時の流れ

今日は午前午後ともに出張です。なので、雑用は何もできません。
午前の出張は、山間にある小さな町で情報交換。保・小・中のみなさんは共通認識を深め、時に更新する。高校はそこに新しい風を入れる。そんな役回りかな。
それにしても、小学生と保育園児がつくったダンボールハウスがかわいい。

「おかしのおうち」らしいです。

午前の会議の後は1時間ほどかけて午後の会議場所へ。山の上にあるガッコです。ちなみに「響け!」のモデル校です(笑)。
こちらは近隣校の人権教育担当者の会議です。それぞれのガッコのとりくみを出しあって、刺激しあいます。ただ、今日はいつになく淡白かな。
会議が終わったら夜の仕事です。が、このあたりで燃料が切れてきた感じです。力が入らない。なので、燃料補給。

買い食いです(笑)。
なんか、衣が多すぎる。しかもサクサクすぎて、なんかもう。まぁでも、こういうものなのか。これで少し血糖値があがったので、身体はもつでしょう。
夜の仕事、楽しいです。
今日もふたり模擬授業をしてくれました。
ひとりは前回に引き続き、板書を使った授業です。今回はグループワークに挑戦しておられます。
最小限の情報だけ与えて、それをつかってペアで分類していく。これ、おもしろいです。パズル感覚です。しかも、ここでこれをやれば、「なぜそうなるか」が理解できるから、忘れても分類しなおせる。「やること」を覚えるのではなく「やりかた」を覚えることをめざしている感じです。
これ、模擬試験なんかを受けることを意図しておられて、そういう意味ではドンピシャですね。あとは、ヒントの出し方をシェアするとか、いろいろテクニックはあるけど、それはそれ。
もうひとりもおもしろい。ポケモンから宗教へと流していく導入はなかなかです。あとで聞いたら、かなり「仕込み」をされてたみたいです。てことは、それだけこの模擬授業にリソースを割いてくださってるってことで、それは光栄としかいいようがないですね。
スライドを使った授業もテンポがいいです。そして人権への配慮も忘れない。ワークシートも穴埋めを嫌ったとのこと。いいですね。
ただ、スライドを使った授業への違和感が少しありますね。なんなんだろう…。
そうか、画面が切り替わるんだ。それは普段の教科書投影方式の時も気になってることです。
「いいかい、スクロールするからね。消すよ」
ってやって、ボタンひとつで書いた内容が消える。そしてそれはもとにもどらない。
でも、黒板に書いたものは、上書きするまで時間がかかるから残ります。残るということは、比較できるということです。比較するということは「差分」を認識できるということです。これ、案外大切じゃないかな。
ワークシートに履歴を残せるように準備してくれているので、個々人は比較できるんですが、共有できない。そう考えると、スライドを使うようになる前は、スライドをフリップにしてマグネットで貼ったりしてました。そうすると履歴が残るから比較できる。まぁプリントアウトがたいへんですけどね。
テンポのよさが諸刃の剣になるということなのかな。
でも、ふたりともおもしろかった。
豊かな気持ちになって、帰り道は恒例の会議にzoom参加。なんでも今のやり方は今回までで、次回からやり方が変わるんだとか。それにともなって、わたしの立場も変化します。まぁ、必要不可欠な立場ではなかったから、それはしかたないですね。
家に着いてからは、今後の方式についてのレクチャー。で、9時過ぎに終了。疲れた。
まぁ、忙しい人たちだし、年齢も上がってくるし、それぞれの隙間の時間を使ってコメントして、それを持ち寄るってのは合理的です。みなさんを拘束する時間は大幅に減ります。ただ、その合理化の中で失うものもあります。明らかにT田さんはそのことを気にしてる。もちろんそれはみなさんわかっておられることです。結局、どちらをとるかってことです。で、合理性をとった。
まぁ時の流れかな。けっこう楽しかったんだけどな。もう、ああいう時間は来ないんだろうなと思ったら、少しさびしいな。
まぁ、時の流れかな。