雪の中のお散歩からの合宿

今日はなんだかわけがわからない一日です。
まずは前半戦。午前から午後の早い時間は、徳島からの中高生のみなさん相手にお散歩とお座敷です。にしても、数年ぶりに来た大寒波の中、できるのか?
到着したみなさんを見ると、制服で来てる人もいます。なんも、こんなところまで制服で来なくてもと思うのですが、制服です。そもそも、全国一律に似たような服を着ることそのものがおかしいと思うのですが…。日本って狭いけど長いです。それも東西じゃなくて南北に長い。なので、それぞれの場所で気候がぜんぜん違います。なのに、服が同じって、絶対におかしい。そういえば、かつてスキー修学旅行の時に「制服着用」とかいう人がいて「それはおかしいやろ」って話があったな。誰が雪国でスカートに生足やねん。
てことで、スカートで来た生徒さん、寒そうです。しかもコートも首元があいてる。完全に冬のしかも大寒波の京都にミスマッチです。でも、お散歩がご要望とあらばしかたないです。雪のチラつく中を、まずは南コース。でも、あまり長い時間だとたいへんなので、サクサクとまわって、マダンセンターでひとやすみ。暖まったところで、北コース。今日は柳原銀行で終了にしましょう。
にしても、わたしのお散歩の解説、ほんとうにバラバラです。ストーリーがあるのかないのか。まぁ、もちろんバラバラのピースを集めたらひとつの絵柄ができるのですが、それはそれでむずかしい。というのは、一定の知識が必要です。それを中高生に求めるのは、やはり酷かもしれないなと思いながらも、まぁあとは引率の人がなんとかしてくれるでしょう(笑)。
昼ごはんのあとは、1時間半ほど新ネタです。まだ未整理なんですよね。K野さんは「それでいい」って言ってくれてたけど、やはり新ネタは混乱してます。が、その混乱は生きのよさでもあるのかな。この生きのよさを残しながら、少し育ててみたいなと思いますね。
そんなこんなで、約5時間のお散歩・お座敷は終了。バスに乗り込むみなさんを見送っている間に、次のみなさんが到着です(笑)。

今日の午後から明日の午前にかけて、全国在日外国人生徒交流会の事後合宿です。遠く、神奈川や広島からも来られます。
だいたいみなさんが集まってこられたところで、いきなり電話。H彦さんからの悩み相談。ほってはおけませんね。いろいろ励ましてみたりして。
で、わたしも話し合いに参加。
昨年度と今年度の交流会は、なんとなく転機というか、曲がり角というか。少しバタバタした感じです。子どもたちの持つパワーが、少しずれた方向に向いてる感じ。本来は内に向かいつつも、それを社会に向けていく必要があるのに、近いところにいる大人、すなわち交流会の世話人に向けることで満足してる感じかな。これをどう解きほぐしていい方向に持っていくかは、今回の合宿にかかってるような気もします。なので、そこへ向けての問題提起を今年の世話人のF知さんが仕組んでくれたのですが、うまく伝わったかどうかは、事前合宿まではわかりませんねぇ(笑)。でも、それでいいんだろな。
晩ごはんは、みんなで鍋。でも、わたしは一時離脱して、組合の旗開きに合流です。ここで、いろいろ画策しなくちゃならないことをやって、約一時間の飲み、終了。
その後、マダンセンターに引き返して、合宿に合流。ちょうどご飯を食べ終えて、お風呂タイムに突入みたいです。この時間は世話人のほっこりタイム。しばしお酒を飲みながら、今後のことについていろいろ話し合いました。
やがて子どもたちが銭湯から帰ってきたところで、わたしはセンターから離脱。ちょいとおふとんがたりなさそうだったので、最近できたお友だちのおうちに泊めてもらうことにしました。お友だちと少し飲んでいるうちに寝ちゃうのはお約束ですね^^;;。

性における差別と支配ーヴァルネラビリティをめぐってー

朝起きると…。目が覚めただけですね。今日は久々のオフなので、家でゴロゴロしながらゲンコを書こうと思うのですが、それすらもやる気が起こりません。どうしようかな…。でも、気になる研究会があります。なんといっても、江原由美子さんが来られるわけですから。
ということで、テンションあげて行くことにしました。
京都駅でダメダメ先輩と待ちあわせ。円町からタクシー飛ばして立命館大学へ。
会場に入るとほぼ満席です。「前の方、あいてますよ」って言われて見たら、一番前じゃん。どーする?ま、ええかと、一番前に座ることにしました。
まずは江原さんの話。「ジェンダー秩序と性支配」です。「差異があるから差別があるのではなく、差別を合理化するために差異がつくられる」って話は、部落の古老の「美しければ醜ければ、貧しければ豊かであれば、そこに「差別」という言辞がつく」という言葉と一致します。ただ、みょんすさんの話ほど緻密な感じがしないのはなぜなのかな。たぶん「ジェンダー」というもののわけのわからなさなのかな。それにしても、見田宗介さんへの根強い批判からここまで来ておられるというのが、とてもおもしろかったし、そこは「うんうんうん」と思いました。
続いて佐藤靜さんの話。「性差別としてのヘイトメッセージとヴァルネラビリティ――〈傷つき〉の経験をめぐって」です。佐藤さんはヘイトの対象として、身体と精神のふたつにわけ、身体へのヘイトをヘイトクライム、精神へのヘイトをヘイトメッセージと名づけて、ヘイトメッセージについてのみ分析を行うという手法をとられました。そして、精神の傷つきやすさをヴァルネラビリティとして、傷つきやすい人と傷つきにくい人の差はどこにあるのかというあたりを掘り下げようとされていました(たぶん)。んー、これ、ムズムズします。かつて書いたぐるぐるの根源の中の「共感」というのと結びつくんですよね。あとで発言しようかなぁと思ったけど、発言できるかな。
最後は堀田義太郎さんの話。「差別の範例としての性差別とその固有性 ――性差別と性支配をめぐって」です。この方、倫理学からのアプローチで差別論を考えられます。日本においては「差別論」は社会学的なアプローチがされるのですが、そこには「善悪の価値判断」はないと。つまり、社会的に分析をすることが主眼になると。に対して、倫理学は、まさに「善悪」を考える学問なので、「なぜ差別が起こるのか」だけではなく、そこの「善悪」についても考えられると。そんなあたりから、区別と差別の違いや、なぜ差別がいけないのかといった、あたかも当然のことのように思ってしまうところ、そして、いざ問われるとなかなか答えられないところについての分析をされてました。これはおもしろい。けど難しい(;_;)。
そんな3人からの提起を受けて、質疑応答&ディスカッションです。
まず、のっけからの質問。「みなさんは「性別」をどのように捉えておられるのですか?」と。うあー、どストライクの質問です。で、みなさんの回答を聞いていると、ますますムズムズしてきました。ということで、手をあげちゃいました。で、名前を言うと、いきなり佐藤さんが反応されました(笑)。なんでわたしを知ってるねん(笑)。
「わたしはトランスジェンダーの子どもたちと学校について研究をしています。わたし自身もトランスジェンダーなんですが、わたしの性別ってどこで考えたらいいのか、いつも混乱しています。IDで考えたらいいのか、身体の形状なのか、生理的なところで考えるのか、社会的な位置で考えるのか。社会的な位置にしても職場で考えるのか家庭で考えるのか。仮にそれぞれの要素がふたつしかないとしても、それらがバラバラなので、ある言説に出会った時に、わたしは「自分がそこにあてはまるのかあてはまらないのか」と考え、いつも混乱するのです。そのことは、わたし自身のヴァルネラビリティとも関係します。つまり、〈傷つく〉資格があるのかないのかということです。ある言説に出会った時に、たとえそのことで〈傷つく可能性〉があったとしても、「自分は〈傷つける〉側じゃないか」といつも考えるんです。そして、自分の要素のうちに、ほとんど必ずと言っていいほど〈傷つける側〉がある。そう考えた時に「〈傷つく〉資格はない」と考えるから、傷つきにくいんです」(だいたいこんな感じ。もっと混乱してたから、ここまできちんとは話してませんがね^^;;)。
それに対して、江原さんからは「あなたが話す性についての要素は、いま論議されている要素をほぼ網羅している。それらにズレがあるあなたは、あなたにしか見えない性についての観点を持つ可能性がある」と励ましてくださいました。なので「パトリック・カリフィアあたりが言ってることですね」と返しましたが、マニアックすぎたかな。
その後、傷つきやすさについての論議をもう少していねいにしたかったんだけど、「差別/被差別」という言葉を使っちゃって、混乱させてしまいました。あそこは「支配/非支配」を使うべきだったな。
でも、終わってから「すごくよくわかった」って人が来られて、なんとなくうれしかったです。

帰り道、ダメダメ先輩から「いつきさん、安田直人でしたね」と言われて、我ながら「なるほど」と。結局、そこなんだな。
ということで、すんごい刺激的でおもしろかったけど、脳みそ疲れました(笑)。

8年ぶりのレッスン・雪と氷の世界(3日目)

今日は、昨日の夜にバーで再会した生徒さんのレッスン。
なんでも、8年前に担当して、その時メチャクチャ失礼なことを言ったらしいです。ちなみにその内容。
お母さんに対して「ブレーキが壊れてますね」
生徒さんに対して「ピアノができるのに、スキーではリズム感がないですね」
ダメじゃん。
なんでも、高校3年間は部活に明け暮れていてスキーをする暇がなかったとか。ここにも部活の弊害が出ていますね。かどうかは知らないけど。なので、たぶん、ほぼほぼ身体がスキーを忘れている可能性があります。いちおう、去年は自己流で滑っていたということですが、それは裏を返せば自分のクセを増強することにしかならないわけです。
ということで、リフト一本分をトレインで滑りながらフォームをチェック。もちろん、わたしは前を滑ってますから、ずっと後ろを見ながら滑るわけですが、ほぼほぼこれで矯正点がチェックできます。で、やはりここでも「足首」と「姿勢」という結論に至るわけで。となると、レッスンはどこからやるかというと、プルークボーゲンからやり直すしかないということなるわけです。
プルークボーゲンをする時のポイントは、両スキーの「インエッジに乗る」というところなんですよね。そのためには、大腿部の内側の筋肉を使う。そして、加重することで足首を曲げてスキー板に圧をかける。すると、そちら側の板がシュープする。足首の練習にはいいですね。さらに低速だから、姿勢のチェックもできます。基本的にパラレルができる人ですから、一足飛びにシュテムのチェック。すると、引き寄せができない。トップがあがります。てことは、後傾ですね。じゃぁ、テールをあげながらのシュテムかな。
みたいな感じで、1時間ほど基本のチェックをしていくと、ほぼほぼ昔のカンをとりもどされたみたいでした。あとは雪になれること。スピードになれることです。なので、一緒にドンドン滑りましょう。てことで、2時間のレッスンで、まぁ昔の滑りはとりもどされたかな。もっとも、付け焼き刃だから、ほっとくとすぐに悪いクセが出てしまいます。なぜなら、「悪いクセ」が自然だからです。そうならないようにしてほしいなと思ったら、「来年、来られたら来たい」みたいな話も出てきたので、よかったよかった。
ということで、今回の「雪と氷の世界」はこれで終了。

再びバスに乗って下山です。予想外に早く下山できたので、10分の待ちあわせで乗車変更。「しなの」に飛び乗…。遅れかよ。てことは、次の「あさま」はどうなるの?さいわい、接続をとってくれたので、ぶじ「あさま」に乗車。さらに大宮で「こまち」に乗って、揺られ揺られてついたのは秋田です。8時間の移動でした。
どうなってんねん(笑)

あると思ったらなかった・雪と氷の世界(2日目)

今日のレッスンは昨日の午後と同じ人たちです。まずは昨日の夜少し雪が降ったので、新雪荒らしです。とはいえ、ほとんど先に滑った人がいるので、ちょいとキワモノ系のところを滑ります。でも、みなさんが楽しんでいる最中、わたしが見ているのは、みなさんのクセ。気になるのはストックワークです。てことで、今日のテーマはストックワーク。
まずはプルークウェーデルンでストックワークの確認です。んー、たしかにいちおう突いてはおられるのですが、突く位置もタイミングもバラバラです。どうすりゃいいかなぁ。
ストックって、案外大切なんですよね。とくに、ウェーデルンではそうです。ということは、ウェーデルンを多用する新雪やコブでは絶対的に大切です。ストックを突く時、気をつけなくちゃならないのは、ストックを突く腕とは反対の腕(肩)だと思っています。というのは、ストックを突くために手を出すと、ついでに肩が動いてしまって、反対の肩がうしろに下がってしまう。そのことで身体がまわってしまうんです。それを避けるために、反対の肩を意識的に前に出す。そのことによって、上体がブロックされる。ところがこれがなかなかうまくいかない。
もうひとつ、突くタイミングはターン弧の大きさやスピードで変わります。具体的には、大まわりではエッジの切り替えですが、急斜面のウェーデルンではエッジングの時です。それを両極端として、それぞれのターン弧とスピードで変化をします。が、その違いがまったくない。
そこで、ふと思いついたエアストックに挑戦しました。というのは、長いストックがあるから、それを動かすために身体が無駄な動きをするんじゃないかと思ったんです。ところが、これが笑ってしまうほどにうまくいかない。ストックを突くイメージができていれば、常に同じ位置にストックを持つ手がくるはずですが、来ない。あるいは、ストックを突くために手は下がるはずなのに下がらない。緩斜面でそうですから中斜面にいくとなおさらです。
これ、結局、「ストックを突く」ということを意識してないってことなんですね。だから、ストックがなくなると、なにをどうしていいのかわからなくなる。
「意識化して!」
って言うのですが、意識したことがないならイメージできず、したがって「エア」としての表現ができない。
みなさんに多大なるストレスと疑問を残して午前のレッスンは終了。午後のレッスンはこの続きをしようと思ったのですが、おわりのあいさつで、全員午前で終わりということが判明しました。「じゃ、今シーズンの課題はストックワークで」とごまかして、今日のレッスンは終了。
午後は若いスタッフとふたりでスタッフトレーニングです。この人、子どもの頃から一緒に滑っているので、お互いに「ややこしいところ」を滑るのが好きなのがわかっています。なので、ひたすら「ややこしいところ」を探して、キャッキャ言いながら滑りました。

で、スキーも終わったところで、本日の最大の懸案事項が勃発。
校長曰く「連れて行かなきゃならないところがある」とのこと。「準備をしろ」と。何なんだと思ったら温泉でした(笑)。
今から15年くらい前に校長と温泉に行った時は、校長はわたしに入浴券を渡して「ほら、行くぞ」と、なんの躊躇もなくわたしを男湯に連れていきました。その時の脱衣場の騒ぎたるや(笑)。
でも、それから15年たって、今同じことを繰り返すのは、さすがにきついです。どうしたものかと悩みまくったのですが、まぁなるようになるかと。
で、今回も入浴券をもらって、浴室方面へ。で、「分かれ道」で、思い切って「わたしは違う方へ」と言うと「おぅそうか」という、これがまたなんということのない答えが帰ってきました。あの躊躇はなんだったんだという気持ちと、なんだか「「理解ない人」って勝手に思ってて悪かったなぁ」という気持ちと、とても複雑だけど、でも感慨深いというか、ものすごくうれしいというか、楽になったというか、いろんな気持ちが押し寄せてきました。でも、すごく自然だったから、案外こんなものなのかもしれないなとも思いますね。
ということで、小一時間ひとりで温泉を楽しんで、晩ごはんを食べさせてもらって、宿へ。宿に帰ってバーに行くと、かつて担当したことのある生徒さんがおられて、明日のレッスンが入ったり。
おもしろいなぁ…。

ないと思ったらあるんだな・雪と氷の世界(1日目)

今回の「雪と氷の世界」行きは、諸事情により夜行バスを使うことになりました。とりあえず、京都駅からバスに乗ったのですが、座席が最悪。これは寝られないなと覚悟したのですが、なんか空いてる席があったので「席移動してもいいですか?」と聞くとOKが出たので、反対にベストの席にありつけました。ということで、熟睡とはいえないけど、それなりに寝ながら松本に到着。そこから電車→路線バスを乗り継いで、今年も無事到着しました。
バスの到着が8時55分なので、9時のレッスンにまにあわないから午前は出番がないなと思っていたら、なぜかレッスンは9時半スタートとか。「仕事があればやりますよ」というと「じゃあ」ということで出番ができちゃいました。
午前のレッスンは中級から上級へという、ある種一番おいしい生徒さんです。伸びしろはまだまだあって、伸びていかれる姿を見るのは楽しいし、なにより感謝されます(笑)。ちなみに、上級者になると、ダメだししかできなくなります(笑)。
一目見た瞬間に、足首と両腕のバランスが課題とわかったのでそれを生徒さんに伝えると、毎年担当している生徒さんの顔が「またかよ」つてなったのはご愛嬌。「「できた」が100だとすると、去年は50で今年は70だから、言ってることは同じだけど、質は違うんです」ってところはおさえとかなきゃならないところでしょう。
ということで、午前は半日、どうやれば足首が動くのかをひたすら試してみました。
午後はなぜか担当が変わって上級版です。上級班のレッスンは、自分の練習にもなるから楽しいのは楽しいんですけど、矯正すべき点を言葉化するのが難しいし、それをどうすれば矯正できるかという練習方法を見つけるのがさらに難しいです。でも、それにチャレンジするのもまた楽しい。今回の課題は「曲げまわし」です。これはコブにつながる技術でもあります。なので、一緒に滑りながら、あーだこーだといろんなことを試してみたり、コブに突入してみたり。たぶん生徒さん、それなりに疲れてくれたかな。
レッスンのあとは、スタッフトレーニング。今回は雪が少ないので一番下のゲレンデは稼働していません。必然的に一番上まで行って、飛びまわることになります。てことで、なぜかコブなどやってみて、小一時間で終了。いやぁ、よく滑りました。
その後、温泉に入って、校長から「行くぞ」と言われたのでついていくと、晩ごはんをおごってもらってしまいました。ちなみに晩ごはんは今年も「小盛り」です。

今年はなんとかカツだけは食べ切りました^^;;
その後、宿舎に帰って、バーで生徒さんたちと「大人のミーティング」です(笑)。
にしても、「雪と氷の世界」って、もっとストイックだったはずなのに。こんなに楽しくていいんだろうか。

小豆島のムラの青年たちとの交流会

朝6時に目覚ましがなりました。朝食は7時のはず。てことで、電気がつく前にふとんにもぐりこんで事なきを得ました。7時前に「朝なんて終わってしまえ」とか言いながらようやく起床。外を見ると、やっぱりどこまでもきれいな小豆島の朝です。

朝ごはんはすばらしいオーシャンビューの食堂でおいしくいただきました。
で、9時から会議です。会議までの間にメールを見たらセンセから面接のメールが来てました。ひぇーん(;_;)
で、会議は滞りなくおわり、本日ふたつめのメインイベント、小豆島のムラの青年たちとの交流会です。ちなみに、滋賀のOくちゃんを誘ったら軽いノリで一緒に来ることになりました(笑)。
交流会のある集会所に行くと、K野さんも海をわたってきていました。で、いきなりうどん打ち(笑)。

ちなみに、わたしはうどん打ちは初心者ではありません。が、玉がいい。だから、すごく打ちやすいです。さすがは香川県民です。
食べ方はもちろん「釜玉」です。なにが「もちろん」かは知りませんが、いろんな意味で「もちろん」だなと。

うまい!讃岐うどんの強いコシはないのですが、ほんとになめらか。するすると入っていきます。あまりにもおいしいので、おかわりしてしまいました。
その後、交流開始です。集まってこられたのは、10代から20代の青年です。なぜか全員女性です。「なぜ自分がムラの出身ってわかったの?」「ムラの出身ってわかったことはよかった?」みたいな話をしたあと、わたしもお返しにプレゼンをしてみたり。なんかそのうちに、熱が入ってガチな話になってしまいました。そんなことをしてたら、高速艇の時間が迫ってきたので、交流の時間はおひらきに。
「すんません。興奮してガチになっちゃいました。そんなキャラじゃないのに」って言ったら「そうゆうキャラやろ」とお約束のツッコミがはいるなど^^;;。
で、高速艇に乗って高松へ。ここでしばしK野さんとワンカップをふたりでわけてクールダウン。ほどなくバスの時間も来たことだし、さて帰ることにしましょう。
家に帰って、子どもたちと一緒にチーズフォンデュを食べて、テレビを見て、今日も一日終了です。

2度目の小豆島

今日から明日は、組合の近畿・中国・四国ブロックの女性部長会議です。で、なぜそんなところに行くのかというと、わたしは組合の女性部長だからなんですが、じゃあなぜ女性部長なんだと言われたら「ネタからコマ」みたいな話にしかならないわけです。
てことで、高松から高速艇に乗って小豆島に上陸です。
小豆島に来るのは2回目です。1回目は中学校2年生の時で、サイクリングで来ました。あの時は、最終日に寒霞渓に登るつもりが体調を崩し、車で登ったのがくやしかった思い出です。さらにあの時は、おみやげを猿にとられてエライ目にあいました。まぁ、そんな思い出のある小豆島ではありますが、今回はそんなことはないでしょう(笑)。
会議の日程は、今日の午後はフィールドワークで夜は懇親会。明日の午前に会議があって終了です。なので、まずはマイクロバスに乗ってフィールドワーク。というか、観光ですね。エンゼルロードに行って、寒霞渓に行って、お次はガチな「岬の分教場」見学です。

ここで、「二十四の瞳」の紙芝居。そうか、「二十四の瞳」って船倉の悲惨さを描いた話だったんだと再確認。にしても、出席をとるシーンからはじまるのですが、ここが男女別名簿なのは、時代ですね。にしても、そこに反応する自分に少しあきれたり(笑)。
そのあと、オリーブ園に行ってしばらく散歩。

なんかもう、ひたすらきれいです。
てことで、今日のお宿の国民宿舎に到着です。
ここ、3人部屋なんですよね(笑)。同じ部屋の人とサックリとお風呂に入りに行って、湯上がりで今夜の二次会用の飲み物を買い出しに行ったりして。
で、夜は懇親会。途中からひとりずつ自己紹介がはじまりました。で、わたしの番がまわってきたので「京都のいつきです」というと、なぜかここで拍手です。名前で拍手って他の人はないやんか。で、人数が多いから簡単に終えたのですが、「え!それだけ?」って顔で皆さんから見られました。いったいなにを期待してますねん(笑)。それでも紙芝居の名簿の話をしたら、みなさんヘッドバンギングしておられましたから、同じところに反応しておられるわけです。やはりなかまです。
まぁ、最後に司会の人からマイクを奪って「「主人」「家内」」発言をアサーティブに批判したのはしかたないですね。
で、二次会の部屋呑み。だって滋賀のOくちゃんから「呑むなら誘ってね」って言われたので、やらなきゃならないでしょう。で、結局寝たのは1時すぎ。明日が本番なんだけどね^^;;。

某在日外国人教育関係の会議→玖伊屋

今日の午前午後は某在日外国人教育関係の会議です。
午前、会場に行くと、事務局長しか来ません。あらあら…。
で、一度玖伊屋の準備をしに出て、午後から再度会議場所へ。参加者はやはり少ないものの、会議そのものは相変わらず濃いぃです。この会議が濃いぃということは、それほどに課題がたくさんあって、しかも深刻だということです。多様化する学校の現実に体制はついていっていないどころか、体制は後退しつつあると言ってもいいです。ほんとにどうしようもないですね。どうすりゃいいんだろと思っているうちに会議は終了。
そこから東九条へ移動。
玖伊屋がはじまる前に、ひと仕事。だって、仕事するヒマがまったくありませんでしたから。

で、6時にローストチキンの調理開始。で、仕事継続。それでも7時半くらいには仕事も終わって、その頃になると少しずつお客さんも来はじめて、わいわい。今回は新しいお客さんもいて、なかなかの盛り上がりです。
9時をまわったところでローストチキンのふたをあけて、あとはがっつきます。

にしても、今日はみなさん、メイン料理になりそうな差し入れをしてくださっているので、ものすごく豊かな宴会です。
そうこうするうちに、M木ちゃんのマッサージタイム(笑)。
マッサージしてもらっているうちに、あっさりと寝てしまいました(笑)。

これでいいのか^^;;?・全同教大会2日目

わたしは一度入った分科会からは動かないというのが主義です。人によっては聞きたいレポートを求めて分科会を渡り歩くこともあるのですが、そうなると「発言」がしにくくなるんですよね。
てことで、寝坊してちょいと遅れたけど昨日と同じ分科会に参加です。
午前は疲れでほとんど意識が飛んでいました(笑)。
とりあえず、昼ごはんをK野さんやMりなさんと食べながら、午後の作戦会議です。てか、K野さん、司会やし、やりたい放題です。こんなんでええんか?
午後はとにかく発言しまくりました。だってね、昨日の1本目のレポートの背景のこととか大切だし、セクシュアリティのことについては司会者から振られるし(笑)。アカンやろ…。で、最後にもう一回発言の機会をもらって、今年の分科会終了。
きっと、みなさん「よーしゃべるヤツやな」と呆れて帰られたでしょうね。わたしも呆れるわ(笑)。

で、K畑さんたちと桃谷駅の近くで総括飲み会。終わったあとに、こういう時間を過ごすのもとても大切です。約1時間飲んで、来年会えることを約束して、本日のメインイベント会場へ。
今日は鶴橋の名店・茂利屋で、「仲野誠さん弔い酒の会」です。鳥取からは三人の参加。大阪の朝鮮学校のソンセンニムがふたり。そしてわたしの6人の飲み会です。
仲野さんの思い出話をしたり、それぞれの課題について話したり。それにしても、それぞれの課題に仲野さんは深くかかわっておられたことがよくわかります。
天国の仲野さんに向かって「茂利屋、おいしいよ!悔しかったらおいで!」なんて言いながら笑っていたのですが、なんか、「端っこの席ににニコニコ笑ってる仲野さんがいそうだね」なんてみんなで話し合ったりしてました。
そんなこんなで、和やかな会もさっくり終了。
うん、よかった(^^)。

悩んだ末の選択というほどではないけど・全同教1日目

今日〜明日、大阪で全同教大会があります。正しくは「全人教」なんですけど、なんとなく習慣で「全同教」と言ってしまいます。というか、あまり変えたくないってのはあるかな。
その年の全同教を楽しめたかどうかを左右する最大の要因は「分科会選び」です。特に、今年は本来は熊本で開催するはずだったのが、地震の影響で急遽大阪になったために全体会がないので、分科会選びは最重要要素です。さんざん悩んだあげく、中学生が放送部でつくったLGBT系の番組についてのレポートがある分科会に行くことにしました。まぁ、どうせややこしいのが何人か来るとやろなと。
で、会場に入ると、案の定、ややこしい人がいました(笑)。そのうちのひとりK畑さんの横に陣取ってみました。
まずは1本目のレポート。うーん、やってることはすごいんだけど、なにかが伝わってきません。なんなんだろ、この違和感は。基本、全同教まで来るレポートは、その県でもまれてるので、その県のトップクラスのレポートです。その背後にはその県なりの問題意識とか事情とかがあるはずです。なので、ひょいと偏差値を見たら60!過去三年間の就職者数は12人!圧倒的に4年制大学に進学しています。つまり、進学校なわけですね。てことは、人権学習は抑圧されまくってるはずです。そんな中でここまでやっているし、それを評価することでこの学校の人権学習を側面から支援するということのようです。なーるほど。そういう観点でこのレポートを見ると、たいしたものだなぁということがわかってくるのですが、それはあまりにも深読みさせすぎでしょう(笑)。てことで、意見交流の時に挙手、と、隣でK畑さんも挙手。最悪やな(笑)。2009年三重大会のK口くんを思い出します(笑)。
2本目のレポートは今回最大の目的のレポートです。現在高1の生徒ですが、メチャクチャ頭がいいです。ちなみに、出身校は金川中学校。福岡における同和教育の老舗中の老舗です。そこが育てた子どもです。ほんとにすごいわ。
もちろん「性を3つの要素で考える」みたい感じでセクシュアリティの知識とか足りないところもあるし、「13人にひとり」をあらわすために13人目だけに虹色をつけるみたいな表現にも足りないところはあります。でも、それを越えて、よくやるなぁと感心しました。
でも、「足りないところ」を放置しちゃいけないです。「放送部の顧問として報道するものの責任と、同じスピーカーとしての責任があるので、高校生とはいえ、ここはガチでいきます」と宣言して、gender expressionのこととか、13人全員がレインボーの中にあることなんかを指摘しました。だって、それを放置したら、レポーターというよりも、この分科会に参加した人たちが「それでいいんだ」と思っちゃいますからね。
てことで、分科会終了。

夜はいつもの「人権教育ネットワーク」の呑み会です。ここで久しぶりに角岡さんと会ったり、一年ぶりの旧交をあたためたり。まぁ、めんどくさい人たちなんだけど、わたしもめんどくさい人なので、お互いさまでしょうね。
その後、K野さんと軽く二次会をして、さて帰りましょう。