つい力んだ

今日は去年に引き続き、日教組の「人権教育実践交流集会」です。今年の場所は奈良。近いです。なので、前泊はせずに朝にスタート。午前は打ち合わせです。
それにしても、一昨年共同研究者として声をかけてもらって、去年・今年と担当させてもらっています。が、やはり「わたしなんかでええんか」感がぬぐいきれません。てか、きっとわたしよりも豊かな実践をされている方もおられるはずです。わたしにアドバンテージがあるとすれば…。ないな(笑)。
ま、少しは研究してるところかな。

てことで、午後から集会がスタートです。今年の講演は竹平さん。同和教育の大先輩です。なんかもう、「昔話」がおもしろいです。ちなみに、後ろに座っておられるのはおとついの講師さんなわけですが、2日連続で「昔話」を聞けるのは楽しいです。が、「昔話」の興が乗りすぎたのか、本題とちゃうのんというところまでほとんどたどりつけず。でも、みなさん
「竹平さんはあれでええねん」
と笑っておられるので、たぶんそういう人なんですね。
お次は分科会。今年のレポーターはふたりとも知り合いです。
まずは大阪のレポート。ご自身のカムアウトの授業をきっかけに、性の多様性についての授業を広げるとりくみです。しかし、自分のカムアウトを授業に使うってむずかしいですね。あくまでも自分を主役にするのではなく、題材として扱わなくちゃなりません。そして、子どもたち自身が自分のことに思いを馳せるように、どう伝えるかがキモだと思っています。でも、子どもたちの感想を読んでると、いろいろ考えてるみたいだし、なによりレポーターの方が「楽になった」っていうのがいいのかもしれない。なぜなら、子どもとの関係も楽になるからです。で、わたしがいいなと思ったのは、中学校でのとりくみだけじゃなく、校区の小学校にも出前授業をされているところです。つまり、それだけの連携ができているってことですからね。てことで、小学校時代から性の多様性、特に同性愛についての情報を伝えることの重要性を指摘しておきました。
次は三重のレポート。基本的には去年の日教組教研で聞いた話なんですが、今回は立場が違います。同じレポーターとして聞く時は「穴」を探すのですが、共同研究者として聞く時は「山」を探します。つまり「いいとこ探し」って感じかな。でも、それだけではだめです。てか、三重のレポート、いいんですよ。だから、「谷こそが山」であり「山こそが谷」なんですね。だから、そういう場所を探しながらレポートを読んでました。そんな中で思いついたのが「国際基準」です。というのは、三重のレポートの中で「世界人権宣言」に触れられているんですけど、それだけでは不充分なんじゃないかってことです。流れとしては世界人権宣言の教材をつくった時に考えたことを念頭においてます。てことで、「ジョクジャカルタ原則」のことを話したり。
あとは、やはりLGBTの問題を女性差別の問題とつなげなきゃなりません。そこで伝えたのは「LGBT「を」教えるのか、LGBT「で」教えるのか」って話です。まぁ鉄板ですね。つまり「ノーマルをつくることでアブノーマルが生まれる。ということは、アブノーマルを分析することでノーマルがどのようにしてつくられているのかがわかる」ってことです。まぁそんなあたりから、異性愛規範なんかを少し話をしてみたり。
それにしても、もうひとりの共同研究者の東さんはすごいわ。見事に分科会をまとめられました。
そんな感じで分科会も無事終了。

懇親会ではスーパー○ライしか並んでなかったので、わがまま言って黒ラベルを出しでもらったり。
2次会では「カリラ」を飲んでみたり。
3次会では泡盛を飲んでみたり。
でも、明日のことも考えなきゃ。とか思って、部屋飲みをすべく缶チューハイを一口飲んだところで気を失いました(笑)。

少しずつ脳みそが動きはじめる

今日から本格的に図書室学習です。ひとつのクラスは「ほんまもん」が何人もいるのでなんとかしないといけません。が、「助けて」と言ってくれる子がひとりしかいない。まぁしゃーないな。ほんとに赤点が出るな。もうひとつのクラスはガシガシ勉強をします。なんか、正反対です。
で、いちおう自分の用事も持っていくのですが、もちろん今は「おべんきょ成果」です。今回はコメントをペーパーに写して「ここがこうなってるのか」「なるほど、納得」とかやってます。そして一番大きな課題についても「そりゃそーだ」と。そんなことを考えながら読んでいると、一番はじめに書いたことを思い出しました。それ、使えるんじゃないかな。てか、実際書いてるし。
そんな感じで、少しずつ脳みそが動きはじめました。でも、まだまだです。
午後は家庭訪問。ものすごい緊張感から解き放たれた感じで、それは寂しいけど、まぁしかたないです。最後はお外でしばしバイク談義など。
帰りはコンタクト屋さんに寄って、新しいコンタクトをつくろうかなと。火曜日の会議では前にある文字が見えなかったし、水曜日のロードレースの時は向かい側から声をかけてくれた卒業生の顔が見えなかったし、そもそも10年くらい前のコンタクトなんで、まぁアカンでしょう。
ところが、なかなかカーブがあわない。すんごい時間をかけていろんなのを試して、最終的に選んだのは最初に試したものでした。まぁそんなもんやね。
さぁ、帰ってビールだな。

両側から壁を越える ー歌でたどる平和と人権の日本近現代史ー

今日は午後から第2のふるさとに出張です。中身は総会、わたしのターゲットは記念講演です。講師は古川正博さん
古川さんをはじめて見たのは、たぶん香川の全同教の時ですね。あの時ははっきり言って「なんだ?この人」って思ってました。ただ、その時は「この人」が古川さんとは知らず、古川さんを古川さんと認識したのは、クロスベイスの呑み会の時でした。それ以来、なんとなくいろんなところで会って、そのたびにあいさつ+しょーもない話をする仲になりました。で、全同教の「この人」と「古川さん」が同一人物であることがわかったのは日教組教研の時です。この時山口の人と飲んでて、そこにあの分科会の司会の方がおられて、なにかのはずみで「あれ、古川さんでな。とにかく歌おうとするからとめるの必死やったんやで」と言われて「あー、なるほどな」と。
まぁそんなこんなで「今日は絶対に行くぞ」と決めてました。
駅からの長い上り坂を歩いて会場に到着すると、総会開始前なのにすでに古川さんがギターを抱えておられました。
「ども」
ってあいさつしたら、別に驚いたふうもなく
「ここが地元ですか」
と返されたのですが、実は驚いてたらしいです(笑)。
で、総会もだいたいつつがなく終了。いよいよ記念講演です。タイトルは「両側から壁を越える」。これ、藤田敬一さんがよく引用する金時鐘さんの言葉じゃんと思いながら、まぁそのツッコミは入れないことにしました。
講演内容は、さまざまな人権問題を書き連ねた近現代史の年表に自分史と歌を重ねるものなんです。ただ「〜らしいです」という言い方をされるのが謙虚というかなんというか。もちろん、はじめに「自分は研究者じゃないなら」って前置きされていて、それを受けての話なんでしょうが。ところがそんな古川さんの語り口は、自分史がはじまるとガラリと変わります。特に中学校教員になってからのエピソードは熱い!まぁ、鶴見橋→我孫子南→大池と渡り歩いておられるし、教員になったのが1970年代ですから、生徒も教員も熱いですわな。それを笑顔で笑い話のようにされます。でも、聞いてる人間は圧倒されてます。
ずっと聞きながら、なるほどなーって思ったのは、ほんとにテーマは一貫してるんですよね。それは「視点を変えて見てみよう」ってことです。あるひとつの出来事を、自分(教員and/or加差別者)の側からだけ考えるのではなく、他者(生徒and/or被差別者)の側からも考えよう。考えられなくても想像しようってことです。でも、その「想像」はそう簡単にできるものじゃありません。そこで「出会い」が必要になる。
そういう話のところどころに「歌」が入ります。これがちょうどいい気分転換です。それにしても「里の秋」ってそんな歌だったんだ…。
終わってから、そこにいた高校教員が
「圧倒されるわ」
って言ってたので
「まぁそれは70年代の大阪の中学校やからしゃーないですわ。なので、圧倒されても、自分の経験や出会いの中でやればいいよ」
って答えておきました。
まぁでも、古川さんがみんなに好かれるの、なんとなくわかりました。

で、夕方から懇親会があるのでしばし時間つぶしをしながら、いろいろ裏話。そうかぁ、あの出来事の裏側にはそういう話があるのかぁ。

で、懇親会。参加者は基本的には支店長・副支店長・本部あたりのえらいさんですが、第2のふるさとではそのあたりは関係なしです。
おいしい中華料理をいっぱい食べて、ビール→紹興酒→日本酒→焼酎というダメダメなコースをたどって、9時におひらきです。
引っ越ししなけりゃここから5分で帰れたのに、これから1時間半かけて帰らなきゃならんのがきついな(笑)。

ある種歴史的だな

今日はエルファの職員研修です。ちなみに、この話はこの日に依頼されました。
今日の話はミッション1。こないだの打ち合わせで唯一の打ち合わせらしい打ち合わせは「1時間半でよろしく」でした。1時間半は相当なプレッシャーです。
てか、考えてみると、わたしはほとんど京都では話をしてないんですね。それも、ウトロや東九条といった、長くお世話になり自分自身の「拠点」とまで思ってるところで自分の話をしてません。たぶん、みなさん、あらたまって聞くのもなんなんだよなって思っておられるのかな。
でも、この間の「LGBT」への関心の高まりの中で、あらためて聞いてみようと思ってくださるようになったのかもしれません。先日インフルエンザになった関係で行けなかったんだけど「希望の家カトリック保育園」でも話をしてほしいと頼まれたからなぁ。
もしかしたら、古い知人であるわたし、あるいはいつも出会ってつまらん話をしてるわたし、年に一回高校生と焼肉売ってるわたし。あたりまえにそこにいるわたしの「背後」にあるものに、ずっとぼんやりと興味はあったけど、それをあえては聞けなかった。そのいい機会と思ってくださったのかな。
でも、それはそれでわたしにとってはうれしくもプレッシャーです。もちろん「わかってもらう」とかいうことは1mmも考えていません。いつものように淡々と話をするだけです。そして、きっと楽しんでもらえることもわかっています。でも、やっぱりプレッシャーです。
で、お座敷スタート。それにしても佐藤さんとか鄭さんがいるのは職員なのでいいとして、村木さんとか、なんでいるねん(笑)。
実はわたしのことをご存じない人も半分くらいおられるので、はじめのつかみがいきなり成功。うれしいわぁ。そこからの前半部は、基本笑いのセクションです。知ってる人たちはゲラゲラ笑ってくださいます。
中盤は「語り」かな。ここはガッツリと聞いて下さいます。そして終盤のレクチャー部。「なるほどー」という感じの人とか「ほへー」ってなってる人とか。いいんです。全部わからなくても、「わからんくらいいろいろある」ってこのさえ伝われば、あとはあとです。で、最後のオチのところも笑っていただけて、最高に気持ちがいいお座敷でした。

お座敷のあとは懇親会。近くのお好み焼き屋というか鉄板焼き屋というか、そんなところに行きました。
「スーパー○ライ以外のビールはありますか?」
と聞くと
「アサヒならあります」
とか、胸を張って
「うちはスーパードライです!」
とか言われて少しへこんだけど、ワインもそこそこおいしかったし、たべものもおいしかったし、もうええわ。それよりなにより、話が一番おいしくて、やはりこれやなと。

タイムスケジュールが悪い

今日は午前は校内ロードレース大会。子どもも教員も現地集合です。車の人はかなり早くからスタンバってます。みんなやる気です。でも、早すぎないか?わたしは当然そんなやる気じゃないので、職員室で朝ごはんを食べてました。で、外に出るとみんな行ったあと。なので、集合場所の山の上にあるグランドまで走って行きました。3.5kmを22分。登りとはいえ遅いな…。
開会式とかすませて、監察の場所まで再び走って行きました。1.8kmを10分30秒。下りなのに遅いな。
監察やってる時にトラックドライバーから声をかけられて「誰やねん」と思ったら卒業生でした。子どもたちは走ってるのに、わたしは道の向こうの人と
「また会おなー」
「また飲もなー」
ってやってました。
で、最後尾の子がきたので、そこからあとは一緒に走ったり歩いたり。なんか、最後尾の子に3年生のスウィーパーがふたりついて、そこにわたしまでついて、しかも最後尾の子はゆっくりだけど必死で走るわけで、なんか24時間テレビみたいな感じです。今度から「サライ」でも流そうかなと思う雰囲気ですが、でも最後尾の子がゴールした瞬間スタンドから満場の拍手が湧いたのはよかったな。だって「いつまで待たすねん」って思っても無理がないくらい待ってますからね。でも違うんだろうな。みんなが走った同じ距離を最後尾の子も走り切ったことへの「しんどさわかる!でもあきらめなかったな!」って拍手なんだろな。
で、閉会式をすませたら、再び走ってガッコへ。下り基調を3.8kmを22分30秒。まぁまぁかな。
その後おべんとを食べながら、組版開始。とにかく待ちに待ったゲンコが届いて、これで入稿できるなと。これで出版日に間に合うなと。
午後は職員会議。えーと。みんな寝てます。わたしも寝てます(笑)。だって、午前のロードレース大会でみんななんだかんだ言って動きまわってます。冬の日の午前に動いて、昼ごはんを食べて、少し暖かいところで座ったら眠るに決まってます。
で、職員会議がさっくり終わって、印刷屋さん待ち。ようやく少し時間に余裕ができました。で、ダラっとしてたのですが、事務室から電話。なんでもスポットライトが来たとか。「見に来てくれ」と。やはり新しいライトはいいなと思いながら見てましたが、ふと気になったのがコンセント。で、チェックすると舞台照明用C型コンセントでした。ダメじゃん。うちのガッコのコンセントは…。見に行かなきゃわからん。T型コンセントでした。てことで、業者の人とあーだこーだと話。
そんなことをしてると印刷屋さん登場。とりあえずデータを渡して、その他諸々話をして、印刷屋さんを見送ったら、再びスポットライトの業者さんと話。結論は「コンセント送るから、自己責任で交換してね」でした。まぁそんなもんです(笑)。
さて、いろんなことが片づいたから、お次は夜の仕事だ。

今年もネタだらけ

今日は午前がお医者さんで、午後が出張。夜は会議というトリプルヘッダーです。長い一日になりそうです。
とはいえ、朝がゆっくりなのは助かります。少し仕事をして、出発。今日は血液検査もしてないし、貼り忘れの薬が売るほどあるので新しく処方してもらう必要もないので、まぁよもやま話をして終わりです。そうそう、ザイヤフレックスの時のネタを話したら、えらいウケました。

で、いったん家に帰ってごはんを食べて、今度は自宅近くに出張です。中身は府市私合同の進路保障研究会。なんで人権担当が進路保障やねんという話なんですが、「同和教育の総和は」という上の句に続く下の句は「進路保障である」なんで、当然なんです。これ、いつもネタ感満載です。だって、ガチの進路担当が進路の話をすると、「競争に勝つ」話になって、人権とは全然違う話になったりします。去年もいろいろあったけど、今年はどうかなぁ。
何でも今年は「e-portpholio」の話です。なんか、大学入試が変わって、いろんなデータが使われるようになるらしいけど…。でも、文科省は水路づけだけして、あとはベネッセに丸投げです。てことは、全国の高校生のデータをいち私企業が独占するわけです。これはこわい。しかも、例えば3年間のデータがいくわけだから、「人生のやり直し」がきかない。だいたい、誰にだって「消してしまいたい過去」ってあるだろうと思うのです。もちろんそんなの消えるわけないんだけど、せめて自分の胸のうちに収めておいて、たまに思い出したらふとんに潜って「うわぁ」ってなるくらいでいいと思うのです。でも、それがいち私企業のサーバーに残されてしまう。イヤやわ。
で、なぜそんなふうになったかというと、なんでも「蓄積した知識を問うのではなく、思いもよらないことが起こった時にどうするか」が求められるらしいです。まぁ、この間思いもよらないことはたくさんありますね。公文書の改ざんとかね(笑)。
で、それを問う有名な入試があるそうな。それがこれ。

「あなたにはこれまで3年間真剣なお付き合いをしてきて、来年くらいに結婚の約束をしている彼ないしは彼女がいるとします。ところが2カ月前にふとしたことで知り合った別の人が好きになってしまい、今付き合っている人と別れる決心をしました。600字以内でお別れの手紙を書いてください」(2014年愛知医科大学小論文)

マジか。この問題、ネタとしてのおもしろさはわかるし、なるほど「何が起こるかわからない」わけなんだけど、これはアカンやろ。しかも、2019年の今、レポートとしてこれを無批判に出す神経がわからない。まさに数日前に「同性婚訴訟」がはじまって、報道でも大きくとりあげられてる今ですよ。なので、そんなあたりを指摘したけど、たぶんわかってないな。
まぁガチの進路担当の話は進路指導の勉強にはなるけど、結局は社会のありように迎合すること、そしてそこで勝ち抜いていくことにつながるんですよね。
あと、とある高校がウトロについて調べ学習をした子どものレポートをされたんだけど、そしてとてもいいレポートなんだけど、「つながることの大切さ」みたいな話は、教員にとっては壮大なブーメランになるんですよね。つまり、教員が人権を切実に考えるためには、やはり「問題とつながる」必要があるってことです。それをやってないから、どこかタニンゴトとしての人権になる。でも、そのブーメランがわからない人もたくさんいるんだろうなぁ。

で、いったん家に帰って、少し用事をして、再び家を出て、今度は大阪です。何が悲しくて半径1kmの出張のあとに大阪やねんと思いますが、恒例の会議なのでしかたないです。
とりまKうさんといつものところでガソリン補給して、会議に参加。最近落ち着いてきたのか、ツッコミどころがなくなってきたけど、少しツッコミ。
「報道なんかで「性同一性障害」がとりあげられる時、かつては「金串伝説(笑)」みたいなのがあって、それなりに精神的ハードルが高かったように思うのですが、今はとりあげられる人が多様になってハードルが下がったんじゃないかなぁ」
みたいな。するとKうさんはすかさず
「真のTSか…(笑)」
とツッコミ返し。まぁそういうことです。
そんな感じでがつつがなく会議も終わり、あとはクールダウンの飲み。

うまいわ。
でも今日も一本早い電車に乗って帰ることにしましょう。

水抜き

今日は授業にまみれる月曜日です。合間の2時間は組版です。午後の授業は、子どもたちにとって最後の数学の授業。実はうちの学校では2年生までは数学は必修ですが、3年生は選択です。で、3年で数学を選択する子は「よほどの子」です。この「よほど」ですが、かつては「苦手な英語と苦手な数学、どっち?」という「よほど」だったのですが、今はそんなこともなくなったので、受験で数学が必要な子らってことで、まぁそんな子はほとんどいませんから、そっちの「よほど」になります。
てことは、ほとんどの子にとって、2年生のこの時期の数学は人生最後の数学の授業になります。人生最初の数学(算数)の授業ができるのが小学校の教員だとすれば、この子らにとっての人生最後の数学の授業を担当できるのもおもしろいなと。
そんな感じでプレミア感を出したけど、まぁ寝る子は寝るわな(笑)。

で、定時に退勤して、今日は肘の水抜きに行ってきました。
実はこの間のスキーから帰ってきて、クールダウンのビールを注いで、グラスは左手、さて飲もうと右肘をついたら「水枕の上か?」という感じでした。これはなんなんだ?と思ったのですが、肘を見ると「タプン」としてて、これは明らかに水がたまってるなと。
てことで、いつもの整形外科へ。ここ、ほんとにお世話になってます。デュピュイトラン拘縮もそうですし、骨粗鬆症もそうですし、それ以外にも授業してる最中に骨折した時もお世話になりました。そういう意味では、わたしは絶大な信頼を寄せています。ただ、ひとつ問題があって、待ち時間が長い。今日も2時間待って、ようやく診察です。
医「水がたまってるって」
い「ほら」
医「たまってますね」
だから、たまってるって言ってますやん(笑)。
医「念のために水かどうか確認しますね」
とのことで超音波。便利な世の中やなぁ。
医「やっぱり水ですね」
水でした。
医「どうします?抜きますか?」
い「針を刺さずに抜けますか?」
医「それは現在の医療では絶対無理です」
それ、真顔で言うのやめて(笑)。
い「観念します。でも、身体に針を刺すの、もう飽きたんですよ」
医「まぁ、手のひらの麻酔よりはマシですよ(笑)」
いや、今度4月にまたやるし、それ言うのやめて。
医「じゃぁ、せっかくですから、冷やしてから刺しますね」
と冷媒で肘を冷やして、ぶっとい注射器持ってチクリ。あり?チクリがない。
気がつくと終わってました。うまいな…。
てことで、水抜き終了。よかったよかった。

なにもないと思ったけど

今日は思いっきり寝坊。そして午前はダラダラ。昨日の夜はよく飲んだけど、昼にそんなに飲まなかったからか、二日酔いはありません。まぁ、こないだは、よほどひどかったのかな。
昼はあまりおなかが減ってないけど、子どもがつくってくれたごはんを少しいただいてみました。ポイントは、某所で買ってきた京都のオリソースです。「京都 ソース メーカー」で検索するとこんなサイトがひっかかってきたりして、これはこれでおもしろいのですが、実はもっと奥深かったりして、ここには書いてないソースメーカーもあったりします。実はH郷さんとカメちゃんに行った時に耳寄り情報をゲットしていました。で、おとついその店でゲットしたソースがあったりします。なにせ、ラベルもなにもない(笑)。で、お母さんに聞くと「うちのオリジナルソースや」とのこと。お店に座っておられたお客さんのマダムは「うちはずっとこれや」とのこと。わけがわかりません。
で、そのソースを試すと、味がまた奥深い。子どもと一緒に「うーん」とか言いながらソースをいただきました。

お昼ごはんのあとは、ゲンコ書き。
ちなみに今日は「なにもない」日なのでのんびりおべんきょでもしたかったのですが、金曜日に
「原稿は?」
「締め切りいつでしたっけ?」
「2月頭」
「えー」
「月曜日に入稿なので、それまでに」
というやりとりがあって、「揺れたり葛藤したり、今のいつきさんになったあたりを書いていただきたいです。どう納得しはったのかとか」という文章を今日中に書かなきゃならんことになりました。
で、書きはじめましたが、これが案外難しい。facebookやtwitterに逃げながら、それでもなんとか4時間ほどかけて書き上げました。

夜は子どもたちと一緒に深海サメの番組を見ながら晩ごはんを食べたり。帰ってきたバートナーとマツコの再放送の録画を見てみたり。そんなふうに平和に1日が終わりました。

今回は本気を出した?・トランスジェンダー生徒交流会

今日はトランスジェンダー生徒交流会です。なので、11時頃に会場近くの駅へ。するとすでに集合場所には何人かの参加者と思しき人々が。とにかくこちらから
「いつきです。よろしくお願いします」
と声をかけて、さて困った。場所を知ってるのがわたししかいない。てか、今回はいつものサポートメンバーがかなり少ないんですよね。とりあえず初参加の親御さんに場所を伝えて第1陣の引率を頼みました。
うーん
今回はハードになりそうやな。
で、いつもの通り少し遅れて会場につくと、みんなで準備をしているところでした。MーさんとかSゅん輔がいててくれてほっと一息です。やがて買い出し隊のNほさんも到着。少しずつにぎやかな交流会がはじまりました。
今回のメニューはミートソーススパゲティとかぼちゃのサラダとオニオンスープ、そしてチョコフォンデュです。とにかく玉ねぎと人参とチョコを刻みまくりです。てことで、玉ねぎのみじん切りの仕方とか、玉ねぎのスライスの仕方とか、にんじんのみじん切りの仕方とか、そもそも包丁の使い方とかを教えるなど。で、あっち行ったりこっち行ったりしながら飲むのは炭酸水(笑)。今日はアルコールの量を減らしてみようというチャレンジです。
1時くらいにほぼごはんができあがって、ここでひといき。ようやくヱビスをプシュ。あー、うまい。
ミートソースだけではなんなので、冷凍アサリを使って「ボンゴレ的ななにか」をつくってみましたが、できあがったのは「アサリの焼きビーフン的ななにか」でした。たぶんスパゲティの太さが1.2mmで細すぎるんだな。さらにガーリックと唐辛子でペペロンチーノ的ななにかをつくりましたが、これまたパスタが細すぎで味がからみません。やれやれ。
そんなこんなで、あれをつまんだりこれをつまんだりしながら、ワインをグラス一杯いただいて、でも自己紹介タイムの打ち合わせです。
そして、時が満ちたところで自己紹介タイム。
今回はわたしも輪の中に入ることにしました。
長く交流会に来ている子どもたちが、新たな進路の中で自認する性での生活を達成していく一方、初参加の子どもたちが自分との対話をしていたり「壁」の前で立ちすくまされているのが印象的でした。
たぶん、たとえ小学生であっても、ここに来て話すことで自分との対話をしているんだろうし、「壁」とのやりとりの仕方も知らず知らずのうちに身につけていくんだろうな。そう考えると、やはり交流会ってのはやってる意味があるなと思います。
今回は常連メンバーが地元での行事を優先して不参加って話もありました。交流会をやってる側としては寂しいんだけど、それもまた大切なことです。なにしろ地元でうまくやっているからこその選択ですからね。そうやって、「つらい思い」を語っていた子が「楽しい近況」を報告できるように変わっていくのがうれしいし、そういう姿をまわりの人々が見ることが、また新たな「次の時代」を切り拓くことに」つながるんだろうな。
ということで、来年度の日程を発表して交流会も終了。
今回は人数が少なかったけど、いい話しあいができました。でも、食べ物が大量にあまったな。お持ち帰りだな。

その後、いつもの「幸楽」へ。ここで、ようやくお酒にありつきました。そこにあった「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」を食べたり、定番のポテサラを食べたり。ここでクールダウンというかヒートアップというか、さんざん遊んで、ようやく長い一日も終了です。

特殊業務第1弾

今日は1日特殊業務です。わたしはいつものように放送担当。にしても、わたしがいなくなったらこの仕事どうするつもりだろ。まぁ、後任の人がなんとかするんだろうけど、いまとりあえずまわってるから、新たにいちからやらなくてもすむはずなんですよね。ま、あと少しだけ時間があるから、また相談しましょう。
で、今日の特殊業務は第2弾と違って、タイムキーパー役をしなきゃなりません。タイムキーパーのためのソフトはフリーのものを拾ってきたし、使う音源もフリーのものを拾ってきたし。フリーだらけの特殊業務です。なので、完全な自己責任。心臓に悪いです。
それはそれとして、今回ペアを組む「読み役」の人は、これまであまりきちんと会話をしたことがない人です。というか、かつてトランスジェンダー的にどうよと思う発言をぶつけてきた人ですこれもまた懸案事項です。やはり気をつかいます。なにせ半日ふたりで過ごすわけですからね。
そんな感じでスタートした特殊業務でしたが、ペアを組んだ人はびっくりするほど気さくでした。うちの医療費がびっくりするほど高いことから、骨粗鬆症の話とかホルモンの話とか。
「ホルモンしたからといって性格は変わりませんよね」
「まぁそれは変わりませんけどね、女としての経験を積むことで、考えは変わりますよ」
みたいな話もできたり。
そんなこんなで、驚くほどスムーズに特殊業務が進みました。
あー、よかったよかった。