やっぱり「慣れ」だろう

今日は、人権教育の研究会。場所は、福祉関係の学科と特別支援学校が併設されている珍しい学校です。で、今日のメインは高校生と特別支援学校小学部の授業交流の見学です。
とりあえず見ていたのですが、高校生たちの動きがいいです。特に気負うこともなく、日常の延長で小学部の子どもたちとつきあっているのがわかります。
あとで聞いたら、普段から「昼食交流」なんていうのもあるそうな。その風景のビデオを見せてもらったんですが、これまたメチャクチャ普通に交流をしています。なんか、わかっているのかわかっていないのかわからないけど、みんなが楽しそうです。それだけで、みているわたしもホッコリします。
こういう機会が日常的にあるこの学校、ちょっとうらやましいです。
やっぱ、「慣れ」って大事なんだろうなぁ。

最近のマイブーム

とにかく、ここ1ヶ月くらい、いろんなことを考えなくちゃならなくて、完全にマルチタスクを要求される状態です。で、そんな状況ですから、当然のことながら、ひとつやふたつタスクが落ちて、killしなくちゃならないわけで。ちなみに、system自体もけっこう脆弱なんで、たまにsystem全体も落ちるのは、ことの道理というものです(笑)

というのは置いといて、いま一番優先順位をあげているのが、やはり人権学習です。メインになるものはほぼできたとして、「もうひとつなにか」を探していました。そんななかで、すごいヒーローがやってきました。「琉神マブヤー」のDVDです。送ってくださったのはこの間東京でご一緒したY里さん。
もう、すっかりはまってしまいました。
単なる戦隊ものかと思いきや、第1シリーズはピンもの。はじめはおちゃらけかと思いきや、最後はかなり深いところまでいっちゃっています。
もう、完全に決まりです。こいつの上映会をやったらおもしろいやろなぁ。

隙間をつくる

てことで、無事大阪に到着。
向かうは大正区です。今日は関西沖縄文庫の金城馨さんの案内でフィールドワークです。
わたしは金城さんのフィールドワークは2回目なのですが、みなさんははじめて。なかなかみなさん興味津々で歩いておられます。わたしも前回のことを思い出しながら、
「あぁ〜、そうやったなぁ」
と歩きます。
途中、デーゴの花のことを話されたり、エイサー祭の話をされたり。すごく味わい深いフィールドワークでした。
その後、関西沖縄文庫に行って金城さんの講演。
前回聞いたのは6年ぐらい前になるでしょうか。その時よりも今回の方がよりわかりやすい気がしたのは、わたしがこの間少しではあるけど勉強したおかげなのか、はたまた金城さん自身もこなれてきたからなのか。
中でもすごくおもしろいと思ったのが「隙間をつくる」「隙間を広げる」という発想です。
AとBが
「A||B」
みたいな感じで壁をはさんで隣同士の状態だったら、Aであることから逃げる時Bに入るしかない。ところが、
「A|  |B」
みたいな感じで壁と壁の間に広い隙間があったら、Aであることがら逃げる時、隙間に入れる。すなわちBに入るという選択肢以外のものができる。
いま、金城さんにとっては、関西沖縄文庫もエイサー祭も、そのような「隙間」であるということなんですね。
これを聞いて、もう、いろんなことがストンと落ちてきました。なるほどなぁと。いままで自分が出会ってきた/やってきたさまざまなことを言葉化できた気がしました。
やっぱり異種格闘技戦はおもしろいなぁ…。

うちの子、案外すごいかも

今日は出張。なのに、仕事が長引いて、急いで帰宅。その途中のできごと。
一生懸命バイクで走っていたら、必然的に前の車に追いついてしまいます。で、前の車が左折ウィンカーを出したので停止。すると、おっちゃん、ドアをあけて、「後ろにつくな、ボケ!カス!」と怒鳴ります。
「はぁ?」
あんたなんかどーでもいいし。早よ左折して。急いでんねん。
「早よ行ってくださいよ」
と言っても、まだこっちをにらんでます。ほんま、ベンツなんてどーでもええっちゅうに!
まぁ、気がすんだのか行きましたよ。
で、うちに帰って上の子に話をしたら、曰く。
「ベンツ乗ってる人はうぬぼれが強いんやな」
なるほど、みんなに注目されてると思っているわけね。
おかげさまで、バスに乗り遅れて、駅まで走ったっちゅうねん。

「授業改善」のかけ声

最近「特別支援教育」にかかわって「授業改善」を促されていたりします。で、今日はその授業研てことで、同僚の授業を見せてもらったのですが…。
まぁ「わかりやすい授業」っていうのは大切だとは思います。思いますが…。
なんか、授業を見ながら
「これって、結局家庭教師の延長をさせられているんとちゃうん?」
という気がしてきました。
1対1ならわかる授業ができる。2対1でもわかる授業ができる。3対1でもわかるができる。でも、たとえば4対1になった時にわからない子が出てくる。じゃぁ、もうひとり教員を増やせばいいと思うのですが、予算がない。だから教員を増やせない。てことで、教員のスキルアップをはかる。
こういう図式が、「授業改善」というかけ声の中から聞こえてくる気がします。
でも、「クラス授業」ってそういうものではないと、わたしは思います。40人だからこそできる授業をしたい。その中に、わかる子もいてわからない子もいて、その不均衡があるからこそ成立する授業こそが、家庭教師にはない世界なんだと、わたしは思っています。

まぁそんなことを考えながら、まだまだ道は遠いなと。

方向が見えた日

今日は体育祭の日。なにが悲しくて5時半に家を出なくちゃならないのやら^^;;
で、いつも通りセッティング開始。うん、今年の放送部員はいいな。動きがいい。もちろんまだまだなんだけど、それでも一発で意思が伝わるので助かります。おかげさまで、8時半以前にセッティング終了。まぁ、合宿の成果ですね。

てことで、今一番頭を悩ませている「教材づくり」に着手。
ずっと悩んでいましたが、ようやく方向が見いだせました。救ってくれたのは、「深く掘れ 己の胸中の泉 沖縄学のまなざし」という番組でした。ただ、この番組、長い!それをどうするかが今後の課題です。
でも、方向さえ見えれば、あとは作業の問題です。作業は続ければ終わります。さぁ、早くつくって、担任さんたちに「把握」してもらわなくちゃ!

より厳しい指導

よく「より厳しい指導」っていう言葉が、うちのギョーカイで言われるのですが…。
いったい、「より厳しい指導」っていったいなんだろう?
いや、そういう言葉を発することはできます。でも、その中身がわからない。
たぶん、「指導をしたことがない人」には、その中身がわかるんだろうな。あるいは、「他の人に指導をしてほしい人」にもわかるんだろうな。
でも、「自分が指導しなくちゃならない人」にとっては、それが具体的に何を意味しているのかが明らかにされないと、その中身がわからないし、それが具体的に提示されたとしても、それが「より厳しい指導」とは思えないんだろうと思います。
そういえば、先輩教員が言っていました。
「話し込むしかないな」
これこそが「より厳しい指導」なんだと思うんだけど、これまた、「話し込む」って、中身を自分でつくることだから、これまたその言葉自身には中身がないんだな(笑)。

自分の言葉で語ること

「先行事例」があると、ついそこから「学んで」しまいがちです。でも、へたに学ぶと自分の内側からの思いがわからなくなるんじゃないかとも思います。
自分の内側の言葉に耳を傾けるためには、学んだことを一度放棄することも大切じゃないかなと。

今日は休みの日だから仕事なんてしたくないのですが、やはりたまりまくっているんですね。なので、ちょいと時間がかかりそうな仕事をすることにしましょう。
で、どういう仕事かというと、人権学習用のDVDづくりです。
いや、沖縄関係の人権学習をしたいんですが、これが教材がない。
そもそもわたしの守備範囲になかったということをさっ引いても、どうも世間にあまり出まわっていないみたいです。あ、人権担当だからといって、すべてに網羅しているわけではありません。逆に、専門が深ければ深いほど他のことについてはわからない場合の方が多いかと思います。まぁわたしは浅いので、その分だけ広いっちゃぁ広いんでしょうけどね…。にしても、「沖縄 人権学習 DVD」で検索しても、ほとんどでてきません。まぁ出てくるとしてもジャンルとしては「平和学習」なんですね。でも、人権学習的には、例えば「なぜ沖縄が唯一の地上戦の場所になったのか」とか「なぜ基地が沖縄にたくさんあるのか」とか、その「なぜ」のところを問いたいわけです。その教材がなかなか見つからない。
考えてみたら、「人権教育のための国連十年国内行動計画」にも「個別の課題」としてあげられていないからなぁ…。
で、某所でぼやいたら、お友だちが
「探してみる」→「あったよ」
と連絡をくれました。
てことで、DVDづくりです。まぁ幾多の困難を乗り越え(笑)、なんとかDVDの作成を終了。終わったら夕方でしたよ。
でも、これでなんとかなるかな…。