なんかうれしい

いよいよ明日から大型年休がはじまります。ほんとにこんなことやっていいのかどうかわかりませんが、とにかく学期中に1週間年休をとるという、労働基準法的にはなにも問題がないけどなんとなく気が引けることをやっちゃいます。
が、基本、ルーティンでまわっている限りさほど忙しくないんですが、「なにか」を放り込むと、例えば25日でまわす仕事が20日でまわすことになって、一日あたりの仕事量は格段に増えます。
てことで、今日もそんな一日を覚悟してはじまりました。
午前中は…。約2時間の空き時間でタスクリストはほぼ完了。でも、一番大切な「ポスター製作」はできるはずもなく。一緒に行くみなさんに「向こうにプリントアウトできる環境ありそうですか?」と投げると、同じくポスター製作できてないHがしさんから、速攻プリントアウトサービスが送られてきました(笑)。考えてることは同じです。
で、ポスター製作は家に帰るまであきらめて、本務に専念することにしました。
放課後、少し時間ができたので「さて」と思ったら、ひとりの生徒がわたしを待ち構えていました。
「やっといたー。昨日も一昨日も来たけどいーひんかった」
「昨日は出張でおとついは歯医者やがな」
「せんせ、ちょっと聞いて」
「まぁ入り」
みたいな感じで生徒と話がはじまりました。
この子、わたしがかつて担任した子どもの子どもなんですよね。たぶん、それは人間関係というか信頼関係にとても大きな影響を及ぼしています。でも、それだけじゃないんです。
実は去年この子と話をする機会がありました。この子の担任に
「ちょっとあの子の話を聞きたいから呼んでくれへん?」
と言ったところ、呼ばれてきたその子
「なに?」
というひとこと。
「いや、話が聞きたいねん」
と言ったら、そこから出てくるわ出てくるわ。
その時思ったのが
「あー、この子ら、教員が呼び出す時って、教員の話を聞かなきゃならない時って思ってるんだな」
ってことでした。
でも、わたしはその子がうちに溜め込んだものがあるって聞いてたから、それを聞きたかったんです。別にアドバイスもなんにもなく
「ふんふん、そーなんかぁー」
って聞きたかったんです。
そういう経験をしたから、たぶんその子は「話を聞いてくれる」って思ってくれたんでしょうね。
そこから小一時間話を聞いて、できることをやるって約束して、その子が帰ったあと、少し走りまわって、とある連絡手段で報告。
「仕事、はやっ!」
って返ってきました(笑)。

たしかに、放課後なにも雑務はできなかったけど、これこそがわたしの仕事、わたしならではの仕事なんでしょうね。
それができた午後は、とても充実感がありました。

さてと。帰ってポスター製作だ。