お座敷の朝・焼肉の夜

朝、いつもの時間に起床です。そして向かうは八尾。今日は八尾市内の中学校でお座敷です。なんでもここの中学校、人権週間近辺の土曜日に「人権デー」を設定して、保護者や地域の人も一緒に人権講演会を開くんだとか。そんなのにわたしみたいなのを呼んでええんかとは思うのですが、呼ぶのはあちらの判断で、呼んでいただけたら喜んで行かせていただくわけです。
てことで、8時前に八尾に着いてそこからテクテク歩きです。途中コンビニに寄って朝ごはんをゲット。パンとコーヒーをいただきながら、またもやテクテク。と、登校途中の中学生発見!なので、その子らが歩く方向について行くと、目的の中学校まで行けました。
それにしても、朝の体育館は寒い!みんな暖かい格好をしてくれたらええんやけどな。
そんなことを考えながら、お座敷スタート。うーん、リアクションが薄い…。いや、寝てる子なんていないし、みんな一生懸命聞いてくれてるのはメッチャ伝わってきます。だって、頭を動かして、こちらを見ようとしてくれてますからね。ただ、リアクションが薄い。マジメなのかなぁ。
それにしても寒い。
「手、ポケットの中に入れて聞いたらいいよ」
って言ったら、かえってポケットから出す子もいたりして、どうしたらええねん^^;。
それでも90分ガッツリ聞いてくれました。
話しのあとは子どもたちは教室で感想文書きです。なので、教室訪問。すると、ここではみんなの表情はいきいきしています。
「みんな、マジメなんですか?」
と言うと、爆笑しています。ええ空気感です。教室では教員の方も生徒さんもいっぱい質問してくれました。おかげさまで1・2年生の教室はまわれませんでした。まぁ、3年生特権^^;ってことにしておきましょう。
昼前にホームルームも終わって放課。帰り道は暖かい。下校する中学生に混じって、声をかけあいながらテクテクと駅へ向かいます。途中少しだけ寄り道をしてムラを探訪。そうかぁ、ここだったのか。そうそう、八尾といえばベトナム人や中国人が多いって聞いてたけど、たしかにベトナム料理屋さんとかベトナム食材店とかあって、なるほどなと。
で、いったん京都にもどって昼ごはんとか雑用とか。

で、再び大阪へ。今日はトランスジェンダー生徒交流会の合宿です。
到着が少し遅くなって6時になりました。会場に着くと、すでに鍋の準備は万端です。肉も「そろそろ焼くぞ」という感じです。が、まだ早い。頃合いというものがあります。
そうこうするうちに、会場責任者のMきさん登場。集会所の使用にあたっての注意を説明してもらって、Mらいちゃんの「いただきます」で鍋と焼肉の夜がスタートです。Sゅんすけが買い出しをしてくれたので、ビール・ワイン・日本酒もおいしいのがたっぷりあります。
なんか、いろいろ話をして、結局Kっ川くんにマッサージをしてもらい、シュラフに潜り込んだら爆睡です。

ポリグリップらしい

朝、やはり楽です。平日がいいです。ちなみに、家を出ようとしたら、いきなり近くで蹄の音がしました。たぶん鹿ですね。そういう季節ってことです。
今日は授業にまみれます。6人講座は整数の性質をやることにしました。整数問題もクセがあるし、あまりやる人がいないけど、やればやったでおもしろいです。なにより、modとかやると、割り算の見方が変わったりしますしね。
あとのふたクラスは平均変化率。それにしても、「気になるクラス」があきません。ほんとのほんとに一部の子どもなんだけど、それがきつい。他の子らが勉強に向かいはじめただけに、その子らが目立ちます。まぁとにかく、明日は極限値をサクッとやってプリントだな。

で、職場を出て、向かうは滝井です。2ヶ月に一度の滝井参りです。診察室の会話は…。なにもないです(笑)。まぁそりゃそうです。ここ以外に毎月会ってるしね。
で、まんまるの会。少し早めに会場に着いたら、誰もいない(笑)。これはあきません。買い出ししなければ。ということで、山のように買い出しをして会場にもどると、何人か来てたので、飲み物を買いに行ってもらいました。ちなみに、買い出しで重いのは飲み物なんですよね。
今日は年末の会だけど、初参加の人もいるので、自己紹介はサックリと。あとは宴会です。今回は餃子を焼くだけじゃなくて、玉子も焼いてみることにしました。なかなか好評でうれしかったり。
宴も落ち着いたところで、みんながワイワイ話をしていて、なにかのことで、話題がわたしのことになりました。たまにそういうことがあるんですよね。
なんでも、わたしがいたほうが会が円滑に進むらしいです。なにもしてないのにね。てか、やってることはビールとかワインとか飲みながら、餃子を焼いたりそうめん茹でたりしてるだけなのにね。そしたら、ある参加者の方が
「いつきさんはポリグリップやねん」
と。そしたら別の人が
「うちら、みんな入れ歯やし」
どういうたとえやねん。
まぁなんでも接着剤らしいです。でも、そういうふうに感じてもらえるのはうれしいです。
ちなみに、今日は下の子が参戦してます。参加者のうちのひとりと話をしてほしいと思ってました。なんか、いろいろ参考になればいいな。
たしかにまんまるの会はトランスの集まりです。でも、トランスってシングルイシューであつまってるわけではありません。それぞれがそれぞれの生活をしていて、そういう人が集まってる。だから、性別や医療とは無関係な話もそこに出てくる。それが大切なんだろな。
そんなことを考えながら、少し早いけど、9時半においとま。これで帰って、家に着くのは11時です。たぶん限界だな。

と、帰り道に通産省によるトランスジェンダーへのトイレ排除問題&強制カミングアウト問題で、トランスジェンダー側の勝訴のニュース。おめでとうございます!ほんとによかった。というか、画期的。
だから「何も起こらない」って言ってるじゃん。

もっと発言過多・全同教2日目

朝、なんだかおなかいっぱいです。飲み過ぎなので、しかたないか。それでもカレーがあると食べてしまう悲しさです。昨日の宴会でもカレーを食べたな^^;。
さらにおなかいっぱいになったところで分科会です。
今日のひとつめのレポートはトランスガールへのとりくみです。はじめのうちは「ん?」と思ったけど、だんだんがんばっておられることがわかってきました。ただ、たぶんこのレポートを聞きに来てる人がかなり多いであろうことを考えると、少しはっきりさせたほうがいいかなと思い、質問です。
い「Aさんは男の子ですか?女の子ですか?」
レ「身体がですか?」
い「身体なんてどうでもいいです。男の子ですか?女の子ですか?」
レ「女の子です」
い「ありがとうございます」
即答してくださったのがうれしかったですね。
と、参加者から
「先程の質問の意味はなんですか?」
という質問が(笑)。
てことで
「現実の社会は男と女のふたつの性別しかないとされている。それに対して、トランスジェンダーは「その他の性」とされてしまう。ふたつの性別しか認めない社会であれば、その子のことはジェンダーアイデンティティにしたがった性別で扱わなきゃならない」
って趣旨の発言をしました。
その後、宿泊行事の部屋割りのことからはじまって、論議は名簿のこととか体育の授業のこととか。んー、違うんだよな。でも、悩んでおられる教員もおられるので、またまた発言。
「LGBTQの学習をするのはLGBTQの人のことを理解するためじゃなくて、この社会がどのような規範で成り立ってるかを理解するためです。男女でわけるのは、「異性愛規範」があるからです」
とバッサリ。まぁええやろ。
2本目のレポートは児童養護施設から通ってる子のレポート。担任さん、ええ人やなぁ。それにしても、同い年か(笑)。
ここで昼ごはん。Uりんちゃんとあだちゃんはよく食べる!わたしはそんなに食べられないよ。
で、3本目のレポート。地元三重のレポートです。ちなみにレポーターさんは昨日の宴会に来ておられたので、少し話をしてあります。
昼ごはんが遅くなったので、少し遅刻をしてしまった関係で、とりまおとなしく聞くことにしました。とにかく分厚いとりくみです。何が分厚いって、保・小・中と地域が一体となって子どもたちを見ています。そして、教員同士のスクラムもすごい。でも、だからこそ「ん?」と思うところがあるんですよね。なので2年前のことを思い出したり92年度生のことを思い出しながら発言。
すると、レポーターの同僚さんが「当事者をとりまく子」のことを発言されたのですが。みんなオフィシャルなんですね。「しんどい話」についての語り合いとか作文とか。ちゃいますねん。子どもたち同士がどれくらい日常の中で話し合ってるかですねん。休み時間とか放課後とか、はたまた学校の外なんかで、どんな関係をつくってるかなんですよね。わたしの知らないところで子どもたちが関係をつくる。大切なのは、それができるための安心できる場をどうつくるかなんです。だって、子どもたちはいずれ卒業をし、自分で関係をつくっていかなきゃならんからです。
教員ができることはたかがしれてる。そこからのスタートなんです。
そんなこんなで、今年の全同教も終了。やはり発言しすぎた全同教でした。

さて、あとは近鉄特急に乗って帰りましょう。家に着くとクタクタです。そして日常がそこにあります。ひとつだけ非日常だったのは体重か(笑)。
さてと、さっさと寝ましょう。

発言過多か?・全同教1日目

起床は7時です。眠いです。でもまぁしゃーないです。てか、身体が焼肉の匂いをまとってます。シャワーが先か、朝ごはんが先か。まぁ朝ごはんかなと。
朝ごはん会場にはK野さんがいたり。しばし情報交換をして、お次はシャワー。そんなことをしてるとあっという間に8時半です。あわててシャトルバス乗り場に行くと長蛇の列です。まぁしかたないです。
全体会の会場に着くとUりんちゃんからメール。まぁどこかで待ち合わせましょう。やることもないので、とりまトイレに行ったらUりんちゃんがいました(笑)。
その後ホールでボーとしてたらTにさんが来られたり。しばし話をして、メイン会場の2階席の階段に座りました。
やはり多いな。

しかし、黒いな。

で、分科会選びです。悩むな。
と、特別報告にマックス登場!

そういや、ヤツは三重やったな。
さんざん悩んで、最後は2つまで絞り込んで昼ごはんに行くことにしました。が、その前に一銭洋食を食べねば。屋台に行くと、やはり松岡さんが焼いておられました。
と、あだちゃんが突然「100円増しで油かす増量してほしい」という無謀なことを言いはじめたので、頼んでみたら「ええよ」とのお答え。マジっすか!で、出てきたのがこれ。

アカンやつです。しかも「いつきとちゃんの友だちやからええよ」と定価販売です。
ひとくち食べると、メッチャうまい!
ちなみに、あきらかに「うきなみ」です。
で、みんなで昼ごはん。
ごはんを食べながらいろいろ考えて、やはりトランスの子がいる学校のレポートを聞きに行くことにしました。
今日のレポートは2本。ひとつは大阪の「ワールドクラス」のとりくみです。「オリニマダン」がなくなりそうになった時、先輩の「なくしたらアカン」のひとことで「やはりやらねば」となる若手教員がすばらしいです。もうひとつは4年だけ日本にいることになったインドネシアの子へのとりくみ。こちらはなぁ…。とにかくその子はメッチャがんばり屋さんみたいです。そしてまわりの子らも優しい。それはそれでええですねん。でも、何かが違う。例えば日本語が苦手なので合唱コンクールに出るのが不安。でも、2年の時は見事に歌ったってエピソード、そこにインドネシア語の曲を選ぶという発想はなかったようです。
なので、討論の時間に、次のような発言をしてしまいました。

教員あるあるですが、つい「困っている子を困ってない子が助ける」という構図ができてしまう。でも、困ってる子と困ってない子を逆転させることが大切なんじゃないか。インドネシア語の曲を選べば、これまで困ってなかった子が困る。その時に「困るとはどういうことか」ということが少しだけわかる。

まぁ、インドネシア語の曲を選ぶという発想は外国人教育の文脈ではありふれてるわけですが、たぶんそういう情報が伝わってないんだろうな。
そんなこんなで分科会終了。
そこからホテルに帰っておべんきょ成果の修正です。センセから修正意見が入ってて、でも、6時からいつもの飲み会があるから、このタイミングしかありません。うーと考えたところで、そうか、わたしが書いた文章を意図通りとってくださってないんだってことが判明。ということは、他の人もそうとる可能性があるので、そこがわかるように加筆すればいいのね。ということで、またまた速攻メールして、宴会モードになりました。

宴会はいつものようにワイワイ飲んで、ワイワイ話して、2次会へ。こちらもワイワイ飲んでワイワイ話して。
さてと。ホテルに帰って部屋呑みかな。と思ったけど、すぐに撃沈です。

来民開拓団のこととか融和運動のこととか

朝、目が覚めたのは6時過ぎ。日曜日なのに悲しいなぁ。でも起きなきゃなりません。とりま、温泉につかって、朝ごはんを食べて大急ぎで準備して、ギリギリ8時に間にあいました。
今日はフィールドワークです。コースは3つあったけど、わたしが興味を持ったのは「来民開拓団」です。もちろん、まったく知りません。
バスで小一時間走ると来民の町に到着です。隣保館に入って3時間の講演開始です。
話の中身はおもしろい。てか、現役の教員しておられて、ここまで真相解明のために調べるかとびっくりしました。その原点にあるのは、おそらく「くやしさ」なんでしょうね。資料の中に、2010年に町議会議員が部落差別発言をしたとか。そういうところみたいです。ただ、そんな社会に全然負けてない。かつてより「熊本、すげー」って思ってたけど、やっぱりすごいです。
ただひとつ、どうしても腑に落ちなかったのは「融和運動」への評価です。「融和運動は部落の側に差別の原因を見ていた、いわゆる「部落責任論」」とばっさり切っておられたけど、そういう構図で捉えていいのかってことです。なにより「水平社運動に対して国が融和運動をつくった」って言っておられたけど、それは明らかに事実誤認です。融和運動の中から水平社運動は出てきたし、その二者は決して対立の構図にはなかった。そんなあたりは本郷さんの講演を3年連続で聞いたので、とりま学習はしています。
たぶん、みんなほんとうに部落の人が幸せになるための道を探してたんだと思うんです。それが結果として差別をなくす方向なのか、開拓団として差別から逃げる方向なのかっていう方向性の違いはあったにしろね。なにより、開拓団の悲劇はなぜ起こったかというと、日中戦争に負けたからです。歴史に「もしも」はないかもしれないけど、もしも勝ってたら、たぶん来民開拓団は「成功例」になってたはずです。と同時に部落の人は侵略者と位置づけられていたはずです。ちなみに、今も侵略者ではあるんだけど、中国政府と粘り強く交渉して遺骨収集はしたんだとか。そこあたりはすごいです。
ただまぁ、そういうことなんです。
来民開拓団から学べることは
「地獄への道は善意に敷き詰められている」
ってことです。それは来民開拓団だけではなくて、例えば無癩県運動だってそうです。
過去を現在の価値観で断罪してはならないと思っています。なぜなら、今のわたしたちもきっと断罪されるからです。大切なのはそんなことじゃない。何より大切なのは、常に「この善意の行き着く先は地獄じゃないか?」と、そこにある善意だけじゃなく、自分の善意をも疑い問い続けることなんだと思ってます。

てことで、フィールドワーク終了。
駅までバスで移動して、みなさんとはバイバイ。わたしはSんちゃんと合流です。久しぶりやなー。
とりま「玉名ラーメン」を食べますか。

うまいわ。これはおいしい。
ラーメンのあとはコンビニで飲み物をゲットして、車の中でダラダラ話。でもなんか、ほとんどわたしが話してたな^^;。
てことで、1時間ほどダラダラして新幹線に乗ると古川さんがおられて、しばし話。博多からはのぞみです。で、降りたのはなぜか新大阪。ここでモルタル職人さんと合流。今度お願いしている講演の打ち合わせなど。まぁもちろん飲みながらですけどね。
そうか。いま子どもたちに「ひとりで問題を解こうと思うな」って言えるようになったのは、この人が「おべんきょ成果はひとりでは書けない」って言ってくれたおかげかもしれません。
まぁそんなこんなで案の定打ち合わせ以外のことをいっぱい話をして9時過ぎに解散。さぁ、特急に乗って帰ろうと思ったら、ぜんぜん特急が来ないので、断念して、新快速で帰りました。
家にたどり着いたのは10時半。さすがに疲れた…。

学ぶ側なんだな

朝起きると、けっこうスッキリ。やはり前の晩に飲みすぎないことと、なにより炭酸水でしめたのがよかったみたいです(笑)。
とりま朝ごはんを食べて、10分間の移動です。到着したのは温泉の街。会場まで歩こうかと思ったら、お友だちに呼び止められたおかげでタクシーに乗れました。
てことで、今年も去年に引き続き「人権教育実践交流集会」です。
まずは打ち合わせ。それぞれのレポートを聞いて「山」を探します。基本的にレポーターしかやってないから、いつも「谷」を探すんだけど、ここに来て自分の役割を思い出しました。そんなのも東さんのおかげです。「何を話すの?」って言われたので「少し事実関係を」って答えると「レクチャーはなぁ」って言われました。うーん、そんなつもりはなかったんだけど、そうなのかなぁ。まぁでも、やはり「性の3要素」は気になるし、「13人にひとり」も気になるから、genderbread personと各種調査は見せましょう。この間は参加者だったけど、今日はそれができる立場です。
てことで、午後一番の講演中はプレゼンつくりながら聞かざるを得なかったり。いや、水俣病の話で、すんごいいい話だったんですけど、ほんまにすんません。東さんから「失礼やな」って怒られました。
で、分科会。
まずは22年前の研修会で衝撃を受けて、そこから大きく人生を変えた「男性」教員の方の話。いいですね。ロールモデルです。こうやって生き方を変えていくこと、そしてそれを子どもたちに伝えること。そしてなによりも生き方を変えたことがよかったって思っておられることが、レポート全体からあふれてます。とにかく楽しそうなんですね。
そして2本目がわたしの分担です。レポートを聞きはじめると、やはりいいことに気がつくようになります。なにがいいって、小学生の子どもたちから「個性」という言葉が出てきたことです。それをいかに次につなげるか。つまり「個性なんだけど、生きやすい個性と生きにくい個性がある」ってことです。子どもたちから出た言葉だからこそ、そして教員自身が気づいたからこそ、それはきっと伝わるはずです。
てことで、プレゼンは大幅に刈り込んで、ほんとうに事実確認だけをして、そんな話をしました。
東さんから「それでええよ」って笑顔をもらえてうれしかった。
なんか、レポートへのコメントを出すことを通して、レポートから学べるのが、この役割をやる経験の貴重さなのかもしれません。

さぁ、あとは交流会です。
これまた去年に引き続き、スー○ードライしかないのでキリンを出してもらったり。「これ、5000円ですか」「唐揚げが出てきますか」ってやったけど、イマイチ不作だったり。
そんなこんなで2次会へ。なんかいつも少し良心がうずくけど、まぁええか。そして若手教員が飲んでる会場に乱入して3次会。そんなこんなで、どうやら飲みながら寝てしまったようなので、部屋に帰りましょうか。
それにしても、豪華な部屋だな^^;。

第3弾→今日も今日とて

今日は先週に引き続いて車出勤です。いつもの時間に家を出たら、いつもガッコに着く時間より40分早く着いて、わたしはいつもなにをやってるんだろと思うなど。でもま、電車通勤は、それはそれで意味はあるから、よしとしましょうか。
で、授業の合間に、事務作業とか今日の午後の準備とかをしみじみ進めます。4時間目の授業が終わったところで、「今日一日、終わったな」って感じになりました。
昼休みは午後の準備。昼ごはんを食べたら今日の講師の迎えです。今年度の人権学習第3弾は、去年に引き続き小林春彦さんです。さぁ、今年はどうなるかな。
到着してすぐ会場へ。そのままセッティング開始です。そうこうするうちに子どもたちが入ってきて、講演スタートです。今年は去年より時間が短いからキツイやろなぁ。でも、そこはお願いするしかありません。
話は相変わらずおもしろい。が、それはそれとしてふと気づいたのは、教員が子どもを注意しないんですね。かつてはなんなら子どもの列の間を巡回してる教員もいました。が、いなくなりました。もちろん講師の話がいいのは言うまでもないことですが、それだけならかつても同じです。子どもがよく聞くようになったのか、はたまた教員が「わかり」はじめたのか。そういや、数年前に、講師が話してる最中に「ごめん」と言ってマイク持って注意したことあったなぁ。
小林さんの口調はゆるいです。こういうゆるさも大切ですね。わたしはテンション高いからなぁ。ゆるい言葉だからこそ、その言葉がじんわり入ってきます。きっとこの中にも「困難」を抱えている子がいるはずです。そんな子らにこの話が伝わればいいな。
そんなことを思ってたら、あっという間に講演が終わりました。やはり1時間は短いわ。
その後、しばし休んでもらって、駅まで送っていったん終了。

定時に職場を出て、京都駅で社納さんと合流。やがて小林さんも合流。向かうは「へんこつ」です。
「3人行けますか?」
なんとか席を詰めてもらって入れました。

うまいわ。
ここでおなかがはちきれそうになるまで食べました。ちなみに、社納さんはライターさん。小林さんもものを書く人です。が、ふたりの立場は同じもの書きでも少し違うようです。そういうところはわたしのわからないところなので、ひたすら「なるほどな」と聞くしかできません。
そんなこんなでおなかいっぱいになったので、ここ。

今日も崇仁新町です。このあたりで小林さん疲れはじめたかな。ごめん。でも、もうひとり会わせたい人がいるんですよね。と、登場したのは藤尾さん。ほんまに先週からどんだけ会ってるねん。ここで、障害のことと部落のことがぶつかるのがおもしろい。
小「歴史って大切なんですか?」
藤「大切ですよ」
小「だって、歴史なんて勝者のものでしょ」
藤「違うよ」
なんかもう、おもしろい。それぞれがそういうふうにとらえてるんですね。
てことで、10時になったのでおひらき。
小林さん、疲れたやろなぁ。引っ張りまわしてごめん。でも、会わせたかったんだよね。なにかの気づきとつながればいいな。

負けてたまるか→街歩きとか

今日の1時間目は授業公開です。めずらしくというか、久しぶりというか、今回の公開担当はわたしだったりします。せっかくなので、公開するクラスは「気になるクラス」で。今自分がやっている「アクティブ的ラーニング」を見てもらうことにしました。
それにしても、子どもたちはほんとうにいい子らですね。やはりお客さんが来ると、それなりにやってくれます。おかげさまでメリハリのついた授業もできたし、まぁいろいろみなさん考えたかも知れないけど、それはそれ。またご批判はいただきましょう。

で、授業が終わった10分後には職場を出て、まずは午前の出張。第2のふるさとの小学校で会議です。ちょこっと遅れて会議に参加して、情報交換→授業見学です。なんか、20人以下のクラスがほとんどで、授業はしっとりと流れています。20人以下とかいうことになると、みなさん「少ない」と言われるんですが、それは違うなと思いました。つまり、他の学校が多すぎるんです。これくらいが適正規模ですね。発想する人数を変えなきゃならんのじゃないかと思いました。

で、会議が終わったら京都市内へ。
まずは昼ごはん。

ガマンできませんでした。
で、今日は某人権教育研究会の市内ブロックが崇仁の街歩きを企画されたので参加です。講師はもちろん「いつもの」藤尾さん。それにしても、先週の水曜日に会って、日曜日に会って、また火曜日に会うって、どれだけ会ってるねんということですね。ただ、黙って行ったので、わたしの顔を見たらひっくり返っておられました。
講演は相変わらずいいわ。というか、9月に聞いたときから美修正されています。が、その微修正が見事に効いている。すごいなぁ…。
街歩きもおもしろいです。わたしも歴史はなんとなく知っていたけど、そこをもう少し深掘りしたものを聞かせてもらって確信がもてました。おかげさまで、次回からおさんぽの中身がもう少し増えそうです。

ということで、ガマンできなくてやってきました。もちろん、あとから藤尾さんが来られて、今日はサシ呑みです。なので、お互いにこれまで話してこなかったことを、いろいろ語りあいました。贅沢な時間です。ですが、最近呑むと翌日がしんどいです。てことで、家で晩ごはんを食べたいこともあって、7時半に終了。
さぁ、家に帰ってビールとお風呂で寝るぞ!

教員の当事者研究

朝、しんどいです。昨日の夜はそんなに遅くはなかったんだけど、やはりしんどいです。てことで、やっとの思いで出勤。
6人講座に続いて「気になるクラス」です。今日はガッツリレクチャーの日です。内容は指数関数のグラフ〜指数不等式の4ページ。クドクド言うのはめんどくさいので、グラフはサックリやって、特徴を片づけて、大小関係から方程式までバババとやりました。3.5ページ進んだから、明日は0.5ページやって演習だな。
放課後、「気になるクラス」の子が反省文を書きに来たので、この時に続いて相談。
い「最近クラスどう?少しマシになってない?」
生「なってきた」
い「そやんな、よかった。今日の授業、わかった?」
生「うん。〇〇に教えてもらった」
い「へー、すごいやん。教えあいするようになったんや。前はぜんぜんなかったもんな」
生「うん。でも、センセイだけやで。他の先生、もっと生徒のことを考えてほしいわ。大人の堅苦しい話とか知らんやん」
い「そやけど、自分かて大人になったら堅苦しくなるんとちゃうん?」
生「イヤやわー」
い「フリーダムに生きたらええねん」
生「センセイみたいに?」
い「(笑)」
みたいな会話。
どうやら少しマシになってきたみたいです。よかった。これで今度の試験で点数とってくれたら、たぶん空気はガラリと変わると思うんだけどな。

そんなことを考えながら、今日は前のおべんきょ場所で「いつものディスカッション」です。前回書けません宣言をしたので、気は楽です(笑)。が、ディスカッションにはがっつり参加しようとは思ってます。
今日のメインは、ある参加者から出されたマトリックスについてのディスカッションです。
ふむ、おもしろい。でも、このマトリックスをどう使えばいいかがわからない。センセは相変わらず言いたい放題です。みんな「うーん」と言いながら考えこんでます。そんな中、わたしも言いたい放題。たぶん黙って考えるタイプとしゃべりながら考えるタイプの違いなのかな。
で、2時間ほどのディスカッションの末出てきたマトリックスに書かれたコメントがメッチャおもしろい。
そうか。教員ってそんなことを考えながら、そんなことをやってたんだ。もう「100へぇ」を押したくなるくらいおもしろいです。
たぶん、ふだん仕事をやりながら漠然と感じるさまざまな気持ちがなぜ出てくるのかが理解できた気がしました。でも、それが意識化できれば、対処の方法もわかるというものです。
メッチャ充実した気持ちで家に帰りながら、ふと「これって教員の当事者研究じゃん」って思いました。
今日のビールはうまいやろなぁo(^^)o。

慣れない→昼も人権、夜も人権

昨日機種変したスマホ、やはり慣れないです。もちろんIMEは同じものにしてるし、設定も同じにしてるつもりです。でも、なんだかビミョーに違います。なので、ミスタッチが多くなります。さらに使ってたアプリの挙動も変わって、これまた困ったもんです。
そんなことを考えながら、とにかく午前2発の授業をなします。ひとつのクラスはどんどん勉強するようななってます。もうひとつのクラスは…。人間関係が変わったな。これからどうなるかなぁ。

で、午後は人権学習です。ちなみに3週連続の2回目。講師は去年に引き続きゆきみちゃんです。
駅まで迎えに行って、その後わたしのテリトリーでしばし話。ひと息ついたら会場設営。今年は自分のPCを持ってきてます。macかぁ。いいなぁ。なんでも持ち歩くためにmacにしたんだとか。たぶん、メッチャあちこちに呼ばれてるんだろな。まぁ、それだけの「言葉」を持ってるからなぁ。
で、講演スタート。
1年前に聞いた話からパワーアップしています。もちろんライフストーリーが変わるわけではないです。なので、「あぁ、この話ね」って内容です。でも、それぞれの話の深さとかつながりとか位置づけとかが変わってます。それはきっとこの1年の思索の結果なんだろな。そしてなにより、ひとつひとつのエピソードにメッセージが込められてます。なのでムダがない。わたしの話とは対照的です(笑)。最後の最後もきちんと「社会モデル」の話をされます。それそれ!それを伝えてほしかったんだよな。
終わってから、ダブルの子に「どうやった?」と聞くと「共感しまくった」と言ってました。あと「話ししたい人がいたら前においで」と言うと、いっぱい来ました。響いたんやな。今年も頼んでよかった。来年も来てくれるかなぁ。

で、ゆきみちゃんを駅まで送って、30分ほど雑務。定時に退勤して、向かうは崇仁です。今日は恒例となった「ちょぼやき会」です。当然のことながら、「Kっちゃん」に寄ってから行くわけですが、4回目にしてほとんど常連状態になってるのはどうしたものか。まぁ、角打ちの常連さんのおかげではありますがね。「今日は隣保館で勉強会です」と言ったら「あぁ隣保館ね」と、まぁテクニカルタームが通じるのがいい。
で、「ちょぼやき会」。
今日のスピーカーはUりんちゃんです。
んーと。波乱万丈やな。とにかくすごいわ。ただ、いまのUりんちゃんがなぜUりんちゃんであるかということが、半分くらいわかったかな。でも、逆に言えば、まだ半分です。きっと、まだまだ言葉化できていないこと、今回語られなかったことがあるんだろな。
ちなみに、たぶん教員としては、わたしよりもUりんちゃんの方が、はるかに「いい教員」だと思います。てか、わたしは「悪い教員」であり「ダメな教員」です。それはそれでいいし、そんな教員は必要だと思ってます。というか、スタンスが違う。それは、Uりんちゃんのライフヒストリーに根っこもあるだろうし、教員としての現場をどこで過ごしてきたかってこととも関係があるのかな。UりんちゃんはどちらかというとSSC系と言えるかな。それに対してわたしはSSWというか、フィールドワーカーというか、そんな感じかな。
そんなことを考えながら、ちょぼやき会は終了。会のあとは今回は「Kっちゃん」です(笑)。お店に入ると角打ちの常連さんがおられるだけでなく、「かめちゃん」もおられます。恐るべし、「Kっちゃん」。ここで10人ほどでワイワイ飲んでしゃべるうちに、いつしかUりんちゃんの話にインスパイアされたそれぞれの話が出てきます。おもしろいな。
そんなふうにして、人権にまみれた1日が終わりました。