今年もネタだらけ

今日は午前がお医者さんで、午後が出張。夜は会議というトリプルヘッダーです。長い一日になりそうです。
とはいえ、朝がゆっくりなのは助かります。少し仕事をして、出発。今日は血液検査もしてないし、貼り忘れの薬が売るほどあるので新しく処方してもらう必要もないので、まぁよもやま話をして終わりです。そうそう、ザイヤフレックスの時のネタを話したら、えらいウケました。

で、いったん家に帰ってごはんを食べて、今度は自宅近くに出張です。中身は府市私合同の進路保障研究会。なんで人権担当が進路保障やねんという話なんですが、「同和教育の総和は」という上の句に続く下の句は「進路保障である」なんで、当然なんです。これ、いつもネタ感満載です。だって、ガチの進路担当が進路の話をすると、「競争に勝つ」話になって、人権とは全然違う話になったりします。去年もいろいろあったけど、今年はどうかなぁ。
何でも今年は「e-portpholio」の話です。なんか、大学入試が変わって、いろんなデータが使われるようになるらしいけど…。でも、文科省は水路づけだけして、あとはベネッセに丸投げです。てことは、全国の高校生のデータをいち私企業が独占するわけです。これはこわい。しかも、例えば3年間のデータがいくわけだから、「人生のやり直し」がきかない。だいたい、誰にだって「消してしまいたい過去」ってあるだろうと思うのです。もちろんそんなの消えるわけないんだけど、せめて自分の胸のうちに収めておいて、たまに思い出したらふとんに潜って「うわぁ」ってなるくらいでいいと思うのです。でも、それがいち私企業のサーバーに残されてしまう。イヤやわ。
で、なぜそんなふうになったかというと、なんでも「蓄積した知識を問うのではなく、思いもよらないことが起こった時にどうするか」が求められるらしいです。まぁ、この間思いもよらないことはたくさんありますね。公文書の改ざんとかね(笑)。
で、それを問う有名な入試があるそうな。それがこれ。

「あなたにはこれまで3年間真剣なお付き合いをしてきて、来年くらいに結婚の約束をしている彼ないしは彼女がいるとします。ところが2カ月前にふとしたことで知り合った別の人が好きになってしまい、今付き合っている人と別れる決心をしました。600字以内でお別れの手紙を書いてください」(2014年愛知医科大学小論文)

マジか。この問題、ネタとしてのおもしろさはわかるし、なるほど「何が起こるかわからない」わけなんだけど、これはアカンやろ。しかも、2019年の今、レポートとしてこれを無批判に出す神経がわからない。まさに数日前に「同性婚訴訟」がはじまって、報道でも大きくとりあげられてる今ですよ。なので、そんなあたりを指摘したけど、たぶんわかってないな。
まぁガチの進路担当の話は進路指導の勉強にはなるけど、結局は社会のありように迎合すること、そしてそこで勝ち抜いていくことにつながるんですよね。
あと、とある高校がウトロについて調べ学習をした子どものレポートをされたんだけど、そしてとてもいいレポートなんだけど、「つながることの大切さ」みたいな話は、教員にとっては壮大なブーメランになるんですよね。つまり、教員が人権を切実に考えるためには、やはり「問題とつながる」必要があるってことです。それをやってないから、どこかタニンゴトとしての人権になる。でも、そのブーメランがわからない人もたくさんいるんだろうなぁ。

で、いったん家に帰って、少し用事をして、再び家を出て、今度は大阪です。何が悲しくて半径1kmの出張のあとに大阪やねんと思いますが、恒例の会議なのでしかたないです。
とりまKうさんといつものところでガソリン補給して、会議に参加。最近落ち着いてきたのか、ツッコミどころがなくなってきたけど、少しツッコミ。
「報道なんかで「性同一性障害」がとりあげられる時、かつては「金串伝説(笑)」みたいなのがあって、それなりに精神的ハードルが高かったように思うのですが、今はとりあげられる人が多様になってハードルが下がったんじゃないかなぁ」
みたいな。するとKうさんはすかさず
「真のTSか…(笑)」
とツッコミ返し。まぁそういうことです。
そんな感じでがつつがなく会議も終わり、あとはクールダウンの飲み。

うまいわ。
でも今日も一本早い電車に乗って帰ることにしましょう。

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