温故知新

今の停滞期っていったいなんなんだろうと思ったのですが…。
O田さん曰く。
「国内の手術がほぼ絶望的な状態の中で、今の話題の主流って、「どこでやるか」「どのエージェントがいいか」「どうやれば紹介所が書いてもらえるか」みたいなことばっかりなんですよね」
そうなんですよね。なんか、技術論に終始している気がする。
「もともとGIDにかかわってきた人たちが考えてきたことって、そういう技術的なことじゃなくて、もっと思想的な部分を大切にしてきたんじゃないかと思うんですよ」
たしかに。「SRSをする」「戸籍を変更する」ということ=トランスではない気がしますよね。
「最近新しく受診者された人たちに、なかなかそういうのが届いていない気がするんですよ。でも、やっぱりそういうのを知らなくちゃいけないんじゃないかなぁ〜という気がするんですね」
なるほど、なるほど。
そんな会話をしていて、ちょっと元気がでてきたかな…。

で、お楽しみ(笑)

受診の後は、「まんまるの会*1」があります。
いちおう、4時〜6時が会の時間なんですが、受診を終えた時点で5時過ぎです。まぁ、時間設定に無理があるんですけど、諸般の事情でこれが一番いいみたいです。
会場に着くと、新しい人が数人。古株が2〜3人。緊張するなぁ。
で、自己紹介をはじめると、だんだんと人が増えてきます。はじめて参加された人から、「親へのカムアウトについて」みたいな質問があったので、久しぶりにまじめな話しあいの時間を持つことができました。やっぱり、こういう時間も必要だなぁとあらためて思いました。それにしても、古株の終了時間あたりの参加って、何が目的かまるわかりやんか(笑)。
で、6時も少しまわったあたりでまじめな話はおしまい。会場を移して晩ご飯会宴会。
でも、最近、夜歩きが多すぎる気がしています*2。なので、「今日は終電より前に帰ります!」宣言。みなさんから「そんなん無理やろ!」という言葉があったのですが、「いや、終電の一本前で帰ります!」と再び宣言。
で、飲みはじめたのですが…。
やっぱり無理でした。気がついたら終電でした。はぁ…。

*1:関西医科大学附属病院ジェンダークリニック受診者の会

*2:またかい!

停滞期

今日は、通院日です。
まずは、女性診療科から。
待合室で待っていると、となりのおばさまが「予約は何時ですか?」と話しかけてこられます。やばっっっっっ!顔はニッコリ、心はドッキリしながら、そつなく会話を終了。あわてて音楽を聴きながら自分の世界に没頭しているフリをしました。はぁ…。
で、無事女性心療科の受診は終了。診察室の中の会話は、まぁいつもどおり、ろくでもない会話でしたわ。
続いて、精神神経科へ。
「最近いかがですか?」
「いやぁ、なんにもありません」
「そうですかぁ」
「なんというか、燃えるものがないんですよね」
みたいな会話。
もっともO田さんも同じような思いを持っておられるようで、やはりなんとも言えない停滞感があるみたいです。
「もう少し誰もが気軽にジェンダークリニックにアクセスできる状態で停滞期が来たらよかったんだけど、どうしようもない状態で停滞期が来ているのは、よくない状態かなぁと思うんです」
とのことでした。そうですね…。
まぁ、全体的に停滞期な気もするし、個人的にもマンネリだよなぁ…。