ボイコットされたかと思った

朝、いつもの時間に出勤。駅からの歩きの最中、うしろから走ってきたチャリから
「おはよう!試験がんばるわ!」
と声をかけられて、ちょっと気持ちが和んだり。
ここから来週までパタパタします。なので、出勤したら、とにかく来週までの準備をせねば。
と、1本のメール。
この間の講演、レジュメを見たらよくまとまっているので、文字起こしをしなくてもいいと思うのですが。働き方改革でもあるので」
と書いてあります。幾重にも腹が立ちます。
まずは「よくまとまっている」って、講師に対して失礼やろ。完全に上から目線です。ちなみに、レジュメではなく史料です。で、文字起こしをしなくても史料でいいということは、完全な門外漢がその史料を見て講演ができるということです。それは不可能です。そしてもうひとつ、やりたくないときに、その理由として「働き方改革」を出すか。てっぺんに来ました。なので
「起こしてください」
という返事をしました。
だいたいやな。ここまで1ヶ月あったのに、今ごろ「起こさなくていいですか」ってメールがあったということは、今までやっていなかったってことです。計画的に勉強しようという教員は、だいたい計画的にやらない。それは自分もそうですが、そこに「働き方改革」などという言葉は使いません。どちらかというと「あの時間のすき間にやればよかった」と思うのがわたしですが、おかしいのかな。
そして、試験カントク。カントク中って、カントク以外やることがないので、脳内が活性化しますね。いろいろものを考えたり、メモをとったり。これ、忘れるんだよな。
で、試験の巡回。みんな一生懸命解いてるな。解いてない子もいるけど。まぁそれはそれです。
で、昼に職場を脱出。午後から出張です。駅で担当している生徒とバッタリ。
「せんせい、今回はヒーロー脱出やで!」
この間の効いたか」
「効いた」
よかった。取り出しが効いたんだ。でも、そこから1週間経っています。だから、そのままにしていたわけじゃない。そこから勉強したんだろうな。うれしいな。
で、午後の出張。
まぁつつがなく議事は進行します。ちなみに、全同教の感想を聞かれたので、
「全体会はイマイチだったけど、分科会はほんとうによかった」
と、暴言を吐くなど。
で、出張が終わったら夜の仕事です。
いつもの通り、少し早めに行って、メールのチェック。うーん、来ていない。コミュニケーションカード、4人送ってくれているけど、残りふたりが来ない。どうしたんだろう。そうそう、前回休んだ学生さんも連絡がないしなぁ。メッチャ心配です。
とりあえず、来ている分だけのコミュニケーションカードをプリントアウトして、教室へ。
ところが誰もいない。ふだんはゼミの流れか何かで何人か学生さんがおられますが、いない。授業5分前になっても、誰も来ない。これはボイコットか?と思ったら、来られました。よかった。たぶん、いろいろ忙しい時期になったんだろうな。なんでもバスが渋滞に巻き込まれている人もいるんだとか。
てことで、遅刻してくる人がいることを含み込んだ模擬授業の開始です。案の定、遅刻してくる人がいます。そういう時にどう対応するかってのも、実は大切です。ちなみに「遅れるとはなにごとか!」と頭ごなしに怒る人は、最近はいないんじゃないかな。「どうしたん?」かな。遅れたことがアカンことは、すでにみんなわかってます。だから怒ることに、さほどの意味はない。
で、模擬授業ですね。今日はおふたりともプレゼンを使わない授業です。
しかし、ほんとうに隔世の感があります。というのは、かつてはグループワークなんてほとんどやりませんでした。が、今やそれがあたりまえ。そうやって育ってきた学生さんは、グループワークをすることがほんとうに自然です。たぶんいいことでしょうね。そしてそれをどうフィードバックするのか。そこは少しコツがいるかな。というのは、予期しない答が出てくる可能性がある。でも、そこが一番のポイントです。
そうそう。あとは、あることを教えるときに、同時にもうひとつ教える。今回でいうならば「景気変動」を教えるときに「好況」と「不況」を同時に教える。すると「差」が明確になる。そのことを通して、理解が深まる。たぶん、そういうことを意識した授業だったかな。
もうひとりの方は、ほんとうに語り口がいい。生徒に届きそうですね。ただ、準備がなぁ。でも、その準備不足はご本人が一番わかっています。さらに、他の学生さんから
「せんせいだから優しく流してくれてるけど、実習にいったらメッチャ怒られると思うよ。だから、きちんと準備しよう」
というハッパが飛びます。これはおそらく、今回の担当者だけじゃなくてみんなに向かって発せられている。おそらくそれでいいです。
わたしはグダグダです。なにも怒らないし、厳しい指摘もしない。なぜなら、みんなわかっているからです。そして、自発的にそれをしてくれる日は、きっとくる。今は模擬授業です。だから、すべてOKです。ここでやった失敗を、本番でやらないようにするためにはどうするか。それが今やっていることです。
てことで、今回もコミュニケーションカードを書いてもらう時間がありませんでした。まぁそういうタイムスケジュールだから仕方ないです。頼むし、「送信ボタン」を押してね(笑)。

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