電話取材からの呑み会

今日は午前に出張です。なので、少しゆっくり。7時に起きて、パートナーに
「今日は仕事?」
と聞くと
「…」
「休み?」
「うん」
「他に用事は?」
「…」
なのでそのまま寝ててもらったら、7時半くらいに
「あれ?今日は仕事」
とか言って起きてきたので平和だなと。
それでも一緒に出勤。わたしは第2のふるさとへ。恒例の会議です。ここでは思わずこんなことをしゃべってしまったり。
会議のあとはガッコにもどって「伝票提出」です。12時半にもどって30分でやりきりました。1時〆切りなので、ギリギリでした。まぁ遅れても怒られませんけどね。
おべんと食べながら情報収集。で、1時半過ぎに電話がかかってきました。K同通信です。

「あの。大学入学共通テストの国語と数学の記述式が見送りになりましたが、数学の教員としてどのように思われますか?」
それをわたしに聞くか(笑)?
てことで、まずは
「ザマァ見ろと思いました」
と答えたけど、これは採用されないな(笑)。
わたしが用意した答えは大きくは3点。
ひとつは「大学入学共通テストの目的はなに?」ってことです。もう少し言うなら、「そこに記述式は必要?」ってことです。てか、今回の「記述式」は記述式ではないです。記述式ってのは、さまざまな解法があるような問題にどのようにアプローチするのか。そのアプローチに論理的な破綻はないのか。そんなあたりで出題者と解答者が勝負するものです。途中経過を書かせるためじゃない。ちなみに、簡単な問題なら、数学教員を100人集めたらほぼ同じ解答を書きます。だから、採点のブレはほとんどありません。でも、そんな問題であれば記述式にする必要はないってことです。つまり「記述式ってなに?」ってことですね。
で、簡単な問題でも、たまに「おっ!」って解答が出ます。例えば図形的なアプローチをしたりね。そういう予想外の解答が出た時って、採点のブレとかいう話じゃないんですよね。そこまですべての採点者に徹底できるのかっていうと、けっこうきついんじゃないかな。
もうひとつのポイントは「なぜベネッセ?」って話です。e-portpholioの話もそうだけど、一私企業に受験関係の情報を集中させてどうすんねんってことです。そんなん、採点のノウハウとか、試験問題をあらかじめ入手できるとか、そんな企業が受験産業で有利になるのはあたりまえです。となると、模試なんかで寡占状態が起こるのは火を見るよりあきらかです。完全な利益誘導です。
そして3つ目のポイントは、「そもそもこれを導入しようとした教育再生実行会議ってなに?」ってことです。要は素人集団の教育再生実行会議が何をぬかしてるって話です。そもそも「再生」なら、再生すべきものを教育学の立場で検討してるのかって話です。なんでも「ゆとり教育」からの再生だとか。じゃあ、その「ゆとり教育」へと舵を切ったのは誰で、しかもどういう反省のもと「ゆとり教育」へと舵を切ったのかってことです。有り体に言えば、教育再生実行会議としては「受験戦争がいい」っことですね?ってことです。で、受験戦争の詰め込み教育がいいけど、PISA型が足りないから記述式を入れたらええやんかって発想?だとしたら、アホかと。
まぁそんな話をしたけど、カットやな(笑)。
まぁしかし、わたしが担当してる子どもたちで大学入学共通テストを受ける子は、まずいないから、別に記述式が導入されても個人的にはどうでもええんですけどね(笑)。

あとは加藤さんの講演録の2次校正。しかし、腕が痛い。あと少しというところまできたけど、時間も時間なので断念。
退勤して向かったのは崇仁新町です。今日は支店長会の人権研修で川口くんが話をして、そのあとの呑み会をセットせよと、某人権教育研究会の前会長から言われて、恒例の大阪での会議を欠席してこちらに来ました。
てことで、今日もおいしいすき焼きです。2時間ばっか、思いっきり呑んで、思いっきり話して、おなかがはちきれそうになるまで食べて、2時間ほどでお開き。ここでやめておけばいいものを、川口くんと副支店長さんとわたしの3人で2次会へ。ここで歌いまくって、結局終電まで遊んでました。
ダメじゃん…。