こちらは元気

今日はトランスジェンダー生徒交流会です。
なにやら「参加したい」という大人もおられるし、「友だち連れていく」とか「生徒連れていく」という連絡もあるし。なかなかニーズがあるみたいですうれしいですねぇo(^^)o。
で、まぁ。わたしの役目は、いつもの通り買い出しくらいです。あとはダラダラ話をしたり聞いたりすればいい。
ってことで、何人かの大人の人に手伝ってもらって買い出しです。みなさん集まってこられたところで
「メニュー、何にしましょう^^;;」
と相談。みなさんから
「決めてないんかよ!」
という冷たい視線が飛んできます。いや、いつものことなんですよ^^;;。
でも、みんなで知恵を出しあって、ポテトサラダと生春巻きとお好み焼きという、なんの系統性もないメニューに決定です。

そうこうするうちに、交流会の開始。最近コツのわかっている高校生も育ってきて、そこへもってきて仕切ってくださる大人もおられて、すごくサクサクと進んでいきます。わたしがやることは…。ビール飲みながらスジ肉炊きますか^^;;。

できあがった食事、どれもこれもおいしい!特にお好み焼きはすごくおいしい!やはり素人は山芋入れないとダメだなってあらためて感じました。
食べ終わった子どもたちは、なにやら目をキラキラさせて外へ出ていきます。と、大人たちも…。なんでも、公園で鬼ごっことドッチボールをやってたらしいです^^;;。
一方、高校生たちはなにやら輪になっていろいろ話をしています。なんかこういう風景が当たり前になってきました。とてもいい感じです。
で、エンディングはいつもの自己紹介。40人ほどが車座になって1時間以上かけていろんな話を交換します。やはりこれがメインディッシュの時間なんですねo(^^)o。

てことで、今年最後の交流会も盛況でした!
次回は2月かなぁ…。

引き際

今日はとある在日外国人教育関係の会議。
いつもの通り、すごく勉強になったりするわけですが、やはり何とも言えない寂しさを感じます。それは
「もう、この手の運動は流行らんのだよなぁ」
ってことです。
ま、みなさん、運動の継続とか考えるタイプの人じゃないので、仕方ないといえばそれまでなんですけど。でも、たぶん、子どもを見るまなざしや社会を見るまなざしが変わっちゃったんだろうなぁ。
なんか、この集まりの「終焉」を目の当たりにする時が近づいてるのかなって気がしました。
でも、終わったあとになにがあるんだろ…。
20年前、30年前と比べて、いったいどこが「マシ」になったんだろ。

で、街頭へ→分水嶺

今日はおべんきょがある日です。でも、黙っているわけにはいきません。なので、センセの部屋のドアに
「秘密保護法案反対のアクションに行くのでおべんきょ欠席します。すみません」
と張り紙して、街頭へ。
はじめのうちは人が少なかったけど、少しずつ増えてきて、だんだん元気になりはじめました。やがてドラム隊も出てきて、「変なシュプレヒコール」の若者も出てきて、最後はえらい盛りあがってました。

最終的に、秘密保護法は通っちゃいましたが、ここからスタートするしかないです。
とにかく「あきらめないこと」。

盛りだくさんということは、課題が多くあることか

とにかく眠い…。
でも、イエスは言います。
「いつも目を覚ましていなさい」
はい^^;;。
てことで、倒れそうになりながらも、ギリギリ起き続けて、なんとか一日やりきりました。あ、もちろん、タスクリストはすべて終了。あー、非生産的な仕事はやればすむから楽だ^^;;。

夕方、今日も寄り道です。
今日は「行かなくちゃ!」って思うふたつのアクションがかぶっています。ひとつは特定秘密保護法案を廃案に追い込む怒りの連 日デモ日程in京都。もうひとつはk.a.r.sの市役所前アクションです。
さて、どうするか…。
ここは人数が少ない方に行くことにしましょう^^;;。
てことで、市役所前へ。
「あー、久しぶりー(^^)」
みたいなあいさつを交わしているうちに時間が来てアクション開始。
普段みたいに騒々しい中でのアクションではなく、静かな場所で、それぞれの思いをアピールするという感じで、とてもいいなぁと思っていたら、スピーカー積んだ車がやってきて、うるさいのなんの。でもま、そーゆーところまで来ちゃったってこってすね。
で、突然わたしのところにマイクがまわってきて「しゃべれ」と…。
無理…。
わたし、しゃべるの苦手ですねん。でも、「しゃべれ」と…。
しゃーないから、ちょびっとだけ考えたネタを話しました。
てことで、約一時間、寒い寒い中のアクション終了。
にしても、BんちゃんもYすくんも、しゃべりうまいなぁ(;_;)。

なんか、でも、今日一日でいろんなことがあって、いろんな動きがあって、それが自分の手の届く範囲で起きている。
それほどまでに、「今」は激変の時期だし、それを感じられる場所に今の自分はいる。だからこそ、
「いつも目を覚ましていなさい」
という言葉を心に刻みながら生きていなきゃならんし、発信し続けなきゃならんなぁと思うのです。

あ、うれしかったこと…。
M木ちゃんと暖かいものを飲んでる時に、Yすくんから「いまどこ?」って電話があったこと。
心に留めておいてもらってることが実感できたんですよね…。
でも、飲んでてすんませんm(__)m。

全同教大会2日目

朝起きると7時過ぎ。完全にヤバイです。二日酔いがないのが不幸中のさいわいってやつですか。
とにかく朝ごはんを食べて、スタートです。

今日の午前もレポート二本。
一本目は「多部制高校のとりくみ」です。
最近の流れとして、定時制高校をつぶして大きな多部制高校をつくって、そこにさまざまな困難を抱えた生徒を入れるというふうになってきています。
で、この高校の話を聞いても、ものすごい困難を抱えた生徒が集まっています。で、教員は授業をしながら、そうした生徒のケアをしています。で、通信制という仕組みや、困難を抱えた生徒を集めているという前提のおかげで、そうした生徒がなんとか生きていけるわけです。
で、それはそれでとてもいいことなんですが、やはりここでも一抹の違和感があるんですね。それは「拠点校方式」のメリットデメリットのことです。生徒たちを集めるということは、その裏返しとして、そうした生徒たちを普通高校から排除するということでもあります。その排除をどう考えるかということです。まぁ、わたしの現実主義的な側面からすると「ま、しゃーないやん」となるはずなんですけど、やはりここは何とも言えない違和感が残るんですね。
で、二本目は「綴り方のとりくみ」です。いや、ほんとにていねいです。小学生で、なかなか自分の生活を振り返り、内面に踏み込んだ作文なんか書けません。でも、粘り強く書かせていくとりくみをされているんですね。でも、これ、一人ではできないんです。友だちの作文に触れ、それに引き出されるようにして言葉が出てくるんですね。もちろん、書けない子もいます。でもそのことを否定せずに待つ。その、とても長いとりくみが、子どもたちの生活を変えていくってことが伝わってきました。
そうそう。昨日の「自分史」の時にレポーターが言っておられた
「何を書かせるかがこちらにわかっていないと自分史のとりくみはできない。そのために、家庭訪問を繰り返し、子どもたちと話し込む」
が、ここでも出てきました。

「二人っきりで一時間沈黙の時間を過ごすと、そのうち無性に笑いが出てくるんですよ」
ってフレーズはステキだったなぁ…。
なんしか、心が柔なくなるレポートでした。

午後からもレポート二本。
でも、このあたりでとうとう集中力が持たなくなってきました。
「なんか、薄いなぁ…」「ありゃ、校長が出てきた^^;;」
って感じです^^;;。

最後に総括討論。
いろんな人が自分の実践を提案されます。うーん、どうしよう。しゃべるか黙るか…。
やっぱ、しゃべろう。
他の人とは違う観点から^^;;。

すんません。前半ボヤキで、後半は少し元気が出るかもしれない話をします。
つながりは大切なんですけどね。高校なんか全校体制なんてほとんど無理なんです。しかも、高校間も課題が個別化して分断されている。
それから、わたしは仲間づくりが苦手なんです。そんな人間もいる。
たしかに、100人の一歩は大切だけど、ひとりの100歩しかできない時は、ひとりでもできるとりくみをつくりださないとダメなんです。
で、ひとりでできるとりくみ。それは、交流会です。特に卒業生の会。
わたしがやっている卒業生の会の約束は5つ。

  1. プログラムはありません
  2. 夜遅くに騒ぐのはやめましょう
  3. 後かたづけは自分たちでしましょう
  4. 未成年はお酒はタバコは控えましょう
  5. 友だち同士でくっつくのはやめましょう

プログラムも後かたづけもないから、スタッフはいりません。これなら「やるぞ!」って手を上げるだけでいいから、ひとりでもできます。
「地域とつなぐ」って話が出てきましたが、例えば「なにわのアメラジアン」とか「ボリポン人」とかは、地域とつながれないし、親とも異質な存在。ヘタしたら日本中探しても「同じ」存在はどこにもいないかもしれない。そんな子らの受け皿として交流会がある。
卒業して間なしの子ら、しんどいことがあったらそこの場所に行くんじゃなくて、卒業したところに行きます。そんな子らをつなぐことで、地域や学校を越えてつながることができる。
もうひとつはカウンターです。
わたしにはとても大切な在日の友だちがいます。ヘイトスピーチ聞くたびに「いやいや、飲み友だち減るのいやや!」って思うんです。許せない。だからそれを表明するために街頭に行く。
それから。
皆さんからは見えないだろうけど、いまタトゥーシールを貼っています。これを貼って授業をする。そしたら「それ、なに?」って子どもが聞いてきます。それに答える。そんなことを繰り返す。
そしたら、昨日「でも、先生がやっていることはカッコイイと思う」って言ってくれたんです。
すごく元気をもらいました。
ひとりでやっても、そうやって子どもとつながれるんです。

ま、だいたいこんな感じですね^^;;。
横で聞いている人が笑顔だったのが印象的でした。ひとりでもできること。明日からできること。誰でもできること。それもとても大切なんだと思うのです。
まぁ、でも、しゃべくりはうまいですね^^;;。

てことで、今年の全同教大会もエンディング。
それにしても、身体の芯まで疲れてました。家に帰ってお風呂入ってビール呑もう。
そして明日。
日常が待っている。見栄を張ったから、それに見合う自分でないと、来年の香川でみんなにあわせる顔がない^^;;。

全同教大会1日目

朝、眠い目をこすりながら起きます。まだ7時。なにが悲しくて土曜日なのに7時起床(;_;)?
でも、そんなことを言っても仕方ありません。とにかく朝ごはんを食べて出発です。
全体会場は今年は屋根があります(笑)。
会場に到着したら、すでにエビス廻しやってます。ありゃあ…。その後バンドの演奏があって、その間わたしは作戦会議。参加する分科会を考えます。が…。ダメです。なーんかピンときません。ま、しゃーないです。ここはロビー活動ですね(笑)。
しばらくウロウロしながら、知りあいとダベります。
そうこうするうちに、もうすぐ特別報告がはじまる時間になりました。再び会場に入ると壇上には来賓の人がずらり。

黒いなぁ…。女性は…。司会と、あと数人。ふーん…。
で、辻本絵欄さんの特別報告です。三番叟廻しやエビス廻しの復活の話で、すごくいい話でした。が、一抹の違和感が…。辻本さんの話はとてもいいし、聞けてよかったと思ったのですが、「なぜに辻本さん」というふうに思ったのです。ここはやはり、徳島の教員の話をする出さなきゃならないところなんじゃないなぁ…。まぁ、いろいろ大人の事情があるのかなぁ(笑)。

で、午後は分科会。いろいろ悩んだ末、「自分史のとりくみ」や「綴り方のとりくみ」がある分科会に参加することにしました。
で、会場に向かうべく歩いていたら、大分のH本さんがおられました。H本さん、すんごい指摘される内容がするどいんですね。レポート聞きながらふたりであーだこーだと話し合うだけで、レポートを深く捉えられるようになります。てことで、去年の岡山に引き続き、今年も一緒に行動することに決定!

今日の報告は二本。ひとつは「自分史」のとりくみです。このとりくみ、確か佐賀大会でも聞いたんですけど、そこの中学校のとりくみの柱として据えられています。「自分史」を考えることで、自分と向き合い、自分の中に埋もれている深いところにあるものを発掘することにもつながるんですね。
もう一つのレポートは「小小連携」のとりくみです。なんか、話聞いてると、メッチャしんどそうな学校です。そのしんどい状況を打破するために、中学校区として連携をとりながら、とりくみをすすめておられるみたいです。これ、そう簡単に効果があらわれるものではないです。おそらく、「ここに井戸があるはずだ」と信じて掘り続けるような根気が必要なとりくみなんじゃないかなぁ。
ちなみに、なかなか効果があらわれないことを説明された時「そこに差別があるんですよ」という言葉を使われたのですが…。
いや、それはその通りなんです。でも、そこで「差別」という言葉を使っちゃうと思考停止になるんじゃないのかなぁ。「差別」という言葉は、複雑な現象を端的にあらわすのにとても便利な言葉ではあります。でも、その言葉そのものではなにも説明できない。説明するためには、その中身としての複雑な現象をていねいに話さなきゃならないんじゃないのかなって思いました。
ちなみに、報告者の方は、そのあと「中身」を話されたので、ホッとしました(^^)。
なーんてことをやっていると、あっという間に本日の分科会終了。

分派活動ではない実践交流会・全同教0日目

明日から徳島で全同教大会があります。朝9時から開始なので、今日は前泊です。でも、せっかくの前泊の時間をダラダラ飲むのはもったいないってことで、徳島市内某所にて実践交流会が開催されるとのことなので、そこに参加することにしました。
ちなみに、この実践交流会とか呑み会をやってる人、「分派活動」とか言われているみたいです。なんでかなぁ。ちゃんと大会には参加してるし、別になにかのグループがあるわけでもなく、個人が集まって交流しているだけなんだけどなぁ。ま、思ったことは率直に言う人が多いけど、それはある意味健全である証だと思うんですよね。
ま、それはおいといて…。

駅に着くと、いつものK野さんが迎えに来てくれています。なんか、久しぶりです。車の中で近況報告の交流。
で、会場へ。
到着すると、すでにはじまっています。
「こっちこっち」
という声の方を見ると、米子のS田さん。わははです。
にしても、この実践交流会の報告、レベルが高いです。たぶん、公式ルートには乗りにくい内容やとりくみなんですけど、とてもていねいにやっておられることが伝わってきます。
数本のレポートと即席アピール(含む、わたし^^;;)と一本の赤裸々な状況報告があって、終わったのは10時。あっという間の2時間でした。
そこから、ホテルにチェックインして、部屋呑みです。
「この人、知らない人!」「はーい!」
なんていう、めっちゃうるさい自己紹介をしながら、夜は更けていきます。

さっくり終わる事後合宿

事後合宿二日目の論議は来年度への申し送り事項の確認です。中身は子どもたちに任せればいいんですが、わたしとしては一点だけ言っておかなきゃならないなってことを感じてました。それは
「「どんな人と結婚したいか」って話は盛り上がるから、来年もしたらいいよ」
ってこと。
別にしちゃいけないと思っているわけではないけど、もしもするなら「その話に加われない人がいるかもしれない」ということに留意をしながらその話題をしてほしいなってことだけは指摘しておきたいなと。
もしも留意することに難しさを感じたとしたら、その難しさは「話題に加われない人」が留意なしにその話題に直面した時の難しさとつながるんじゃないかと思います。そして、それは在日外国人の子どもたちが常に直面している疎外感とつながるものではないかとも思います。
わたしがそのことをひとこと話した瞬間
「あ!」
って、すぐに反応してくれた子がいました。さすがだなぁ…。
で、昼前には片づけもすんで、今年の事後合宿はさっくりと終了。

で、事後合宿

まぁ、考えてみると、無謀な計画です。でも、日程があるところに無理やりねじ込むとこうなるんです。
てことで、全国在日外国人生徒交流会の事後合宿に合流です。
とりあえず会場に着いたらメインの話し合いは終了してました。まぁ、そんなことはおりこみずみです。わたしがやることはキムチの浅漬けづくりです(笑)。できあがったキムチはけっこういけます。これ、またつくろう。
そうそう。パンが食べたいな…。てことで、K淵さん(なぜか現地スタッフで動員m(__)m)につくってもらったりして。でも、焼き上がる前に眠たくなって横になっちゃいました。なんか、遠くの方で
「焼けたよー」
っていう声が聞こえた気もしますが、立ち上がる力もなく^^;;。

人権学習・2週目

先週〜今週は人権学習です。今日は一年生が講演会。講師は去年に引き続き李洋さんです。
去年、李洋さんのことを「ダイヤの原石」って書きましたが、今年はどうだろう。なんでもプレゼンテーションソフトを使うみたいです。さてさて、パワーアップしてるのか、それとも…。
結論は…。
今回は、本編はちょいと流しちゃったみたいです。でも、本編を終えてからの質疑応答タイムになると、ここからが本領発揮です。とりあえず、わたしの方から「開けておいてくれた穴」にツッコミを入れまくります。そこで出てくる答えこそが、李洋さんのほんとうに伝えたいことみたいです。去年話を聞いておいた甲斐があるってもんです。
ひと通り質問し終わったら、今度は教員からの質問。さらに生徒からもバンバン質問が出てきます。はじめは「好きなタレントは?」みたいな話でしたが、やがて鋭く本質をつく質問も出てきます。そして答えを深くうなずきながら聞いています。すげえな、こいつら…。
まぁ、お世辞にも聞く態度がいいとは言えないのですが、聞いている子どもについては聞く深さは確かにあるみたいです。
しかし、質問タイムをつくるなら、はじめから打ち合わせしようよ(;_;)。メッチャ焦りましたよ。