初体験

朝、やはり緊張してるのか、6時すぎに目が覚めました。せっかくなので、プレゼンのチェック。んー、本番前だけど、やはり修正しましょう。
てことで、弘前大学に向かいます。
実は、「社会とジェンダー」という科目を今年度は夏季集中で開講して、その中日をわたしに担当させるという、かなり無謀な企てが今回のメインイベントです。
話は、去年の11月に遡ります。この日に芸術系の話をした人が今田さんで、その時いつもの調子で「呼んで」って言ったら、ほんとに呼んでくださったのですが、それがスポット参戦じゃなく、ガチの講義という。しかも、夏季集中の中日となると、基本は5コマしゃべらなきゃなりません。そんなにネタはないですよ。どうするねん…。とにかく、ポスター発表公開フルボッコ大会のあとの最大のプレッシャーです。
とりあえず、講義の開始は10時です。
1時間目は自己紹介を50分(笑)。これはいい。
2時間目は「セクシュアリティを知るために」を1時間半です。これ、かなり勉強しました。さらに、勉強だけじゃあれなので、Kうさんからもプレゼンもらったりして^^;;、必死でつくりました。でも、結果的にはよかったです。ほんとに「流れ」がよくわかりました。にしても、学生さん、よくついてくるなぁ^^;;
ここで昼休み。一息ついて…。あ、アカン。本職の仕事をひとつし忘れてた。あわてて書類をつくってメールで送って。
で、3時間目は「L/G/B/Tsのおかれた状況」です。これがまたまた新ネタです。ふだんはトランスジェンダー生徒交流会を中心に話をしてますが、今回はこれまたガチで話をすることにしました。でも、わたしはトランスについてはある程度わかるけど、LGBについてはまるっきりの素人です。なんしか、知ったかぶりにならないように、ここしばらくおべんきょしてました。とは言え、やはりダメですね。「なでる」程度の話しかできない自分が情けないです。とにかくこのDVDに手伝ってもらったりしながら、なんとか終了。
そして、4時間目は「トランスジェンダー生徒交流会を題材に」です。ここはわたしの専門分野です。サックリと話をして、最後に国連事務総長のメッセージを流して終了。ちょっと泣いちゃいました。
最後の5時間目は「カミングアウトストーリー」の上映です。わたしでは伝えきれない「柔らかさ」が、きっと伝わるかなと。
てことで、17時15分に無事終了。あとはコミュニケーションカードを書いてもらうだけです。なんと、最後に提出されたのは18時。45分間もしっかりと書かれたわけで、びっくりです。
それにしても疲れた。でも、この疲れは、きっと財産です。

あとは呑み会です。今田さんや山下さん、学生さんや同僚さんたちと向かったお店は「かだれ横丁のthunderbird」というお店。ビールはハートランドだし、肉もパスタもおいしいし、ワインもおいしい。さすがはいい店をご存知です。そんなお店で、「おべんきょ」について語りあったりセクシュアリティについて語りあったり。とても刺激的なひとときが過ごせました。
その後、近くのお店でギネスをいっぱいいただいて、今日の飲みは終了です。
さてと、明日は帰るだけ。
でも、今田さんは明日なんだよな^^;;。

ひさびさのトーク

今日の午前は、明日のお座敷というかなんというかの弘前大学へ。ここで、ひとコマだけ講義を受けることにしました。なにせ、今日なにを話されるかによって、明日の心構えが変わります。てか、話せる内容は変わらないですけどね。
でも、途中からは、やっぱりプレゼンづくりです。すんません。授業中、マウスの音がカチカチしたりして。
で、今回の仕掛け人の羽渕さんにごあいさつ。その後、今田さんの研究室に行ってごあいさつ。ここからは、いろいろ手続きをしたりして、お昼ごはん。で、山下さんにもごあいさつ。まぁ、明日のための準備です。
で、ふたたびおかっちさんとしょうこさんの車に乗せてもらって青森へ。今日の夜は「カミングアウトストーリー」の上映会です。それも、どこかの会議室じゃなくて、男女共同参画センターのホールです。「そらにじ」のおふたりの力はすごい!なんか、わずか3年ほどで、まわりの人がどんどん変わっていく。いや、もしかしたら、もともと持っていたけど「出せなかった」のかもしれませんね。そんな「なにか」を引き出す力を持っているのかもしれない。とても不思議なおふたりです。
会場には平日夜というのに30人くらいの人が見に来られました。宣伝期間の短さを考えるとすごいです。
上映会のあとは、3人でトーク。どうなることかと思ったけど、ここでまたまたしょうこさんの「司会力」のおかげで、おふたりの質問からスムーズに会場からの質問へと話が流れていきました。聞いてくださるみなさんの顔が見えます。とてもなごやか。ほんとは8時45分までだった気がするのですが、結局9時前まであーだこーだと話をしちゃいました。
上映会のあとは、もちろん呑み会です。市場の中にある居酒屋ですが、これがまたうまい!食べ物も飲み物も最高です。青森、いいなぁ…。
最後はなぜかリンパマッサージまでしてもらい、半分寝かけの状態でお開きです。
さてと。弘前に行かなくちゃ。終電だ。

変則ダブルヘッダー

そう言えば、昨日O田さんから「今どきダブルヘッダーやってないですよ」って言われたのですが、やっぱり今日はダブルヘッダーです。それも、少し変則の…。
朝、起床は6時45分です。「今、夏休みなんよな」と自問自答しながら、とりあえずいろんなツールをダウンロード。で、demuxとremuxくらいはしちゃおうかと。あと、VLCの導入も決定。あとは、シャワーを浴びて朝のコーヒーを飲んで。かなりしんどいけど、スタートです。
今日の行き先その1は、北摂にある某中学校。なんか、アップダウンがきつくて、中学校についた時点でほとんど終わりかかっています。あかんあかん。
とりあえず校長さんにあいさつして、会場へ。あー、液晶テレビ…。たしかな楽だしきれいなんだけど、レーザーポインタが使いにくいんですよね。てことで、ワガママ言ってプロジェクタを用意してもらいました。
で、お座敷開始。話しはじめると、意外なほど元気です。これ、単純にアリナミンAが効いてるだけなのか、はたまたアドレナリンが出ているせいなのか。でも、いいです。やっちゃいましょう。
にしても、みなさん若い。それに比べてわたしのネタは古い。管理職レベルにしかウケないネタってどうよと思うのですが、しかたないです。それが持ちネタですからね。てことで、若いみなさんのビミョーな笑いと同年代のみなさんの爆笑をもらいながら、無事お座敷終了。質問もしてもらえたし、よかったよかった。

で、移動開始です。お次は三ノ宮。今日は全国キリスト教学校人権教育研究協議会の全国セミナーです。
ここ、かつては積極的に参加してましたが、あまりにも忙しくなってしまったので行けなくなってしまいました。が、今年は多文化行政分科会でコーディネーターをやってほしいとのお声がかかったので、久しぶりに行くことになりました。とは言え、わたしの仕事は講師選びです。さてとどうするかと思っていたのですが、「わかりにくい人」ということで、日本籍日本人でルーツがフランスという人と、対照的に「わかりやすい人」ということで、純血(笑)在日韓国人。このおふたりの対話の中で、たぶん「ルーツとはなにか」とか「アイデンティティはどこにあるか」とか、迷走をしてくれるんじゃないかなという目論見がありました。
実際話を聞きはじめると、なかなかおもしろい。定型的な語りとも言うべき話と、定型のかけらもない話がぶつかることで、少しずつ話がズレはじめます。例えば「自分にとっての韓国人のアイデンティティは国籍」みたいな話を出した時に、「わかりにくい人」の肯定の過程で矛盾を起こしてしまう。ところどころで「あれ?わからなくなってきた」ってなるあたりからが佳境です。キンタクンテの「ルーツ」とは違う、自分のルーツ。「わかりにくい人」にとっての「言わなければわからない10年」という言葉は、なかなかのインパクトでした。
で、わたしからの無茶振り。
「言葉と文化とアイデンティティで、どれが一番困ったというかめんどう?」
答えは
「言葉は努力すれば克服できる。文化はわかってもらおうとは思っていない。でも、アイデンティティは他者との関係の中にあるので一番困ったというか、いまも困っている」
これを聞いて、「やった!」と思ったのは、たぶんわたしひとりなのかな。でも、きっとそうなんです。「自分とは何者か」を、これまではあまりにも定型的な語りで回収をしてきたし、今も「大きな歴史」の中で理解しようとする。でも、そんなのとは無関係な「ルーツ」を持つ存在から、そこへの疑問が呈されたひとときだったかなと思います。
結論なんかないし、運動にもならない。でも、これを抜いて先へ進むことはできないんじゃないかということが、個人的にはぼんやりと感じられたひとときでした。

てことで、交流会には参加せずに、とにかく家へ。晩ごはんを食べて、しばし寝転んでメールの整理。
さてと、またまた移動開始です。
京都駅からバスに乗って、明日はどっちだ?

す、すべる→トラブル発生(;_;)

今日は淡路島は洲本でお座敷です。
淡路島って、徳島とか高松とか高知とかに行く時にいつも通るけど、常に通過って感じです。というか、京都からの直行バスは少なくて、大阪からも少なくて、三ノ宮とか高速舞子とかからしかバスが出ていません。これはきついなと。瞬間「車か?」と思ったけど、あとのスケジュールを考えると、それもきつい。ということで、三ノ宮まで移動して、そこからバスに乗ることにしました。
会場に到着すると…。みなさん、ものすごくていねいに扱って下さいます。なんか、先生扱いです。いや、やめてほしい。けど、やめられません。たぶん、すごく優しい人たちなんでしょうね。何度も「単なるいち高校教員なんで、やめて下さい」って頼んだけど、とうとう最後は断念しました^^;;。
で、話はじめたのですが…。なんか、話が身体と一体になった感じがしないです。おかしい…。もしかしたら、昨日の影響が出てるのか?いや、別に二日酔いということはないです。じゃ、なぜ?あー、もしかしたら、身体が疲れてる?そりゃ疲れてますよ。今年はお座敷は少ないけど、かえってハードな毎日です。
なんか、話がすべっていきます。でも、気を取り直して、ビデオを…。音声が出ない…。なんで?Impressさん、頼むわ…(;_;)。でも、出ない。しかたないので、画像再生ソフトを使うことにしました。メッチャ不便やな…。
でも、再び気を取り直して話をスタート。このあたりから、どうにかこうにかふだんのペースで話すことができるようになりました。
話し終わったら質疑応答の時間。まぁ、みなさんもう疲れてるだろうから質問なんかないよねと思っていたら、どんどん質問が出てきます。てことは、みなさんガチで聞いておられたんだ…。なんか、あんなグダグダだったのにもうしわけない気分です。
最後のあいさつも、とっても気持ちがこもった言葉をもらえて、またまたもうしわけないなと。
そんなこんなで、バス乗り場まで送ってもらって、洲本のお座敷終了です。

ダブルヘッダーからの…→全外教大会(0日目)

今日はかなり過酷なスケジュールです。はたして身体が持つのか?
朝は交野市のとある中学校区の研修会のお座敷です。
車に乗せてもらって会場に向かっていると、見覚えのある風景があります。
「ここ、もしかしたら○○小学校じゃないですか?」
「はい、そうですよ」
ここ、去年来たところです。そして、会場はそこから数百メートル離れたところ。なんでも日本一近い小学校同士だそうな。てことは…。
「はい、去年聞かれた管理職さん、来られます」
って、まずいよ。だって、ネタは同じですよ。てことで、その管理職さんが来られたので、「そんな、何回も聞かなくていいのに。寝ててください」と、お願いしておきました。
で、お座敷開始。なんか昨日くらいから体調が悪くて、実は今日、声が出るかどうか心配だったのですが、なんとか出てくれて一安心です。となると、あとはいつものハイペースで話を進めていくだけです。たぶん、わたしの「実践編」は、わかろうとわかるまいと関係なしにシャワーのように言葉が浴びせかかってくる感じなんじゃないかと思います。で、それはそれでいいんだと思います。自分の知らない世界に言葉があふれているということを経験してもらえば、それが「次」につながるんじゃないかな。というか、別に、わたしの話を聞いてすべてがわかるわけじゃなくて、あくまでもわたしの話は入門編です。そこから奥に、豊かな世界を切り開いてこられた先達達がいる。ただ、「どの先達に至る道か」という意味では、それなりにバイアスがかかってますけどね(笑)。
てことで、2時間のお座敷終了。みなさん、メッチャいい反応でした。まぁ、北河内と京都は近いからかなぁ。

で、午後から兵庫に移動。三ノ宮から元町まで歩いたら暑くて死にかかりました。午後のお座敷は、兵庫県教組の教育課程なんちゃらです。わたしの担当は「ジェンダー平等」の分科会。わたしの出番の前に話をしておられたのは、昨年度の日教組教研のレポーターの方のようです。あー、いつもの通り、言いたいことだけ言ったヤツや。
で、わたしの出番。午前のお座敷のあとの移動で、ちょっと出がらし感がありますが、気合を入れ直してお座敷開始。いきなり
「あ、すみません。マクラを考えるの、忘れてました」
まぁ、仕方ないです。京都と神戸の共通点を話して、お友だちになったところからスタートです。午前も午後も、話の内容は同じですが、やはり、聞いてくださる方によって微妙に変わるのかな。午前に話をした内容でパスをするものが出てきたり、午前ではパスした内容を出してみたり。ここでも、首がちぎれそうにヘッドバンキングしてくださる人がいたりして、やはり「教組の仲間やなぁ」とあらためてうれしく感じました。
お座敷のあとはワークショップ。これがおもしろい。事例への対処が、さっきわたしがした話と真っ向から反する対処方法で、「これをツッコむのって、かなり高度やなぁ」と、思わず笑ってしまいました。
最後に「例えば、金髪の外国人が入学してきた時に髪の毛を染めさせますか?染めさせないですよね。じゃ、長髪の男子生徒が入学してきた時に髪の毛を切らせますか?同じですよね。その子はそういう子なんだから、それでいいじゃないですか。理由は必要ないんです」とコメントして終了。コメントし逃げって、すみません。

で、京都に移動…。ですが、新快速がしんどい。ちょっとぜいたくして「スーパーはくと」に乗ってしまいました。ディーゼルええわぁ。
で、京都から新幹線で新横浜へ。さらに横浜線で町田市へ。最後はタクシーに乗って、とあるキャンプ場へ。今日は午後から全国在日外国人生徒交流会が開催されています。わたしの役割は、話しあいが終わったあとの実行委員のミーティングの相談役。約1時間の話しあいのあと、なんか引率の交流会とか言っていますが、さすがに疲れました。とりあえず、ひととおりの交流が終わったところでひとり部屋にもどりました。
さて、寝よう。

真ん中はよかったけど、行きと帰りがね

今日は午後から四日市でお座敷です。なんでも、去年話をさせていただいた時のインパクトがよかったとか。なので、「もっかい来いや」と、ありがたいお言葉をかけていただきました。まぁ、去年「鉄板ネタ」を聞いていただいたので、今回はせっかくなので「実践編」でいこうかと。ちなみに、「鉄板ネタ」は全編ネタが仕込んでありますが、「実践編」はところどころにネタが仕込んであって、「ネタの不意打ち作戦」みたいなものです。さてさて、ウケるかな。

ということで、高速バスに乗ったのですが、まさかの工事渋滞。これがすべてのはじまりでした。でも、連絡をとったら「全体会と分科会を入れ替えるから大丈夫だよ」とのことなので、ひと安心。渋滞は焦ってもしかたないので、ペーパーを読むことにしました。

無事会場について、しばしよもやま話。もともとは1時半から3時まで話をする予定でしたが、2時45分から4時半まで時間をもらえるとのこと。ラッキー(笑)。
てことで、お座敷開始。なんかもう、会議室は満席です。さすがは中学校区の研修会です。なんか、のっけからニコニコと聞いてくださる方がおりーの、はじめのネタで騒然とされるみなさんだったりしーの、もう、好ましいカオス状態です。ところどころの不意打ちネタにも反応してくださるのがうれしいです。そんなこんなで、時間いっぱいしゃべったところでちょうど時間となりました。
聞いてくださったみなさん、おつかれさまでした^^;;
終わってからは、しばし校長室で「新学習指導要領」のことなんかでひとくさり。いや、あれ、ムリやし。詰め込み教育とかじゃなくて、はみ出てるし。たぶん過労死の教員出るな。いまも出てるけど…。

で、駅に向かいます。もともとは4時のバスに乗るつもりだったけど、行きの工事渋滞のおかげて、玉突き的に乗れません。てことで、近鉄と新幹線の2択なわけですが、近鉄は思いっきり遠回りをするので、時間がかかる。うーん、ここは新幹線だな。1時間ほどで帰れます。
てことで、名古屋行きの近鉄特急に乗って、電車の中でエクスプレス予約をして…。
名古屋駅に着いたらすごい雨です。なんか、騒然としています。なぜか予約したののひとつ前ののぞみが、そこにいます。とりあえず、自由席を確保。が、動きません。まったく動きません。復旧のめどはたたないとか。
えーと。
最終的に、1時間半遅れでスタート。てことは…。近鉄のほうが早かったな(;_;)
ぜんぶ、工事が悪い!
いや、行きをバスにしたわたしの作戦ミスか?

動と静

今日は午前に大阪府内の中学校でお座敷です。8時前の電車に乗らなきゃならないので、起床は6時だな。まぁ別にそんなに早く起きなくてもいいのですが、いろいろ用事もあることですからね。
てことで、朝から校正原稿を送ったり、あれやこれやして、家族が寝静まっている中、出発。
学校に到着して校長室へ。苦手です。なんか、怒られるような気がするのは、きっと気のせいではあるのですが、まぁ生徒と同じレベルです。というか、実は、校長さんがどういう人かがわからない。お座敷で呼ばれている立場ですから、基本的にはフレンドリーに対応してもらえるのですが、その背後がわからない。で、お座敷前にそこらの探り合いをするのはけっこうしんどいんですよね。だから、いつも「セッティングが」とか言って校長室から逃げるのですが、今日は逃げ切れませんでした。が、校長さん、若い。しかも、人権教育をかなりやってこられた経歴があるようです。かなり肝が据わっておられます。ホッとしました。
聞いてくださるのは、そこの中学校と近隣の小学校の教員とのこと。みなさん、仲がよさそうです。さすがは中学校。仲が悪くては実践ができません。
話しはじめて、最初のネタでいきなり騒然としたので、これは大丈夫かなと。そこからは、いつものへらへらした調子でダラダラ話をします。ところどころに不意打ちのようにネタが入るのでご用心。
にしても、「専門外ネタ」は、まだ身についていません。時間が読めない。2時間もらっているので余裕は余裕ですが、たまに「言わなきゃ」ってのを飛ばしてしまうのがヤバイです。マジで困ったな。それでも、そんな話にみなさんニコニコとつきあってくださいました。いやぁ、めんぼくないです。でも、このネタも育てていこうという気持ちになれました。

で、帰りにお昼ごはん。百万遍でラーメンでも食べようかと入ったお店が「にぼ次朗」なるお店です。「次朗」とあるので二郎系かなぁと思ったのですが、漢字が違うとおり違いました。が、システムが似てました。よくわかりませんが、煮干しと豚骨があうのはわかりました。

で、家に帰って、今日も「公開フルボッコ大会」の準備です。あれやこれや読みながら、いろいろまとめていくと、7時半頃に…。できた…?
ま、あとは一晩寝かせて、明日詰めればいいかなってところまで持って行けたので、あとはビールとテレビで終わりましょう。

真っ向勝負!

ということで、今日の午前は新潟高教組の女性部学習会です。
新潟といえば、フォッサマグナの向こう側。わたしにとっては初の場所です。というよりも、新潟来たの、今回がはじめてやし。はたして自分のネタがウケるかどうか、かなり緊張しています。
なんしか、マクラをふって、そこからスタート。今日も専門外まで含むネタです。まぁ、会場にはわたしの専門外が専門の友だちもいるから、いざとなればその人がなんとかしてくれるでしょう(笑)。
みなさん、はじめはニッコリされるだけでしたが、次第に声を出して笑いはじめられます。よかったo(^^)o。別にみなさん、笑いを求めておられるわけではないんでしょうかが、それでも、笑わないより笑ったほうがいいんでしょうね。さりげなく「ハンカチカンパ」の宣伝もしたし、なんか、最後は会場全体がやんわり温まった感じになって、かなりうれしかったです。
終わってから、何人かの方が来られて、「楽しかった」「ストンと落ちた」「自分がやってることが正しいのかどうか自信がもてなかったけど、「これでいいんだ」って思えた」など、いろんな感想がもらえました。こういう言葉に、わたしも勇気づけられます。うれしいなぁ。

てことで、A井さんに連れられて、会場をあとにして、A井さんのパートナーさんと合流。ホテルのランチを食べに行きました。ここで、女好き3人のトークは、もう。縦横無尽です。
しかし、今日の個人的ヒットは「魂が女好き」かな。これ、レズビアンとかなんとかじゃなくて、「魂」が「入れもの(身体)」に入る、その「入れもの」によって、ヘテロとかビアンとかあとから名前がつく感じ。なので、少し自分の感覚とズレる。だから、「入れもの」のことはとやかく言わず「魂」のことだけ言えばいいわけで、その結果が「魂が女好き」であると。
まぁそんなこんなで盛り上がりながら、ワインをふたりで1本開けてしまいました。

さぁ、あとはおみやげ買って、上越新幹線東海道新幹線で帰るだけです。
先は長いな…。

またまた新ネタ→辺野古にタッチダウン→上映会

今回の沖縄は、今日の午前が本番です。なにせ、このために来たわけですから。ですから、昨日の夜「すぐ帰ってきてください」と言われるのはあたりまえです。
琉大に着いて、まず案内されたのが「開学の鐘」です。

ガスボンベを切って鐘にしたそうな。叩くとクワンクワンした音がしました。
で、研究室に向かうべく歩いていると、グワーという音。見上げると、F15トムキャットが2機編隊飛行をしています。野入さんもMりさんも、あたりまえの顔をしておられます。つまり、あたりまえってことですね。爆音はいつまでも続きます。これはアカンやろ…。
てことで、講義です。過去2回は「トランスネタ」だったのですが、今回は、この間に引き続き、またまた新ネタです。と言っても、この間とは違って、今回は「沖縄人権学習にとりくんで」というネタです。社会の教員でもないし、沖縄が専門でもない、というより、ほんとうは北海道好きのわたしが、なぜにそんなネタかというと、いうまでもなく沖縄人権学習の独自教材をつくったからです。しかも、その独自教材には沖縄の中高生が登場しているという。まぁ、そんな縁で「ナイチャーがつくった教材をウチナーに見てもらう」という、ある種無謀な試みです。
かなり緊張したけど、とにかくやるしかありません。人権教育研究会のレポートをするつもりで、ガンガン話をして、みなさんを煙に巻く作戦です(笑)。
てことで、30分ほど話をして、40分ほどのビデオを見せました。なかなか好評だったのは、きっとマブヤーのおかげです。だって、大学生のみなさん、まさにマブヤー世代ですからね。最終的に、けっこう反応もよかったのでホッとしました。

お座敷が終わったら、お昼ご飯。「うちなーイタリアンSOLA」というお店です。いやぁ、久しぶりに本格的なパスタを食べました。
ちなみに、コーヒーを持ってこられた方が「熱いので気をつけてください」と言われたので、その場では「はい」と答えたのですが、皿の片づけをしておられる最中に「ソーサー持って「熱っ」ていうネタを考えたのに」って言ったら、お皿がぷるぷる震えてたから、たぶんウケたな。

その後、いつもの通りゼミに乱入。今回は野入さんから「仕切ってね」とかムチャ振りされてどうしようかと思ったけど、なんとか無事終了。やはり、ゼミの仕切りは難しいです。あたりまえだけど。

で、名護に移動。今日は名桜大学で「coming out story」の上映会があります。名護に行く途中、せっかくだからと辺野古を通ってくださいました。

今はみんな高江のヘリパッド反対闘争に行ってるので、あまり人は多くありませんでしたが、「不屈館」に行った昨日の今日ですから、「ぐぉー…」という感じでした。

で、名桜大学へ。ここの平上さんという方と、たまたま3月のGID学会で出会って、それからのご縁でいろいろお世話になっています。
今日は、「語れない想いのBar♪」という、いろいろな想いを持っておられる方々が自分の話を交換する、セルフヘルプグループ的なイベントです。今日はそれの特別編ということで、普段の参加者にプラスして、いろんな人が来られたみたいです。ありがたい話です。
久しぶりに映画を見て、その後みんなでいろいろ感想を述べあったり、わたしからコメントしてみたり。あの映画、やはり、すごく「考えて」いるんですね。登場人物は、みんなすごく考えている人たちばかりです。それが「考える」ことの大切さを観た人に伝えるみたいです。だからこそ、終わってからのみなさんの感想が、見事にバラバラ。それは、それぞれの人の置かれた状況に依存するからこそのものなんでしょうね。

てことで、予定を30分ほどオーバーして終了。あとは打ちあげです。場所はBLUE TRIPというカフェです。いやぁ、ここ、いい!食事もおいしいし、飲み物もおいしい。そして、屋上にテラスもあります。暑いけど(笑)。
ここでさんざん呑んだり食べたりしゃべったりして、最後は平上さんのお家へ。
なぜかここで「沖縄人権学習ビデオ」上映会なんかをしてしまったり、なぜか「ルーツを見つめる」上映会をしてしまったりしたのですが、あまり遅くになるとヤバイです。そろそろ寝ましょう。2時だから。

ここでウケたのはうれしい!

今日は午後から人権擁護委員のみなさんの研修会です。
これ、なかなかにハードルが高そうです。年齢層も高そうだし、もしかしたらまじめな人たちかもしれないし…。でも、とにかくチャレンジです。
ということで、エイヤとがんばってみました。
話の内容は、もともとは「トランスジェンダー関連」と言われましたが、相手が相手ですから、ここはやはり「禁を侵してみる」必要があるかと。なので、5月につくったネタをかけてみることにしました。
で、話しはじめると、これがみなさん柔らかい。午後一番できっと眠いだろうに、そんなことを感じさせない集中力です。それどころか、ところどころでメモをとっておられる方までおられます。ということは、まじめさと柔らかさが同居しているわけですから、すごいです。そしてなんと言っても、笑って下さる。これがうれしいです。そんなこんなで与えられた約2時間しゃべりまくってしまいました。
終わってからの「あいさつ」がまたよかったなぁ…。

それにしても、この夏のお座敷のレジュメを送りながら「基礎編」が減ってきたなと、あらためて実感しました。それどころか「禁を侵すバージョン」を要望されることも増えてきて、時代の変化を感じてしまいます。でも、こないだ「基礎編」を話して思ったんだけど、これ、今でも必要なんじゃないかなぁ。そんな気があらためてしてきたので、「2時間枠でヨロ」みたいなところには、ちょっと推薦してみたりして(笑)。