今日は滋賀県のとある中学校でお座敷です。てことで、今日もおにぎりを握ってスタートです。ただ、時間がビミョーです。しかも、行きの電車がけっこう混んでます。てか、高校生がメッチャいる。やはり試験中なのか?結局おにぎりを食べずに中学校へ。支店長室でおにぎりを食べることになってしまいました。
支店長室では、当然のことながら支店長さんと話をするわけです。話の内容は、人権学習今昔物語です。やはり法律が切れたのが大きかったんでしょうね。空白の20年の間に、ずいぶんと後退してしまいました。まぁでもあまり悲観せずにやるしかないですね。
てことで、会場へ。聞いてくださるのは1年生。なんでも、けっこう落ち着きがない学年なんだとか。でも、かつて元気な学校でお座敷したこともあるから、まぁなんとかなるでしょう。ちなみに、その中学校の話をしたら
「あー、あそこ」
って言われたので、
「最近と違ごて、20年ほど前ですよ」
と言ったら笑っておられました。なにせ、あの時、玄関で自転車を修理している生徒に担当教員が
「どうしたんや?」
と声をかけると、返事が
「殺すぞ」
でしたからね(笑)。まぁそういうあいさつだったってことです。さすがにそんなことはないでしょう。てか、お客さんには優しいらしいです。
てことで、お座敷スタート。最初のつかみのところから騒然としています。これは楽しい。おとついとは対照的です。ちなみに、ヤンチャな子ではないです。単に落ち着きがないだけです。だから、やっぱりこちらに意識が残っています。てことで、前半をしゃべりきって、50分経ったところで休憩を入れましょう。
「じゃ、10分休憩ね」
瞬間拍手が起こりました(笑)。おとついとは違うけど、やはりこの子らなりに集中して聞いてたから、きつかったんやろなぁ。
休憩中は生徒さんたちと話。「難しかった?」「いや、別に」みたいな。
で、後半です。ここからは知識メインです。なのでキツイかなと思ったけど、やはり真剣に聞いてくれています。そして質問タイム。
「部落差別ってなんですか?」
今日もこれが来ましたか。
そんな感じで、和やかにお座敷終了。質問してくれた子が握手しに来てくれました。メッチャええ子らです。
てことで、最寄りの駅まで送ってもらったら、すぐに電車が来て、乗換駅でもすぐに電車が来て、京都駅でもすぐに電車が来て、最後の駅ではすぐにバスが来て、あっという間に帰れました。
とにかく疲れました。疲れたけど、おもしろかった。
さぁ、お風呂からのビールだ!
年: 2022年
「らしさ」考
今日は神戸市の北の方にある小学校でお座敷です。なので、おにぎりを持って移動開始。新開地を越して、さらに進みます。てか、新開地に来たの、はじめてじゃないかなぁ。だいたい三ノ宮までですね。神戸電鉄に乗ると、電車はすごい勢いで急勾配を登っていきます。と「鵯越」なる駅があります。あの「ひよどりごえ」か?えらいところです。さらにトンネルの中も勾配です。そして到着した駅から向こうが下っているので、ここは峠の駅なのか?
降りると寒い。あたりまえか。
とりあえず学校の中に入っておにぎりをパクつきます。うまいなぁ。
で、ごあいさつ。なんか、バタバタしておられます。それもそのはず、午後イチの授業は公開授業で、近隣の小中学校のみなさんが続々と来られます。なので、わたしも勝手にうろついて、授業を見させていただきます。
今回の公開授業は、基本的には「性の多様性」がテーマとのこと。各学年でテーマを決めてとりくんでおられます。わたしが入ったクラスは「女らしさ/男らしさではなく、自分らしさを」という内容です。はじめに「女らしい◯◯/男らしい◯◯」というイメージに沿ったものを子どもたちに出させます。例えば色とか仕事とか遊びとかですが、子どもたちは見事にジェンダーバイアスのかかった答を出してくれます。すごいな。せんせいはそれらを黒板に書いていく。で、最後に「女らしさ/男らしさ」をひっくり返して「どう?」と問いかける。子どもたちははじめは反発するけど、たたみかけると「反対にしても大丈夫だと思います」みたいな子どもが出てきて、みんなが「そうだそうだ」となる。絵に描いたような授業です。
小学生だから、ああいう感じなのかな。でも、もやるところもあります。それは、「性の多様性につながるのか?」ということです。
例えば、トランスジェンダーにかかわる話でいうなら「らしさ」の話ではなく「割り当て」の話が問題なんですよね。例えば典型的なトランスジェンダーの場合は、「性自認とは異なる性別に割り当てられている」ことが問題なわけです。あるいはXとかノンバイナリーの場合は、そもそも「割り当てられる」という行為が問題なわけです。でも、「らしさ」は、「すでに割り当てられた」人が、どのようなジェンダーを生きるかということで、割り当てそのものは問題にしていない。だから、例えばトランス男性に「男らしくしても、それはあなたらしさ」とか、トランス女性に「そんなに過剰に女らしくしなくても、あなたはあなたのままで」とか、さらには「トランスジェンダーはジェンダーを強化する」とか、まぁいろんな話が出てくるわけです。このあたりをどう説明したらわかってもらえるかなぁ。
もちろん、「自分らしさ」の授業そのものは大切です。でも、それがそのまま「性の多様性」につながるわけじゃない。さらにいうなら、トランスジェンダーの子どもがその授業を受けたら、どんな思いを抱くのかな。もしかしたら、自分を否定するかもしれない。
そんなことを思いながら、第2部の会場の体育館へ。ここからが本番です。
ちなみに、この学校、これまでにKうさんとかIっぽ&Kんちゃんとかに来てもらっています。もう、わたしはしゃべらんでええやんと思うのですが、まぁ、わたしならではの話をしましょう。
ということで、ミッション3です。
とにかく寒いので、しゃべりが暑くなります。よくないな。よくないけどしかたないな。てことで、いつもの通り、笑う間を与えずネタを繰り出します。案の定、笑いが起こらない(笑)。まぁ自業自得です。
みなさん、すでにいろいろ知っておられます。なので、そういう知識の斜め上を行く話をしなければ、相手にしてもらえません。まぁでも、そのあたりがわたしの持ち味なので、あまり気にせずにガンガン進みましょう。
てことで、最後にふたネタ残して1時間40分ちょうどで終了です。みなさん、煙に巻かれてくださったかな。
終わったあと校長室でコーヒーをいただきながら、しばし話。でも、あまりゆっくりしたら、帰るのが遅くなります。てことで外に出たら、すでに暗い。そして寒い。神戸市北部をなめていました。反省です。
さあ、帰ってお風呂に入ってビールを呑もう。
質問する生徒、質問しない人
今日はからお座敷週間がはじまります。なんか、試験中にドカンと学校をあけるのはなんとなく気が引けますが、他の時は行けないので、ここに集中してしまうんですよね。てことで、第1弾は尼崎市内の中学生の皆さんに聞いていただきます。
ただ、家を出るのは少しゆっくりです。もっとも、一度職場に行ってからだと、おそらく10時くらいに出ないと間に合わないので、やはり職場から行くのは無理ですね。ゆっくりできるので、本来は職場でやる仕事を家でやります。気分は在宅ワークです。
で、スタート。阪急を乗り継いで中学校の近くまで。なぜJRではなく阪急かというと、もちろん安いからです。やはり圧倒的に違います。
最寄りの駅から20分ほど歩きます。途中の公園で用意しておいたおにぎりをパクつきます。なぜ近くのお店に入らないかというと、もちろん安いからです。コンビニのおにぎりだってふたつ買って、ついでにお茶を買ったら400円くらいします。もったいない。なにせ、給料が激減しましたからね。
しかし、公園の感じが、なかなかやれた感じでいいですね。おにぎりを食べていると、一匹のネコがやってきました。完全にロックオンされています。ニーニー鳴いています。これは餌付けされてますね。ただ、ここでネコにおにぎりをあげると、おそらく晩までもたないです。なので、ここで食べるのは断念だな。中学校近くの道端でふたつめのおにぎりをパクついて、中学校へ。
うーん、中学校もやれた感じです。おそらくかつては荒れてたんでしょうね。でも、そういう学校の子どもたちって、確実にあったかいです。
とりま保健室で、今回声をかけてくださった養護教諭の方としばし話。なんでも6年前に聞いてくださったんだとか。恐縮です。
で、体育館へ。えーと、準備がまったくできていません。まぁ椅子が並んでるからええか。と、運んでこられたスピーカーを見て笑いました。JBLのPartyboxです。なんでも、「これで再生したら迫力でるよ」という教員がおられたとか。そりゃ迫力出ますよ。実際にbluetoothで接続したら、めっちゃ迫力ありました。てことで、プロジェクタを設置したり、あれやこれやしていると、生徒さんが続々と入ってこられました。
お座敷の冒頭は、なにやら「オイタ」をした子がいるらしく、まずは生徒指導から。みんな神妙な顔で聞いています。かわいいな。
で、お座敷スタート。笑いがない。どうしたものか。が、よく見ると、生徒さんたちの反応が半端ないです。声は出てないけど、マスクの下で笑っています。そして、うなづいたり身体が動いたり。これはすごい。そして、メッチャ集中しておられます。
これは90分ぶっ通しでやったら、この子ら倒れるな。
てことで、中程で休憩。するとみなさん、ぐにゃぐにゃになられました。そういうことやったんですね。休憩入れてよかった。でも、休憩中の教員の皆さんとの会話を聞いてると
「部落差別ってなんですか?」
とか質問してるので、これはすごいな。
で、後半です。少しみなさん息を吹き返したみたいで、空気が和やかな感じになっています。よかった。そして質問タイム。まずは
「部落差別ってどういうものですか?」
からスタート。そこかぃ!
さらにカミングアウトの話なんかもしてくださって、ガチで皆さんが聞いてくださっているのが伝わってきました。
そんなこんなでお座敷終了。体育館で片付けしている生徒さんたちの表情がいい。
で、校長室で教頭さんと話をしていると、やはりかつてはメチャクチャ荒れていた学校だそうです。そうやろなぁ。でも、そんな子らとていねいにつきあってこられたんでしょうね。
で、中学校をおいとま。
京都市内にもどって後藤勝さんと合流。なんだか、「会いたい」と言ってこられて、なんでだろうと。後藤さんと言えば、戦争写真家として有名なのかもしれませんが、わたし的には「対岸の肖像」ですね。かつて後藤さんのサイトにあったので、たまに見に行って癒されていました。ちなみに、有名なのは川崎那恵さんの写真ですが、わたしが好きなのは李嘉永さんがネコと一緒に写ってる写真だったりします。
で、ディープなところに行きたいとのことだったので、やはりここは角打ちですね。ということで、2人で入ると、やはり「彼氏か」「教え子か」と、あちこちから声が飛んできます。まぁそういうことです。そして、おじさまから
「いっぱい出したろ」
と、いつもの世界です。でも、この世界を知ってほしいなと思ったので角打ちに来たんですよね。ただ、角打ちは7時でおしまいです。夜は長いから、2軒目へ。どこにしようかと思ったけど「お福」かな。
途中、ホワイトホテルのあたりを通って、リド食堂街へ。そして
「お久しぶりです」
と引き戸を開けると、お母さんが
「あら、久しぶり」
と、これまたいつものあいさつです。
で、ハイボールを飲みながら、ダラダラ話し。
それにしても、後藤さん、今日、一度も質問をされません。わたしも質問しないタイプですが、きっとそうなんですね。相手から出てくる話題を楽しむ。その出てくる話題がその人なんですよね。そこに質問はジャマ。わたしはそう思っているし、きっと後藤さんもそういうタイプの人なんでしょうね。なので、アメラジアンスクールでの思い出を話したり。
そんなこんなで、スリリングは夜は更けていきます。が、明日もお座敷です。
てことで、おいとま。なぜか帰りにちりめん山椒をもらったり。お福はどこまでもお福です。しかし、後藤さん、帰れるかな。
ボイコットされたかと思った
朝、いつもの時間に出勤。駅からの歩きの最中、うしろから走ってきたチャリから
「おはよう!試験がんばるわ!」
と声をかけられて、ちょっと気持ちが和んだり。
ここから来週までパタパタします。なので、出勤したら、とにかく来週までの準備をせねば。
と、1本のメール。
「この間の講演、レジュメを見たらよくまとまっているので、文字起こしをしなくてもいいと思うのですが。働き方改革でもあるので」
と書いてあります。幾重にも腹が立ちます。
まずは「よくまとまっている」って、講師に対して失礼やろ。完全に上から目線です。ちなみに、レジュメではなく史料です。で、文字起こしをしなくても史料でいいということは、完全な門外漢がその史料を見て講演ができるということです。それは不可能です。そしてもうひとつ、やりたくないときに、その理由として「働き方改革」を出すか。てっぺんに来ました。なので
「起こしてください」
という返事をしました。
だいたいやな。ここまで1ヶ月あったのに、今ごろ「起こさなくていいですか」ってメールがあったということは、今までやっていなかったってことです。計画的に勉強しようという教員は、だいたい計画的にやらない。それは自分もそうですが、そこに「働き方改革」などという言葉は使いません。どちらかというと「あの時間のすき間にやればよかった」と思うのがわたしですが、おかしいのかな。
そして、試験カントク。カントク中って、カントク以外やることがないので、脳内が活性化しますね。いろいろものを考えたり、メモをとったり。これ、忘れるんだよな。
で、試験の巡回。みんな一生懸命解いてるな。解いてない子もいるけど。まぁそれはそれです。
で、昼に職場を脱出。午後から出張です。駅で担当している生徒とバッタリ。
「せんせい、今回はヒーロー脱出やで!」
「この間の効いたか」
「効いた」
よかった。取り出しが効いたんだ。でも、そこから1週間経っています。だから、そのままにしていたわけじゃない。そこから勉強したんだろうな。うれしいな。
で、午後の出張。
まぁつつがなく議事は進行します。ちなみに、全同教の感想を聞かれたので、
「全体会はイマイチだったけど、分科会はほんとうによかった」
と、暴言を吐くなど。
で、出張が終わったら夜の仕事です。
いつもの通り、少し早めに行って、メールのチェック。うーん、来ていない。コミュニケーションカード、4人送ってくれているけど、残りふたりが来ない。どうしたんだろう。そうそう、前回休んだ学生さんも連絡がないしなぁ。メッチャ心配です。
とりあえず、来ている分だけのコミュニケーションカードをプリントアウトして、教室へ。
ところが誰もいない。ふだんはゼミの流れか何かで何人か学生さんがおられますが、いない。授業5分前になっても、誰も来ない。これはボイコットか?と思ったら、来られました。よかった。たぶん、いろいろ忙しい時期になったんだろうな。なんでもバスが渋滞に巻き込まれている人もいるんだとか。
てことで、遅刻してくる人がいることを含み込んだ模擬授業の開始です。案の定、遅刻してくる人がいます。そういう時にどう対応するかってのも、実は大切です。ちなみに「遅れるとはなにごとか!」と頭ごなしに怒る人は、最近はいないんじゃないかな。「どうしたん?」かな。遅れたことがアカンことは、すでにみんなわかってます。だから怒ることに、さほどの意味はない。
で、模擬授業ですね。今日はおふたりともプレゼンを使わない授業です。
しかし、ほんとうに隔世の感があります。というのは、かつてはグループワークなんてほとんどやりませんでした。が、今やそれがあたりまえ。そうやって育ってきた学生さんは、グループワークをすることがほんとうに自然です。たぶんいいことでしょうね。そしてそれをどうフィードバックするのか。そこは少しコツがいるかな。というのは、予期しない答が出てくる可能性がある。でも、そこが一番のポイントです。
そうそう。あとは、あることを教えるときに、同時にもうひとつ教える。今回でいうならば「景気変動」を教えるときに「好況」と「不況」を同時に教える。すると「差」が明確になる。そのことを通して、理解が深まる。たぶん、そういうことを意識した授業だったかな。
もうひとりの方は、ほんとうに語り口がいい。生徒に届きそうですね。ただ、準備がなぁ。でも、その準備不足はご本人が一番わかっています。さらに、他の学生さんから
「せんせいだから優しく流してくれてるけど、実習にいったらメッチャ怒られると思うよ。だから、きちんと準備しよう」
というハッパが飛びます。これはおそらく、今回の担当者だけじゃなくてみんなに向かって発せられている。おそらくそれでいいです。
わたしはグダグダです。なにも怒らないし、厳しい指摘もしない。なぜなら、みんなわかっているからです。そして、自発的にそれをしてくれる日は、きっとくる。今は模擬授業です。だから、すべてOKです。ここでやった失敗を、本番でやらないようにするためにはどうするか。それが今やっていることです。
てことで、今回もコミュニケーションカードを書いてもらう時間がありませんでした。まぁそういうタイムスケジュールだから仕方ないです。頼むし、「送信ボタン」を押してね(笑)。
日常へ
今日はわちゃわちゃありそうなので、車で出勤。とりま早くに職場に到着したいです。一昨日・昨日の復命書を作成したり、これからの出張を出したり。
そうそう。メッチャ大きな動画ファイルを変換しなきゃ。これは時間がかかるから、PCを酷使しない時間帯に作業ですね。
今日の試験カントクは3時間目なので、それでも少し余裕があります。冬休みの宿題もつくってしまいましょう。さらに試験後の授業の打ち合わせもしなきゃなりません。そんなこんなで、あっという間にお昼です。
日常です。
午後は会議。しまった、充電を忘れてるものがあった。まぁでも会議は早く終わるって言ってたから、会議が終わってからでええか。ど思いきや、終わりそうになったら、新たな案件を出す人がいて、どこまで続くねん、これ。とうとう発言。
「もしもまだ会議が続くなら、3分ほど中座させて」
すると
「会議の案件は終わってるから、3分たってもどってきたら、会議は終わってると思います」
まぁそうやろな。だから「中座させて」って言ったんですけどね。
なんか、ダラダラ話すのが好きなんでしょうね。それそのものは否定する気はないし、なにもなければつきあうけど、なにかあったらつきあえないってだけのことです。
で、席にもどってイヤスピーカーを充電。その後、女性休養室へ(笑)。ジャマされない環境でzoomをしたいんですよね。
とにかく学校ってジャマが入ります。例えばチャイム。あるいは同じ部屋の人の話し声。そういう喧騒の中ではできないこともあるってことです。
で、zoomから帰ってきたら、すでに4時過ぎです。と、支店長から書類が。これは毎年つくってるメッチャ大切な書類です。終業式までにって言われてるけど、いつつくる(笑)?まぁ、時間を捻出してつくりましょう。
日常です。
で、定時すぎに退勤。若い衆が「定時に帰りたい」とか言ってるから、少し気が引けますね。まぁでも、朝はわたしが30分から1時間近く早く来てますけどね。
帰り道、なんとなくお寿司が食べたくなりました。そういや、いつもいくギョースーから半額のお寿司が消えてどれくらいかなぁ。なので、ギョースーに寄って半額の刺し身をゲット。家に帰って残り物のごはんを温めて、簡単酢をまぜてシャリをつくります。で、なんとなく握ってみました。
まぁ、酢飯に刺し身を乗っけただけですね。あとは混ぜ物だらけのハンバーグもどきをHSMで焼いたものと、大根葉と水菜です。
あぁ、ビールがうまい。
日常です。
またしゃべってしまった→案内役
朝、目が覚めると7時半。今日の分科会は9時半スタートだから、まぁなんとかなるでしょう。
とりま、食堂で朝ごはんのサンドイッチを食べていると、知り合いが…。やはり同じ宿に知ってる人がいたか。なんか、そんな気がしていたんですよね。
で、身支度をしてチェックアウト。分科会に参加です。
今日の1本目は公立高校の通信制のレポートです。
ていねいなとりくみをされてますね。でも、たぶんその意味は小・中の教員にはわかりにくいだろうな。なので、
「私立の通信との違いを教えてください」
とトスをあげましたが、少し読み違えてしまったかな。まぁでも楽しそうにやっておられるのが伝わってきたのでよかったよかった。
で、2本目はムラを校区にもつ小学校の実践です。ここは昔から分厚い実践をしておられるので、「すごいなぁ」と思いながら聞くのみです。
で、総括討論。いきなり
「部落を部落と呼ばなければならないのか?部落の子は部落の子と認識しなければならないのか?すべての学校で部落問題学習をしなければならないのか?しなくても、他のことをやれば、部落問題に突き当たった時に闘えるのではないか?」
という問題提起が。
めんどくさいな。いや、問題提起そのものはめんどくさくない話なんですが、これに全部が引っ張られますよね。すると、他のことが論議できなくなります。
とりあえず
「わたしも問題提起です。昨日「出会いの場所に立ち会いたい」というレポーターの発言がありましたが、わたしは「出会いの場所に立ち会いたいけど立ち会わない」なんです」
と発言。まぁ、読み筋はこれですわ。同じ発言を繰り返してるだけですね。
その後もいろんな人々が先ほどの問題提起に答えておられます。みんな真剣やな。ただ
「部落差別はまだなくなってないから」
では答えになっていない気がします。なので、再び発言。
部落っていうのは、他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値を持ってまなざされる。だからわたしはそうではない形でまなざします。ムラの子も他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値とともにまなざされる。だからあたしはそうではない形でまなざします。なぜなら、在日や障害やシングルマザー家庭や、その他もろもろと同様に、その子にとってとても大切な「一部」だからです。
それから、「すべての学校」の「すべて」の範囲ですが、別にパプアニューギニアでもやらなきゃならんというわけではないです。「すべての学校で部落問題学習を」というのはスローガンなんです。その意味は「関係ないと思っている学校こそ関係あるんだよ」ということです。そしてそれは世界中みたいな話じゃなくて、身近なところから考えるということです。身近なところで「すべての学校」と考えるということです。
ただ、そう考えたときに、昨日のレポーターのかたが「LGBTだったらいろんな話が出るのに、部落だと出ない」と言われた。あれは、とても貴重な問題提起だと思います。なぜわたしたちは部落については口を閉ざさせてしまうようにしてしまったんだろう。このことは真剣に考えなきゃならないと思います。
まぁそんな感じで分科会終了。
終わったら速やかに脱出と思ったけど、いろんな人に声をかけられて[1]うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。、それでも速やかに脱出。ちなみに裏門から出ようと思ったら閉まっていて、隙間から脱出したのはここだけの話です。
で、近鉄に飛び乗ってウトロへ(笑)。今日はいろんな人を案内しなきゃなりません。
ウトロに着いたのは2時ごろ。やはり昼ごはんを食べなかったらお腹が減ってきますね。
「昼ごはん、たべてないんですよ」
「冷凍のパスタ、食べる?」
事務局長は日本人ですが(たぶん)、やはりここはウトロですね。
てことで、K野さんと半分こして、まずはK野さんを案内。と、そこにS渡さんが到着。まぁ見ていてもらって、わたしはK野さんとおさんぽかな。帰ってきたところで、今度はS渡さんとおさんぽ。しばし歩いたところで、本隊のH江さんたちが到着。3時まわってますよ。とりま、H江さんたちはおいといて、S渡さんとおさんぽ。で、帰ってきてH江さんを館内案内しようと思ったら、Sファンさんが他の団体の案内をしておられるので、そちらにくっついてもらうことにしました。で、1階に行くと
「フィールドワークがいい?留守番がいい?」
ということで、フィールドワークを選択。30分ばっか案内しました。
帰ってきたらSファンさんが館内案内を終えられたので、H江さんたちともう一回おさんぽです。
そんなこんなで、6時ごろまでウトロの中をうろうろ。さすがに疲れました。てことで、京都駅で解散。さぁ帰ろう。明日から日常だ。
footnotes
↑1 | うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。 |
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やはりおもしろい・全同教1日目
今日から明日、久しぶりに全同教大会があります。前回はこの時かな。3年前になりますか。2020年は中止。2021年はレポート集の発行のみになりました。結局、新潟には行けませんでした。で、今年は久々に対面で開催となりました。が、人数制限をかけているので、果たしてどうなることやら。
てことで、奈良に向かうわけですが、昨日の前夜祭で少々しんどい。結局、西大寺までぜいたくをすることにしました。
わたしが参加する全体会の会場はサテライトです。それでも会場の外で声をかけられたり、受付に知り合いの方がおられたりして、いつもの全同教ですね。どうやら中には「暑い人」がいるらしいです。
で、全体会。メインは鼎談ですが、うーんとなりました。人権って、人と人との関係にとどめていいのか?もちろん、その側面はないわけではないけど、そこにとどめないのが全体会における鼎談じゃないのか?なんか「人権=共助」みたいな図式を見せられた気がして、フラストレーションが溜まりまくりました。
で、昼ごはん。暑い人と一緒に行くことにしました。
それにしても、食事の時も人権の話しかできない面々です。それでもAランチ、めっちゃ美味しかったです。
久しぶりに「ちゃんとした」ハンバーグを食べました。
で、午後の分科会。ここでK野さんと合流です。さてさて、どうなるか。
今回の分科会は、なんとなく部落問題学習にかかわるものが多いですね。まずは「授業で勝負」みたいなレポートです。
「授業で勝負」はキライじゃないです。でも、きっとそこからスタートした「変化」があるはずです。それが聞きたいな。なので
「こぼれ話があったら聞きたいです」
という質問。するとおもしろいエピソードなんかを教えてもらえて、よかったよかった。
2本目のレポートは出身教員の方のレポート。なかなか全校に広がらない部落問題学習を広げていくために、自由参加の校内研修をしたりされているとか。ていねいな実践をしておられることが伝わってきます。ただ、その中ですんごい大切なひと言が…。
「LGBTの研修だったらいっぱい話をしてくれるんですが、部落の研修だとみんな黙ってしまうんです」
これ、明日のネタやな。
3本目のレポートは、ふたりの生徒の出合い直しに立ち会った話です。たぶん、「夕焼けがうつくしい」が出発点にあるので部落問題学習関連にされたのかもしれませんが、ほとんど出てきません。どちらかというと、今回のレポートを生徒と読み合わせる中で、新たな展開があって、それをレポートするという、何だかメタレベル的な内容です。でも、それがとてもいい。ただ、すんごい大切なひと言が…。
「子どもたちが出会う場所に、自分は立ち会いたい」
これも明日のネタやな。
てことで、1日目は終了。問題は、晩ごはんの場所が決まっていないところですね。なので、K野さんに任せて、わたしは宿にチェックイン。速やかに「走り」です。どれくらい走ろうかな。30分では物足りないです。なので、42分、6.5kmくらい走りました。アベレージは6分34秒。46秒→48秒→43秒→32秒→25秒→20秒と変化したので、いい感じです。
宿に帰ると、相部屋のお友だちが帰ってきておられました。なので、今日の感想を交わしながら、わたしは筋トレ。
と、どうやらお店が決まったらしいです。
「JR奈良駅の中にある…」
あそこか(笑)。
で、徳島の皆さんと合流。こちらは福岡・京都の混合部隊です。やがて、島根の人が合流。そうこうするうちに、熊本の友だちが顔を出してくださって。そして、福岡のお友だちが合流。
そんな感じで、あーだこーだと飲みは続きます。
と、K野さんが
「かすうどんが食べたい」
と宣われたので、かすうどんのお店へ。ちゃんとお酒も置いてますね。よかった。
と、そこに福岡のお友だちの仲間が合流。レポーターさんなので、ここからまたまたレポートにまつわる話とか。
そんなこんなで、お店を出たのはいつかわかりません。それでも、帰りにプチフィールドワークをしたりして、宿に帰る前に、コンビニで明日の朝食&缶チューハイをゲット。
結局寝たのは2時前です。やばいな。
ミッション5→前夜祭
朝、いつもより一本早い電車で出勤です。定時までの1時間を有効に使いたい。昨日書いたメモを見たら、「この間のフィールドワークのビデオのマージ」と書いてあります。そうだ、エンコに時間がかかるだろうから、こいつを朝イチやりましょう。てことで、サクサクマージして、お次はNASにデータをあげてやって。こいつも時間がかかるし、エラーも出るから仕方ないですね。
そんなことをやっていると、ぼちぼちみんなが出勤してきます。さてと、仕事だな。
今日も2年生は期末試験。カントクは2発。カントクから帰ってきたら、エンコが終わってたのでチェック。しかし、データサイズが9Gかよ。まいったな。
おべんとを食べたらスタートです。
今日は午後に労働者の権利を行使してお座敷です。こういうことは滅多とやらないんだけど、まぁ試験中なのでええかなと。
で、向かうは交流会をしている近くの中学校。今日はPTAのみなさん対象のお座敷です。ちなみに、今回は自分としてはチャレンジです。一昨日書いたように、今回のオファーは1時間15分。かつてない短さです。ただ、そういうニーズはありますね。特に、PTAのみなさん、忙しい日常の合間を縫って来られます。ちなみに、教職員研修だって、勤務時間との兼ね合いで、どうしても1時間程度しか時間がとれなかったりする。なので、そういうニーズに応えられる内容を考えなきゃならないなと、最近思うようになりました。まぁ「聞きたいと思われることを話すのがお座敷、話したいと思うことを話すのはカウンセリング」ってことです。
てことで、今日のネタはPTA用のミッション5と名づけました。さて、ウケるかな。
ちなみに、元々は入れていなかった「動画」を、やっぱり入れることにしました。ただ、今までの入れ方だと少し違います。まぁそこまできたら、どう話すか考えましょう。
てことで、お座敷スタート。とにかく大阪の人を相手に話すので、いまだに苦手です。やはり最初のネタで反応してくださらない。しかたないから
「ほら、ウケない」
と笑いを促すと、そこはきちんと反応してくださって、よかったよかった。
あとは、いつになく柔らかい感じで話を受け止めてもらえて、めっちゃ話しやすかったです。ちなみに、動画のコメントは
「まだ10年です。でも、オリンピックでもワールドカップでも、それが問題になる程度まで、世界は変わりました。変えてきました」
にしました。
てことで、無事終了。
ここから場所を移します。向かうは幸楽です。が、その前に「東ジュンさん」と合流。
おしゃれやな。そしておいしい。
となると、お酒も弾むものです。なので、濁酒。
うまいわ。まわるわ。
てことで、飲んでしゃべっていると、今日呼んでくださったPTAの会長さんが来られました。ここからピッチが上がります。あっという間に9時過ぎです。そろそろ出ないと、東ジュンさんが帰れない。なにしろ、橿原神宮まで行かなきゃならないらしいです。
と、地元民が
「にしなかやな」「そやな」
とか言ってます。確かに、にしなかが早いか。わたしは…。新大阪か。
さて、帰って寝なきゃ。明日・明後日がやってくる。
「一人になる」
今日から2年生は期末試験です。なぜかというと、来週から研修旅行に行くからです。なぜ来週かというと、1・3年生が期末試験だからです。こういう日程にしたら、授業の代講を考えなくていいという。ちなみに、わたしが担当してるクラスは2年生なので、授業はなくなりました。試験カントクだけです。
てことで、まずは解答づくり。50分の試験を30分で解けました。そりゃそうです。見た瞬間に解いてます。計算にしても最小限で終わらせます。そんなもんです。だから間違う(笑)。そして配点。問題数を数えて、1問あたりの配点を計算して、ほんの少し荷重して割り振ります。まぁたいてい98点とか102点くらいになるので、最後に微調整しておしまい。もっとも、たまに100点になってないことがあったりします(笑)。ちなみに、100点になってなければ、その差点を全員にあげればいいと考えられるんだけど、実はそうはいかない。点数の計算のときに、×が多ければ足し算しますが、○が多ければ×の点数を引き算するんですよね。すると、例えば全部で98点しかない場合、加点法で計算した生徒は2点あげれば100点満点になるけど、減点法の生徒はそのままで100点満点になる。
てことで、解答と配点を何度かチェック。まぁでも、それでもミスが出るときは出る(笑)。
その後、試験カントクしたり。
で、事務室に行くと、DVDが来てました。「一人になる」です。さっそく見ましょう。
ちなみに「小笠原登」って人、どこかで見たなと思ったんですが、「不治にあらず」って番組を見たんだな。
で、はじめの方は、はいはいはい。なるほどみたいな感じだったんですが、どんどん引き込まれます。それは小笠原さんというよりは、絶対隔離の政策がどのように進められ、それに医者や「名士」がどのようにかかわったかってあたりです。てか、癩予防協会の初代会長が渋沢栄一ってはじめて知りましたよ。そんな人を紙幣のデザインに使う感覚ってどうよ。もっとも、wikiせんせいを見たら本文ではなく、最後の表の中にちょこっと書いてあるだけですけどね。
で、藤野豊さんの解説がいい。
「あれは政治的なやりとりですね」
みたいにバッサリとやられます。
ただ、この解説がとても大切なのは、ハンセン病対策は病気としてでなく政治的としての課題だったってことです。そこに患者と家族が巻き込まれた。そしてだからこそ、それを病気として見た人が否定された。
まぁ、そのあたりは昔も今も何も変わってないですね。HIVしかり、covid-19しかり。
じゃ、医者がみんな政治に負けてるか、あるいは政治に追随する医者だけかというと、まったくそんなことはない。実はDVDを送ってくださったのは和泉眞蔵さんで、この人も小笠原さんのあとを引き継いだ方です。なんでも国賠訴訟はこの人の証言抜きには勝てなかったとか。てか、そんな人とこの間やりとりしてたんだ。無知って怖いわ。
ちなみに、この人だってこの人だってこの人だって、たぶん政治に負けてない人たちです。もちろん常に正面衝突し続けてるわけではないけど、でも、衝突はしてます。
そうそう。小笠原さんが最後に奄美の和光園に行かれたのもおもしろかったですね。隔離政策を否定し続けてきた人が、最後に国立療養所に行く。なんとなく、それもさっきのお三方と共通するものがある気がします。そこもまた現場ですからね。
映画を見終わったあとはボーとしてました。
ハンセン病をどのように教えるのか。過去のことではなく今のこととして教えるのは、おそらくはこんなのもつくったから、できないことはない。でも、あんなのは誰でもできます。やるなら、もっとハンセン病にこだわってやりたいな。
そんなことを考えながら、結局は1日が終わりました。まぁでも、こんな日があってもいい。
今日はダラダラ
朝起きると雨。これは走れないですね。
まぁノロノロ起き出して、さてと、明後日のスライドをつくりましょうか。今回、1時間15分という縛りなので、この日のやつをリメイクです。
完成したので、午前のうちに少しお出かけ。なんでも、友だちがiphone8から機種変するらしいので、それにおつきあいです。雨ですからね。はじめはSE第3世代にしようかと思っていたらしいけど、結局13miniにしたみたいです。
しかし、キャリアで機種変するとたいへんですね。わたしの時はスマホを買っただけで、あとはSIMを入れ替えただけですからね。あ、8→13は4G→5Gになるからってのもあるのか。
その後、データ移行のお手伝い。といっても、クイックスタートなるものがあるらしく、放っておいたら終わりのようです。このあたり、iphoneの独壇場でしたが、今はoppo clone phoneがあるから、今やアドバンテージはほとんどないんじゃないかなぁ。
で、お手伝いしながら、わたしは昨日寝かせたゲンコの修正。データ移行のお手伝いと引き換えにアドバイスをもらったり。まずは昨日のものをそのまま見てもらって、アドバイスをいただきます。で、それに従って修正。もちろん「従う」と言っても、言われたことをやるのではなく、どちらかというと「歪んでいる背骨」の箇所を指摘されたので、そこを真っ直ぐにするべく全体を修正する感じです。でも、やはり「他者の読み」があるといいですね。問題点が整理されます。
てことで、修正終了。明日送りましょう。
そんな感じで、サクサク仕事ができた日ですが、なんで休日に仕事してるんだと思ったけど、今日は新嘗祭か。それならしかたないな。