で、懇親会

当然のことながら懇親会です。
まぁいろいろ話をしていたのですが、やっぱり人権を「仕事」にしている人は、いろいろストレスがたまるみたい。まぁ逆風の中で、「やりたいこと」「やらなきゃならないこと」「やらされること」「できないこと」がさまざまにからまるみたいです。そんな話をききながらではありますが、さすがに9時にはじまった懇親会はあっという間に終わりますね。
でも、ちょうどよかったかも。あしたからもヘビーだしね。

やったね!

今日は夜にO市でお座敷。なので、夕方から大移動です。
どうにかこうにか会場について、3月に会った人たちとしばし話。で、お座敷スタート!
会場は、まさに満席です。なんでも、3月にわたしの話を聞いて下さった人たちが
「いい話だよ」
と宣伝して下さったとか。それ以外に、おそらく人権がらみの講演会を毎回聞きに来られる常連さんもおられるみたいです。この常連さん、けっこうなお年寄りなんですね。はたしてウケてくださるかどうか心配だったんですが、ところどころでニコッとして下さって、かなりうれしかった。
なによりうれしかったのは、手話通訳の人が
「通訳しながら思わず笑ってしまった」
と言って下さったことかな。なんか
「勝った…」
という気持ちになれましたね。

宣告

夜、パートナーが帰ってきて報告をしました。
「余命1年だって」
案外落ち着いた顔をしています。
「そうか…」
意外なほど落ち着いている自分に、自分自身が驚きます。
もう16年も一緒に過ごしていて、いるのがあたりまえになっているのに、それがもしかしたら1年以内にいなくなるかもしれない。そう考えると、これから先は
「これから先は、一緒にいる時間が刻一刻と短くなるって感じなんだなぁ」
とあらためて思いました。
一緒にいる時間をより濃密に過ごしていきたい気もするし、でも、なかなか家にいられない現実もある。でもたぶん、淡々と日常を過ごしている間に「その時」が来るのかな。

でも、ほんとうに急激に変化したなぁ。このあいだまで普通に歩いていたのに、昨日あたりから急に後ろ足が地面に着かなくなって、今日帰ってきた姿を見たら、完全に3本足になってしまっている。まぁあまり無理をせずに、のんびりすごしておくれ。
あ、余命1年は犬のことです。

帰り道

かつて職場の近くに住んでいた時は、遅くまで職場にて、寄り道せずにさっさと家に帰っていました。
それが職場から約1時間のところに住むようになって、帰り道、いろいろとウロウロすることになりました。もちろん単なる家の用事の買い物のこともありますが、たまには郵便配達をしてみたり、玖伊屋が会場に使っている建物に寄ってみたり。今日は用事があったので、「Oんぼろ部屋」に寄ってみました。ちょうど家主は「現実逃避」をしているところだったみたいで、しばし家主と話。まじめな話もあるけど、よもやま話もグチ話もあったりして、それはそれでいい感じです。
「ビール、呑みませんか?」
と言われたけど、やっぱりそれはまずいので、
「いやいいです」
とお断り(;_;)。さらに
「じゃぁ麦茶でも」
と言われたけど、わたしの頭の中は家に帰ってからのビールに向かっているので、丁重にお断りして家に帰ることにしました。
それにしても、飲み屋でもなく、かといって仕事でもない。買い物みたいな一方通行でもない、こういう場所があるのって、なんとなくいいかもしれない…。

「できない」ところから可能性が広がるのかな?

10月は2学期の人権学習があります。いちおう担当として担任さんたちと相談をしながら学習をつくるわけで。でも、大筋は4月の段階で提示してあって、それに従って担任さんが実行するという感じです。
で、3年生の担任さんとの話。
3年生は「結婚差別」がテーマです。2時間担任さんがしゃべらなくちゃならないので、いちおうプランを提示します。導入部については「従来型パターン」と「イレギュラーパターン」の2種類を提示しました。
「従来型パターン」は、まぁ言ってみれば部落差別の中で語られる結婚差別から入っていくパターン。よくも悪くも従来型の導入方法です。それに対して「イレギュラーパターン」は結婚制度そのものを問うところから入っていくパターン。
結婚差別についての学習をやっていて、いつも思うのは、「結婚できればいいのか?」ということです。というか、結婚制度そのもの、あるいは戸籍制度そのものを問うことなく、「結婚」について語ることができるのかと、いつも思っていました。でもそれを「担当」として教材化することは、なかなか難しいんですね。というのは、あまりにもその問題意識が共有できていないからです。いや、仮に自分が担任であれば、おそらく10年ぐらい前にはやっていたと思うのですが、それが「担当」だとできないんです。で、今回あえてチャレンジをしてみたわけで。
ところが、担任さん達から出てきた解答は、
「「結婚差別」あるいは「結婚」そのものを扱うことが困難である」
というものでした。
理由は、
「いまや子ども達の間で「従来の」結婚というもののリアリティがどれくらいあるのか」
ということだったんですね。例えば両親のどちらか、あるいは両方がいない子どももいます。両親がいたとしても実質崩壊している場合もあります。子ども達の実態が、すでに「結婚できればいい」というところにはないということなんです。
かといって、だから
「何ならできるか?」
というわたしからの問いかけには答がありません。完全に行き詰まってしまいました。

で、職場からの帰り道、ずっと考えていました。ずっとずっとずっと考えて、やがて、小さなヒントの芽が出てきました。結局「結婚」以前の問題だったんだ。ちょっと時間がかかるかもしれないけど、やってみよう…。

反省の週…か?

毎朝、出勤して部屋に向かう途中の渡り廊下で会う生徒がいます。「おはよう」以外に必ず会話があるのがすごく楽しい。で、今日の会話。
「先生、今日も二日酔い?」
「ちゃうで、今日はシャキッとしてるで」
二日酔いがデフォルトなのかなぁ…。

昨日はここ数ヶ月のメチャクチャな生活を反省して、のんびりすごしました。おかげさまで今日は身体がすごく楽。さぁ、今日ものんびりと過ごすことにしましょう。

反省の日

朝、あまり身体が動かなかったけど、それでも軽く遊びに行ってみまして…。
昼はそのまま寝たきり状態です。
でも、それではあんまりです。夕方パートナーが疲れのあまり倒れたあたりから、ようやくわたしは復活。
晩ご飯をつくって、あしたのお弁当のネタをつくって、片づけをして。
9時半就寝。これでなんとかなるかな…。

「なんでもあり」はやっぱりよくない

で、懇親会。ふたたびPTAの方も参加されます。
しばらくはのんびりと話をしていたのですが、やがて
「ご乱心の人がいます」
という連絡が入りました。どうやらここの中学校でいちばん「なんでもあり」の人が、参加された方に「なんでもあり」をされたみたいです。こりゃダメだってことで、あわてて救出作戦開始。いやぁまいった。
9時を過ぎたあたりで、とりあえずお開き。ふぅ…。

わたしはUITトリオと京都へ向かいます。途中、軽くTさんをいじってみたりして、わたしも完全に酔っぱらいです。京都に着いて、
「まだ呑み足りない」
とか言いはじめて、アバンティ横の公園でさらに缶チューハイを呑みます。あぁ、ダメダメな一日が終わっていく…。

高友の会

その後、人権センターに移動して、高校生の友の会です。これ、部落問題にかかわっている教員と高校生が、月1回もっている集まりです。だいたい2時間ぐらい話しあいをしているということなんですが、
「1時間45分はダベリやな」
とのことです。でも今回はダベリの時間が15分ぐらいで、それ以外は滋賀県の部落のことについて、いろいろ話をしました。
部落というと、現在は、事業によってきれいになった姿がメジャーだったりするわけですが、地区指定を返上した部落の場合は事業が一切入っていません。そうなると、ほんとうに昔の姿がそのまま残っていたりします。まぁ、家についてはそれぞれの努力によってある程度新しくなるかもしれませんが、最大のネックは道だったりします。未指定部落では、現在も車が入れないような道が普通にあったりします。
全国的にそういう部落はあるわけですが、もちろん滋賀県にもあります。たまたまそういう地区にかかわっている人がおられたので、現状についていろいろ話が聞けました。地区指定の返上をめぐる、地域の人々の考え方のぶつかりなどがあって、なかなか深いぃ話でした。

「なんでもあり」はやっぱりいい

今日は滋賀県の某中学校のPTA研修です。
実はUITトリオが、前々から
「お座敷の時のお客さんの表情が撮りたい」
と言っていたのですが、行政や研究会がやる不特定多数対象のものだとなかなかむずかしいんですね。いままで何回かチャレンジしたのですが、
「いつきを撮るのはかまわないが、お客さんはダメ」
という返事が返ってくるのが通例でした。ところが、この中学校、「緩さでは滋賀県一」と自称するだけあって、ふたつ返事でOK。それどころか
「公開範囲によってメイクの気合いが変わるので、公開範囲を教えてほしい」
というオファーがあったとか。さすがです。
ちなみに、数週間前は
「参加者は20人ぐらいかなぁ」
ということだったのですが、フタを開けてみると40人の参加です。ちなみに、この研修があることを知った人が他府県から2人参加されたのですが、おふたりとも一度話を聞いておられるんですよね。
「同じ話ですがいいんですか?」
と聞くと
「いいんです」
という答だったので、それはそれでいいんですけど、なんで来られるんだろう…^^;;。
ところで、PTA研修って、ほんとうに雰囲気がいいんですよね。全体的に手づくり感にあふれています。そしてなによりみなさんが
「どんな話なんだろう」
と、すごく前向きに聞いて下さいます。おかげさまで、わたしもつい調子に乗ってしゃべってしまったりして。

話の後はお弁当をつつきながらの懇親会。はじめは「質疑応答の続き」という感じだったんですが、途中からそれぞれが自分のことをのんびりと話をする感じになります。いろんな人の話を聞きながら、わたしもわたしの話をしていきます。イーブンな関係から、おそらく、より深味のある話が引き出されていくんでしょうね。
お昼ご飯の後は、みんなで片づけをしたり、「やらせの映像」を撮ったりして、研修会は無事終了。