朝、目が覚めると7時半。今日の分科会は9時半スタートだから、まぁなんとかなるでしょう。
とりま、食堂で朝ごはんのサンドイッチを食べていると、知り合いが…。やはり同じ宿に知ってる人がいたか。なんか、そんな気がしていたんですよね。
で、身支度をしてチェックアウト。分科会に参加です。
今日の1本目は公立高校の通信制のレポートです。
ていねいなとりくみをされてますね。でも、たぶんその意味は小・中の教員にはわかりにくいだろうな。なので、
「私立の通信との違いを教えてください」
とトスをあげましたが、少し読み違えてしまったかな。まぁでも楽しそうにやっておられるのが伝わってきたのでよかったよかった。
で、2本目はムラを校区にもつ小学校の実践です。ここは昔から分厚い実践をしておられるので、「すごいなぁ」と思いながら聞くのみです。
で、総括討論。いきなり
「部落を部落と呼ばなければならないのか?部落の子は部落の子と認識しなければならないのか?すべての学校で部落問題学習をしなければならないのか?しなくても、他のことをやれば、部落問題に突き当たった時に闘えるのではないか?」
という問題提起が。
めんどくさいな。いや、問題提起そのものはめんどくさくない話なんですが、これに全部が引っ張られますよね。すると、他のことが論議できなくなります。
とりあえず
「わたしも問題提起です。昨日「出会いの場所に立ち会いたい」というレポーターの発言がありましたが、わたしは「出会いの場所に立ち会いたいけど立ち会わない」なんです」
と発言。まぁ、読み筋はこれですわ。同じ発言を繰り返してるだけですね。
その後もいろんな人々が先ほどの問題提起に答えておられます。みんな真剣やな。ただ
「部落差別はまだなくなってないから」
では答えになっていない気がします。なので、再び発言。
部落っていうのは、他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値を持ってまなざされる。だからわたしはそうではない形でまなざします。ムラの子も他者からのまなざしなんです。それは多くの場合、マイナスの価値とともにまなざされる。だからあたしはそうではない形でまなざします。なぜなら、在日や障害やシングルマザー家庭や、その他もろもろと同様に、その子にとってとても大切な「一部」だからです。
それから、「すべての学校」の「すべて」の範囲ですが、別にパプアニューギニアでもやらなきゃならんというわけではないです。「すべての学校で部落問題学習を」というのはスローガンなんです。その意味は「関係ないと思っている学校こそ関係あるんだよ」ということです。そしてそれは世界中みたいな話じゃなくて、身近なところから考えるということです。身近なところで「すべての学校」と考えるということです。
ただ、そう考えたときに、昨日のレポーターのかたが「LGBTだったらいろんな話が出るのに、部落だと出ない」と言われた。あれは、とても貴重な問題提起だと思います。なぜわたしたちは部落については口を閉ざさせてしまうようにしてしまったんだろう。このことは真剣に考えなきゃならないと思います。
まぁそんな感じで分科会終了。
終わったら速やかに脱出と思ったけど、いろんな人に声をかけられて[1]うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。、それでも速やかに脱出。ちなみに裏門から出ようと思ったら閉まっていて、隙間から脱出したのはここだけの話です。
で、近鉄に飛び乗ってウトロへ(笑)。今日はいろんな人を案内しなきゃなりません。
ウトロに着いたのは2時ごろ。やはり昼ごはんを食べなかったらお腹が減ってきますね。
「昼ごはん、たべてないんですよ」
「冷凍のパスタ、食べる?」
事務局長は日本人ですが(たぶん)、やはりここはウトロですね。
てことで、K野さんと半分こして、まずはK野さんを案内。と、そこにS渡さんが到着。まぁ見ていてもらって、わたしはK野さんとおさんぽかな。帰ってきたところで、今度はS渡さんとおさんぽ。しばし歩いたところで、本隊のH江さんたちが到着。3時まわってますよ。とりま、H江さんたちはおいといて、S渡さんとおさんぽ。で、帰ってきてH江さんを館内案内しようと思ったら、Sファンさんが他の団体の案内をしておられるので、そちらにくっついてもらうことにしました。で、1階に行くと
「フィールドワークがいい?留守番がいい?」
ということで、フィールドワークを選択。30分ばっか案内しました。
帰ってきたらSファンさんが館内案内を終えられたので、H江さんたちともう一回おさんぽです。
そんなこんなで、6時ごろまでウトロの中をうろうろ。さすがに疲れました。てことで、京都駅で解散。さぁ帰ろう。明日から日常だ。
footnotes
↑1 | うちお一人は「ファンです」とか言われて、恐縮するなど。 |
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