日も「お福」です。こちらでは謀議。が、途中からひとりで来ておられたお客さんと大学キャンパスの話とかキャンプの話で盛り上がりました。こちらでは飲み物はボトルが入ってるので、炭酸割りかな。Aっちゃんはビールを2本。アテは突き出しと八ツ橋と、なすびの炊いたんと、なぜか丼。なんでも丼はもらいもんだとか。Aっちゃんはいきいきと食べてました。若いな(笑)。で、10時ごろにおいとま。
「おいくらですか?」
「そやなぁ、4000円もらっとこか」
てことで、2軒行ってひとりあたり3000円。安くあげました。しかし、2軒ともいろいろ変な店だな。

ぽっかりあいた

この間まであれほどパタパタしていたのに、今日はエアポケットのようにぽっかりとあいた感じがします。おそらく大きいのはとにかく終えたことかな。あとは2年生が期末試験に入ったってのも大きいです。
てことで、少し落ち着いて、やらなきゃならんことをやりましょう。テスト問題はすでにつくってあります。解答もつくりました。なので、それの清書。そうそう、配点だ。ざっくり配点したら97点。おしい!
今日は「打ち合わせ」があるとのことなので年休をとって家に帰りました。みんな打ち合わせ好きやなぁ。おそらくzoomが普及したことで簡単にできてしまうようになったことが原因のうちのひとつかな。ただ、みんなが打ち合わせとか言うものだから、打ち合わせの回数がハンパなくなってます。
打ち合わせも終わったことだから、あとはビールだな。
そうそう、パートナーがfacebookをやりたいと。なのでアカウントを作成。で、「アプリも入れといたら便利だよ」と言ってapple storeを開いてもらおうと思ったら、ない(笑)。
「どこにやったん?」
と聞くと
「わからない」
と。なんでもいじってる最中にカクッて寝てしまうことがあって、そのたびに画面が変わるんだとか。そんなん、知らんがな。てか、iphoneのことなんて知らんがな。
しかたなしにあちこち検索したけど、とにかくiOSのバージョンごとにやり方が違うらしいです。なんでこんなにめんどくさいねん。
おそらくappleは通常使いをするぶんにはいいんだろうけど、なにかトラブルが起こったらとたんにめんどくさくなるのかな。そういや、官給品のipadにitextを入れて文章作成して保存して、結局保存場所がわからないとかいうこともありました。ほんとに困ったことです。
そんなこんなで「クセすご」も終わったことなので、寝ましょうか。

勝負の日

朝起きると絶不調です。おかしいな。昨日は早く帰ったはずなのにな。もしかしたら、帰ってから食べたプルダックが悪かったのかなぁ。まぁそれもあるけど、なにより牛肉が悪さをしてるのかもしれません。なにせ、いい肉はほとんど食べてないです。てか、日常的には鶏か豚という生活ですからね。
さてと。今日は勝負の日。うれし恥ずかし健康診断です。どうなるかな。それはいいんだけど、ごはんを食べられないのが辛いです。問診票に「朝食を食べられない日は週に何日?」ってのがあったけど、そんなの今日くらいです。しかも今日は1・2・3と授業があります。授業が終わるのが11時50分。受付終了が12時。やれやれです。
授業の方はプリント学習です。今日は質問にほとんど来なかったな。大丈夫かな。
で、いよいよ勝負の時が来ました。受診票の性別欄が大きい。どうしようもありません。とりま、検尿を提出してからの、身長と体重です。それにしても検尿がとりにくい。コップだったら簡単なのに、「そのまま検査機にかけられる」とかいうヤツにとらなきゃならなくて、これが難しい。まぁええけど。
で、血圧。高いな。ヤバイかもしれないです。そして採血。もう身体に針を刺すの、イヤだ。そして視力。よくなってました(笑)。
さてとここからがいよいよです。まずはお医者さんの問診。聴診器をあてなきゃならないけど、なんと服の上から。ほう。続いて本丸、心電図。と思ったら、その前に腹囲がありました。ヤバイ。絶対太ってるぞ。そして心電図。
「そこに寝てくださいね。服はブラジャーも含めて胸の上まであげてください」
ほう。てことは、勝利かな(笑)。
あとは聴力でおしまいです。なんかよくわからんな。
まぁ仕事しようかな。

フィールドワークとライブと焼肉と

この間、阿K◯さんから「23日、あいてる?焼肉するよ」というメールがありました。どういうわけか、今日はあいてました。てことで、昼前に新快速の中で待ち合わせ。近況報告をしながら向かったのはこの映画の主人公さんのおうちです。
到着したのは1時過ぎ。まずはごあいさつ。とは言え、わたしは初対面です。ちょっとドキドキしていましたが、北出さんは意に介することもなく、ものすごくフレンドリーな感じで接してくださいました。なんか、家の敷地内に工房があるみたいで、中に入ると大きな太鼓があります。

そうか、太鼓の工房でしたか。なーんにも知らないので、とても新鮮です。それにしても、工房の主である北出弟さんの太鼓にかける情熱と知識はすごいです。話の中に柏葉さんが出てこられて、あぁ皮つながりだなぁと。てか、北出弟さん、江戸時代の年号とかをガンガン西暦に変換していかれます。どんだけ知識があるねんと。歴史がさっぱりわからないわたしは、ひたすら聞くばかりです。
やがてフィールドワークです。北出さん、むちゃくちゃ詳しいです。
まずは北出精肉店の敷地の説明からです。今は家もお店も新しくなっていますが、もともとは牛小屋だったんだとか。てことは、ここから屠場まで牛を曳いていかれたってことですね。
続いて保育園の話。もともとは地域の人々が「民」の力で運営していたけど、法律ができて「公営」になります。が、やがて法切れの中で、再び「民営」にもどされたんだとか。実は多くのムラでは法切れの後も行政に「保障」をさせてきました。もちろん、その選択肢は「公にする」という意味で、とても大切です。が、「自分たちの力で」という選択肢もある。そちらを選択することで「自由」が手に入ります。もちろんたいへんですけどね。
そして、屠場跡。

獣魂碑です。
なんでも1910年から2012年まで、100年間、ここで牛を割ってこられたんだとか。まぁ、1910年と言われると、まず「韓国併合」が出てくるのは、わたしのパターンではありますが。ここで屠場の話だけじゃなくて、このあたりのムラの歴史についての話があったり。
このあたり、岸和田城からすぐのところにあります。が、お城からのさまざまな文書は直接ここに来ずに、隣村に行ったんだとか。そこからこことか、隣の市にあるムラに文書が渡ったんだとか。畏怖と排除の微妙な関係を、なんとなく感じますね。
お次は、在日コリアンの集住地域。ここでふと疑問がわきました。
い「あれ?在日の人って施策の対象にならなかったんですか?」
北「ならなかった」
い「えー、たしか、大阪って属地でやってるから、ムラ中に住んでる在日も施策の対象になるんじゃないんですか?」
北「ここ、地区外やねん」
なるほど。道一本隔てて地区外か。なんか、八条通の光景を思い出します。が、ここの格差はもっとすごいです。なんでも、日東紡の建築とか潜水艦づくりとかでこのあたりに住むことになったんだとか。それにしても、10数戸の小さな集住地域ですが、完全に朝鮮人の空間です。例えば、今は崩壊しちゃってますが、豚小屋があります。

そして畑があります。マッコリをつくるマダンもあります。おそらく1950年代~1960年代はエネルギーがあふれる地域だったんだろうなぁ。
で、集住地域を後にして、ムラの中心街へ。道が広いです。施策で広げたのかと思ったら、空襲で150軒ぐらい焼けたからなんだとか。なんと。その横にある住宅、1990年代に建て替えたときに地盤調査したら、大量の動物の骨が出てきたんだとか。さらに年代を調べると1400年代だったそうです。ということは、その頃からここで生き物をさばいていたってことですね。
そんな感じで、2時間弱のフィールドワークも終了。
続いて、炭をいこします。久しぶりにうちわを使っていこしました。最近は着火剤を使ってほったらかしですからね。でも、うまくいこったのでよかった。
炭火が安定するまではヤスムロコウイチさんのライブです。

声がいい。ハスキーボイスがブルースっぽいです。そして、ひとりで自分にツッコミを入れながら歌われるのは、明らかに関西です。A◯澤さんも、今回の仕掛け人のK崎さんも、ヤスムロさんの大ファンです。歌に集中しておられますが、わたしはなんとなくK本さん@青空財団とネギをアテにビールを飲みながら、しょーもない話。小一時間のライブの最後は警察官の乱入です。どうやらエレキの音が大きすぎたらしいです。カメラを向けたら制止されてしまいました。残念。
そして、お待ちかねの焼肉です。うまい。あまりにもうまい。柔らかくてジューシーです。と、すごい肉が!

ミスジだそうです。これはあきません。大切に育てましょう。レアでひとくち、ミディアムでひとくち。たれをつけてひとくち。幸せです。
あとは、ひたすら飲むだけです。いったい何の話をしていたか忘れるほどしょーもない話をしていたんでしょうね。ただ、気がつくと8時10分。やばい、24分の電車に乗らないと帰るのがめっちゃ遅くなります。N山さん@府立人研が駅まで送ってくださって、間一髪セーフ。あぁ、楽しい一日でした。
ヤバイ、明日は健康診断だ^^;;。

少し動くこととか

なんで今日が休みじゃないねんと思いながら出勤。まぁでもほんとうに試験直前なので、完全にプリント学習です。ようやく質問に来るようになってきたし、まぁそんなもんかな。そうそう、片方の「ヤバイクラス」では、プリントを配りながら「◯番はmustな!」とか言ってたんだけど、ダメだなぁ。
で、子どもたちがプリントをやってる間、わたしは官給品のipadでゲンコを書いてみたり。どうも使い勝手がよろしくない。でも、PCを持っていくよりは楽かな。
授業が終わったら、ふと思い立って、これの調査協力者のみなさんにメールです。内容は、お礼と「名前」のこと。なんか、書籍化するにあたってイニシャルはなんだかなと思っていて、やはり名前がいいなと。どんな名前がいいかみなさんに問い合わせです。結果、ほとんどの人がふだん呼んでいる名前でかまわないと(笑)。でもまぁ、そういうものなのかもしれないです。わたしも実名を選択しますからね。
まぁでも、こうやって動きはじめたので、ほんとうに動きましょう。
で、事務室に行くと『シモーヌ』が届いていました。高井ゆと里さんが書かれた文章の中に、このブログが引用されているので送っていただけました。twitterで見て、マジで読みたいと思っていたのでうれしいです。さらに引用されていると知ったので、もっとうれしいです。
読んでみると、「執拗な現在の記録」とありました。たしかに…。
実は、わたしはトランスの人の日記を読むのが苦手です。それは、いろんな心の揺らぎとかに共振してしまうからです。わたしは…。ただひたすら、その日あったことを書く。その日考えたことを書く。その日思ったことを書く。それをmuchan時代からだと19年。タグ打ってた時代からだと20年。ずっと書いてきました。すでにわたしのブログには、他のみなさんのような「トランスについて」の文章はほとんどないと思います。それだけの「深み」はない。ただ、日常があるだけです。
高井さんにお礼のメールを送ると返事が返ってきました。
「十年以上もブログを続けて、生きた記録を残してくださっていること自体が、後進のトランスたちにとって希望の糸になる」
という一文がありました。もしもそうなら、うれしいな。
この場を借りて「勝手に引用してすみません。でも、ありがとうございます」。