「自尊感情を育てる学校づくり」

今日はうちの職場の人権教育研修会です。ふだんは呼ばれる側ですが、今日は呼ぶ側。これはこれで、かなりプレッシャーがあります。なにがプレッシャーかというと、うちの職場の皆さんの反応なんですね。
基本的には「いま、これが課題だろう」「いま、これが関心事だろう」「いま、これを知りたいと思っているだろう」というふうに、風を読みながら、「この人!」と自信を持って人を選んでいます。でも、その読みがあたるかどうかはわからない。
今回は、春の研修会で「自尊感情がわからない」という質問が出てきたので、その流れの中で佐久間敦史さん@大阪教育大学に来ていただきました。
佐久間さんとはまだ数回しかお会いしていないのですが、でもすごく印象的な方なんですよね。なにより、数年前に
「これが最後の仕事なんです」
と言われ、話をさせていただいたことがありました。当時はまだ小学校現場におられながら、人権教育研究会の仕事もしておられ、若い教員の育成もされているという、すごくご多忙な頃だったんだと思います。

で、今日の講演会。
まずは地元のネタから行くあたりが、基本的に「やっぱり関西人」です。その後、子どもたちの意識調査の結果なんかを出されるわけですが、そこへのツッコミが、同年代*1にはかなりウケる内容なんですね。かなりまじめな内容なはずにもかかわらず、ところどころで笑いが出てきます。すごいよ。
最後にリフレーミングのワークショップをして終了なんですが、最初に言われた
「夏休み最終日なんだから、さわやかに終わりましょう」
という言葉通りの終わりでした。終わってからの皆さんの表情も、いつになく柔らかかったような気がします。
いやぁ、感謝です!

*1:40代以上という感じ

立場は違えども

当然終わってから打ちあげなわけで。ここではY中学校の教員以外のお友だちも来てくださいました。で、なんだかんだと話をしていたのですが、しばらく話をしていると、
「ボク、いつきさんとは別の組合に入っています」
という人がおられました。でも、この人、うちの組合の人よりも組合らしい感じなんですよね。パウロフレイレがどうの、イリイチがどうのと、話がガンガン進んでいきます。すごいよ!
そう言えば、U市にも同じような人がいたよなぁ。結局、どこに属しているかじゃなくて、その人が何をしているかなんですね。もちろん、組織が最大の課題になる局面では、それだけではすまないところもあるわけなんですが、でも、日々の教育実践ではそういうことなんだろうと思いました。
あぁいい呑み会だった。けど、あしたが心配だ(笑)。

なごやかな空気

今日の午後は滋賀県のY中学校の教職員研修会です。ここの学校には昔からの友だちがいます。その友だちが
「ぜひ」
と言ってくださったので
「じゃぁ」
となりました。さらに、事前打ちあわせに来てくださった時に
「ノリが悪いかも」
と言われたので、これは気合が入るというものです。でも、午前中が午前中だったしなぁ…。
会場に入ると、机がコの字型に並んでいます。これ、けっこうプレッシャーと言えばプレッシャーなんですよね。でも、前の列があいているよりもやりやすいか…。
で、話しはじめたのですが…。
ノリが悪いなんてとんでもない。みなさん和やかな感じで聞いてくださいます。なにがうれしいかというと、笑顔ですね。
話をしていて一番しんどいのは、無反応です。まさに「いつき殺すにゃ刃物はいらぬ。無視のひとつもあればいい」ということです。まぁさすがにこんな経験はないのですが。というか、会場全員が無表情ということはまずあり得なくて、誰か反応をしてくださる方がおられるから、しんどくなったらその人を見て元気をもらって、また次にしゃべればなんとかなるわけです。
で、Y中学校のみなさんは、そんな心配なんてかけらもありません。
終わってからお友だちと話をしていたんですが、それこそが中学校の教員の持つ力なんでしょうね。人を試すんじゃなく、人と共感する。そうでなければ中学生と一緒には過ごせないんだと思います。いい経験をさせてもらいました。

スルー力

今年も決戦の日がやってきました。
まずは身長と体重。クッ。体重が増えてる。身長が減ってる(笑)。
続いて視力検査。まぁどうでもいいや。
血圧…。普通ね。
さて、腹囲…。グェッ。増えてる。それも大幅に。まぁしゃーないよな。こんな生活をしていたら…。まぁ秋からランニングをして絞ろう。
で、心電図。ふむ。タオルを掛けてくれたから1勝。
さて、いよいよ血液検査。いや、血液検査の内容がどうとかいう問題ではなく、ここで問診票のチェックが入るんですよね。「生理欄」はもちろんチェックしてないし、「たばこ欄」はいつものように中途半端なチェックしかしていません。ここでやりとりができるかどうかが、今日の一番の関心事なんです。ところが…。完全スルーですOπ。これはかなり悲しい…。引き分けかな…。
あとは内科医のチェックと聴力検査。ここはなんもなし。
ということで、今日の戦績は1勝1分。でも、試合に勝って勝負に負けた気がする。

やっと日常

朝、学校についてみんなとあいさつ。
「ごぶさたしてま〜す!」
「おかわりありませんか〜」
そりゃそうだわ。前に職場に来たのは11日。そこから夏期休暇〜出張〜土日(神奈川)ですから、10日以上来ていないんだ。
さて、今週から2学期がはじまります(;_;)。そろそろモードを日常にしていかないと、みんなについていけなくなるぞ。

夜、家でご飯。これも久しぶりです。ちなみにパートナーは友だちとビアガーデン。まぁあれだけわたしはムチャクチャやっていたわけだから、当然
「行ってらっしゃーい!」
です。
もっとも、ちょっと用事があって家に帰るのが遅くなったので、上の子どもに
「なんかつくっておいて」
と電話したら、
「かぁちゃんがおでんつくった」
とのこと。ほんまにえらいなぁ…。で、
「遅くなるし、先食べてて」
とだけ伝えて帰りました。でも、子どもたちは待っててくれました。
もう、ね…!

呑むと体調はよくなるのか?・死のロード(5日目・その2)

「どこ行きましょう」
「どこにしよう」
と言いながら雨の降る新橋の駅近辺をウロウロ。なんでも節電とやらで、あまり店が開いていません。それでもなんとか居酒屋を見つけて入ります。
しばらくはぼそぼそと近況報告なんかをしながら話をします。と、電話が…。東ジュンさんでした。で、合流。
そこらあたりから、わたしもだんだん体調が復活してきて、話のテンションもあがります。
「いつきさん。いつきさんって、失敗した時、落ち込むけど反省しないタイプでしょう」
図星です(笑)。
関西人と関東人の「大切な話の聞き方」の違いについて、たっぷりと話をされてしまいました。う〜ん。
なんだかんだと6時過ぎまで話をしているうちに、I本くんが合流。4人で〆のラーメンを食べて、とりあえず4泊5日の死のロードは最終局面を迎えます。

とにかく新幹線のチケットをゲット。なんとか乗り込んで、あとはひたすら寝ます。ぜったいこの時の二の舞だけは避けなければなりません。まだ乗り越した方がマシです。そのための新大阪どまりです(笑)。でも、なんとか京都で降りて、最寄り駅まで行ったらパートナーが来てくれていました。
あ〜、長かった…。

たまにはちょっと遠回り・死のロード(5日目・その1)

朝起きると、体調は最悪です。でも、1時に東京に集合です(笑)。
なんしか朝ご飯を食べて、10時までゴロゴロ。さて、あと3時間どうしよう。ここは藤沢…。そうか、江ノ電に乗ろう。
てことで、江ノ電に乗車。
いやぁおもしろい!第1印象は
「狭っっっ!」
実は叡電みたいなもんだろうと思っていたら、ぜんぜん違います。線路の両側すぐに家が建ち並んでいます。しかも、かなり曲がりくねっています。なので、当然見通しが悪い。はっきり言って、こわいです。しかも、そのコーナーのRがきつい。かなりヤバイです。でも、海あり川ありトンネルありと、なかなか変化に富んだ30分でした。こんなのもいいかも。
で、鎌倉からJRに乗って新橋へ。待ちあわせの時間まで少しあります。あまりにも体調が悪いので、足ツボマッサージ屋さんへ。出てこられたのは、やっぱりフィリピン人ぽいおばちゃんでした。
「う゛」
とかうめくと
「イタタタタ?」
と、笑いながら優しく聞いて下さいます。すごくいい感じでした。30分押してもらってずいぶんと身体が楽になったところで、U兄と合流(笑)。

で、H田プロデュース・死のロード(4日目・その3)

ホテルで楽な服に着替えてテレビを見ているうちにウトウト…。と、電話です。H田さんです。
「いまから駅に来て下さい」
ひえ〜、てっきり6時くらいからだと思っていたら、5時からなんですか…。
とりあえず服を着替えて出陣です。眠いです。
会場の中華料理屋さんに着いたら、すでに宴たけなわです。と、奥の方に見覚えのある方が…。池田賢市さんでした。池田さんも共同研究者なんですよね。
ふたりでいろいろ話をしていたのですが、いつしか話の方向はデモの話へ。
「やっぱ、パレードなんてダメですよ。デモですよ!」
などと騒いでしまっていました。なんでだろう…。
あまりにも盛りあがって、若手教員と意気投合してしまったので*1、2次会へ(笑)。と、またまたおしゃれなバーです。でも、呑むのはなぜかウィスキー。これはかなり効きます。大丈夫なのか?で、さらに
「もう一軒行きましょう」
とか言われてしまって、フィリピン人のお母ちゃんがやっているお店へ。一歩はいると、完全にフィリピン人ばかりです。あのアウェイ感はたまらないです。もう、カラオケの歌詞なんて、聞いていてもサッパリわかりません。でも、たまに日本語の歌が流れます。
「あれ、ボクたちに気をつかってくれているんですよ」
とは、つれてきてくれた若手教員の説明です。なんでも、教え子のお母ちゃんがやっている店だとか。そうこうするうちに、保育園ぐらいの子がオリガミの飛行機を持ってやってきました。
「ここ、成田空港。こっちはマニラ空港」
とか言っています。思わず
「成田じゃなくて三里塚
とか口走っていました。
なんだかんだと熱い教育論議をかわしつつ、気がつくと1時をまわっています。ダメじゃん…。

*1:学級通信の束をもらってしまった(笑)

女性部の皆さんとランチ・死のロード(4日目・その2)

その後、お弁当が出たのですが、なんか心がうずいています。女性部の人たちともっと話がしたい気がします。幸いみなさん報告者をねぎらう会に行かれるとか。てことで、わたしもお弁当を持って参加です。
到着したのはパスタ屋さん。かなり待たされたけど*1、待った甲斐のある味と量(笑)でした。ちなみに、アルコールが飲めるのはわたしともうお一方。ふたりでサングリアは飲むはワインは飲むは。もちろんわたしはビールから。なんだかんだとしゃべって終了は4時頃。みなさんにホテルまで送ってもらって、ちょいと一休み…。

*1:食事を終わったカポーがなかなか出ない