専門外はあきません

今日は三重県外教の学習会。なんでわたしが外国人教育の学習会で話をするはめになったのかというと、先日、とある方から「ヘイトスピーチについて話をしてほしい」というオファーがありました。もちろん、即座に断りました。だって、最近カウンターにも行ってないし、最新情報を集めてるわけでもない。てか、ヘイトスピーチ関連なら、あんな人やこんな人や、いっぱいおられます。なので、当然「わたしは専門外なので無理です。誰か紹介しましょうか」と言ったのですが「いつきさんがいい」とのこと。謎です。でも、教育関係なので、教員として考えたことがたぶん求められてるのかなと思い、最終的に引き受けることにしました。
ちなみに、こういうことがないわけじゃないです。かつては「部落史について話をしてほしい」と言われたこともあります。最近では「LGBTについて」とか言われたこともあります。いずれも専門外です。が、最終的に引き受けざるを得なくて、話をしたらそこそこ好評だったりするのは、たぶん素人ならではの「危ない味」があるんでしょうね(笑)。
で、何を話しをしようかと思ったのですが、最終的にはこれをベースに、極私的な経験や考えを話すことにしました。
レジュメはこんな感じです。

カウンターにまつわるつれづれ
いつき
1、はじめて「ヘイトスピーチ」を知ったのは
2、カウンターに行こう
(1)初カウンター ー知ってる人がいない!ー
(2)カウンターに行きはじめて ーカウンターはつらいよー
(3)ヘイトスピーチvsカウンター ービデオをつくってみました
(4)カウンターから生まれたもの ー「仲よくしようぜ!」ー
3、ヘイトスピーチをめぐるこれまで・これから
4、わたしがカウンターから得たもの
5、おわりに ーカウンターを日常へー

話をしながら、何度か泣いちゃいました。
例えば、はじめての仲パレの時の「差別はいらない!一緒に生きよう!」というシュプレヒコールを思い出した時、あるいはリンダ祭りでのチョゴリのできごとを思い出した時。どれも笑いにもできるはずなんだけど、そして笑いのつもりで出そうと思ったんだけど、それはできませんでした。キャラが違うなと思いながらも、でも、それでいいんだろうなとも思いました。
終わってから、何人かの人から「とってもいい話でした」って言われちゃいました。でもなぁ…。まぁ、1回限りの話だから、こういうふうに話ができたんでしょうね。もうやらない(笑)。

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