いろいろ仕入れる→「フェミニズム×トランスジェンダー」

土曜日の朝は猫の額のゆらゆらからはじまります。朝ごはんのあとは『マンゴーと手榴弾』を読んだり。おもしろいな。とにかく勉強です。

この間、いろいろ考えてきたけど、必要なものは必要と割り切って仕入れることにしました。
まずは、8月いっぱいは右手が使えなくなることを見越して準備をせねば。もちろん、右手が使えなくなるといろいろ不便ですが、それを軽減するための8月でした。が、ふと気がつきました。クリッカー、どうすんねん。たぶん右手で持てません。左手で操作するとしても、マイクをどうするか。悩んだ末リングマウスを導入することにしました。でも、写真を見たら、みんな指を曲げてるな。どうなるかなぁ。
さらにブルーレイレコーダーが壊れたので買い換え。そうか、ソニーはそんなに悪化してるのか。しかたないです。パナソニックかな。
そうそう、猫の額に電源がほしい。いや、フル防水コンセントがあるのはあるのですが、そこへのアプローチがすごくややこしいんですよね。だから、延長コードがほしい。ただ、屋外だから防水じゃないとダメです。ところが、防水型の延長コードは差し込みのまわりが円形なので、防水コンセントにさせない可能性が大です。どうする?こんなのがありました。が、コードが短い。やはり2mくらいほしいです。ちなみに、10mあると、それはそれでジャマです。これで延長かな。まぁ来週土曜日はこのあたりを常設してゆらゆらできるでしょう。

午後は「フェミニズム×トランスジェンダー」を視聴。
実は、主催者の金友子さんから直々にお誘いがあって、これはぜひとも聞きたいなと思っていました。ただ、今日はもともと某在日外国人教育関係の会議が入っていて断念かなぁと思っていたのですが、会議がなくなったので、これはラッキーと申し込みました。
スピーカーは岩川ありささん。クィアスタディーズとかフェミニズムとか関連の話になるのかなと思ったら、そうでした。中でもインターセクショナリティは「広げていくこと」っていう提起がおもしろかったかな。例えば、黒人を語るときに、語られていなかった黒人女性へと広げること。黒人女性を語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンへと広げること。黒人女性のレズビアンを語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンの障害者へと広げること。そういうふうにしてトランスジェンダーのことも考える。
もちろんあたりまえのことなんだけど、あたりまえのことをあたりまえに話すことでわかることがあります。「微細な差異に敏感になること」というpdfはインターセクショナリティを念頭に置いて書いたけど、まぁあれはキワモノですから、こちらが本筋なんでしょうね。今後もおもしろい企画があるみたいなので、楽しみです。

まぁ、そんな感じの1日。

「このまちが好きだから」

今日は午後から出張です。せっかくなので、午前は年休をとりました。
さて、なにをしようか。本を読もうか、それとも明日が〆切の書類を書こうか。でも、3時間では書けないなと思ったので、S藤さんに「断念メール」を送ったら、「これから書くメール」が来てビビりました。まぁ他にも使いまわしができるから、ダメ元で書こうかなと。てことで、午前は書類をつくりました。が、やっぱりムリでした。
とりあえず昼ごはんだ。

なるほど、辛い。てか、熱い野菜を食べると辛さが増します。うーん、今日は卵を入れましょう。
で、出発。今日の主張は現地研修です。案内人は藤尾さん。が、諸般の事情で街歩きはなし。その代わりに藤尾さんから街についての説明を聞いて、講演のあと、自主街歩きということになりました。
で、講演。
藤尾さんの話は前に批判的に聞いたけど、今日はどんな話をされるのかな。なんでも、学校の教員向けバージョンなんだとか。
もともと藤尾さんの話は、人権学習の大切さを、自分の経験と照らしあわせて話されます。どう大切かというと、人権学習で人生が変わるんですよね。それくらい大切なんですよね。で、そうやって変わった藤尾さんが、また他の人を変えていく。でも、決して変えようとしない。変わるんですね。そのために、ものすごくていねいなとりくみをされます。
で、後半は、そういう藤尾さんのライフストーリーです。これがないと、おそらく「なぜ」が伝わりません。それにしても、2時間かかる話なのに、あと45分しかないぞ。どうされるつもりかな。
と思ったら、なんとなんと。被差別体験のネタをバッサリ削られました。やるな…。そして、さっくりと結論へ。見事に時間内に収められました。ライフストーリーはもったいないけど、でも、前半が聞けたのがよかったし、そこが教員にとって必要なところなので、ありですね。

で、当然のことながら「友だち特権」で、若い衆とかAっちゃんとかと一緒に少しだけ街歩き。それにしても、「負けてたまるか」の石碑の裏側にある解説を藤尾さん、ご存じなかったとは(笑)。
その後、若い衆と角打ち→ストーンズのお決まりコースです。藤尾さん、ここもつきあってくださいます。ありがたい。ここではカミングアウトをめぐる話で盛りあがりました。まぁ、カミングアウトをめぐる話になると、それぞれがカミングアウトをするわけで、わたしも同僚に「実はトランスジェンダーで」とカミングアウトしたら笑われました。そりゃそうだ。
ストーンズが終わったら、藤尾さんは離脱されたけど、もういっぱいだけ呑みましょう。ということで、コンビニでストゼロを買って、少しだけクールダウン。楽しい一日でした。

久しぶりの生音

朝、とりあえず感想文の入力です。音声入力えらい!早い!不正確だけど。
で、残り1クラスだけまだ感想が出ていないので、もらいに行ったら「すみません、まだ感想文を書いてもらってないんですよ」とのお言葉。まいったな。早く子どもたちに感想を返したいんだけどなぁ。そのために、先週必死で読んで入力したんだけどなぁ。もしかしたら、それで来年度の仕事のための書類を書くことができなくなるかもしれないってところまでがんばったんだけどなぁ。
でも、しかたないです。人権学習に対して、そういうこだわりを持っているのは、わたしのこだわりですからね。他の人には強制できない。
てことで、昨日少しは進めたゲンコの続きをしますか。昨日、あらかたできたので、今日は文字の調整だけです。あーしてこーしてこーやったら、いちおう収まりました。うーん、もともと書こうと思っていたことと少しズレたけど、まぁいいか。まだ先は長いです。
ちなみに、今号は「92年度卒業生」さんに登場してもらいました。あの人、とても鋭いんですよね。そして、よく観察している。んー、ここ読んでるかなぁ。まぁまたメールしましょう。前のメールのやりとり、返そうと思ったままになってるからなぁ。

授業の方はと言うと、片方のクラスは試験範囲+αを終えたので、今日から「取り出し」です。「取り出し」のポイントは、プライドを捨てることです。もう少していねいに言うと、数学が苦手である自分を受け入れることです。そういう自分を受け入れることでレジリエンスが生まれる。それが点数へとつながります。
知らんけど。
でも、前回すんごい点数をとった子が、教科書の問題をすらすら解いてたから、まぁええんとちゃうかなぁ。これがテストの点に結びついたらいいんですけどね。

で、午後に年休をとって大阪へ。
今日は友だちのY子ちゃんがオーケストラをバックに歌います。大阪は、今となってはちょっと遠いけど、せっかくの機会だから行くことにしました。
感染対策をとっているとのことで、えらいものものしい消毒とかしてますけど、指定された席は超過密なところです。いや、隣の席をあけないんだ。でも、中央の前の方だから、メッチャいい席です。ありがたい。
やがて開演。まずはオーボエの「A~」からです。チューニング聞くの、好きです。なんか「はじまるなぁ」という感じ。そして、チューニングは生じゃないと聞けない。そしてオープニング。
いいなぁ。もともとオーケストラ好きですからねぇ。それにしても、ほんとうに久しぶりの生音です。いつ以来だろう。大学の頃かなぁ。いや、ここに所属していた頃かな。そういや、ここのステージに立ったことあるわ。そういや、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の自分のパート、全曲暗譜したなぁ。
そんなことを思い出しながら、しばし音の世界にひたるなど。
なんだろう。周波数特性とか、そういうことを考えなくてもいいですね。これが音なんです。それがコンサートですね。そして、残響がいい。
やがて、Y子ちゃんの出番です。選曲は「恋とはどんなものかしら」です。モーツァルトの「フィガロの結婚」ですね。好きなオペラです。そして、この選曲、Y子ちゃんらしいです。少し線の細い声だけど、すんごい透明感のある声ですね。ヴェルディなんかにはあわないけど、ドイツ・オーストリア系の音楽にはぴったりなんじゃないかな。
その後、なかなかな迫力の方々が登場。ガタイがいい。ソプラノはガタイがよくないと歌えないからなぁ。Y子ちゃん、華奢だから、タイプが違いますね。で、ガタイがいい人は、やはりイタリア系ですね。なんかもう、張る張る。だんだん疲れてきます(笑)。
第2部はボーカルの人も出てきます。マイクを通した声に少し違和感が出てくるのが、こういうコンサートなのかな。ちなみに、スピーカーはElectro Voiceです。やはりいい音ですね。
で、第3部。再びY子ちゃんが登場。今度はヘンデルです。ホッとします。やはりこういう感じがいいなぁ。
で、最後の人は、プロフィールを見ると、ガチの感じです。で、歌いはじめられた瞬間、「やはりガチだわ」と、すぐわかりました。いや、すごい。でも、ヴェルディは強烈ですね。
まぁそんなこんなで、あっという間の3時間でした。てか、3時間をあっという間に感じたんだから、やはり楽しんでいたんだな。なので、こんな機会を与えてくれたY子ちゃんに感謝の夜でした。

歴史は繰り返す・トランスジェンダー生徒交流会

もともとは緊急事態宣言中に予定していた今年度最初の交流会ですが、さすがにまずいかなということで、今日に延期していました。もっとも、まだマンボウ中ですが、感染対策をしっかりやればいいかなと。
おとついあたりから「メニューをどうする?」って話がまわっていたけど、今回はパスタで攻めようかと。フライパンとカセットコンロを持ち出して、小さい子どもたちにナポリタンをつくってもらいましょう。
で、集合場所に行ったけど、誰も来ません。11時半になったけど、誰も来ません。しかたないからビールでも呑みましょう。12時前になったところで、ようやくひとり来てくれました。てことで、久しぶりにわたしも働くハメになりました。でも、そこからだんだん人も増えはじめて、みんなで涙を流しながら玉ねぎを切ったり、ピーマンを切ったり。
ナポリタンをつくりはじめると、おもしろい。やはりピーマンが嫌いな子はピーマンを入れずにつくるのね。あと、フライパンはやはり小学生には重いみたいです。保護者さんが一緒になってつくってくれていました。でも、子どもたち、けっこう喜んでいたんじゃないかな。
そんなこんなで3時前まで遊んで、恒例の話しあいタイムです。とは言え、子どもたちはなかなか自分の話ができない。保護者さんが代わりにいろいろ話してくれます。そんな中で、ひとりとても気になる子がいました。なんだろう。自分がいたい姿でそこにいない。まわりの目を気にしながら、まわりからバッシングされない姿でそこにいる。ものすごく「安全側」に振ってます。こんな子、いたよな。Mちゃんだ。なので、Mちゃんに少し話をしてもらったり。わたしも補足でこの日のことを話してみたり。なんか、思わず涙が出たのですが、まわりからは冷やかしの言葉が飛んできました。
それにしても、「なにもなく」過ごしている子が、ふとした時に壁にぶつかる。そのダメージはきついですね。まぁわたしたちみたいな壁にぶつかりまくってきた人間だったら、常にガードを固めているから、壁にぶつかってもそんなにダメージはありません。が、「なにもなく」過ごすことができている子はガードの固め方を知らないから、ダメージが大きい。久しぶりに子どもの涙を見る交流会でもありました。
その後、サポーターのおうちへ。ここで軽く呑み。でもマンボウ中だから、さっさと切り上げましょう。てか、明日は月曜日だ。
いつものようにK川くんに送ってもらったけど、なんと、寝ませんでした(笑)。

書けない

今日の午前は組合の定期大会です。役まわりは今年も議長です。なぜわたしが議長になるかというと、執行委員ではないからです。いちおう女性部長(笑)はやってるけど、諸般の事情で執行委員はやらないことにしています。当然執行委員は議長にはなれないので、結局わたしのところにまわってくるということです。今年はハイブリッドでやるということでどうなるかと思ったけど、そのあたりはなんとかクリア。
大会の方はつつがなく進行したけど、ひとつだけ「やっかいなこと」が勃発しました。なんと、議長が修正動議を出したという。委員長曰く
「委任状は「議長に対して委任する」ってなってるから、執行部が×を出しても、議長が◯といえば通ってしまう」
なるほど。そうやな。まぁでも内容がこの間の訪問にかかわる話だったから通りました。よかったよかった。
定期大会が終わったらAっちゃんと軽く呑み。ダラダラしょうもない話をして、おうちへ。
夕方からおべんきょ仲間とのおべんきょ会です。今回は、近況報告+今後のおべんきょ会のこと+データの読みあわせでした。
なんでも、このデータ、政策提言に使うんだとか。問題は、どんな感じで使うかですよね。単に「こんなデータがあります」ではもったいないですね。やはり、インタビュー対象者の中にあるさまざまな規範を明らかにすることを通して、それが政策の中にもあるってことを指摘し、「だからこそこの提言は妥当なんだ」ってやったほうがいいんじゃないかなぁ。まぁそんなことを思ったので
「わたしたち(笑)研究者としては」
と口走ってしまったり。
そんな感じで充実した一日を過ごしました。
が、ゲンコと書類が書けない。うがー…。

今年はできた

ここ数年やってる「部落差別問題学習」ですが、去年は全国一斉休校のあおりをくらって日程調整で挫折してしまいました。で、今年はやらなきゃなと。
てことで、昨年度末に年間行事予定をつくるときに、「やりますよ」という話をしてました。問題は、なんコマ時間をとるかです。ふたコマとると、ひとコマ授業がつぶれる&特別時間割を組まなきゃならんことななります。ひとコマのスーパーロングホームルームにすると、生徒も担任もたいへんです。ひとコマだとビデオが見せられない。さてどうするか。てことで、部長さんに玉虫色の提案です。
い「とりあえずふたコマとっておいて、担任さんから「ひとコマ」って言われたらひとコマにしましょう」
部「そうですね。そうしましょう」
で、ひとコマになるのかと思ったら、どこからもそういう声が上がらずに、気がついたらふたコマになってました(笑)。てことで、10分の休憩をはさんで45分×2の人権学習になりました。
朝は少し早目に出勤。昨日の放課後準備しておいた荷物を体育館に搬入です。かつては事前準備をしたら人権学習の時間帯になったら機材がどうなってるかわからないというファンキーな雰囲気でしたが、今はなにもないです。おとなしくなったのか、そもそも機材に興味がないのか。
で、ショートホームルームの代講です。まずはここから。
「みなさーん、今日はなんの日か知ってますかー」
「…」
「君たちが研修旅行で行く予定になってるのは、どこですかー?」
「沖縄…」
「今日は沖縄慰霊の日です」
「…」
少しは沖縄戦の話をして
「今日はそういう日なんだってことを、少し心に刻んで過ごしましょう。そうやって過ごすことが、研修旅行に行けたとしたら、とても大切なことなんだと思います」
その後、1・2・3と授業をやって、おべんと食べて、昼休みはセッティング。そして、「部落差別問題学習」のはじまりです。
まずは担任団の人権担当さんからコメントがあって、ビデオ上映。けっこうガチで見てるのは、たぶん映像の力ですね。で、人権担当さんから少しコメントがあって、わたしにバトンタッチ。
「あの映像を見て、闘ってるのは誰だった?もちろん当事者も闘ってるけど、実は親から結婚を反対されて、その親を説得した人。つまり当事者じゃない人だよね。で、闘うためには練習が必要。そして知識も必要。今日はそういう日だって思っておいて」
とひとことコメントをして休憩時間。
その後、45分間一本勝負です。
なんか、ほとんどの子がガッツリ話を聞いてくれてる感じですね。おそらく、講演でもなんでもない、自分の学校の数学の教員が話す、単なる「授業」です。まぁ「ダルいな」って思うのが当たり前です。が、聞いてくれるのはうれしいですね。
「わたしの話は以上です」
って話終わった次の瞬間、メッチャ静かでした。まぁこの時みたいに拍手はありませんでしたけどね。
ただ、がんばりすぎて48分くらいになってしまったのはまずかったな。なにせ、感想をゆっくり書けない。でも、体育館に残って書いてくれてる子もいたりして、うれしかったですね。そうそう「考え方が変わった」って言いに来てくれた子もいたし。
今回は、被差別の話だけじゃなくて、そこに「でも闘った人がいた」と、必ず付け加えることにしました。やはりそれを忘れちゃいけません。まぁ時間が伸びたのはそれが原因なんですけどね。
さてさて、どんな感想が返ってくるかな。

初訪問

朝、某国営放送の方からメールが来てました。web版が公開されたらしいです。

で、職場に行くと内線電話がかかってきました。なんでもわたしが副担任をしてるクラスの担任さんがしばらく休むことになったんだとか。
またかよ。
昨年度もそんなことがあったし、一昨年度もこんなことがありました。わたしが副担任をやると担任さんが長期の休みになるサイクルができてますね。
まぁでも時差登校だから少しは楽かな。
ちなみに、ロングホームルームはわたしは不可。その日、部落差別について話をしなきゃなりませんからね。まぁ「休まないことが前提」だとこうなるってことです。
で、ワクチン接種の予約をするなど。
いや、「生徒は若いから感染しない」とか言って、教員は若くないから感染リスクがあるのにエッセンシャルワーカーにしてるから、こんなことなら高校教員がワクチン接種するのは世界で最後かなと思ってたのですが、どうやら優先枠がまわってきたみたいです。で、予約サイトに行ったら、各枠が100人なんですけど、平日はガラガラですね。こりゃ優先枠がまわってくるわ。てことで、サッサと打つことにしました。
ここからわわわと授業を済ませて、午後は出張です。出張先は京都府国際センターです。ここ、基本的には「国際交流」とか「異文化交流」をやってるだけって聞いてたから、そういう目で見てたんですが、一昨年あたりにめっちゃすごい人がおられるって聞いて、これは行かなきゃアカンなと思ってました。が、とてもじゃないけど行ける状況になかったので延ばし延ばしになってましたが、ようやく行ける状況になったのでアボを入れました。ほんとは先週行くつもりだったけど、先週は本店の人が来たから。行けませんでした。
てことで、話しはじめたのですが、京都府ひどい。いや、たいがいひどいと思ってたけど、ほんとにひどい。なーんにも実践してない。
なかでも印象的だったのは「ベテラン教員が自信を持ってる」って話。なーんにもしてないのに、そしてなーんにも知らないのに、不思議と自信を持っていて、そのせいで外国人生徒がしんどい状態に追い込まれていくんだとか。
わたしは自信なんてないです。だって、かつて中国帰国生徒が指の間から砂が落ちるように、サラサラとやめていったのをどうしようもなく見ていることしかできなかった経験がありますからね。あの時わたしはなにができたんだろうと、今も思ってます。
きっと教員を踏みとどまらせるものは、失敗の経験なんだろな。そして、もしもわたしがあの子らとかかわっていなかったら、「失敗した」っていう認識が生まれなかったんだろな。
まぁそういうことです。
ということで、山のようにひどい話を聞かせてもらって、「すみません」しか言えないんだけど、それでも「なにかやらなきゃならないですね」って話をしてるときに、ふと思い出しました。
「京都府って指針を出してるやん!」
で、指針を見せたら
「ちゃんとしたのを出してますやん。でも、忘れてるんとちゃうかな」
と、厳しいお言葉。まぁでも、これをひとつのテコにして、いろんな形で働きかけていく以外方法はないですね。この動きを置土産にしよう。

てことで、すんごく興味深い話のあとは、角打ちです。ようやく長い長い禁酒令があけて、みなさんどうだろなと思ったら、オールスターがそろってました。で、わたしも認識してもらえて、メッチャうれしかったり。
うん。今日はいい1日だったな。

バラバラだから対応できる?

今日の午前は日教組の女性部長会議です。ほんとは終日だけど、午後から用事があるので午前のみの出席です。こういうことができるのもzoomのおかげなんだけど、zoomのおかげでこういうことができてしまうわけで、やはり一長一短ですね。
ちなみに、午前は情勢報告と先達の講演です。いろいろ示唆に富む内容でした。
午後は4人のおべんきょ会。こちらは安定の対面です。身体を前のおべんきょ場所まで持っていくのは気が重いけど、持っていったらおもしろい。これがオフラインなんですね。まぁそれを「古い人」っていうなら、それはそれでいいんだけど、やはりリアルに会うことが大切だなと。もちろん交際範囲は狭まるんだけど、時間と体力とお金を使ってつくる関係というのはたぶん大切なんだろな。
で、約2時間、あーでもないこーでもないと話しあって、なんとなく「筋」が出てきたような感じになりました。
まぁそれはそれでいいのですが、やはり義務制と高校は違うなってことをあらためて感じます。もちろん高校と言ってもひと口では語れないほど、高校によって差があるんだけど、そしてそれは制度的につくられた差でもあるんだけど、でも、その違いよりも義務制との差のほうが、たぶん大きいな。その差はひとことで言えば、教員のふるまいの多様性と言えるかもしれません。多様性はよく言い過ぎか。好き勝手やってるってことですね。
わたしは基本的には好き勝手やってますが、それを嫌う人がいたとしても、放置はしてくれる。なぜなら、嫌う人もまた好き勝手やってるからです。なので、衝突はあります。高校は、それを織り込み済みって感じかな。
そう言えばスクールバス・モデルに感じたすんごい違和感も、たぶんこのあたりにあるんですよね。端的に言うなら、高校はすべての教員が同じ方向を向かないことで幅ができる。幅ができることで、多様な生徒の多様なニーズに応えることができる。それをもっと進めると大学のようになる。逆に言えば、大学ほどバラバラではない。
そんなことを考えると、「学校」というアンブレラタームって、とてつもなく広いというか、すでにアンブレラからはみ出てるんじゃないのってほど、意味をなさない言葉というか。そんなことを感じますね。
で、それが4人のおべんきょ会のおもしろさです。
そんなこんなで、2時間半ばっかがんばって、「次は飲めるかな」と笑いながら解散です。
さてと。帰って飲もうかな。

人権学習ウィークス開始とか

今週と来週の水曜日、人権学習があります。今週は2年生。来週は1年生と3年生です。で、今日の人権学習は「ゆきみちゃん講演会」です。いつぐらいからやってるかなと思って検索したら、いっぱい出てきたな。
とりま、授業前に機材のセット。その後3発授業をやって、4時間目に準備をしたかったけど、体育館を使ってるから準備できません。まぁしゃーない。おべんと食べてひと息ついて。
駅まで迎えに行くと、向こうからオーラが(笑)。ゆきみちゃんの登場です。久しぶり!半年ぶりかな。
と、ゆきみちゃん曰く
「いつきちゃんと出会って10年。アニバーサリーですよ」
とのこと。そうか、寝言を韓国語で話してるのでビックリしてから10年か。他にもいろいろあるけど(笑)。
てことで、講演会スタート。
まずは「制度」「言葉」「心」の「3つの壁」の話から。ここはむずかしいですね。「心の問題にしちゃいけない」ってずっと言ってきましたからね。でも、ゆきみちゃんは「心」に焦点化して話を進めていかれます。はたしてどうなるんだろ。
でも、たぶんそうなんですね。「制度」や「言葉」は、ゆきみちゃんにとっての壁ではない。それはお母さんにとっての壁なんですね。だからこそ、自分の存在に正直になれば、そこに力点を置くのは欺瞞になります。さらに、ゆきみちゃんが経験してきたことは、まさに「心」が行為になった事象なんですね。だから、「心」に力点を置くのは、たぶん正直なんでしょうね。
そんなことを考えながら、話を聞いていました。で、最後の方で「ヘイトの三角形」を出す。なるほど。ここで、「心」と「制度」が結びつくんですね。つまり「心」の問題の延長に「制度」があるし、「制度」の底辺に「心」がある。そういうふうに制度や法律と「心」をつなげてるのかな。であれば、いいな。
てか、毎年毎回考えるのが、そこを補足するのが教員の仕事ってことです。

そんなこんなの最中に、某国営放送から連絡がありました。一週間くらいここから見られるんだとか。「あの子」の現実が、あちこちに伝わるかなぁ。それは「あの子たち」の現実でもあるんだよな。

傘をゲット→買い出し

この間Tくさんたちと飲んだ時、送ってくださった方の車の中に傘を忘れてることが判明してました。なので、今日ゲットしにいくことにしてました。ただ、Tくさんから「あまり早い時間に来るな」と言われてるので、どのあたりが頃合いなのか、探らなきゃなりません。
ちなみに、こんな日に限って5時に目が覚めます。
いつものように猫の額でコーヒー飲みながら新聞を読んでのんびりして。8時くらいにバイクでスタートです。とは言え、直接行ったら「早い」と言われそうなので、まわり道をしましょう。まずは途中峠です。なんかけっこう車が走ってますね。みんな早起きだなぁ。で、西大津バイパスです。みんな飛ばすなぁ。そして山中越え。車の後ろにつくと、めっちゃ走りにくい。
そうか、わかった。車はコーナーで減速するんだ(笑)。いや、バイクも減速するけど、減速の度合いが違います。車並みに減速すると、バイクは立ってられません。自然と車間距離が近づきます。すると、車が気になる。するとコーナーの先を見たいのに視線が近くになる。何が問題かというと、首の向きがコーナーの先を向かなくなる。だから旋回しない。
まぁそれがわかっただけでもよしとしますか。
そんなこんなで途中で傘をゲットして、無事帰宅。
午後は買い出しです。何を買うかというと、30kgの玄米です。買い出しに行く先はYき姐の家の近くの農家の方のところです。
発端は、Sゅん輔から「いりませんか?」と言われて「ほしい」と答えたところです。ただ、そろそろお米がなくなるので、そんなに待てる感じじゃない。なので、直接買いに行こうかと。
せっかく京都府中部の山間のところに行くんだから、ドライブもしますか。てことで、ウッディ京北に寄ったり、スプリング日吉に寄ったり。スプリング日吉ではたくさんのファミリーがテントを張ってます。いいなぁ。わたしはというと、せっかくなのでお風呂に入りましょう。温泉は気持ちいいです。
そんなこんなで待ち合わせの時間ピッタリに待ち合わせ場所に到着。お米をわけてもらって、さらに近くの養鶏場で平飼いの卵をわけてもらって、さらにYき姐の家で野菜をいただいて。これだけの野菜、どうやって食べる?
そんなこんなで、充実した1日を過ごしました。でも、疲れた。早く家に帰ってビールを飲みたい。