レーゾンデートルについて考えてみたり、えいやとこなしたり

朝起きて、トイレに行って、ふと考えました。
わたしのレーゾンデートルは、もしかしたら京都で高校教員やってるってところにあるのかなと。そういや、オモニから「現場の人やろ」って言われたな。これが別の土地に行って別の仕事をしたら、たぶん変化があるんだろうな。
まぁ来年度以降の仕事がうまくいかなかったら「やむを得ず」今の仕事と思ってたけど「あえて」今の仕事というふうに考えるのもありかなというふうに思いました。
朝、職場に向かうべく歩きはじめたところで、来年度以降の仕事探しに必要なものを忘れてきたことに気づきました。しゃーない、今日はやらない。
今日は午後に出張があります。ただし午前はフリーです。さてとなにをするか。やらなきゃならないことは多々あります。なにより6月は人権学習月間で、16日に2年生のM木ゆきみちゃんの講演、23日は1年生の多様性ワークショップと3年生の部落差別のプレゼンがあります。ちなみに、準備が一番大変なのは多様性ワークショップです。担任さんに研修しなきゃならないし、その前にカードの準備をしなきゃなりません。
てことで、えいやとやってしまいましょう。
やることはわかっています。両面刷り40枚を14種類、色を変えた紙に印刷して、それを8等分するだけのことです。まぁ、3時間もあればできるでしょう。
てことで、出張のギリギリまでやって、電車に飛び乗りました。電車の中で卒業生とばったり会って、しばし話。
電車を乗り継いで、次の電車の中でおべんと食べて、少しおべんきょと思って本を読みはじめたら、やはり昼寝タイムになりました。
会議の方は、いつもの感じでつつがなく。わたしは会議中にあちこちと連絡をとりあいます。うーん、研修の日をずらすのは可能かなぁ。とにかく日を決めなきゃならんよなぁ。
そんなこんなで、少し無理筋かもしれないけど、いろいろ提起をしてみたり。今の会長さん、ほんとにわたしが言ってることを通してくれる。かつてはジャマしかされた経験しかなかったけど、いつの間にか「通してくれる」支店長が増えてきました。そういう経験がほとんどないので、ビビります(笑)。
帰り道は今年新しく事務局に入った人とおしゃべりしたり。
そうだ、今日は角打ちに行ってみよう。たぶん店内で飲めないけど、ビールを買って帰ろう。それもまた、角打ちにとってのわたしのレーゾンデートルとなるはずです。

Tシャツの評価→訃報

月曜の朝イチは会議です。まずは中間試験の結果の交換。担当クラス、赤点が多い(笑)。なんかでも慣れてきてます。思わず向かいに座ってた若手教員と苦笑い。まぁ先は長いです。最後に全員通ったら、それでいい。
ちなみに、今日のTシャツはふだんと違って趣味的なヤツです。こないだついポチってしまいました。で、いろんな人に
「これ、ええやろー」
と見せびらかしたんですが、反応は両極端ですね。もちろん数学の人間は爆笑です。理科の人間は「いいですねー」です。が、それ以外の人はポカンとしてるか「つまらん」って言うか。まぁあれか。枕草子Tシャツとか源氏物語Tシャツを見た時の数学教員の反応か(笑)。でも、「漂泊者の歌Tシャツ」があったら買うぞ(笑)。
で、授業に行って生徒に見せびらかすと、これまた反応がくっきりわかれました。進学系のクラスは興味津々だったりニコニコ笑ったり。フツークラスはポカンとしてる子が多かったなぁ。
ついでに雑談で昨日の話をしたけど、これは両方ともポカンとしてました。まぁええか。
授業が終わってひと息ついて、放課後は走りに行ったり。
「太り気味ですねん」
「そんな減らさなアカン感じには見えませんが」
「今日のビールのぶんを減らさなあきませんねん」
1kmを6分ちょい。今日は30分と決めてたので5km弱ですね。いいペースでした。

そうそう。放課後掃除カントクに行こうと思った時に、1本のメールが来ました。
「KSさんが亡くなられました」
そうか。とうとう。ガンが全身に転移してるって言っておられたからなぁ。
「わたしはwith コロナと違ごて、with ガンや」
とか笑っておられたけどなぁ。
考えてみたら、全外教大阪大会の生徒交流会が能勢でできたのはSさんのおかげだったなぁ。バランス感覚がすごくいい人なんだけど、そのバランス感覚はバランスを崩すところから生まれるバランス感覚だった気がします。さらに、当事者であることをどのように行使するかってことも、すごくわかっておられたな。わたしは切られたことは一度もなかったけど、切るべき人はバッサリとやっておられました。てか、わたし(たち)のためにバッサリとやってくださっていました。
ついおとついおもろいひとのことを思い出したばかりでした。また「おもろいひと」がひとりこの世を去って行かれた。
うん、おもろいひとになろう。

レーゾンデートル

朝、見事に寝坊です。しかも若干二日酔いっぽい。まぁでも納得です。なにより寝坊がうれしい。
今日は特に何かがあるわけじゃない日です。なので、昼間はゆらゆらしながら読書して、昼寝して。
でも、夕方になってむくりと起きて、文章を考えはじめました。
実は昨日突然お友だちからメールが来ました。
ーーー
LGBT法に反対し、トランス差別発言を繰り返す自民に抗議するため、当日行ける人以外の声がぜひ必要なようです。
いつきさんにぜひスピーチをお願いしたいと言ってます。
下記URL先のシットインについて、明日の19:00に地方から1〜2分ずつ、ズームでスピーチをぜひお願いできないか?というのが内容です。
ーーー
正直、なんでわたしやねんと思いました。だって、いわゆる「LGBT法」にかかわる話にはまったくかかわっていません。おそらくもっとふさわしい人がいるはずです。そんな疑問を投げると「法についてより、特に若い人へ希望を捨てないようメッセージを、そしてその声を聞くように政治に向けて、メッセージをお願いしたいです」との返事が返ってきました。
そういうことなら引き受けなきゃなりませんね。
てことで、7時からzoomで待機です。で、シットインがどんな感じかtwitterを見てると、実況中継してることが判明しました。まぁ当たり前ですね。見ていると、かなりの人があつまっているみたいです。こんな時代になったんだなぁ。
で、40分くらいたって、わたしにまわってきました。こんな話をしました。
ーーー
京都で高校教員をしているいつきと申します。あまりカミングアウトしてませんが、いちおうトランス女性です。バレてますね。
今回リレートークに声をかけてもらいましたが、わたしは法律の制定へ向けた活動をしてこなかったので、話す資格はないと思いました。ただ、「特に若い人へ希望を捨てないようメッセージを、そしてその声を聞くように政治に向けて、メッセージをお願いしたい」と言われたので、そんな話をします。
今回の自民党の一部の議員による発言は、わたしはヘイトスピーチであると考えています。最初に思ったのは、自民党内にもきっといるであろうセクシュアルマイノリティの人たちは、あの発言をどんな思いで聞いたんだろうということです。そして、ふと、新井将敬さんのことを思い出しました。
言葉や行為による傷は、一生忘れることはできません。それは、わたしにもあります。わたしはトランスジェンダーの子どもたちの交流会をしています。交流会に参加している子どもたちが、どんな思いであの発言を聞いただろう、報道で知っただろうと思うと、いたたまれない気持ちになります。
しかし、とも思います。なぜなら、たくさんの人が言っているように、あのような発言があることそのものが、セクシュアルマイノリティへの差別があることを証明しているのです。
そして、もうひとつ。かつてわたしたちは無視されるか笑いものにされるか。そんな存在でした。しかし、いまや政治の場で語られるようになりました。そして、その場においてあのような発言が出てきたということは、とりもなおさず、わたしたちの存在が無視できないところまで顕在化したということを示しています。
この社会の多様化の流れは、すでにとめることはできません。なぜなら、わたしたちが、すでに、今、ここにいて、そして声をあげているからです。
この流れをより確かなものにしていくために、ともにがんばりましょう。
ーーー
こんなのでいいのかなぁ。てか、新井将敬って、わからんか(笑)。
それにしても、あらためて、なぜわたしに声がかかったんだろう。わたしは強い言葉は持っていません。いや、持っているけど、それは出したくない。そんな人間のトークは、そんなに元気が出るものじゃない。
そういや、かつて路上でマイクがまわってきてこんなトークしたことがあったな。
どこにわたしのレーゾンデートルがあるんだろう。

出た

今日から中間テストです。なので、試験カントクのみ。しかも、わたしの担当教科のテストは明後日なので、今日明日はなにもできません。まぁ、言い換えたらなにもしなくていいって話なんですけどね。
けっこう数学はうしろの方に入ることが多いです。理由は「採点が早い」という、おそらくはその一点です。知らんけど。
で、原則的には午前いっぱいで子どもたちは帰ります。子どもたちがいないガッコは静かです。そういや、去年の4月・5月はこんな感じでした。
どうしようかと思ったけど、久しぶりに走りましょう。前に走ったのは16日か。ちなみに5kmを35分弱。1kmが6分30秒くらい。やはり遅いなぁと思いながら過去のデータを見ると、子どもたちの「走り」につきあったとき以外は、だいたいこんなペースですね。
で、1時間だけ労働者の権利を行使しましょう。帰りに古本屋に寄ったけど、ほしい本はなし。まぁそんな1日です。

それはそれとして、Human Rights Watchが「尊厳を傷つける法律」というレポートを出しました。表紙は誰だ(笑)。これ、向かい風ですね。まぁ、あえて向かい風の写真を使ったのかな。向かい風ですからね。もっとも、「風見鶏」は「向かい風」の方を向くので、そんなもんか。
ちなみに、今回はメールで意見を求められました。その返事が印象的だったとのことで、表紙がこんなことになってしまったらしいです。さらにその返事の一節を動画にしたいとのことでこの日にzoomで録画したってことです。できた動画はyoutubeにあがってるらしいです。
正直言って迷いました。こういうところに顔出ししたらどこから弾が飛んでくるかわかりませんからね。まぁなんだかんだ言って、平穏に生活をしてるわけで(笑)、それが崩れるのはイヤだなぁと、やはり思うわけです。しかも、わたしは原則的には理想解ではなく現実解で生きているわけですからね。
ただ、やはり時として現実解ではない「正論」を吐かなきゃならんだろうと思うこともあるわけです。で、その「正論」は「手術するかどうかはトランスジェンダー本人が考えること」という、極めて当たり前のことだってことです。やりたければやればいいし、やりたくなければやらなければいい。ちなみに、お風呂とかトイレとかのことは、あとから付随する可能性はあるものの、この話とは別です。
で、もうひとつ考えてたことは、特例法の要件に手術があると「手術ありき」になってしまうってことです。それが「まだ手術をしてない」とかいう表現につながる。「まだ」もへったくれもありません。するかしないかはその人が決める。単にそれだけのことです。
そうそう。GID学会も「「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の改正に向けたGID(性同一性障害)学会からの提言」を今日出しました。これ、なぜ今日だったかは、とある人物からのリーク(複数の可能性あり)によるんですけど(笑)、まぁそれはいいです。
こうやって、いろいろな団体が「正論」を出していくことは、それはそれで大切なんだと思っています。さらに「差別禁止法」という形で法制化すれば、それもまた意味がある。なぜなら、合意が形成されるからです。
それは「ヘイトスピーチ解消法」に意味があるのと同じことです。
まぁでも、とある政権与党はひでえな。まぁ、でも、さまざまなことが動いている。

呪縛

先日、梅雨の合間の晴れる予定の明日、ハイキングをするという情報が入ったので、どうしようかと悩みました。悩んだ理由はいくつかあるけど、最大の理由は「漠然とした不安」でした。
「漠然とした不安」の中身をよく考えると、どうやら「土日に遊んでいいの?」でした。で、なんで「遊んでいいの?」って思ったかなんですね。どうやら「○○しなきゃならないのに」ってのがある。もちろんあります。来年度以降のこともあるし、ゲンコのこともあるし、おべんきょ成果のこともあります。が、どれも「遊んでいいの?」に結びつくほどじゃない。
で、つらつら考えてましたが、どうやらここ1年の呪縛らしいという結論になりました。
ほんとにここ1年、土日はほとんど外に出ず、ずっとおべんきょしてました。だから、土日はそういう過ごし方をしなきゃならないっていうふうに刷り込まれているんですね。
そのことに気づいて、ようやく「なるほど」ってなりました。
みなさん、「あの時はたいへんだった」「胃が壊れた」「円形脱毛症になった」「鬱になった」と、口々にその経験を語られるのですが、わたしはそれらの経験がほとんどなくて、逆に「自分はアカンなぁ」と思っていたのですが、どうやらわたしはわたしでいろいろあったらしいです。
てことで、明日はハイキングに行くことにして、今日は少し本を読んで、あとはおべんきょ成果に2本ぱっか追加して。夕方から30分ほど電車に乗って、友だちのおうちへ。今日は私的な宴会です。

ノンアルがうまい(笑)。
なんか、気がついたらけっこう人が来てたけど、わたしはなぜかプンプンモードになってて、みんなあっちのテープルに行ってしまいました。アカンなぁ。みなさん、ごめんなさい。

雨が降って

朝、スマホの警告音が鳴りました。なんだろうと思ったら、JRが運転とりやめなんだとか。てことは、今日のスケジュールはグダグダになるな。場合によっては夏のスケジュールもグダグダになるな。
てことで、急遽車で出勤です。行きは楽だなぁ。ちなみに、雨が降ると滑るのを警戒する人がいるけど、あまり警戒しません。雪よりはマシってのが、その根拠だったりします。まぁ、かつて高速道路でハイドロプレーニングになったことはあるけど、そんなには飛ばさないですからね(笑)。
もっとも、対向車線のトラックからドカンと水を浴びたときは、さすがに「おっ」とは思いました。
で、職場に到着すると、ほとんど人はいません。そうこうするうちにポチポチ来られて、職員朝礼。休校が決定しました。やはり、夏のスケジュールがグダグダになりますね。
さて、どうするか。まぁ、今日にしかできないことをするのが吉です。書類をつくってみたり、少し本を読んでみたり。そう言えば、去年の今ごろはこんな感じだったなぁ。

それにしても、自民党、ひでぇな。曰く
「道徳的にLGBTは認められない」
「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」
君たちの方が「理解を増進」しなくちゃならんだろう。てか、こういう人たちがつくろうとしている法律はろくなもんじゃない。しかし、完全にキリスト教右派の言い方ですね。山谷えり子議員の発言に至っては、ここに書くのがイヤになります。もっとも、そういう研修をしたという話もあるし、もう、なにがなんだかです。
しかし、自民党員の中にもトランスやレズビアン・ゲイはいるだろうし、もっと言えば議員の中にもレズビアン・ゲイはいるだろうと思うんですよね。いったいこれらの発言をどう思っているんだろう。まぁでもカミングアウトできないですね。
そうか、「カミングアウトしなくていい社会」だったわ。それは、差別者にとって都合のいい社会ってことですね。

多すぎる

昨日は「入管法改悪反対」の集会・デモがありました。たぶん、大阪の行動には友だちがたくさん行ってたんだろうな。でも、わたしは学習会があったから行けませんでした。
在日外国人教育にかかわっている限り、当然無視ができない問題です。が、動けない。他にも例えば「鳥取ループ裁判」にからんだことがあるけど、そして解放教育にかかわっている限り、当然無視できません。が、動けない。ウトロについても動きがあるけど、動けない。さらにトランスヘイトのこともあるし、LGBT差別についての法制化の問題もある。あるいはパレスチナのこともミャンマーのことも香港のことも、気になってるし声を上げなきゃならん話です。
あるいは、そもそも今の政権そのものに対しても声を上げなきゃなりません。改憲のことやオリンピックのこと。さらに、赤木ファイルのこともそうだし、とにかく、なにかやるたびに中抜きして私腹を肥やす構造がある。covid-19すらチャンスと考える人々に対しては、声を上げなきゃならんと思っています。
たぶん、他にもいっぱいある。ありすぎて覚えられない。
なんでこんなに多いんだろう。単にネットによって情報があちこちから入ってくるから多く思えるのか、はたまた実際に「底が抜けた状態」になっているのか。まぁたぶん両方なんでしょうね。そして、あまりの多さにグルグルしてしまうと同時に、自分自身のことで動きがとれなくて、それがなによりの問題です。動いてる仲間たちに「すまない」って思う気持ちもあるし、自分自身へのいらだちもある。
まぁ、こんなことを書いても誰も読んでないし(笑)、自分への備忘のようなもんですか。

そうそう。連載に新たにアップしました。
結局、脳みそのリソースを振り分けなきゃならんことが多すぎて、そうでなくても少ないリソースだからパンクしてるんだろうな。

長くやるもんだなぁ

今日は今年度の「当初面談」というのがあります。内容は管理職と面談をして、今年度の目標なんかについて話しあいます。で、年度末にそれに基づいて「勤務評定」がくだされるという、そのスタートですね。「勤務評定」の結果はボーナスに反映されるので、なんだかなです。
ただ、この当初面談、最近はグダグダです。ほとんどなにもない。というか、「後継者はどうする?」って話ばかりです。
「あのね。今やってることはそのまま次の人に渡すから、とりあえずはできるんですよ。ただ、それだけじゃダメなんです。例えば、リビングライブラリの10人のうちのひとりが都合が悪くなった時に、代わりの人を探せるかどうかってことです。もしも探せなかったら9人になり8人になる。それではだめなんです」
わかってくれたかなぁ。
「でね、代わりの人を探せるかどうかは、四六時中人権のことを考え、動いている人じゃないとダメってことです」
唖然としてますね。
「みんなクラブ、一生懸命やってるじゃないですか。放課後も土日も。それと同じです。放課後も土日も人権のことをやるんです。単にそれだけです」
あきれられました(笑)。
さらに、今年度は「来年どうする?」が入ってきました。どうするんでしょうね…(笑)。
はっきり言って、なぜこの歳になって、新たなことにチャレンジして、攻めの姿勢を崩さずに生きなきゃならんのか、ほとんどわからなくなってきています。だって、流れに任せたら、とりあえず生きていくことはできます。それでええやんと思わないわけでもない。でも、そう考えた瞬間、常に「でも、それでいいんですか?」という、あの言葉を思いだしてしまいます。
まぁそんな感じで生きているわけですが、面談の最後に支店長が
「あと5年、できればいてほしいなぁ(笑)」
と。マジか…。こういうことを言われる日が来るとはなぁ。
新採から3年目、当時の支店長とケンカしまくっていて強制配転くらいかけたわたしとしては、「隔世の感」としか言えません。
そう言えば、教員になって12年目、当時の同和部のMさんとFさんに「レポートを書け」って言われました。たしか、全同教かなにかにレポとを出そうとしたけどジャマされたかなんかの腹いせだった気がします。「タイトルは「桃栗3年柿8年、石の上にも10年」や!」って、タイトルまで指定されました。サルベージしたらあったので、アップしておきます。こんなこともあったんですよね。
まぁ長くやるもんだなぁ…。

これからは自分で→保留すること

今日は3時間のうち2時間がプリント学習です。なんでこんなにプリント学習が多いかというと、ひとつ単元が終わったらプリント学習をしてるからです。なんか、「試験前にまとめて」ってのの効果がわからなくなってきてるんですよね。もちろん、今のやり方をして定着するとも思えませんが…。
ただ、おもしろい発見はありますね。
例えば、xのyの1次方程式がふたつ出てきたところでとまってしまったグループがありました。
生「これ、どうするの?」
とりあえず、ふたつの式を黒板に書いて
い「これ、なんて言ったっけ?」
生「えーと、連立方程式?」
い「それ!どうやって解くんやったっけ?」
生「どうするんやったっけ」
い「なんか、数字揃えへんかった?」
生「あ!やった」
い「そやね、そのあとは?」
生「引く?」
い「そやね、いけたね。いけるいける!」
みたいな。
あと「(2+3i)+(3-4i)」と「(2+3i)(3-4i)」の区別がついた子もいました。よかったよかった。その子、「メモしとこう」ってノート出してたしね。よかったよかった。
で、午後はリハビリ。とうとう最終回です。思えば、病院での初リハビリは約1年前だったんですね。ほんとうにお世話になりました。おかげさまで、90°いけるかどうかだったのが、130°〜140°あがるようになりました。もちろん、完治したわけではないけど、とにかく「正しいあげかた」を心がけながら、どんどん使って、可動域が狭くならないように、できれば広がるようにしたいなぁ。

という日常生活をしてるけど、世の中はいろいろ動いてますね。LGBTをめぐるふたつの法律がせめぎあってるかと思ったら、野党案を取り込む形で与党案が出てきたり。まぁでもタイミングと考えてるんでしょうね。
それにしても、差別発言とかしまくってる人たちが「理解増進」って、どの口が言うねんというのが、率直な気持ちですね。さらに「差別禁止」=通らないって、どういうことやねんと。それ、自分の首を絞めるからやろうと。
まぁでも「部落差別の解消の推進に関する法律」「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」というふうに、すべて「差別の解消」なんですよね。禁止じゃなくて解消する。まぁそりゃ「なくす」わけだから正しいっちゃぁ正しいんだけど、いかにも「どこかにある差別をみんなの心がけでなくしましょう」という感じで、差別の現実とか実態とかが感じられない。そういう流れなんでしょうね。
それでも、例えば2006年に「障害者権利条約」ができて、2007年に日本は署名したけど、2013年までかけて法律を整備して「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」ができて、ようやく批准が承認されたのかな。安易に「タイミング」で動かず、きちんとしたものをつくるために、当事者もさまざまな動きをしたって聞いてます。で、「差別の禁止」が明文化されてる。
まぁでも、そういう分厚さはないよなぁ。

怒りに触れる

朝イチ、在日の生徒のオモニが来校されて、いろいろ話。その中で、来年度以降の話になったり。
「仕事がなかったらここにいます」
みたいな話をしていたんだけど、オモニ曰く。
「センセは現場の人やろ」
なんかうれしかったな。
もちろん、どこだって現場です。ただ、小・中・高は現場の中でも最前線です。教室は鉄火場です。オモニは「そこの人」って言ってくれたんだな。
そんな1日のはじまりでした。で、授業は滞りなく。てか、片方のクラスでは、もしかしたら人生で最後になるかもしれない「変態は世界を変える」の話をしてみたり。
あとの時間は連休明けの出張のための時間割変更に走りまわるなど。
今日の帰りはリハビリがあるので車です。ちょうど日本酒がなくなったので、行きつけの酒屋さんに行きました。当然のことながら
「たいへんですね」
と声をかけるわけです。すると、ふだんは穏やかなお兄さんが、いきなり吐き捨てるような口調になりました。
「1年間、なにをやってきたんや。あぐらかいてんのか。自民党なんてつぶれてしまえ」
そうだよな。去年のGWも緊急事態宣言で飲み屋は時短営業で壊滅的でした。でも、それでもお酒は出していた。そう言えば、東京の感染者数は30人とか書いていましたねぇ。そこから1年かけて、事態は悪化するばかりです。そして、今年のGWは酒類販売禁止です。お酒屋さんはつぶれてしまいます。
もう一軒の行きつけのお酒屋さん。
「倉庫にお酒があふれかえってるんですよ」
ちゃんとしたお酒は冷蔵庫に保管しなきゃなりません。だから、その保管はコストがかかる。
「みんな一升瓶とか、買わへんしねぇ」
え?買わないんですか…。
どうやら一升瓶はお店屋さんが買うらしく、たいていの個人客は4合瓶を買うんだとか。4合瓶って、呑みきりサイズだと思ってた^^;;。
みなさん、この状態はcovid-19のせいではなく、人災だと思っておられる。だからこそ、静かな怒りがそこにある。教育現場にはない、そういう怒りに触れることが現実を見ることにつながる。