あかん、書けへん…。

原稿書かなくちゃ、書かなくちゃ、書かなくちゃと思うのですが、どうもあきません。
そういえば、9月はじめに「教職員劇ニュース」っていうのをうちの教職員向けに出したのですが、そこでも原稿が書けない「言い訳」を書いていましたわ。引用してみます。

編集部(以下、編) こんにちは、自称教職員劇担当さん。今年は、教職員劇は復活するんですか?
自称教職員劇担当(以下、自) 結論から言うならば、今年も断念せざるを得ないという、苦渋の決断をしました。
編 そのあたりの経緯を教えていただけますか?
自 実はですね、今年は去年に引き続いて、すごくキャストに恵まれた年なんですよね。しかも、8月終盤には、あらたなキャスト候補の参入もありました。
編 あらたな…。あぁ、「来た人は出るもの」と、あることないこと言って、強引に出てもらえるということですね。
自 まぁ、そうとも言います。で、夏休み最後に某所の屋上でビールを飲んだ時、酔っぱらった勢いで、「今年はやるぞ!」と宣言したわけです。
編 ほう、そこまでいった。
自 そうです。もう、主役も決まっていた。テーマも決まっていた。あとはそれを文字にするだけだったんです。
編 あなた、10年前とぜんぜん変わっていないですね。それが一番時間がかかるし、いつもそれでキャストのみなさんに迷惑をかけていたんじゃないですか。4月ぐらいから脚本をつくることってできないんですか?
自 それはむりですね。
編 えらいきっぱり言い切りましたね。
自 ええ、4月には決定的に足りないものがあるんです。
編 それはなんですか?
自 小ネタの神様が降りてこないんです。
編 小ネタの神様ですか…。
自 そう、小ネタの神様です。それからね。
編 まだあるんですか。
自 それからね、妄想の神様もいないんです。
編 妄想の神様ですか。
自 そうです。4月なんて、現実だらけの時期じゃないですか。現実からはなにも生まれてきません。現実からの逃避が極限まで達した時に、妄想がふくらんでふくらんで、その時、心の奥底から文字がわき出てくる。そして、芝居が生まれるのです。
編 ハイハイ。じゃぁそろそろ紙面もつきかかったことですし、最後になにかひとことありますか?

そうなんです。小ネタの神様と妄想の神様がまだ降りてこないんです。
困った…。

ゴムのような…

完全に落としたかと思った7900字ですが、「すみません、デッドラインのひとつ前の締切はいつですか?」という無謀な問い合わせをしたところ、「今週末」という回答が返ってきました。
それにしても、ゴムのように伸びるというか、生殺しのような伸び方というか…。でも、まだ一文字も書いていません。
ちなみに、小人はいるのはいるのですが、寝ているみたいです。
てことで、原稿の使いまわしになりそうだな…。

3連休も終わり…。

悲しいほどあっという間に終わった3連休です。それでも、「外の用事をつくらない」を死守した3連休でもありました。
とりあえず、今日は、やり残した「校正」をすませること。それから、上の子どもにレポート*1をしあげるようにせっつくこと。あとは、パートナーから頼まれている写真のプリントアウト。
なにをするにもやる気が起きないのですが、「ケツかっちん」なんで、やるしかないです。
とりあえず、家族が寝ている最中に目が覚めたので、コーヒーを淹れて校正の開始。1時間ほどやって、とりあえず終了。でも、ホンマにネタばっかりやなぁ…。あと、レジュメなんかに書いている「図」を入れなくちゃならないので、こちらのほうも少しつくったりしなくちゃ。パソコン入力は、またあとだな。
で、なんだかんだとやっていたら、あっという間にあたりは暗くなっていました。

さて、あしたからまた6時起きの日々がはじまるな。かなしいっす…。

*1:夏のレポートが、どうやら「ネタ」賞をもらったみたいで、京都市のコンクールに出るそうな。「ネタ」で勝負は親と一緒だわな(笑)

ひとりの時間

今日は昼からパートナーと子どもたちはお出かけ。なので、家ではわたし一人。ちなみに、夜はうちの両親が来て焼肉をするそうな。
とりあえず、買い出しがてらパートナーと子どもたちを送って、午後がスタート。みんなは車の中で昼ご飯のおにぎりを食べたけど、わたしは家に帰ってからのつもり。ところが、買い出しをすませて家に帰ったら、すでに2時。やれやれ…。
そうそう、夜の焼肉は猫の額というか犬の寝床というか、それくらいの狭い庭でやるんだっけ。台風も来てるから屋根をつくらなくっちゃ*1。雨が降る前にブルーシートをはってしまいます。
ブルーシートの屋根の最大のポイントは、「雨がたまらないこと」。でも、これがむずかしい。それでも、なんだかんだとやっているうちになんとかなるもんです(笑)。
で、昼ご飯。買ってきた王将の生ぎょうざを焼きながら、焼きそばをつくって、あとはビール。あ、家で昼ご飯というのは、ビールを飲むからですよ*2
そうそう、犬の散歩も行かなくちゃ。これも雨が降る前の作業です。なにがめんどくさいかというと、「んこ」です。草むらに入ってやるんだったら、まだマシ。土手の斜面でやられた日には「んこ」を受けるのがたいへんですねん。でも、無事終了。
さて、家に帰って校正を…。するわけないです(笑)。ビール+散歩=昼寝。です。スキーのビデオを見ながら、しばしゴロリ。極楽です。
そうこうするうちに、家族が帰ってきました。日常の再開です。さて、炭をいこして焼肉の準備だ。あ、雨が降ってきた。ま、いいか…。

*1:なんかずれてますが、気にしないで下さい。

*2:えらいっしょ?って、違うか…

お母さんの人数

今日は下の子どもの休日参観の日。ちなみに、火曜日が代休だそうです。いいなぁ。見に行く方も代休がほしい…。
なんでも、2時間目社会と中間休みのフルーツバスケット、3時間目の算数が対象らしいです。てことで、パートナーは前半。わたしは後半を攻めることにしました。
ちなみに、パートナーが家を出がけにクギをさしたこと。「胸の目立たへん服着て来ぃや」ハイハイ。そういえば、職場でも7月まではダブッとしているポロシャツだったんだけど、2学期入ってからは吹っ切れてしまって、ピタ系のポロシャツになってるな。
まぁ、地域の中でカミングアウトするのかどうか、どの範囲でやるのかというのは、なかなかむずかしいわけです。なにせ、このあたりは住宅街ですから、他の家との交流なんてあんまりありません。しかも、通勤時間の関係で、わたしはあまり家にいない。となると、わたしという存在そのものが、ほとんどまわりの家に知られていないわけです。
それは学校でも一緒。前のところでは、PTA活動にかなり深くかかわりましたが*1、こっちではその時間もないし、そもそも、会長は地元の「名士」の役職だから、わたしなんてお呼びじゃないです。となると、「わたしという存在」を知らないままに、うわさだけが流れていくと、これはロクでもないなぁと。
ということで、「胸の目立たへん服」着ました。
さて、算数の時間。「あまりのあるわり算」です。「あまりはわる数より小さい」という結論を導き出すための時間のようです。う〜ん。たるい…。テンポが悪い。すまんけど…。たかがそれだけで1時間つぶすなよ。しかも、子どもたちの「答え」に対するリアクションが、悪い。
「◯◯についてどう思いますか」「××だと思います」「う〜ん、それでいいかなぁ、他の人は?」
だんだんと手をあげる子どもの数が減っていきます。
実は、子どもの答え、間違っていないんです。ただ、先生の期待した答じゃないんです。なぜ「なるほど!じゃぁ、もっとどんどん他の答えも探してみよう」という返しができへんのかなぁ。期待した答が出てきても、さらに答を出させることで、先生自身が気がつかなかったもっといい表現が出てくるかもしれないわけで。それこそが、小学校の授業のおもしろさだと思うんだけどなぁ。
まぁ、新採らしいし、クラスの保護者からいらんつきあげを食らったらしいからしゃーないかもね。保護者の側に「先生を育てていこう」というスタンスがなかったら、先生もたいへんだわな。
で、授業が終わってテスト返し。うちの子ども「やった!」とか言ってます。で、こっちに走ってきて「お父さん!100点!」。ハイハイ。珍しいもんね(笑)。てか、学校ではそんなにしっかりした字を書いているのね。宿題の時もそういうふうにしてね。でも、「やったね!」と頭をなでるのが大人というものです。「お母さんにも言っておいてね!」「はいよ!」
そんな親子の姿を見たクラスメイト。「◯子ちゃんの家、お母さんふたり?」
それを必死に訂正しているうちの子どもでした。
服の問題じゃなかったようです(笑)。

*1:会長もやったし(笑)

臨界点

15日〆の原稿がふたつ。
もう少し正確に言うならば、ひとつは校正。もうひとつは7900字の原稿。
校正の方は、半分くらいまで終わりました。もうひとつの原稿は、まったく手つけずです。どないしよ…。
この間、急ぎのテープおこしがあったり、その前には文化祭もあったり、ばたばたやっていたので時間がなかったのですが、それはしょせんは言い訳に過ぎません。とにかく、やるしかないです。
他の仕事はすべて放って、まずは校正。これ、某所でしゃべった内容のテープおこしなんですが、よーこんな話してるな、と。1時間半(実質1時間50分ぐらい)の内容のうち、セクマイにかかわるのは30分ぐらい。あとは延々と与太話です。もうちょっと「ええ話」をせんといかんのじゃないかと思うのですが、できないんですよね。これが…。だって、ネタがない。
てことで、せめて読めるようにするのが校正の作業です。しんどかった。でも、とりあえずファイルの訂正まですませてプリントアウト。家に帰って3連休中に再校をします。そうそう、電話も忘れずにしなくっちゃ。「あの、連休開けてメールボックス開いたらそこに入っているようにしますから、なにとぞご勘弁を」これでよし。
問題は7900字のほうやな。真っ白や…。

まつり

今日・明日の夜は、近所の神社に夜店が出ます。いままでの自分の感覚だと、夜店っていってもパラパラ程度しか知らなかったんだけど、この神社のまつりの夜店はけっこうハンパじゃない感じです。
家に帰ったら、すでに夜店は全開モード。近所はチャリンコの山です。
下の子がえらいそわそわしています。上の子とパートナーは用事があるので、結局わたしが連れて行くことになりました。まぁ、夜店冷やかすのもいいかな。
下の子は、どうやらいろいろと「目当て」があるみたいですね。神社の境内に入っていきなり「あれ!」とか言うので、「まぁ餅つけ」となだめて「最後まで行こうよ」とアドバイス。ふたりでブラブラ散歩していました。
こちらに引っ越してきてまだ2年目ですから、すごい人出なのにもかかわらず、知りあいがまったくいません。ちょっと寂しいような、ちょっとうれしいような。
一通り歩いたところで「わたがし!」と下の子ども。なるほど、まずはそれか…。綿菓子のでかい袋を持って、エライ上機嫌です。
やがて、風船釣りの前でピタリととまりました。ぜんぜんギャンブル性がないよ、それ。まぁええけどね。魔法の杖みたいなのの先っちょに風船をつけてもらって、これまたご機嫌です。
そして、定番の「アテモン」の前でとまりました。ガラガラをまわしたら、出てきたのは「白」。まぁ、君の運はそんなもんだよ。で、手にとったのはピストルです。「これで、やっと悪い人が来た時撃てるわ」とか言っています。まぁ男女雇用機会均等法もある昨今やからねって、違うやろ。「あかん、あかん。とにかく人に向けたらあかんで」などと、いちおう親の言葉など吐いたりします。と、裏向けると「対象年齢14歳」。ふたりで顔を見あわせました。「◯子ちゃん、何歳?」「9歳…。これは封印やな。持ってて」とのこと。ホンマに単純なヤツやなぁ。
トコトコ歩き出して、とまったのは「かき氷」。京都市北部はそろそろ夜は寒いけど、おかまいなしです。「なにかける?」と言われて、さんざん迷ったあと選んだのが「メロン!」。宇治金時とかじゃないんやね。
帰りの道々、かき氷を食べながら、ご満悦の表情でした。

遠距離電話

東京から、携帯に一本の電話がありました。

  • 家族が維持できている秘訣ってなんですか?

う〜ん。たぶん「勝手にやらなかった」ということなんだと思うんですよね。ていうか、わたし、ビビリなんです。なんで、勝手にやる勇気がなかったんです。パートナーの許可がほしかったし、パートナーの支えがほしかった。だから、勝手にできなかったんです。
それとね、たぶんわたし、ウソがすぐばれるタイプなんです。なので、ウソをつくの、なかばあきらめています。だって、「ホルモンやってる」なんていう特大の秘密、だまっていられるわけないじゃないですか。だから「やってない」というウソは、つきようがないんです。
まぁ、そういう勇気のなさと根性のなさが、結果的に幸いしたんじゃないかなぁと。
まぁあと、パートナーの性格も幸いしましたね。でも、パートナーの性格にしてもわたしの性格にしても、別の側面だと、すべてが災いする内容かもしれないんです。
え?うまくいってる?いやぁ…。たぶんどこにでもある家族だと思いますよ。些細なことでけんかもするし。けんかの内容?いや、「犬の散歩が先か、晩ご飯の準備が先か」とか。ホンマに些細なけんかをしていますよ。でも、これがお互いゆずれない線だったりするんですよね(笑)。

  • 職場でトランスできた秘訣ってなんですか?カムアウトはどうやってしたんですか?

カムアウトしてないです(笑)。まぁ、ほっといてもわかるから。
学校っていう職場は、性別の縛りがあんまりないんですよね。それは幸いしています。仕事の内容というより、トイレの問題とか休養室の問題とかですね。そのあたりは、あまり無理をして摩擦を起こさないようにはしていますよ。だって、自分が我慢をすればすむ程度の問題ですからね。
でも、そんなこんなでやっていると、向こうの方から「トイレはどうしてるの?」とか聞いてくれますから、「いやぁ、こっそりと(笑)」なんていう話になるじゃないですか。そしたら「使えばいいやんか」というふうに言ってくれる。そんなふうにして、ゆっくりとやってますけど…。
生徒?生徒は4〜5月は混乱しまくっていますよ。でも、6月ぐらいになれば、「いつきはいつき」でおしまいみたいです。最後まで混乱しているのは、わたしを知らない生徒たちだけですよね。
え?うまくいってる?いやぁ…。そら、もちろん「おかま」呼ばわりはさんざんされましたよ。身のすくむような思いもしんどい思いもたくさんありましたし、いまもないわけじゃないですよ。でもね、結局生徒たちの評価は「わかる授業をするかどうか」「話を聞いてくれるかどうか」みたいなところですから…。そこをやるしかないんじゃないかなぁと思うんですよね。
でもね、そうやって世間様を混乱させることができるのって、こんなことやってるわたしたちの特権じゃないですか。普通ではできませんよ。だから、混乱させたら「勝った!」って思うわけです。
え?強い?強くなんてないですよ。そら、しんどいです。でも、その時はしんどくても、あとでそういうふうに再評価をしていくことで、だんだんとそのしんどさが快感に変わっていくんじゃないかなぁ(笑)。

みたいな話を延々と1時間ちょい。
けっこう自分をまとめるのにいい機会でした。忘れる前にφ(..)。
それにしても、電話代すごいやろうなぁ…。

躊躇すること

道をふさぐように車が信号待ちしている道に、バイクで右折しながら入っていきました。ミラーにぶつけないように、そろそろと入っていったのですが、車の中でなにやらどなっています。そこの道、たしかに一方通行なんです。わたしは逆走です。なので、「なんでおまえ入ってくるんや!ミラーぶつけたら、ただではおかんぞ!」とか言っているんでしょうね。でもね、一方通行の表示の下に「2輪を除く」って書いてあるんですよ。
通学途中の子どもたちがいる細い道を車でそろそろと進みながら、少し大きな道を横断しようと思いました。すると、大きな道の方から右折しようとした車が、わたしが出るのを待ってくれていることに気づきました。さらに後ろには車が続いています。左側の車もわたしを通そうと待ってくれています。じゃぁ、と思って、ゆるゆる横断しはじめたら、バイクに乗ったおじさんが信号を指さして、なにやらどなっています。「こらぁ!赤信号やないか!」とか言っているんでしょうね。でもね、その信号、歩行者用信号なんですよ。
皆さん、自分が正しいと信じ、間違ったわたしに対してどなっているんでしょうね。でも、自分に「間違いがあるかもしれない」と考えながら「躊躇すること」って、とっても大切なんだと思うのです。
そうそう、テレビの中にも自らの正しさを信じて怒鳴っているお猿さんがいたなぁ…。

「おじ」の死

わたしの親戚は、どうも宗教系の人が多いようです。「おじ」もその一人です。そのおじが、日曜日の夜になくなったとか。今日は、お葬式に行って来ました。
なんでも、禅の研究者らしいとか、某韓国系右翼カルト集団(?)*1のアジト(笑)*2はこの人の持ち家だった*3とか、いろんな話は聞いていたのですが、外国暮らしも長く、日本帰国後も少々怖じ気づくところもあって、ほとんどしゃべることも会うこともありませんでした。
前に飾られた写真は、ほとんどわたしが知ることのなかった顔でした。弔辞で語られた姿も、まったくわたしの知らない世界での話でした。なにしろ、わたしは「なんちゃってクリスチャン」だし、向こうは真面目な仏教徒&研究者ですからね。
でも、いまさら遅いのですが、「しまった」と思いました。
ちょっとググッてみました。こんなサイトがありました。接点はあったんだなぁと思いました。そして、きっといろんなことを教えてもらえたんだろうなぁと、いまさらながら悔やみます。かつて一度だけ家に遊びに行った時、「これを読んでごらん」と手渡された本が、うちの本棚にならんでいます。いまさらながらだけど、読んでみようかな。

*1:同志社出身の人ならば、よくGの人たちと小競り合いをしていた姿をご存じだと思います。

*2:これまた同志社今出川で過ごした人たちはよく知っているんじゃないですか?

*3:もちろん、ぜんぜん無関係