ちなみに、松原いうと食肉の街です。更池は向野と並んで、わたしたちの食生活*1をはじめ、日常生活にいたるまで欠かすことのできない街です。
で、食肉の街ということは、当然そこにはスジがありカスがあるわけです。
てことで、高座の後はもちろんお好み焼きを食べに行きました。
人権文化室の方から「お好み焼き屋さんってあったかなぁ」といわれていたのですが、かつてわたしは確かに食べたことがあります。3年前、風呂屋の向かい側で食べたお好みや強烈でした。なんとかあのときのお好みをもう一度食べたいと思っていたのです。ところが…。なんでも、現在そのお好みやさんは閉まっているとか。いよいよ絶望か?と思ったその時、人権文化室の方々が、自分たちの情報網を駆使して一軒のお好み焼き屋さんを紹介して下さいました。しかも、カス玉もやってることをきちんと確認して下さいました。ほんとうに、いろいろと手のかかる…。
さて、更池のムラ中にはいると、3年半前の記憶がよみがえってきます。で、詳細していただいたお店を見つけたのですが、3年半前の
「向こうにあったけど、閉めてはんのとちゃうかなぁ」。すると別のおっちゃんが「あそこ、もうおじいちゃんがあかへんで、1ヶ月以上閉めてはるで」
の、まさにその店です。あいてたんです。
お店にはいると、熟年カップルがお好みをつついておられます。お店は熟年のおばちゃんひとりで切り盛りされているのかな。で、メニューを見てびっくりです。安い!具が1種類のものはすべて300円。もちろんカス玉も300円。おどろきです。
焼くための鉄板はカウンターの向こう側なので見えません。なので、炊事場に乗り込んで見せてもらうと、こんな感じでした。
カスを探したのですが、あまり見つかりません。まぁ、300円ですから無理もないです。
で、完成して出てきたのがこれです。
たしかに300円なだけあって、ちょっとこぶりのお好みです。厚さもさほどではありません。で、ひとくち食べると…。
キャベツはもちろん、ネギも入っています。紅ショウガの味がきいています。そして、肝心のカスが…。なんと、切ってひと切れ口の中に入れると毎回カスが入っています。ってことは、カスが混ぜ込んであるわけですね。しかも、それなりの大きさのものが相当な量。おどろきです。
カスの食感は、どちらかというと固いんですが、たぶん、余分な脂肪分を取り除いているんだと思います。で、固い部分をきっちりと噛むとダシがじんわりにじみ出てくる感じです。これはいままで出会ったことがない感じです。
店の雰囲気もいい感じです。わたしがはいってしばらくして、おばちゃんがひとり。またひとりと来られます。だんだんと店内も盛りあがってきます。話の内容は、完全にムラ中特有の話題です。「おたふく」にある「おじちゃん」の感じとは違い、こちらは「おばちゃん」のテリトリーなんですね。
なんか、すごくいい感じでお店を出ました。
data
カス玉 | 300円(激安!) |
ビール | 420円(キリンとアサヒがあります |
スタイル | 混ぜ系 |
その他 | 基本的にこぶりなので、たくさん食べたい人は2種類頼むとか「大きいのできますか?」と聞いてみるとかしたらいいのかも。でも、カスは食べるとあたるくらい入っています。今度は一度スジを食べてみたいなぁ…。 |
独断的評価 | ★★★★★(コストパフォーマンスが過去最高です(笑)) |