午後は用事で大阪へ。在日朝鮮人の集住地域にある学校に行きました。ここ、昼間定時制があります。
いや、定時制って、ある意味いいなぁ。もちろん、生徒のニーズはとても多様だし、そこにきめ細かく対応していく必要があるので、仕事の量も膨大みたいだし、しんどいこともいっぱいあるみたいです。それでも、いいなぁとふと思ってしまいました。ま、隣の芝生状態なのかもしれませんけどね。
この学校、なにがいいかというと、トランスの子が入学してきた時、「性別はどちらで行きますか?」という問いかけをする余地があるようです。というのは、制服がない*1。単位制なので、カリキュラムにも弾力性がある*2。こういう学校って、可能性に満ちあふれていると思うんだけど、世間はそうも思っていないみたいですね。なんらかのつまずきをした子どもたちの通う場所と考えているのかな。さまざまな「規制」の中で生きてこなかった子どもたちにとっては進路は厳しそうですね。
でも、そこの学校のある人が言っていた「トランスの子どもたちにとっての選択肢のひとつになりうる学校である」という言葉は、同時にトランスの子を受けいれながら、その子が将来展望を持てるようにしていこうよという決意のあらわれのように思われました。こういう人が増えていくことがありがたいです。