素直な反応と12年ぶりのお座敷と・怒涛の4日間(2日目)

今日の午前は滋賀県の湖西にある中学校でお座敷です。このお座敷、実は10月に急遽決まりました。なんでも、この時の話を聞いてわたしを呼ぼうと思ったとか。なにかが響いてくれたならうれしいですね。
それにしても、呼んでくださったK川さんはなかなか闘っておられるようです。まぁそれはそうか…。ということで、久しぶりに湖西線に乗って中学校へ。気持ちのいい坂道を登ると、広いグランドでソフトボールやったりサッカーやったりしてる子どもたちの姿がありました。いい感じてすね。
で、お座敷開始。なんというか、すごくまっすぐな顔でこちらを見てくれる子どもたちです。すごく素直です。ほんとにいい子らです。しっかりと話を聞きながら、反応すべきところで反応してくれます。しゃべりやすいから、どんどんしゃべってしまいます。もちろん、授業ですから時間は厳守なわけですが、話を深く掘り下げようという気になります。深く掘り下げることで、自分の中の気づきみたいなものがあって、お座敷中に内容に少し補足を入れたり。そんな気づきも、この子どもたちの前でしゃべったからこそなんでしょうね。
50分があっという間に終わって、子どもたちが武道場から出ていくのを見送りました。

で、移動開始。午後は大東市人教の大会です。
大東の人たちにはほんとにお世話になっているというかお世話をしてるというか(笑)。ここがおもしろいのは、わかい教員が育っているところです。そこには仕掛けがあって、「北河内未来塾」の存在が大きいんだと思います。ここで自腹を切って人権を学んで、その中で人権にかかわることの楽しさみたいなものを経験しておられるんですよね。
ちなみに、わたしは2004年に呼んでもらっていて、その時も当時の若手教員が「時期尚早」と言われながら、強烈にわたしをプッシュしてくださったとか。まぁ、人騒がせっちゃぁ人騒がせなわけですが、結果オーライならよしとしましょ。
今回は12年前とは違ってpattern2です。
舞台に上がって、ひょいと前を見ると、目の前に12年前にわたしに声をかけてくださった方が座っておられます。とたんに緊張です(笑)。
で、お座敷開始。
少し音響が悪くて聞き取りにくいかなと思いながらも、しかたないものはしかたないわけで、いつもの調子でヘラヘラと話すことにしました。途中、気を失っている人もおられましたが、わたしも気を失いそうなわけで(笑)、お互いさまです。だって、授業を終えてから残りの仕事をやらずに来ておられるわけですから、しかたないです。そんな人が聞きたくなる話をするのがわたしの仕事のはずですからね。でも、強烈にウケてくれてる人もたくさんおられて、ひとまず安心しました。
終わってからも、わざわざ話しかけに来てくださる方もおられて、ホッと一息です。

慣れないことはするものじゃない・怒涛の4日間(1日目)

わたしはふつうに8時半〜17時まで勤務しているので、基本的には平日昼間はお座敷はしません。でも、行かなきゃならん時は行くのですが、それはごくたまに例外はありますが、基本的には定期テスト中と長期休業中に限られます。逆に言うなら定期テスト中や長期休業中にお座敷が固まるわけです(;_;)。
で、今日から定期テストなので、怒涛の4日間がはじまります。
ちなみに、定期テストって、試験監督と採点があるわけで、両方とも免除になるわけもなく、お座敷がない時間に集中してきます。てことで、お座敷行ってないときはどちらかをしています。
てことで、試験監督をふたコマこなして、奈良県南部へと移動開始。今日は某市人教とPTA連合会と人権協の合同研修会だとか。「なんでわたしが」と思ったけど、理論的なのはウケないからと言われて納得(笑)。
てことで、久々に「元ネタ」です。
で、話はじめたのですが、なんか話しにくい。音が向こうから跳ね返ってくるんですよね。それと、みなさんの笑い声が拡散します。これは、ウケてる人の顔を探しながら話すしかないです。
で、はじめの方の説明で、最近仕入れたパターンにチャレンジしてみたのですが、これが困ったことを引き起こしました。あとでそのネタを使うはずなのにパターンを変えたから使えない。ヤバイです。あせります。自分の話って、こんなに伏線をはりまくっていたんだと、あらためて感心するわけですが、感心しながらも、必死でなくなった伏線をどうリカバーするか考えます。こうなると、未来を探りながら今を話すので、脳みそがふたついります。そのうちとうとう後で使うネタを先に使ってしまいそうになってしまいました。あーあ。
それでも、ずっと笑い続けてくださった人もいたりして、聞いてくださるみなさんに助けられながら話せました。終わってからも「おもしろかった」と言ってもらえて、申し訳ないやらホッとするやら。
にしても反省やな。修正しなきゃ。

断念→謀議

朝、さすがにしんどいです。
実は、今日も夜に大阪で謀議という名の宴会があったのですが、断念。
「ちょっと体調がヤバイので、欠席させて下さい」
とのメールを送りました。で、謀議についてはskypeなんぞを使ってみました。便利な世の中です。
てことで、連続呑み会は10日で終了。
今日と明日は家呑みです(笑)。

伝書バト・連続呑み会10日目

朝、7時半の目覚ましで起床。が、起きられるはずもなくもがいていましたが、Sんちゃんにふとんをはがされて、仕方なく起きました。
8時に泊めていただいた居酒屋の大将にお礼を言って、スタートです。目指すは宇佐。今日は伝書バトです。
この会、メッチャゆるーく集まって、メッチャゆるーく昼にノンアルコールで宴会する、セクマイサークルです。わたしもこの時とかこの時とか、何度か参加させてもらってます。ちなみに、お酒飲むのはわたしだけです(笑)。
今回の趣向は「学習会をしよう」でした。まぁ、ダラダラ遊ぶのも楽しいけど、話のネタを投下するのも、また一興ですからね。
ということで、いろいろ考えたけどこないだ話をした内容をみなさんにもんでもらうことにしました。
てことで、気がついたら1時間くらいガッツリとミニ講演会をしてしまいました。
でもま、時間は11時半。鍋にはちょうどいい時間です。そこからしばし自己紹介。その後、この日の3時間目の話を少しして、ここでもみなさんにもんでもらうことにしました。みなさん、スライドを見ながら、笑ったり、真剣に論議をしたり。わたしもずいぶんと勉強になりました。
でも、2時すぎになるとダラダラモード。わたしはマッサージタイムです。昨日の夜Sんちゃんにもんでもらえなかったところをいろんな人が入れかわりたちかわりもんでくれたりして、しばし至福の時間を過ごしているうちに、帰らなきゃならない時間がきました。
てことで、駅まで送ってもらって、ソニックに乗車。ソニックの中では気を失いましたが、無事小倉で降りて、新幹線。
京都についたら、この本の著者・ハルヒと合流。1時間ほどダラダラと「楽しい話はないんですか?」「ないなー(笑)」みたいな話をしていたのですが、そろそろ体力の限界が来たので、家に帰ることにしました。
おふろとおふとんが恋しい…^^;;。

宿泊つき?・連続呑み会9日目

お座敷が終わったら、とりあえず杵築へ移動。ここで、橋本さんに少しだけ杵築の街を案内してもらいました。メッチャクチャおもしろいです。武士と町人が微妙な同居をしているのかな。短い時間ではよくわかりませんが^^;;。
その後、国東の居酒屋「太喜」へ。ここがなかなかにマニアックなお店です。マニアックさは、まずは料理から。ゆず胡椒の入った味噌仕立て?のちゃんこ鍋は絶品です。もちろんお刺身はおいしい。歯ごたえがコリコリしています。そして、塩からあげ。うまい!でも、マニアックさの本領はそういうところではないんです。大将がマニアックなんです。
仕事が「ながら」になったのか、呑んでいる部屋に来て下さって、気がつくと一緒に呑んでました。話の内容がおもしろい。とにかく、縦横無尽に世界中を飛びまわる歴史観は、はっきり言ってついていけません(笑)。でも、たぶん、ものすごい量の知識と、それらをつなげる柔軟な思考力のなせる業なんでしょうね。はっきり言って、酔いがまわります。
ということで、なぜか居酒屋の3階へ。大将のプライベートルームです。ここでしばらく「廊下呑み」。この廊下での呑みがいいんですが、さすがに疲れました。廊下で横になって寝てしまったところで、今日の呑みも終了です。

ダブルヘッダー

山田別荘の朝は、とにかくきれいです。光と影のコントラストが素晴らしい。とくに、影がきれいです。絵画や写真にうといわたしがこんなふうに思えるわけですから、ほんとにきれいなんでしょうね。
で、おいしい朝ごはんをいただいて、別府中央小学校へ。今日の午前はなぜか小学校5年生・6年生対象のお座敷です。なにを話すか、ものすごく悩んだのですが、たまにある中高生向けの話をすることに決定。ほんの少しだけプレゼンはいじったけど、まぁええかと。
与えられた時間は45分。どうなるかと思ったけど、質疑応答もいれてほぼほぼオンタイム。よかった。にしても、質問がすごいです。「トランスジェンダーの人で尊敬している人はいますか?」なんていう質問は、大人のお座敷ではまずありません。もちろん尊敬する人はたくさんおられるのですが、やはりここはマレーシアのニーシャさんをあげなくちゃならないでしょう。「世界の中には、トランスジェンダーであるというだけで投獄されるような国もあります。そんな中で闘う人もいます。あるいは、性別を変えて生きられるなんて考えられなかった時代に性別を変えた先輩もいます。わたしはそんな人たちを尊敬します」。もしかしたら、wpathに行ってから、ほんとに自分の世界が広がったのかもしれないなと思います。
なんか、小学生対象のお座敷、ものすごく不安でしたが、話をしてよかったっていうふうに思いました。
午後は人権・同和保育研究大会。
ここで、「トリカブトの純子」を見ました。なんと、基調報告をするために登壇された橋本さん、基調報告を読まずに「人の値打ち」の朗読です。瞬間、橋本さんの右手に匕首が見えたのはわたしだけじゃないと思います。これだったんですね。この鋭さだったんですね。
で、わたしの番です。
今日は2時間もらっているので、かなり余裕があります。最近目覚めた「タイピンマイク」もあるので、動きがメチャクチャ自由です。今日聴いてくださるのは保育士関係の人々です。たしかに中学生や高校生の話は実感がわかないでしょうけど、保育園段階の話をすると、とたんに身を乗りだしてきかれるあたりはすごいです。「笑い」は少なかったものの、なごやかな雰囲気でお座敷を終えることができました。

新たなつながり?・連続呑み会8日目

西へ西へと移動して、到着したのは京都の次に好きな大分です。ここで、「トリカブトの純子」こと橋本さんと合流して、向かうは「こつこつ庵」。途中のコンビニで「ヘパリーゼWプレミアム」なるものをゲット。高いな。まぁいいや。さすがにこの手のものを飲もうかと思わざるを得ない感じです。
橋本さんとは、考えてみると長いつきあいになりました。徳島全同教の時もずっと一緒に分科会に参加して、ふたりで「あーでもないこーでもない」と論議を深めた間柄です。ちなみに、「トリカブトの純子」と呼ばれる橋本さんですが、わたしに向けて「トリカブト」が発動されたことはないです。というよりも、逆に、ものすごく優しいというか、情が深いというか、ほんとに素敵な方です。
で、連続呑み会開始。
今日のみなさんは大分の人権教育関係のみなさん。とにかく大分の人はフレンドリーです。なかでも人権教育にかかわっておられるみなさんは話があう。どう話があうかというと、みなさんさまざまな人権課題に深くかかわっておられるから、あちこちで「それ!」という感じになるんですよね。
さらに、食べ物がおいしい!
「関アジ」「関サバ」はもちろんのこと、りゅうきゅうも出てきて、少々興奮気味です。が、みなさん「りゅうきゅうは最後にとっておくのよねー」とのこと。〆のごはんにかけて食べるのが流儀らしいです。
そうこうするうちに、話はくだけていくわけで、気がつくとビールの話と日本酒の話へ。ここでまた話がぴったりとあう人がいたりするわけです。大分はたしかに「二階堂」とか「いいちこ」といった麦焼酎の産地ではありますが、案外日本酒を飲む人もたくさんおられる感じです。なんだか、そこから日本酒談義になって、気がつくと「おいしい店めぐりをするために、また大分に来い」みたいな話になったり。本末転倒言えば本末転倒ですが、まぁ世間はそんなものですかねぇ。
〆のりゅうきゅうかけごはんは、ほんとにおいしい!大分ええわ。
てことで、夜は別府に移動して今日の宿の「山田別荘」へ。貸し切りの露天風呂を楽しんで、さっきは飲めなかったヱビスを飲んで、就寝です。

卒業生からの質問

午前中にさっさと仕事をすませて、昼から休みをとって、移動開始です。
移動中、卒業生から「子どもから数学の質問受けたけどわからない」というLINEが来てたのを思い出して、解説をLINEで送ったけど、やはり文章で解説するのはたいへんでした(笑)。

53番ね
余事象の確率のことはわかってると思うのですよ。で、たぶんわからないのが「増加」とか「減少」のところなんだと思うのですが、あれは厳密さを出すために入れているだけです。
本来はあの部分は2年生になってやる指数関数の分野なので、別に厳密にわからなくてもいいです。
直感的に
「3枚だったら1-1/8で、小数に直したらまだ0.9になってないけど、4枚だったら1-1/16で小数にすると0.9越したから、4枚だね」
ってことがわかれば十分です。

54番ね
(1)は
例えば6回くじを引いた時に終わるのって、はじめ5回はあたり2回ではずれ3回になって、6回目にあたりがでるからそれで終了になりますよね。
てことは、n回目だと、n-1回目までは2回あたりで残りn-3回ははずれて(ここまでは反復試行の確率)n回目はあたり(これを積の法則でかける)で終了になります。

問題は(2)ですね。
これは難しいと思います。というよりも、知ってないとできません。
(1)で、とりあえず、n回は求めました。
で、n+1回ーn回の計算をしてみるんです。
こんなことなぜやるかというと、n回の方が大きいところから、n回の方が小さくなるところがあるんです。n(回数)を横軸にP(n)確率を縦軸にとると、グラフは山型になることがわかっているんです。で、その山のてっぺんをもとめようということです。
そのために、n+1回ーn回の計算をして、n+1回が大きい(つまり計算結果が+)になるところからn+1回が小さい(つまり計算結果がー)になるところを探そうというわけです。
それがP(n+1)ーP(n)の計算です。
計算の途中はCが絡んでくるのでわかりにくいかもしれませんが、まぁ、あんなもんです。
で、最終的にCの計算はどのみちプラスだし、n乗の計算もプラスなので、残りの10-nで符号は決まります。
で、ちょうどn=10の時に0になります。ということは、11回の時と10回の時が同じということです。つまり、先ほどの山型のグラフは
  __
 /  \
/    \
みたいな形でてっぺんが平坦で、その時が10回の時と11回の時になりますよ。
ということです。

最大を求める時の手法として、例えば2次関数の最大を求める時のようなものもあるけど、確率みたいに離散的な数字(1,2,3,…みたいな)の時は、今みたいに隣同士で引き算をして符号が変わるところを見つけたり、隣同士で割り算をして1より大きいところからで1より小さくなるところを探したりする手法がもちいられることもありますよ
ってことが、Chart Solutionのところに書いてあります。

人柄だろうな・連続呑み会7日目

今日はなぜか兵庫県西部のとある場所にお呼ばれ。ここには震災の年・1995年からのつきあいの人がいます。95年と言えば、windows95が出た年です。三重の全同教から帰ってきたらフロッピーが届いていて、当時使っていたiiyama電気のノートパソコンに必死でインストールしたことを覚えています。印刷しながらフロッピーにデータを保存できた時「これがマルチタスクか」と驚いたのは20世紀の終わりの話ですね。
そう言えば、あの頃はOS/2warpなんてのがあって、その上でwindowsの…。いかんいかん。
95年と言えば、まだわたしが完全に男やってた頃で、声をかけてくださったGさんは、その頃からの知り合いってことです。その頃からのつきあいは、こちらもめんどくさいのですが、それ以上に向こうもめんどくさいでしょうね。なのに、いまも親しくつきあってもらっています。
で、今日は若手教員も交えてお好み焼き屋さんで宴会です。
ここは残念ながら油カスはおいてないのですが、牡蠣のお好みもあるし、ホルモンの焼きそばもあるし、なんといってもにくてんです。これがおいしい!ほんのり甘さがあるのがいいです。ソースをかけないのが、わたしの好みですね。生地の柔らかさと甘みがたまらないです。
そんなおいしいお好み焼きを食べながらの話はディープです。というか、Gさん、話が長い(笑)。でも、若手のみなさん「ふだんはもっと長いです」とニコニコ。Gさん、好かれてはるなぁ。
こんなふうに、人権がらみで若手教員と呑めるって、ある意味すごいというかなんというか。だって、少なくともわたしにはできません。それは、きっとわたしの中に「なにか」が欠落してるからなんでしょうね。その「なにか」は薄々わかっています。そしてたぶん、もうとりもどせない。なぜなら、とりもどせないところまで来ちゃってるからです。まぁ、それはそれでしかたがないかな。
Gさんは、そんなわたしとは違う、根を張ったとりくみを続けてこられたからこそ、こうやって若手教員と呑めるんでしょうね。そして、人と人とをつなぐ。まさに「土の人」です。
なんか、そんなみなさんのほんわかした空気に包まれて、とても楽しい時間を過ごしたのですが、やばい9時です。帰らなきゃ家に着かない(笑)。