初の?学会発表

今日は日本解放社会学会の大会2日目です。昨日の「おべんきょ会」は1日目なのでした。ただ、今日もフツーに仕事はあるので、とりま出勤。1・2と授業して、職場を出発。JR→市バスと乗り継いで、女坂を登って、着いたのは京都女子大学です。
教室に入ると、向こうから福岡安則さん金明秀さんがやってこられました。久しぶりやなぁ。おふたりは学食に行かれるんだとか。しまった、学食があったんだ。
わたしは下の子どもが握ってくれたおにぎりをパクパク。塩味が足りない。というか、ない。やつ、塩を入れてないな。おかかのおにぎりも塩味なし。ダシのみのおにぎりでした。
ちなみに向こうでコンビニのおにぎりを食べておられたのは河口和也さん。思わず「お座敷で府中青年の家裁判をあつかってます」と言うと、笑われました。
で、なんで来たかというと、今回の大会のテーマ部会が「トランスジェンダー問題」とのこと。わたしには「学校の中のトランスジェンダー」について話してほしいとのことです。んー、少し違うんだけどなぁ。でも、まぁええかと引き受けたのですが…。
ところが、他のメンバーを見ると、堀あきこさんとか藤高和輝さんとか仲岡しゅんさんとか、そうそうたるメンバーです。当然話の中身もトランスヘイト関連の話です。しまった、完全に浮いた…。
やがてzoom参加者の入室がはじまりました。えーと、なんでねん。N田彩さんをトップにM田りりぃさんとかKむうじゃさんとかFる久保さくらさんとか、もう大変な人々です。緊張やなぁ。
てことで、テーマ部会の開始です。まずは堀さん。ネットにおける言説分析です。おもしろい。よくわかります。が、長い(笑)。たしか質疑応答入れて30分とか言ってたのに、1時間やっておられます。まぁええか。続いて藤高さん。千田有紀さんの論考と杉田水脈さんの文章の分析です。実はこのために千田さんの文章を読んだんですが…。
たぶん、千田さん、そもそもあの文章、トランスジェンダーのことを書きたかったんじゃなくて、第三期のフェミニズムのことを書きたかったんだろうな。それの題材としてトランスジェンダーを使った。と同時に、ほんとうにトランスヘイトをなんとかしたいと思っておられるんだろうな。だからトランスジェンダーを使った。が、それが結果的にトランスヘイトの文章になってしまった。でもこれは深刻ですね。だって、トランスヘイトをなんとかしようと思って書いた文章がトランスヘイトになるってことは、考え方そのもの、捉え方そのものがトランスヘイトであるってことです。なんか、闇が深い。
そんなことを考えながら藤高さんの話を聞いていたのですが、なるほどなぁ。せっかく身体から自由になったはずなのに、トランスヘイトの考え方を突き進むと、身体は国家の承認によって意味づけられることになるのかぁ。ということで、難しい話を簡単に話されるのですが、これまた長い。1時間でした。
ここで休憩。えーと。テーマ部会は3時間半だけど、3時間くらいで終わろうねって話になってたはずですよね。ここで2時間使ったってことは…。まぁええか。
3人目は仲岡さん。法律の実務家として、メチャクチャ現実的な話をされます。わかりやすいです。ちなみに、ふだんからfacebookで読んでるのですが、それをもう少し深堀りされました。まぁ理想論を語るわたしとは対極にありますね。ただ、両方とも必要なんじゃないかなとは思ってます。ちなみに50分。
わたしの持ち時間はほとんどないですね(笑)。
ちなみに、わたしは学会で発表するのははじめてです。正確には2回目か。はじめての学会発表はwpathの時ですね。ただ、あの時はポスター発表でした。オーラルは今回がはじめてです。
なので「はじめてです」というと、福岡さんとか亘さんが「ちがうちがう」と言っておられます。たぶんこの時のことを言っておられるんだと思うのですが、あの時は発表という感じじゃなかったからなぁ。
で、わたしの話は2015年と2019年のおべんきょ成果のスーパーダイジェストです。こないだ1日でつくったレジュメです。が、これをまとめる過程でいろいろ考えることができたのはよかったです。「おべんきょ成果のまとめ」をつくるヒントができました。さらにコメントももらえたからよかったかな。ちなみに時計を見ながら話したので30分で終わりました。
さらに休憩をはさんで、コメンテーターの河口さんからコメントもらって簡単なディスカッション。で、長い長いテーマ部会も終了。
その後、福岡さん・明秀さんと一緒に軽くごはんを食べて、これまた長い長い1日がおわりました。

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