「ひとりの被差別部落民として、いま、共に考えたいこと」

朝、通院です。前は1時間待ちだったけど、今回は早めに行って受付に並んだので先頭でした。手術のあとは順調です。なので、9月の終わりに左手もやることにしました。
で、職場へ。
今日の午前は保健部研修、午後は人権研修という研修日です。
保健部研修は大幅に遅刻。昨日話しはしておいたけど、やはりばつが悪いです。カウンセラーさんの話、聴きたかったんだけどね。
午後の人権研修は川崎那恵さんに来てもらいました。今年のテーマは部落差別にしようと思っていて、若手教員に「どんな話を聞きたい?」って聞くと、「当事者の話が聞きたい」と言ったので、さてと誰にしようかなと。いろいろ考えた結果、やはり川崎さんだなと。
川崎さんの話、ちょうど10年前に聞いています。あれからどうなってるかなぁ。
はじめは少し固い感じ。なんか緊張されてますね。まぁしかたないっちゃぁしかたないです。高校の教員って、固い感じで聞いてしまう。だから、話す方も固くなってしまいます。あと、川崎さんの「ふるさと」の歴史なので、少し話しにくいのかな。
でも、ご自分の話をされるようになってからは、少しリラックスしはじめられました。そして、「ルーツを見つめる」の上映です。なつかしいなぁ。かつて部落問題学習で使いました。これ、ほんとうに好きな映像です。このあたりから、聞いている側もリラックスかな。
最後のあたりは川崎さんからのメッセージ。やはり「社会構造」に着目されますね。
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無意識のうちに差別に加担してしまう私たち
– どこかにいる変な⼈が差別をするのではない。
– 差別は意識・⼼の問題だけではない。
– 今の社会の構造や制度が、差別・格差・不平等を強化・再⽣産する。
– 構造や制度を無批判に受け⼊れて⽣きている私たちは、差別に加担している。
– 社会の問題として、社会の⼀員である⼀⼈ひとりが、反差別の⾏動をとることが⼤事。
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という提起はとても大切です。そしてさらに「それぞれのやり方で」とつけ加えられます。このあたりが、やはり「ピンで立つ」川崎さんらしいメッセージですね。
もちろん、川崎さんのやり方は「寝た子を起こして、仲良くごはん」です。
うん、来てもらってよかった。さあ、みんなはこの話をどう日々の教育活動にフィードバックするかな。

修理のちスタジオにてお座敷

朝、6時に目が覚めました。しまった、目覚ましかけてました。
しばしボーとして、さてとやろうかな。7時くらいから雨マークがついてます。ならば、雨が降る前にやっちゃわなくちゃ。
てことで、ドアホンの修理です。昨日考えた原因のチェックをしましょう。ちなみに、うちのドアホンは電話と一体型のヤツです。メーカーはナショナルでした(笑)。しかも内線電話が使えるヤツなので、それなりにめんどくさい。
まずは「前に落雷で焼けたコードの代わりに敷いたコードが断線してる」かどうか。ドアホンの親機からコードをはずす。玄関の子機からコードをはずして束ねる。端末側で導通チェック。テスターの針が振れました。てことは、断線ではない。
次に「前に落雷で死んだ回路とは別に生き残った回路がやっぱり死んだ」かどうか。子機と親機を短いコードでつないで鳴るかどうかをチェック。鳴らないか…。てことは、いよいよおしゃかかな。と思ったら、子機からコードがはずれてました。なので、再チェック。やっぱり鳴らないか。諦めきれないのでもう一回子機のボタンを押したら鳴りました。へ?どういうこと?でも、システム自体は生きてるんだな。助かった。てことは、原因は「その他」ってことですね。
とりあえずコードをセットして、子機を玄関にもっていって鳴らしたら、やっぱり鳴らない。てことは、子機にトラブルか。なので、子機をばらしてチェック。なるほど、ここを押すと、このボタンを押すのね。ほう、ボタンの動きはカチッとしてる。で、組みつけると、タッチがふにゃふにゃです。あー、基板がたわんでるわ。てことで、基板にグルーガンでちょこっと盛ってやって組みつけたら、タッチがカチッとしました。
で、玄関に子機をとりつけてボタンを押すと、鳴りました。
よかった。これで3万円くらい浮いたな。時計を見ると8時です。おなか減ったな。今日も猫の額で朝ごはん。
その後4人のおべんきょ成果を考えるも、気が乗りません。ダラダラしているうちに昼になりました。
午後は北摂のとある中学校区のお座敷です。会場に入ると、完全なスタジオになっています。どうやら、とても趣味的な教員がいらっしゃって、その方が構築されたみたいです。カメラが3台、ガンマイクが2本。そこにミキサーとかスイッチャーとかがあります。やるな。なので、zoomのホストはおまかせです。
ちなみに校区の小学校の支店長さんはお友だちです。会場の中学校の支店長さんは、どうやら実践をゴリゴリされてきた方みたいです。しばし「かば」の話で盛りあがったり。
で、お座敷開始。リアルに聞いてくださるのは支店長さんおふたりと、今回担当された同推教員の方と、趣味的なスタジオを構築された方の4人です。みなさん、大ウケされてました。うれしいな。1時間45分話をさせてもらって、さらに30分ほど質疑応答。気がつくと勤務時間ギリギリです。すごいな。
さて、今日はいろいろありました。お友だちの支店長さんからヱビスを2本もらったので、家に帰って呑みましょう。

かば

今日はお座敷が流れたので、1日オフです。まぁいい機会です。
なので、せっかく京都で上映しているので「かば」を見に行くことにしました。
上映時間が微妙だったけど、とにかく昼ごはんは食べていきましょう。てことで、チョイスしたのはこれ。

プルダックタンメンです。辛い(笑)。

で、映画館へ。映画館に来るのは久しぶりです。支配人の方が、かなりこわい顔をして「検温して下さい」「消毒して下さい」と言っておられます。そりゃそうだ。感染者が出たらたいへんですからね。
で、開場を待っていると、あり?見覚えのある人が…。ためしに電話してみたら、なにやらチケットをゴソゴソしておられるので切りました。まもなくコールバック。
「左見て」
「あー(笑)!」
A久◯さんでした。
しばしよもやま話をしていたら開場。中に入りました。さて、どんな感じなのかな。

見た感想をひとことで言うなら「文化祭でつくった映画」という感じです。伝わるかなぁ。
売れるとか売れないとか、そういう話じゃないです。ほんとうに自分たちがつくりたい映画をつくった。伝えたいことを山盛りにした映画です。だから、芸術性とかそういうのは考えていない。もちろん人権啓発とかでもない。ジェンダーバランスとか、もう、言わずもがなです。なので、ツッコミどころは満載です。
でも、そういう話じゃない。少なくとも、わたしにとっては出会ってきた生徒たちの顔がドンドン浮かんできました。
ひとつだけ、ネタバレじゃないけど、わたしにも「かばせんせい」や「ちゃーこせんせい」に教えてくれた生徒のような存在があります。それは「92年度卒業生」さんです。
わたし(たち)は生徒や卒業生から教わって成長していく生き物なんだということ、そしてそれは「かかわること」からしか獲得できないということを気づかせてくれる映画です。
来年度の夏季研、若い教員たちにこの映画を見せたいなぁ。
そうそう、「文化祭でつくった映画」の含意をもうひとつ。みんなで楽しんでつくったってことがメッチャ伝わってきました。

で、阿◯Zさんと感想を交わしながら帰って、ちょっといっぱい飲もうかということになったけど、外はざんざん降りの雨。しかたないのでここでバイバイ。
わたしはいつもの角打ちに行って、雨宿り。と、お店のお母ちゃんが来られたのでいろいろ話を聞かせてもらったけど、これがおもしろい!結局1時間くらい聞き取りをしてしまった感じでした。ICレコーダー、まわしておきたかったなぁ。

もやっと感

今日の午前は手術跡の消毒です。なぜか1時間待ったけど、やはり早く行かなきゃならんみたいですね。ちなみに、傷口の方はというと、「すごい、皮が張ってる」とのことでした。まぁ再生能力は高いですからね。

で、午後から前のおべんきょ場所で「伊藤悦子門下生研究発表会」です。
今回のテーマは「人権意識調査から見える学校が果たすべき役割について」とのこと。なんでも、高校生にアンケートをとられたという話は聞いていましたが、それの分析とのことです。
前半は同和教育の継承とかの話で、簡単に言うと半年間の勉強の発表です。なんというか…。これほどまでも知らないんだなということを知って、ショックというか、さもありなんというか。こうなった責任の一端は、当然同和教育を推進してきた「わたし(たち)」にありますが、責任の大半は教育委員会や、高校においては管理職にありますね。
わたしが教員になった頃は、組合の組織率がほぼ100%でした。まぁ当時の京都の組合は同和教育推進反対の立場だったので、ほとんど役には立ちませんでした。が、教育委員会は徹底的に組合潰しをしました。そのかいあって、組織率はがた落ちでした。そこに日教組を割る形で全教ができて、京都については日教組系の組合がなくなった。なので、再建した。わたしはその時のメンバーなわけです。その後、教育委員会と同和教育推進の教員は「呉越同舟」という形できたけど、同和教育推進系の教員は圧倒的少数派なわけです。で、その圧倒的少数の人間で「同和教育の継承」ができるかというと、それはムリですね。
同和教育って、無色透明なものではないです。まぁ言うならば「教育運動」なわけです。運動である限り、一定程度の政治性を持っている。というか、無色透明な教育があるかどうか、誰かに聞いてみたいものではありますが、まぁそれはおいといて。で、教育委員会がやった組合潰しは、「組合=運動」とラベリングして、運動に関与することを避けるような研修を行ってきた。そこから「運動に関与しないという政治性」を持つ教員を大量に生み出してしまった。そういうところに「教育運動」である同和教育が根づくかというと、これはまったくムリなわけです。
で、それに気づいた教育委員会は、ようやく「呉越同舟」ではありながら同和教育の継承をいいはじめた。なぜなら、それをしないと「教育内容」がスッカラカンになるからです。でも、それを中心的に担ってきたごく少数の教員はみんな定年退職をし、絶滅危惧種が一匹だけ残っているというのが、今の状況なわけです。この状況で「継承どうする?」って言われても、これは「知らんがな」という返事しかできない。
そんなことを考えながら発表を聞いていました。
で、うーんとなったのが、子どもの貧困対策とか自己有用感とか自尊感情なんかとからめて社会関係資本を出して、その例に部活動・ボランティア・地域社会をあげたあたりですね。いずれも相当程度のタテ社会ですね。しかも部活動とか、学校の延長でしかないし、価値感があまりにも共有化されている。というか、部活動って囲い込みをする傾向があるから、それが他の資源との結びつきをジャマしてしまうことがあるんですよね。というのと、そもそも自己有用感の高い子が部活を続けるとか、あるいは部活って自己有用感を高めやすいしくみだから簡単に高まるとか、まぁいろいろモヤモヤします。なにより、社会関係資本を学校がつくりだすのは悪くないけど、結局学校が囲い込んでしまったらまずいだろうなとか。
まぁでもクラブを熱心にしておられる方みたいなので、そうなるのかなぁ。
てことで、5時過ぎまでワイワイディスカッションをして終了。今年も呑めないから、おとなしく帰りましょう。

大人のおさんぽ

朝起きると絶不調です。あたりまえです。
それでもサムゲタンをあたためて、ネギを刻んで、朝ごはんの準備です。10時ごろに朝ごはん。昨日のうちにつくっておいたサムゲタンにごはんを入れて、醤油をたらしてネギをパラリとやるとおいしい。「もち米入ってるやん」ってことですが、少ないからあたらない。
ここでチューハイをプシュ。ダメな一日が決定です。ただ「うまいな」と思うのは1杯目で、あとはしんどくなりますね。こんなのを夜になるとガブガブ呑むんだから、ダメなわけです。
そうこうするうちにA久○さんと片岡さんが来られました。ということで、家呑みは解散。ここからはIずみちゃんを含め4人の「大人のおさんぽ」です。
まずは40番地の跡地から。脳みそが少しオーバーヒートしてるので、なんか変です。まぁでもひと通り話をして、マンモス団地の跡地へ。そこからひかり公園です。
いつもは歩きだけど、今日は阿○Zの車なので楽チンです。が、一方で車を置く場所がややこしい。特にわたしが車の運転ができないので、土地勘があまりない人の運転になって、これがまたややこしい。まぁでもそれはそれです。
で、「おさんぽ」の方は石碑「負けてたまるか」のあと柳原銀行です。と、事務局の奥野さんが2階の写真について説明してくださいました。
おぉ!わかる!わかるぞ!
い「えーと、このあたりがひかり公園で、この建物って崇仁小学校ですよね?ってことは、風呂屋はこのあたり?」
奥「なんでわかるの?」
い「そんなん、わかりますがな」
奥「くやしいわぁ。さすがは数学の教員」
いやいや、説明してくださったからわかるわけですよ。とにかくメッチャおもしろかったです。
ここで昼ごはんでブレイクです。片岡さん曰く「そばが食べたい」と。ないっすよ。「冷麺でもいいですよ」とのことなので、清華園へ。
わたしも冷麺冷やし中華を頼みました。

スープの酸味がうれしいです。ただ、食べ続けてるうちに「ラーメンのほうがよかったかも」とか思ったり。
もちろん餃子も頼みました。

うまいな。ただ、ひと皿400円は、京都の人間としては高いです。あくまでも「京都の人間としては」ですけどね。そういや、前にいろいろ聞いたことがあったなぁ…。
で、五条を車の中から案内して、六道の辻へ。ここで、弓矢町のこととか轆轤町のこととか「子育て飴」のこととか話をして、超ショートバージョンの「大人のおさんぽ」終了です。
でも、うーん、疲れた。
家に帰って、時計を見たら「今日はパリロか」と思うなど。でも、横になったら寝ちゃいました。まぁええか。明日から仕切り直しですね。

草刈り

来週は交流会のキャンプです。今日はその準備でキャンプ場の草刈りです。
とりまO田さんとの待ち合わせは7時。そこからキャンプ場に向かいます。道も空いてるし、そんなに飛ばさなくても2時間しないうちに到着です。
まずはポンプの点検から。なんでも水抜きをしてくださったんだとか。なので呼び水してポンプを稼働させます。が、出てこない。なぜだろう。なんか、アラームが点灯してるのが気になります。O田さんが近くの人にヘルプを出しに行ったので、わたしはポンプをあきらめて草刈り開始。そうこうするうちに、交流会の若い衆も草刈り開始。草刈りが3人いるとあとがめんどくさいので、わたしは草の回収係に転向。
しかし、草刈りしながら
「草刈まさお」
とか思った次の瞬間に
「そうか!だから暴走機関車の家のヤギの名前は「まさお」だったのか!」
と今さら気づくなど。
と、近くの方が来られてポンプをいじってくださいました。が、ダメ。と、草刈りしてるわたしたちを見て
「大きいのを使ったら1時間で終わるがな」
とおっしゃいます。まぁでもないものはないし、しかたないな。
そんなふうにして草を刈ってましたが、気がつくとさきほどのおじさまが軽トラでやってこられました。上に乗ってるのは刈馬王RX-803です。
O田さん曰く
「歩兵のところにタイガー戦車が来た感じですね」
まさに…。
てことで、歩兵はタイガー戦車が入れないところをやることにしました。で、ほんとに1時間ほどで草刈り終了です。ありがたい。
1時半くらいにとりま片づけをはじめたら、雨です。いやぁ、いろいろなものが味方してくれてますね。
てことで、大雨&雷鳴りまくりのところを昼ごはんを食べに行きました。いつものところは満員だったので、今回は「まいづる茶屋」へ。
ここ、いいわ。てか、海鮮丼がこんなの。

うまいわ。そしてビールは一番搾り。うまいわ。
帰りの車で、再びO田さんとあーでもないこーでもないと話しながら帰って、でも家に着いたら4時過ぎです。
刈馬王RX-803、ありがたい。

冷えたビールに集約された1日

今日から期末試験です。ここまで長かった。
てことで、午後は久々のお座敷です。向かうは北摂地方の高校です。ちなみにこないだの打ち合わせは今日のためでした。
ガッコに着いて
「まずは校長室」
って言われて、やはりビビりました。が、校長さん、フランクな方でした。なんでも全同教佐賀大会のお座敷を聞いておられたんだとか。
「あんなノリでええんですか?」
と聞かれて
「ええねんええねん」
と返した方らしいので、安心です。
ちなみに、小中高で一番反応がいいのが小学校です。次が中学校で、一番反応が鈍いのが高校です。それはうちのガッコも同じです。さらに地域でいうと、大阪の反応が一番悪いです。それは単に「レベルが高い」からです。てことで、今日は苦手なパターンです。
まぁいいや。あとは野となれ山となれ。
で、お座敷スタート。はじめのうちは、あまり反応がよろしくないです。とくにベテランの方が値踏みする感じですね。まぁそれはわたしも同じか(笑)。ただ、今となってはわたしのほうがベテランだったりする可能性があるんですけどね(笑)。
ところが途中から反応が変わってきました。ネタに少しずつ反応が返ってきて、確実に聞いてくださってることが伝わってきます。するとわたしも元気になるというものです。
「みなさん、このネタ、わかってますかー」
「わかってますよー」
すげえな。こういう反応はあまりないです。うれしいな。
そんな感じで1時間50分走りきりました。
職員室に帰っていかれるみなさんの顔が笑顔なのがうれしいです。
「情報量が多くて、笑うヒマがなかったです(笑)」
「すみません。てか、「お前の話には間がない」って言われるんです」
みたいな会話。
その後、なぜか校長室でよもやま話。まぁ、府立人研で事務局長やっておられた方なので、そうなりますわな。

で、せっかく来たので、近くのムラを案内してもらうことにしました。なるほど、ムラの南端で道が大きく下がってますね。もとは向こうは湿地帯だったんだとか。てことは、その境界線にムラがあるってことですね。
それにしても大きいムラです。そして、改良住宅が古い。ということは、それくらい前から運動をし施策を勝ちとってきたってことですね。
ちなみに、ここのムラの中学校区は2小1中ですが、その3校が一体化してるんだとか。そういうとりくみをしている根底には研究者が入っているんですね。
ちなみに、支部におジャマしたら、女性部の方がおられて、なぜかわたしのことをご存知でした。わけわからん。
そんなこんなで楽しくムラとその周囲を案内してもらって、とうぜん喉はカラカラです。てことで、隆盛に入りました。いやぁ、いい感じのお店です。ここでキンキンに冷えた生ビールをいっぱい。ちなみにサッボロです。うまいです。なのでもういっぱい。アテはホルモン炒めかな。最高です。
そんなこんなで8時まで楽しい時間を過ごして、さてと帰りますか。

いろいろ仕入れる→「フェミニズム×トランスジェンダー」

土曜日の朝は猫の額のゆらゆらからはじまります。朝ごはんのあとは『マンゴーと手榴弾』を読んだり。おもしろいな。とにかく勉強です。

この間、いろいろ考えてきたけど、必要なものは必要と割り切って仕入れることにしました。
まずは、8月いっぱいは右手が使えなくなることを見越して準備をせねば。もちろん、右手が使えなくなるといろいろ不便ですが、それを軽減するための8月でした。が、ふと気がつきました。クリッカー、どうすんねん。たぶん右手で持てません。左手で操作するとしても、マイクをどうするか。悩んだ末リングマウスを導入することにしました。でも、写真を見たら、みんな指を曲げてるな。どうなるかなぁ。
さらにブルーレイレコーダーが壊れたので買い換え。そうか、ソニーはそんなに悪化してるのか。しかたないです。パナソニックかな。
そうそう、猫の額に電源がほしい。いや、フル防水コンセントがあるのはあるのですが、そこへのアプローチがすごくややこしいんですよね。だから、延長コードがほしい。ただ、屋外だから防水じゃないとダメです。ところが、防水型の延長コードは差し込みのまわりが円形なので、防水コンセントにさせない可能性が大です。どうする?こんなのがありました。が、コードが短い。やはり2mくらいほしいです。ちなみに、10mあると、それはそれでジャマです。これで延長かな。まぁ来週土曜日はこのあたりを常設してゆらゆらできるでしょう。

午後は「フェミニズム×トランスジェンダー」を視聴。
実は、主催者の金友子さんから直々にお誘いがあって、これはぜひとも聞きたいなと思っていました。ただ、今日はもともと某在日外国人教育関係の会議が入っていて断念かなぁと思っていたのですが、会議がなくなったので、これはラッキーと申し込みました。
スピーカーは岩川ありささん。クィアスタディーズとかフェミニズムとか関連の話になるのかなと思ったら、そうでした。中でもインターセクショナリティは「広げていくこと」っていう提起がおもしろかったかな。例えば、黒人を語るときに、語られていなかった黒人女性へと広げること。黒人女性を語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンへと広げること。黒人女性のレズビアンを語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンの障害者へと広げること。そういうふうにしてトランスジェンダーのことも考える。
もちろんあたりまえのことなんだけど、あたりまえのことをあたりまえに話すことでわかることがあります。「微細な差異に敏感になること」というpdfはインターセクショナリティを念頭に置いて書いたけど、まぁあれはキワモノですから、こちらが本筋なんでしょうね。今後もおもしろい企画があるみたいなので、楽しみです。

まぁ、そんな感じの1日。

「このまちが好きだから」

今日は午後から出張です。せっかくなので、午前は年休をとりました。
さて、なにをしようか。本を読もうか、それとも明日が〆切の書類を書こうか。でも、3時間では書けないなと思ったので、S藤さんに「断念メール」を送ったら、「これから書くメール」が来てビビりました。まぁ他にも使いまわしができるから、ダメ元で書こうかなと。てことで、午前は書類をつくりました。が、やっぱりムリでした。
とりあえず昼ごはんだ。

なるほど、辛い。てか、熱い野菜を食べると辛さが増します。うーん、今日は卵を入れましょう。
で、出発。今日の主張は現地研修です。案内人は藤尾さん。が、諸般の事情で街歩きはなし。その代わりに藤尾さんから街についての説明を聞いて、講演のあと、自主街歩きということになりました。
で、講演。
藤尾さんの話は前に批判的に聞いたけど、今日はどんな話をされるのかな。なんでも、学校の教員向けバージョンなんだとか。
もともと藤尾さんの話は、人権学習の大切さを、自分の経験と照らしあわせて話されます。どう大切かというと、人権学習で人生が変わるんですよね。それくらい大切なんですよね。で、そうやって変わった藤尾さんが、また他の人を変えていく。でも、決して変えようとしない。変わるんですね。そのために、ものすごくていねいなとりくみをされます。
で、後半は、そういう藤尾さんのライフストーリーです。これがないと、おそらく「なぜ」が伝わりません。それにしても、2時間かかる話なのに、あと45分しかないぞ。どうされるつもりかな。
と思ったら、なんとなんと。被差別体験のネタをバッサリ削られました。やるな…。そして、さっくりと結論へ。見事に時間内に収められました。ライフストーリーはもったいないけど、でも、前半が聞けたのがよかったし、そこが教員にとって必要なところなので、ありですね。

で、当然のことながら「友だち特権」で、若い衆とかAっちゃんとかと一緒に少しだけ街歩き。それにしても、「負けてたまるか」の石碑の裏側にある解説を藤尾さん、ご存じなかったとは(笑)。
その後、若い衆と角打ち→ストーンズのお決まりコースです。藤尾さん、ここもつきあってくださいます。ありがたい。ここではカミングアウトをめぐる話で盛りあがりました。まぁ、カミングアウトをめぐる話になると、それぞれがカミングアウトをするわけで、わたしも同僚に「実はトランスジェンダーで」とカミングアウトしたら笑われました。そりゃそうだ。
ストーンズが終わったら、藤尾さんは離脱されたけど、もういっぱいだけ呑みましょう。ということで、コンビニでストゼロを買って、少しだけクールダウン。楽しい一日でした。

久しぶりの生音

朝、とりあえず感想文の入力です。音声入力えらい!早い!不正確だけど。
で、残り1クラスだけまだ感想が出ていないので、もらいに行ったら「すみません、まだ感想文を書いてもらってないんですよ」とのお言葉。まいったな。早く子どもたちに感想を返したいんだけどなぁ。そのために、先週必死で読んで入力したんだけどなぁ。もしかしたら、それで来年度の仕事のための書類を書くことができなくなるかもしれないってところまでがんばったんだけどなぁ。
でも、しかたないです。人権学習に対して、そういうこだわりを持っているのは、わたしのこだわりですからね。他の人には強制できない。
てことで、昨日少しは進めたゲンコの続きをしますか。昨日、あらかたできたので、今日は文字の調整だけです。あーしてこーしてこーやったら、いちおう収まりました。うーん、もともと書こうと思っていたことと少しズレたけど、まぁいいか。まだ先は長いです。
ちなみに、今号は「92年度卒業生」さんに登場してもらいました。あの人、とても鋭いんですよね。そして、よく観察している。んー、ここ読んでるかなぁ。まぁまたメールしましょう。前のメールのやりとり、返そうと思ったままになってるからなぁ。

授業の方はと言うと、片方のクラスは試験範囲+αを終えたので、今日から「取り出し」です。「取り出し」のポイントは、プライドを捨てることです。もう少していねいに言うと、数学が苦手である自分を受け入れることです。そういう自分を受け入れることでレジリエンスが生まれる。それが点数へとつながります。
知らんけど。
でも、前回すんごい点数をとった子が、教科書の問題をすらすら解いてたから、まぁええんとちゃうかなぁ。これがテストの点に結びついたらいいんですけどね。

で、午後に年休をとって大阪へ。
今日は友だちのY子ちゃんがオーケストラをバックに歌います。大阪は、今となってはちょっと遠いけど、せっかくの機会だから行くことにしました。
感染対策をとっているとのことで、えらいものものしい消毒とかしてますけど、指定された席は超過密なところです。いや、隣の席をあけないんだ。でも、中央の前の方だから、メッチャいい席です。ありがたい。
やがて開演。まずはオーボエの「A~」からです。チューニング聞くの、好きです。なんか「はじまるなぁ」という感じ。そして、チューニングは生じゃないと聞けない。そしてオープニング。
いいなぁ。もともとオーケストラ好きですからねぇ。それにしても、ほんとうに久しぶりの生音です。いつ以来だろう。大学の頃かなぁ。いや、ここに所属していた頃かな。そういや、ここのステージに立ったことあるわ。そういや、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の自分のパート、全曲暗譜したなぁ。
そんなことを思い出しながら、しばし音の世界にひたるなど。
なんだろう。周波数特性とか、そういうことを考えなくてもいいですね。これが音なんです。それがコンサートですね。そして、残響がいい。
やがて、Y子ちゃんの出番です。選曲は「恋とはどんなものかしら」です。モーツァルトの「フィガロの結婚」ですね。好きなオペラです。そして、この選曲、Y子ちゃんらしいです。少し線の細い声だけど、すんごい透明感のある声ですね。ヴェルディなんかにはあわないけど、ドイツ・オーストリア系の音楽にはぴったりなんじゃないかな。
その後、なかなかな迫力の方々が登場。ガタイがいい。ソプラノはガタイがよくないと歌えないからなぁ。Y子ちゃん、華奢だから、タイプが違いますね。で、ガタイがいい人は、やはりイタリア系ですね。なんかもう、張る張る。だんだん疲れてきます(笑)。
第2部はボーカルの人も出てきます。マイクを通した声に少し違和感が出てくるのが、こういうコンサートなのかな。ちなみに、スピーカーはElectro Voiceです。やはりいい音ですね。
で、第3部。再びY子ちゃんが登場。今度はヘンデルです。ホッとします。やはりこういう感じがいいなぁ。
で、最後の人は、プロフィールを見ると、ガチの感じです。で、歌いはじめられた瞬間、「やはりガチだわ」と、すぐわかりました。いや、すごい。でも、ヴェルディは強烈ですね。
まぁそんなこんなで、あっという間の3時間でした。てか、3時間をあっという間に感じたんだから、やはり楽しんでいたんだな。なので、こんな機会を与えてくれたY子ちゃんに感謝の夜でした。