刺さった小骨

いつも何かに追い立てられているような気がします。とくに、11月は…。
「あれが終わったらこれ」「これが終わったらあれ」というのが、仕事・イベント・出張(笑)と連続するのが11月なんです。しかも、そういう時こそ、やらなくていい仕事が舞い込んできたりするし、そっちのほうがおもしろいし(笑)。
ただ、仕事・イベント・出張の類はいいんですよ。時間が過ぎていけば、それらも自動的に過ぎていきますから。問題は、原稿(;_;)
「原稿は〜、歩いてこない、だーから歩いて行くんだよ」
というのは、わかっています。わかっているけど書けないんですよね。
昨日の日記の原稿の締切は、実は9月27日でした。その日に脱肛脱稿したわけです。で、その掲載が12月号。実は、「2月号に書け」という話が他の人から来ていまして、てことは、〆切がもうすぐなわけです。てか、20日なんですね。で、今の時点でどれくらい書けているかというと、1文字も書いていないという…。だって、19日〆切のものがふたつもあって、そっちにさきにかかっていたんだもの…。
で、そろそろ焦りはじめているのですが、そんな日に限って、代講が入ってきたり会議が入ってきたり、緊急にやらなくちゃならないことを思い出したり。まぁ「考える」ことはどこででもできるのでいいのですが。なぁ…。

あ、こっちの方の準備もやらなくちゃ…。

のせられた…

授業中の子どもたちの私語を聞いていると、たまに「ん〜!」と思うことがあります。特に、平気でというか知らずにというか、「人を揶揄する言葉」を使った時は、すごく気になります。で、やっぱり放っておけないです。なので、たいていひとこと注意を入れます。
今日の授業でも、授業とは全然関係なく「ホモ」とか「レズ」とかいう言葉が出てきました。
ところで、注意を入れるといっても「そういう言葉を使っちゃいけない」では、単に隠蔽するだけでしかないし、子どもたちも納得しませんから、例えばわたしの前ではないところではやっぱり使うことになると思います。なので、注意を入れる時には、きちんと説明をしたいのです。
で、「自分で自分のことをさして使う人もいるけどね、たいてい他者から使われる時にはその人をおとしめる意味で使うから、使わない方がいいよ」と、ひとまずは形通りに。そのあとがいけなかったです。「もしもレズビアンを省略する時はビアンっていうんだよ。たとえばビアンバーとか…」
というあたりから脱線開始。
生 徒「先生、行ったことあるん?」
わたし「うん、友だちに連れられていったことあるよ」
生 徒「え〜、そんなところ「あれ」ちゃうの?」
わたし「いや、そんなことないよ。それに、べつにレズビアンじゃない人も行くこともあるよ」
などという会話。さらには、セクシュアリティの基礎知識も説明しはじめて…。結局30分ほども話をしてしまいました。
でもまぁ、そのかいあってか、普段はうるさいそのクラスも、その後はえらい真剣に授業にとりくんでいたから、まぁ、よしとしましょうか…。

学力低下?

ある授業にて…

わたし「6/6はいくら?」
生 徒「ゼロ!」
わたし「…」
生 徒「だってなくなるやん」
わたし「6つのケーキを6人でわけたら、ひとりいくつずつ?」
生 徒「…1や!」
わたし「はい、よくできました」

そう言えば、昨日もこんな会話をしたなぁ…。

わたし「こっからここまでを4等分するんやで」
生徒、作業する
わたし「あれ?4等分するのって、いくつ線を書くのかな?」
生 徒「4本」
わたし「…」
生 徒「…」
わたし「OK。ロールケーキが一本あるとしようよ。これ、4人でわける時、いくつカットを入れる?」
生 徒「4つ…。ちゃう、3つ」
わたし「はい、よくできました」

なんか、座標軸にいちいちロールケーキを書くの、めんどくさいんだけどなぁ…。

その日暮らし

今日は人権学習第2弾の日です。
これが本務のはずなのに、昨日まではビデオづくりに完全に集中していたので、頭の中が完全に飛んでいました。さいわい1・2時間目をあけておいてもらっていたので、準備開始。
今日は1学年は講演、別の学年は16mmの映写、もう一学年は各教室でプリント学習。
まずは、感想文用紙の印刷から。で「これでよろしく」と持っていくと、プリント学習をする学年から「ありがとうございます。ところで、学習用のプリントは?」と言われて、プリントしてないことに気づきました。あぶな…。
印刷がすんだら放送関係のセット。講演の方はともかく、16mmの映写が面倒です。elmoの映写機を体育館まで運んで、音用にミキサとケーブルを用意して。てなあたりで昼休み。ここからは放送部員も手伝ってくれてのセッティング開始ですが、これがまた手間取ります。「◯◯持ってきて!」「ハイ!」とはなかなかいきません。ひとつひとつ説明しなくちゃなりません。かなりストレスがたまります。もっとトレーニングしないといけないよなぁ。
で、人権学習の時間になってようやくセット完了。わたしも部員も昼ご飯抜きのままで学習に突入です。ま、ええか。
それにしても、いまどき16mmかと思われがちですが、やっぱり映像がきれいです。色に深みがある感じ。あと、映像全体になんとなく立体感があるかな。終わった後に、見ていた生徒のうち数人が来て「やっぱりきれいですね」とか「音はどうやって出しているんですか」とか聞きに来ました。内容の方が大事やんけとは一方で思いながらも、そうやって見てくれた子はきちんと見てくれていたわけで、やっぱり苦労が報われた感じがしました。
で、一息ついて、放課後。人権学習の後かたづけの後、雑務と本務にまみれている間にできなかったことをいくつかこなして、18時半から明日ある「学校公開」の準備です。スクリーンをつって、今週つくったビデオの試写会。なかなか好評でした\(^o^)/
で、なんだかんだで家に帰ったら9時。
実は、明日もたいへんなんだけど、もういいよ。明日に備えて寝ましょう。

で、完成!

今日は4ピン⇔4ピンが用意してあったので、朝から取り込み。もっとも、わたしが占有しているパソコンにはIEEEの端子がないので、他のノートパソコンを持ってきて、こいつで取り込みながらファイルを転送、加工という工程になります。
問題は、どのソフトを使うか*1
あちこちフリーのソフトを見て工夫をしていたのですが、初心者のわたしでも簡単にさわれるソフトはどうやら、M$のムービーメーカーであるらしいことが判明。背に腹は代えられません。使うことにしました。
で、つくりはじめると…。えらい便利です。やるやんM$!

荒くとった映像から必要な部分を取り出して、ブロックごとにつなぎあわせて、必要なところにはBGMを入れます。あとは、そうやってできたブロックをつなぎあわせて、場面の切替効果を追加します。で、完成!

終了時間は6時過ぎ。結構早かったです。
さて、ファイルサーバーに転送だ!と、45分もかかるんかよ〜_| ̄|◯

*1:いまごろんなこと考えているんですわ

不安的中

昨日のお店で飲んだお酒が「中国のお酒」というものです。久々のスピリッツ類で、料理とよくあうお酒でした。なので、ちょっと飲み過ぎたかなという気がしていたのですが、やっぱり飲み過ぎでした。不安的中です。それでもかつてのようなことはありませんけどね。
でも、やらなきゃならないことはやらなきゃならないです。

今日がビデオ撮りの最終。あとはパソコンに落として編集です。で、IEEEのケーブルを取り出したら…。私が持っているのは4ピン⇔6ピンです。でも、必要なのは4ピン⇔4ピンでした。不安的中です。

しゃーないので、放課後までは雑務。放課後にビデオ撮り開始です。
昨日は天気が悪かったのであまりとれなかったのですが、今日はいい天気です。ずいぶんといい絵がとれました。エンディングの夕日に消えていくランナーのシーンもきっちりとれました。

よし、あしたは編集だ!にしても、今日パソコンへの取り込みができなかったのは、タイムスケジュールとしてはそうとうロスだなぁ…。

ほんとうにworkか?

最近は、公立高校も学校公開を頻繁にします。ウチの学校もご多分に漏れずやるのですが…。
ウチの学校の売りは、「勉強もクラブも*1」です。なので、クラブ紹介とか体験入部というのも大切なプログラムです。
今回は、学校説明の時間帯にビデオを使ってクラブ紹介するとか。って、それはいいんですが、3日ですよ。本番。で、木曜日にはビデオを見たいって。てことは、編集の時間も入れたら、今日・明日で取り終えて、あさって・明々後日で編集して、放課後に見せるってかorz。

とりあえず、やってみるか…。
てことで、昼間は編集用ソフト探し。いろいろありますね。まぁ、2〜3分程度のビデオにするつもりなんで、なんとかなりそうです。と、そこで難関がひとつ。わたしが使っているパソコン、IEEE1394がないっす。ソフトはあったけど、パソコンがない。あちこち探して、ようやくめっけ。でも、XPのSP2がはいっていない。まぁ、学校なんてそんなもんです。しゃーないので、SP2のインストール。えらい時間がかかります。
放課後、さっそく撮影開始。とはいえ、補充授業とか会議とかがあるので、だいたいのプランだけ放送部の生徒に話をして、あとはおまかせ。

家に帰ってごはんを食べたらおねむ。布団にもぐりんこでメールチェックをしたりしているうちに、突然思い出しました。BGMを探さなきゃ…。で、不幸なことに、これがあったんですよね、「炎のランナー」(笑)。しかも、LP(笑)。wavにおとしてたら、日付が変わったよ。あしたは、朝から陸上部の朝練の撮影やしなぁ*2

*1:実際には、勉強<クラブだったりするかな

*2:あまりにもパターン通りで恥ずかしいっす

語る手法

今日は、職場の人権学習で具志アンデルソン飛雄馬さんの講演がありました。
この人がどういう人かということは、サイトを見ていただくとして^^;;。
わたし、基本的には自分の高座ではプレゼンテーションソフトとかビデオは使わない主義なんです。というのは、「教員たるもの、口先三寸で人をだまくらかすのが商売」と考えているからなんです。落語家の場合は「カゼとマンダラ」が必要なんですか。そのかわりに、チョークと黒板は使いますけどね。
で、具志さんの場合、プレゼンテーションソフトを使いまくりなんです。でも、この人はほんとうにうまい。そして、プレゼンテーションソフトを使う意味がはっきりとあります。納得です。
もちろん話の内容もすごいので、生徒たち、ピタリと静かになって、ものすごく集中して話を聞いていました。
それにしても、ああいう話を聞いてしまうと、また「教員の話はしょぼいなぁ」と思われてしまうんですよね。やれやれ…。

融和主義の再評価

1時間目の授業を終わらせて、すぐに職場を出発。にしても、やっぱ授業が終わってすぐには出られません。だって、いろいろ生徒への声かけが必要なんでねぇ。
で、旧愛宕郡へ。
午前の部は、地元で活動しておられる方からの講演です。いちおうテーマは「歴史と現状・課題」となっているのですが、講演の大半はまちづくりにかかわる話でした。そりゃぁ駅前の一等地なわけで、ここがこれまで放置されてきた*1というあたりに、まさに「歴史」があるし、いま新しい波が来ているみたいで、このあたりに「現状と課題」があるんですよね。
午後の部は部落史にかかわる秋定さんの講演です。
前から聞きたかった人の講演なんですが、見事です。あっという間にみなさん寝ておられました(笑)。いや、話の内容はとてもいいんですが、語り口と午後の眠気でそうなるんですよね。
わたしはというと、ギンギンに起きてましたよ。
秋定さんって、融和主義の再評価みたいなあたりの話をされると聞いていました。ただ、今回の話は骨格にそのことを置きながら、部落史を全般的に振り返る感じでした。で、佳境は質疑応答の時だったかなぁという気がします。
「わたしたちが部落史を教える時にはなにに留意をしたらいいか」
という質問に対しての答え。

自分の中にある部落とのかかわりを話すことが大切なんじゃないでしょうか。
わたしにも部落との出会いの話はあります。
大学生の頃、友だちの家に行ったら「オレは部落だ」と教えてくれた。そして「誰にもいわないでくれ」と言われた。その友だちとたまたま街で会った時、彼は知らないフリをして通り過ぎていった。自分が部落とまわりの人に知られるのを避けるために、彼はそうしていたんです。やるせなかったです。
在日の人との出会いの話もあります。
そんな話はいっぱいあります。

もしも部落の悲惨な姿を描くならば、融和主義の観点から出された本の中にたくさん書いてありますよ。いっぱいあります。自殺した人もいっぱいいます。そんなことも書いてあります。
でも、そんなことを最近の学生に話をしてもねぇ…。
だから、わたしは科学的な話しかしないようにしているんです。

正確にはおぼえていないし、なんか最初と最後の話が逆転しちゃっていますね。でも、訥々と自分と部落との出会いを語られた話は印象的だったし、そんな話を「最近の学生に話をしてもねぇ…」としながらも、やっぱりそこからしかスタートできないということがとても心に残りました。
ちなみに、わたしもひとつ質問をしました。
「オールロマンス事件*2と同和対策特別措置法*3の間の19年あるんですが、その間になにがあったんですか?なぜそんなに長い空白があったんですか?」
これ、ほんとうに前々から疑問だったんです。
部落の近代史を話をする時、行政闘争の出発点としてオールロマンス事件をあげます。で、京都市ではその後、同和対策がされていったんですよね。でも、これが同対審なり措置法なりに結びつくまでに10年以上の年月がかかっているわけです。その間、いったいなにが論議されていたのか、なぜそれほどまでの時間が必要だったのかということが、実はどの本を見ても書いてないんです。なので、近現代の教材をつくっても、そこのところがすっぽりと抜けたままだったんです。
で、これへの答え。
「京都の部落史を読まれましたか?」
「いちおうは…」
「あそこに書いてあるとおりです。その研究については、実はまだされていません。現在さまざまな研究会でやっているところです」
とのことでした。
てことは、原典にあたるしかないということですね。とりあえず、年表を買うしかないか…。

*1:バブルの頃に地上げ屋が入ったけど、この時は最終的には地元の人たちは自分たちの土地を守りきりました。

*2:1950年かな?

*3:1969年

先読みか

まだまだ先かと思っていた人権学習の日があさって。しかも、明日は一日出張。てことは、雑事をする時間は今日しかありませんよ。てことに、朝、言われて気がつきました。てことで、猛ダッシュで雑事開始。
それにしても、先週末からのバタバタで、完全に曜日感覚がずれています。やばいなぁ…。
とりあえず印刷して、クラス別にわけて、付箋を貼って一段落。放送の下準備をしておいて、ついでにあしたの出張で使う放送セットも準備をしておいて…。てなことを授業の合間にバタバタやっていると、あっという間に1日が終わります。なにやってんだか。
家に帰ってF1観戦。フェラーリマクラーレンのスタートの差はいったいなんなんだろう。さらに、ハミルトンがトラブル?そして、ライコネンが年間チャンピオン!おどろきますわ…。んなことがあるんだなぁ…。ま、フェラーリファンのわたしとしてはうれしい限りですが。それにしても、スパイ疑惑がとりざたされてからのマクラーレンのバタバタはいったいなんだったんだろう…。