東九条マダン

今日は、恒例の東九条マダンの日です。で、これまたわたしにとっては恒例の「京都・在日外国人生徒交流会」の焼肉屋開店の日でもあります。なにしろ、この間手づくりしたタレとキムチを使って、一日に30kgの肉を焼いて売るという。でも、この売り上げが交流会の一年間の活動資金になりますから、けっこうみんな必死です。
8時に家を出発。何人かのメンバーをピックアップしながら、会場へ。さっそく準備です。30kgということですから、普通のバーベキューコンロでは間にあいません。使うのは200リットルのドラム缶を半分に切ったものを使ってつくった*1コンロです。炭は12kg用意してあります。ちなみに、つけあわせのキャベツは10個。
ひたすら、キャベセンづくりとか米を炊いたり肉を焼いたりしていると、あっという間にお昼頃です。しばらくすると、だんだんと人が増えてきます。もちろん中学生や高校生もそうですが、京都の交流会の卒業生や他府県の交流会の卒業生も来てくれます。みんな、久しぶりの再会のひとときを楽しんでくれていました。
なんといっても、「これ」なんです。毎年毎年10年間出店を出しつづけてきました。時として、高校生が誰も参加せず、教員だけでやったこともあります。でも、出しつづけた意味は、「マダンにいけば出会う場がある」とみんなが思ってくれるところにあるんです。「今年はやっているんだろうか」ではない、なんというか「安心感」が大切なんじゃないかと思うのです。そして、そうやって集まってきた人たち同士が出会える場でもあります。もちろん、わたしにとっての新しい出会いの場であることもうれしいのですが、「マダン」を介して人と人が「つながる」瞬間に立ち会うことが、とてもうれしいんですよね。なので、ついつい人を紹介してしまうという…。
てな感じで、「マダン」を満喫しているうちに、あっという間に夕方です。あとは、一番しんどい片づけです。でも、集まってきた生徒たちがテキパキ動いてくれて、あっという間に片づけ終了。でもそのころには、あたりは真っ暗。生徒たちは打ち上げ第1弾のカラオケ。教員は片づけの最終チェックです。
で、7時過ぎ。今度は生徒たちと合流して、マダンの打ち上げです。
マダンの打ち上げはすごいです。みんな大きなことをやりきった充実感でものすごくテンションがあがっています。飲み放題のアルコールがビールとチューハイだけなのは、たぶんえらいことになるのを防ぐためなんでしょうね。で、1時間半ほど盛りあがったところで、いよいよマダンをしめくくる打ち上げのエンディングです。東九条のサムルノリのメンバーがサムルをたたきはじめると、いつのまにかみんなが輪になって踊りはじめます。と、そこへ、「叩きにおいでよ」とわたしの腕を引っ張ってくれる人がいました。実は、「打ち上げの時、プクをたたきたい」と言っていたんで、たたかせてくれると言うんです。めっちゃうれしいです。プクを貸してもらって、あとは乱打です。あまりにも乱打しすぎて、チェ*2でこめかみを打ってしまったのはご愛敬です(笑)。
こうして、今年のマダンも無事終わりました。家に帰った時は、ボロ雑巾になっていました。ちょうど、パートナーが下の子どもを寝かしつけているところだったので、添い寝をしたら、わたしのほうがすぐに寝てしまいました。

*1:正しくは「つくってもらった」です。教え子の板金屋さんがいつもつくってくれます。けっこう楽しんでつくってくれているかもしれない

*2:杖・棒のことですね

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