今日の午後は、在日外国人教育セミナー。「外国につながる児童生徒をつなげるとりくみ」というテーマです。すごくまわりくどいテーマなんですけど、これが現実なんだと思うのです。かつてだったら「外国籍」の一言ですんでいたかもしれない。ところが、国籍だけではとうてい考えられない状態になったのが、1985年の国籍法の改正*1あたりからの状況です。で、いまや「ルーツ」は(一部)日本にあるけど外国人っていう子がいっぱい出てきていて*2、こうなると「外国につながる」というわけのわからない表現になってしまうわけなんです。
で、そんな子どもたちを「つなげる」とりくみは、古くからあるし、最近でもあちこちで起こってきています。そんな活動のうち、京都で行われている活動の紹介とか、そこにつながっている子どもたちが自分たちのことを話すというのが、今回のセミナーの内容でした。
それにしても、わたしたちが京都で在日外国人生徒の交流会を立ちあげたのが15年前。その時の状況と今とが、根っこのところでは何も変わっていないというのが、わかってはいたけどやはりショックです。
ただ、そのありようはぜんぜん違います。今クローズアップされている子どもたちは「新渡日」の子どもたちなんですけど、この子達って、具体的に言葉や生活習慣の違いなど、さまざまな「不便」により孤立してしまっているんです。ところが、その一方で、そのあたりのことについてはぜんぜん「不便」をしていないけど、やっぱり孤立させられてしまっている在日外国人の子どもたちもまたいます。
このふたつの課題、単純に「在日外国人」という形で一緒にすることはできません。でも、そうした子どもたちを「つなぐ」ことによって、この国で生き抜いていくためのサバイバルテクニックや仲間づくりの手法などを伝えることはしなくちゃならない。
子どもたちにかかわるボランティアの大学生の話や、うちの交流会の子どもたちの話を聞きながら、そんなことを考えました。そしてなにより、そういう活動をしている私たちこそが「つながる」ことが大切だなぁと思いました。
カテゴリー: 趣味
ipodへ
ところで、家でwavに落としておいた「恐怖の頭脳改革*1」ですが、あと、mp3に落としてipodに転送しなくちゃなりません。ちょっと(かなり)空き時間もあったので、これもやってみようかな、と。
mp3のエンコーダーはlameが一番音質がいいとの評判ですね。なので、それにきまり。問題は、コマンドラインで操作するのはめんどくさいので、フロントエンドをどうするかということ。CDexとかが定番なんですか?でも、あまり大きいソフトは使いたくなくて、どちらかというと小さなツールを組みあわせたいんですよね。で、拾ってきたのがLame Ivy Frontend Encoder。これでmp3に変換して、あとは壺を使って転送。ついでに、タグもちょっと打ってやったりして。
で、帰りはご機嫌でした。次は「展覧会の絵」も入れようかな。そうそう、U.K.をどこかで探してこなくっちゃ!
やっぱ、プログレはイイ!
*1:このタイトル、なんだかなぁ(笑)
ウトロの現状
夜、ウトロで会議。
久しぶりにアジュメたちに会いました。元気そうでホッとしました。
考えてみると、はじめてウトロに行ったのが、1992年。あれから15年。当時わたしは新婚ほやほや(笑)。子どももできたて(爆)。アジュメたちも今より15歳若かった。それだけじゃなくて、土地問題が勃発したところ。1審のために運動を始めたところで、原理原則でものごとを考えられたし、動くことができていた頃です。
そして15年後。
原理原則はもちろん大切にしなくちゃならないんだけど、一方で「現実」が迫っています。そのバランスがとてもむずかしい。原理原則だけにこだわると、最終的に「負けてしまう」可能性もあります。でも、それを放棄して「現実的対処」だけをすると、表面上は「勝つ」かもしれないけど、「内容的な負け」になってしまう。100%の負けも勝ちもないというところから、どのあたりを落としどころにしなくちゃならないか。その選択を迫られる時期だと言うことです。
まぁ、うちの状況も似たようなものか…。
食後の散歩
お昼ご飯を食べ終わったのが、12時過ぎ。次の予定まで1時間ほどあるので、お客さんに「散歩しませんか?」と言うと「イヤ」とひとこと。いやぁ、ハッキリしていらっしゃいます。わかりやすいです。まぁ、もともと自分の趣味なので、そのあたりをグルグルと歩きました。
町の中のあちこちを見ていると、「このあたりは、かつてはこうだったのかな?」とか、「いまこの町はこういうことを課題にしているんだな」とか、「この町の人口構成比はこんな感じかな」とか、いろんなことが伝わってきます。もっともっと時間があったら、そこで出会う人と立ち話でもするんだけどなぁ…。
I氏、えらい!
家のパソコンのwin2kを再インストールしつつ、いままでものすごくたくさんのソフトを放り込んできたんだなぁということに気がつきました。もちろん、これ、無駄ではなかったです。いろいろと試しながら、「これは自分にとって使いやすい」「これは使いにくい」と判断してきたわけで、それがCドライブの肥やし*1になってきたということです。もちろん、「(・∀・)イイ!」と思って使っていて、その後、さらに「(゚д゚)ウマー」みたいなソフトを見つけて、そのうちだんだんと使わなくなったソフトもあります。
そんな中で、「使わざるをえないけど使いたくない」ソフトもあるわけで、わたしにとっては、その代表格が「iTunes」なんです*2。とにかく、中で何をやっているのかがいまいちわからないし、ipodの中身もブラックボックス化されていてよくわからない。基本的にはあの手のものって、単なるUSBストレージに再生ソフト+DAコンバータ+アンプがついたものなんだとはわかっているのですが…。
さらに、OSの再インストールをした関係で、いちおうiTunesのデータのバックアップをとってはいるのですが、再度バージョンの違うiTunesをインストールした時バックアップファイルを認識してくれるかどうかも不安。もちろん、やってみたら簡単だったりすることもよくありますが…。
で、ありがとうipodを見ていて、一度使ってみようと思って行ったところがドラQをこさえようでした。
いや、わたしにはあっています!これ。
とにかく、自動的には何もやってくれない。基本的には、すべて自分で明示的にやる必要がある。しかも、特別なドライバを入れるんじゃなくて、単にストレージデバイスとして認識するだけでいい。助かります。
せっかくなので、最近聴きたいなと思っていたCDをCD2wav+lameでmp3にして、「I氏のつぼ」で登録→ipodに転送とやると、ちゃんと転送されていました。
しばらくは、これでやってみよう。
ある人の感想
今日、某人権文化センターに行って雑談をしていた時のことです。
そこの人権文化センターでは、この間部落史についての連続講座をやっています。で、センターの職員の方は興味と義務の入り交じった形で参加をしておられるようです(笑)。あ、けっして「義務だけではない」ということです。おそらく、すごく関心を持っておられて、だからこそ参加をしておられるんだと思います。
で、その雑談の内容。
「部落史の講演を聞いていて感じたんやけどな。結局な、オレら『賤民』は『賤民』っちゅうこっちゃなぁ(笑)」
いやぁ…。この「賤民」は、ある意味「選民」におきかえてもいいんだと、個人的には思うのですが…。
黒川さんの講演にもあったように、つねに部落民*1への周囲のまなざしは、新たな「徴」をつくりだしながら、差別を再生産しています。そのことを、部落の歴史をたどる中で感じられたんじゃないかと思うのです。で、それに対してどう対抗していくのか。
その時のわたしの答。
「そうなんとちゃいますか(笑)。もちろん、権利として同等のものを求めていくというのはあたりまえやけど、一方で『賤民で何が悪いねん!』と言い切ることが必要なんじゃないですか。まぁ『おかまで何が悪いねん』っちゅうのもあると思うんですけどね(笑)」
う〜ん。昨日といい、今日といい、なんでこんな話に落ち着くんだろうな(笑)。
*1:とされる人々≠部落住民
犬の居場所づくり
この間、家の外にアーチ(みたいなもの)をつくったわけですが、それに味をしめて、今度は「犬の居場所」をつくることにしました。
うちの犬、まぁ老犬ですから、この寒空の下、家の廊下で普段は過ごしています。いまはそこに段ボールの家をつくっているのですが、まぁあんまりだなぁということで、パイプを組んで「居場所」をつくることにしました。いや、ほんとうに簡単。骨組みだけだったら1時間もいりません。あとは床板をサイズにあわせて切っておしまい。骨組みのまわりに毛布を掛けたら、立派な「居場所」です。なんか犬もわかっていたみたいで、さっそくくつろいでいました。ちょっとうれしい…。
黒川みどりさんの講演
今日は人権教育関係の総会。午後からは記念講演で、聞きに行ってきました。講師は黒川みどりさん@静岡大学。前々から気になっていた人で、一度話を聞きたいなぁと思っていました。
テーマは「つくりかえられる徴 −近代社会と部落差別−」です。
つまり、部落への周囲のまなざしは、昔から一貫したものじゃなくて、それぞれの社会の情勢の中で、常につくりかえられてきたということ。そこに、さらに歴史の重層性といったものが加味されていくといった感じの話だったかなと思います。
どちらかというと、かなり通史的な話で、正直言うともう少し黒川さんならではのつっこんだところが聞きたかったなぁというのが感想かな。でも、いままで自分の中でバラバラになっていたことが、ひとつの線でまとめられたという意味で、とてもいい話でした。
ただ、時間の関係か、とても早口で*1、しかも会としては時間的に余裕があるはずなのに、ちょっと短めになってしまい、「質問しようかな」と思う間もなく終わってしまって、ちょっと残念でした。あ、質問したかったのは、レジュメの中に「同化を強制すること→異化を強化する」あたりのことなんですよね。
部落解放運動って、一貫して、「異化されているものを同化していく」という流れがあるように思います。でも、一方で「部落でなにがわるいねん!」という形で統合されるようなさまざまな営みが、それぞれの地域で*2あるわけです。つまり、そこには「異化を肯定する」という流れがあるわけです。
権利の内容としては、もちろん「同じ」というのが当然なわけですが、そのあたりの運動の立て方というのを、今後どう模索していくのかというあたりが課題なんじゃないかと、個人的には思っているんですよね。
あ、これ、トランスも一緒ね(笑)。
なんで趣味かはわからんが…
で、今日は昼からはフリー。
一念発起して、win2kの再インストール。
正月に一度やったのですが、windows updateで「エラー番号:0x8007041D」が出てダメだったり、あるソフトが動かなかったりと、どうしようもない状態が続いていました。特に前者の方はかなり有名なエラーで、しかもなんの対応もされていないッポイ感じです。win2kを使わなくなるようにするためのMSの陰謀という説もあるくらいです。
後者の方は、MDACまわりのトラブルのようで、こちらのほうもパッチが頻繁に出ていてかなりややこしいとか。
まぁ、win2kですら、そういう感じですから、VISTAなんざ入れる気が起こらないですね*1。てか、win2k時代のパソコンでは、そもそも動かないか。
再インストールの方はうまくいきました。で、sp3→sp4とパッチをあてて、update。ここで、「IE5.5以上じゃないとダメ」と怒られてしまいました。しゃーないから、MSのサイトに行って、IE6でも拾ってこようか、と。ところが、案の定、IE7の花盛り。なんで旧バージョンへのリンクを残しておかないかなぁ。このあたりも、さすがMSクオリティです。あちこちさがしまわって、ようやくゲット。あとはupdateを何回か繰り返して、ようやく最新パッチがあたっている状態まで持っていけました。
で、各種アプリを放り込んで、ちょっとずつ環境を整えて…。ま、とりあえず動くようになってきたかな、というところで、タイムアップ。
でも、快適に動きはじめたわ。
やっぱ、VISTAはいらんな…。
*1:なんか、あちこちバグっているらしいですね。ていうより、パソコンのリソースをOSが食っているという状態で、すでにダメダメでしょう。