全同教・2日目・アピール採択

全同教では、全日程が終わったあと、アピールの採択をします。この文章、昼に配られたのですが、案の定、教基法のことにひとことも触れられていません。なんぼなんでもあかんやろうと思っていたのですが、他にもそう思う人はたくさんいたみたいで、「ひとこと話をしよう」というメールが回ってきました。
実は、金曜日の夜、京都でビラまきをしようという話があったのですが、「全同教に行くので参加できない。そのかわり、それぞれの場所でそれぞれのできることをしよう」というメールを返しておいたんです。てことは、ここはやるしかないです(笑)。
司会者がアピール文を読むと、会場から拍手が…。その時は、ここ以外にありません。
異議あり!」
マジで勇気いりますね。全同教の場においてすら。
「このアピール文には教基法についてひとことも触れられていない。いま、このとき、このようなアピール文でいいとは思えない。わたしは採択に同意できない。ぜひとも事務局に伝えてほしい」。
続いて、埼玉からも「同じ意見です」という声が。よかったよ、ひとりにならなくて…。
司会者から、「暫定的に採択と言うことで」というわけのわからない提起があって*1、とりあえず暫定的に採択されてアピールの採択終了。
あぁ、それにしても今回もいろいろかんでしまったよorz。
帰りの駅のホームで、埼玉の人から声をかけられました。「実は、埼玉の日教組教研の時、会場係だったんです」。どこにでも知りあいはいるんだなぁ…。

*1:実は、司会者は友達で、あらかじめ話をすることは伝えてあったし、司会者本人が一番腹を立てていたんです。はらわたが煮えくりかえる気分だっただろうと思います。

全同教・2日目

午前は中国帰国生徒にかかわる京都の中学校のレポート。いいとりくみです。身びいきじゃないです。
そうそう、レポートの前にレポーターに「がんばってください」と声をかけにいったら、「きのうの統一応募用紙のレポート(の「言わない、聞かない、提出しない」という話)、なんかわからなかったんですけど、いつきさんの意見を聞いてやっとわかりました。わたしたちのレポートにつながる話をしてもらってありがとうございます」って言われてしまいました。いや、逆ですよ。あなたのレポートがあるからこそ、そういう発言ができるんですよ。
2本目は、埼玉のレポート。不登校の子にかかわる話ですが、これまたていねいにやっておられます。字面だけを追ったら「なんじゃこりゃ?」なんですけど、そこの地域の抱える問題なんかをていねいに聞いていくと、ほんとうにていねいなとりくみをされているなぁと思いました。しかし、全同教のレポートもいろんなものが出てくるようになったなぁ…。
総括討論では、いろいろあったけど、ついわたしも発言。
実は、埼玉のレポート中に、急速に仲良くなった2人の女の子同士のことを「まぁ、女の子同士だから恋愛っていうわけじゃ」と笑いながら話していたのが気になっていたので、そのあと「レズビアンを排除する発言があった」ということを指摘したんです。ところが、それを聞いた会場から少し笑い声が聞こえた。それに「カチン」と来ていたので、
「先ほど笑い声が出ていたけど、わたしは笑えない。人数比を考えると、ここにも同性愛者がいて当たり前だ。でも、あの笑い声を聞いたら、その人はきっとこの全同教という場所を「あぁ、ここは言えない場所なんだ」と思うだろう」
と真っ向勝負をしてしまいました。
あと、「つながり」という言葉が分科会の最中にたくさん出てきたので、昨日感じた話もしました。
「セクマイは親から子へ・子から孫へというつながりはありえない。そのつながりをつくるために、関西で「トランスジェンダー生徒交流会」をはじめた。集まってくれた高校生は5人。圧倒的多数は、そこにたどりつくことすらできない。最も少数のものは目立たず無視されがちだが、もっとも「つながり」「出会い」を求めているのは実はその子たちだ。その子たちをつないでいくのは、教員にしかできない」
とこれまた真っ向勝負。
まぁええか…。