団体戦

朝、やはりしんどいです。いつものお店の日本酒はメッチャおいしいので、ふだんは基本的に2杯までと決めてるお酒も「2杯半」にしています。ちなみに、半分はKうさんに飲んでもらってます(笑)。ただ、昨日は4杯飲んでしまいました。まぁグラスが小さかったからなんですけど、それはそれだけいろいろおいしいお酒が飲めるということです。なので食べ過ぎではあったけど、飲み過ぎではないです。帰ってきたのが遅かったのが原因でしょうね。
てことで、のろのろ出勤。
今日は走りの授業はありません。なので、立番が終わったらそのまま職員室へ。うーん、授業、どうしよう。やることがない。まぁ12月の内容プリントをつくりましょうか。あとはフリーにかける紙を用意です。
2時間目は教科会議です。今日のアジェンダは「授業・クラスの情報交流」です。
予想通り、みなさん「やりにくさ」を語られます。必然的に「クラスのアカンところ」を出しあうことになります。
おもしろくない。
そりゃ、うちの子らは全体的にそんなに学力高くないし、特に数学に対しては「マイナス」からの出発の子が多いかもしれません。でも、その子らが「この学校で、このクラスで数学の授業を受けて楽しかった」って思えるようにすることが、この学校の教員の仕事だと、わたしは思っています。
もちろん、他の学校、とりわけ数学を受験科目として使う子が多い学校であれば、教員の役割は変わります。要は、教員の役割は対象によって変わるってことです。幸か不幸か、わたしは「うちの学校に特化した人(笑)」なので、その役割を身体化してるんでしょうね。
そういう子らに「数学への興味をもたせるにはどうきたらいいか」って話。やはりみなさん、数学の奥深さや、ご自身が興味あることを深く話されるようです。ただ、それは子どもたちには通じない。だから、諦められます。そんなエピソードがある中、ある教員が
「どひせんせいの雑談はおもしろいって生徒が言ってます」
と過分なお言葉をおっしゃられたので
「いや、わたしの雑談は「なぜDPRKがミサイルを撃つのか」とか「変態が世界を変える」とか、そんな話です」
とネタばらしをしてしまいました。
さらに、いろいろ話が否定的な方向に向かっていくので、思わず
「数学の授業は団体戦なんです」
って口走ってしまいました。
なにと戦うねんという話ですが、それは「赤点ゼロ」のクラスを達成するという戦いでしょう。まぁそのハードルをわたし(たち)が設定しているという時点でマッチポンプなわけですが^^;。
いつも思ってるのは「この1年、メッチャしんどかったけど、でも、なんだかんだ言って楽しい1年だった」って振り返ってもらえる授業です。そんな1年をみんなでつくる。「このクラスだから、このメンバーだからできた」って振り返れるようにしたい。
そんな会議のあと、授業です。なので、授業の冒頭
「数学はな、団体戦やねん」
という話を繰り返しました。さらに
「隣のクラスは殺伐としてるらしいな。このクラスは和気あいあいやな」
と言うと
「隣のクラスは勉強できるけどコワイ」
とか言う生徒がいたりします。なるほど。競い合ってるんだ。それはそれでいい。でも、戦い方が違います。わたしはこのクラスのほうがいい。
てことで、いつものように「2学期を振り返り3学期を展望するのを、自分とクラスの2つ書く」というお題を出しました。すると見事に、「クラス目標」として「赤点ゼロ」とか「隣のクラスに平均点で勝つ」とか、わけのわからんことが書いてあって、どんだけおもしろいねんと。さらに「教えてもらう身であることを引き受ける」とか、すばらしい。思わず若い教員に見せに行ったり。

そんな感じで、午前はパタパタしてたけど、突然午後はまたーりペース。なんかこのあたりで身体と精神のミスマッチが起こりはじめたようです。たぶん、冬休みが来るプレッシャーと、その準備ができていない苛立ちとかかな。それ以外にもあるな。なんか、身が削られる気もしたり。そして、緩やかにメンタルが落ちるというか、元気がなくなってきました。
うーん。
とにかく帰ろう。