会議3発からの、なぜにここに?

朝起きると、けっこうさっぱり。やはり9時過ぎにお風呂→10時半就寝がいいようです。
さてと、今日はひたすら会議です。
まずは教科会議。これ、火曜日にあるからよく忘れるんですよね。
続いて地域の保小中との交流会。ふだんは第2のふるさとで開催していますが、今日はうちの職場開催です。お互いの職場の近況報告ののち、授業参観です。みなさん、卒業生がどんな顔で授業を受けてるのか気になるらしいです。まぁそりゃそうか。
そんなこんなで午前は終了。できた用事はメールの返事を2本だけ。
午後は京都府南部の人権担当者の会議です。うちの職場から動線的にもっとも離れているガッコのうちのひとつなので、午前の会議の人に送ってもらって、かなり早くに到着。時間がたっぷりあるのでAっちゃんとムダ話をしたり、うちの教組の委員長とよもやま話をしてみたり。
そういや、ここのガッコ、かつてよく来たなぁ。京都の解放教育の拠点校でしたからね。あれからいろんなことがあったなぁ。今の自分がいる位置はいろんな偶然の中であるんだけど、それでもブレずにあたりまえのことをあたりまえにやってきたんだよなぁ。もっとも、この「あたりまえ」が他の人たちからはあたりまえじゃなかったのかもとは思いますけどね。そんなことを委員長とダラダラ話。
午後の会議ではトリプルヘッダー1発目の振り返りです。中身は研修旅行の部屋割りとかお風呂の話(笑)。そんなもん、子どもたち同士の同意がとれてたらなんにも問題はないじゃないかと思うのですが、なんかそうはいかないらしいです。「なにかあったら」とかいう話はあるけど、その「なにか」とはいったいなんなんだ?そんな雲をつかむような話ではアカンやろと思うのです。てか、トランス女性が男部屋に入れられた時に起こるかもしれない「なにか」のことなんて絶対考えてないな。
ちなみに、お風呂問題について言うなら、例えば完全に見た目が女性の人間が、身体の一部分が想定される形とはちょこっと違う程度のことなんですよね。そういう人間がその「ちょこっと違う方」に行けと言われることの意味がわからんかなぁ。そして、身体をもっとも見られたくないのは当事者なんですよね。
結局、身体の形状でひとをふたつにわけることが「あたりまえ」で、その「常識」を1ミリも疑ってないからこんな話になるんですよね。でもそれは、例えば黒人差別と同じなわけです。「黒人と同じバスに乗るなんて、そんな非常識なこと考えられない!」という常識を1ミリも疑ってない人のことを、わたし(たち)は「なんて差別主義者」って思うし「非常識」って思うわけです。それと同じことを言ってる。
もちろん「それとこれとは違う」っていう人もいると思うんですけど、それこそが「それとこれとは違う」という「常識」そのものを1ミリも疑ってないからなんですよね。常識も定義もなにもない。すべてを一度疑うこと。そこからのスタートなんだけどな。
まぁそんなことを考える会議でした。

で、ふだんより少し早く終わったので、久しぶりに角打ちに行こうかと。
お店に入ると、いつもの人々がいつものように飲んでおられます。ここは変わらんなぁ。変わったのは…。ビールがスーパード○イ1択になったことくらいか。しかたないので、いきなり日本酒です。

甘い(笑)!でも慣れてきます。今日のアテは…。
「今日はこんなの炊いてるよ」
「それ!」

スジとコンニャクの炊いたんです。ラッキーです。うまいわ。
と、いつものおっちゃんが
「2杯分だけおごったるわ」
とのお言葉。そ、そんな…。ありがとうございます。てか、2杯飲まなきゃあきませんがな。
そうこうするうちに閉店時間の6時半をまわってしまいました。
そこからなぜか常連さんに誘われて2軒目へ。なぜか立ち飲みです。安くておいしいのはいいんだけど、なぜかケンカが起こるなど。気がつくとわたしは仲裁役になってたりして、お開きは11時。
これはアカンパターンやで…。とにかく帰ろう…。

なぜかホーム感

事の発端は6月はじめのことです。毎年リビングライブラリに来ていただいてる加藤さんからラインが入りました。
「えんたくに座っていただけませんか?」
えんたく?なんでも「これからの依存症予防教育」というテーマだとか。
「わたしの役まわりは?」
と聞くと
「教育関係者」
とのこと。なるほど。依存症予防教育はまったくの素人だけど、いろいろ考えてきたことはあるし、たぶんそれを加藤さんは知ってのことなのかな。
てことで、今日の午後は「これからの依存症予防教育 ~依存症は回復可能な問題~」に行くことになりました。
でも、午前中は時間があります。
まずは8時くらいからランです。今日も25分ほど走ってしまった。そんなに長い時間走る気はないんですけどね。道を間違えるとこうなるのがロードのこわさです。家に帰って軽く筋トレしてシャワーを浴びて、猫の額で朝ごはん。

その後、いろいろ調べもの。一番のネックは『Bodies that Matter』の日本語訳がないことです。でも、一部のみあるんだとか。探したら『現代思想』の1997年5月臨時増刊号に載ってるんだとか。へーと思って検索したら「特集レズビアン/ゲイスタディーズ」でした。持ってるやん^^;。灯台下暗しというか猫に真珠というか。いかにおべんきょしてないかってことですね。
もうひとつの調べものは今日の講師の松本俊彦さんってどんな人だっけってことです。そういやKうさんから名前を聞いたことがあったなと思ったので、おふたりの名前で検索したら『精神科治療学』が出てきました(笑)。たしかに巻頭言に書いてはるわ。ちなみにKうさんにメールを送ったら「20年来の呑み友だちです」と返ってきたので、なるほどなと。

てことで、スタートです。まずは京都駅で来月使う乗車券をゲット。
続いて会場近くでランチです。

ちなみにテーブル席に通されたので「カウンターでもいいですよ」と言うと「女の人やから目立つところ」って笑顔で言われて、笑顔を返すなど^^;。
で会場へ。
うーん、知ってる人がいない…。アウェイです。やがて加藤さんが来られてホッとしたり。同じ「えんたく」に座る人と「なにしゃべろ」って話をしたり。と、Oか山さんが来られて「えー!」ってなったり。さらにSん均さんが来られて「ほー!」ってなったり。松本さんに「Kうさんと呑み友だちです。精神科治療学ではお世話になりました」とちゃっかりアピール系のあいさつをしてみたり。
そうこうするうちに松本さんの話がスタート。
話、うまい。おもしろい。早口(笑)。
「麻取と飲むとね、酔っ払ったら夢を語るんですよ「この世界から薬をなくしたい」ってね。そんなの絶対無理です。人間は薬をやる動物なんです」
なるほどな。しかし「麻取」っていうんだ。そういやIちくんも言ってたな。「金パブ」とかいうのもギョーカイ用語であるらしいです。
話が進むほどにあちこちでドカンドカンと大爆笑してる人が続出です。たぶんダルク関係者だな(笑)。
めっちゃわかりやすくて、でも深い1時間ちょいの話が終わって質疑応答。ここでまた深い質疑応答があったり。
で、休憩。いちおう「えんたく」の打ち合わせ。登壇者のおひとり谷家さんと「はじめまして」とあいさつすると「前から知ってました」とのこと。「ほへー」と思ったら、現在は麻取だけど、かつてはセクシュアリティ関連のことをやっておられたんだとか。その時にあちこちで名前を聞いておられたんだとか。悪いことはできません。
で、「えんたく」です。
いきなりわたしが指名されて「マジっすか」と5分のセッションスタート。
わたしにとってのアディクションとの出会いは、やはりMりくん抜きには語れません。部落であることとゲイであること。「両方を知ってるのは世界でいつきさんひとり」って言われたことから話はスタートです。考えてみると、加藤さんは在日。Hっかぶいさんはウチナー。シンナーやってたムラの子。みんな被差別の立場にいるんですよね。もちろん被差別の立場にいる人がやるんじゃないです。おそらくバルネラビリティの問題です。だから薬やギャンブルに近くなる。わたしにとってアディクションの問題は差別の問題であり人権の問題なんですよね。
まぁそんな話をして、最後に「一高校教員です」と締めくくりました。いやほんとにここではそうですよね。依存症予防教育なんてなにもしてないです。でも、なぜかアディクションの人たちと出会いがある。不思議です。
その後、加藤さんや家族の方や谷家さんが話。それぞれがそれぞれの立場での深い話をされました。そんな中でやはりダルクの存在の大切さを感じますね。でも、つくろうとすると地元住民から反対の声があがる。なんなんだろ。ダルクの人たちって少ししか知らないけど、お酒もタバコもやらないから、わたしなんかよりよほど迷惑かけないんだけどなぁ。
で、えんたくメンバーで質疑応答。加藤さんや家族さんに質問が飛んでいて「出番はないな-」と思ってたら、突然質問が飛んできました。
「もしも生徒の中に薬物をやっている子がいたらどうします?」
えーと、どうしますと言ったって…。
「たぶん逮捕されなければ「やめろ」ということにはなりません」
これ、退学ではないです。「進路変更を促す」ということです。でも、タバコやお酒が家庭謹慎なんだから、薬物もそうだろうし、ましてや市販薬だったら「オーバードーズ」ってことで、保健部とSCが動くんじゃないかなぁ。一般に考えられているほど高校は簡単に人をやめさせたりしません。じゃぁ、大麻が見つかったら…。微妙やなぁ…。
その後、みなさんが3人ひと組でトーク。すごいしゃべるな。で、それぞれの組で話したことを発表。そしてまたまたわたしたちの出番です。なにをしゃべろう…。
ひとつは、マイノリティ、それもセクシュアルマイノリティのアディクションのことかな。そうした人をダルクが抱えすぎないことかなぁ。「外」にアウトソーシングすることは大切なんじゃないかな。逆に、例えば交流会だってダルクにアウトソーシングすることが大切かな。もうひとつは「てーげー」であること。
ひとつは、かつて大北さんからおそわったことです。
「予防教育を徹底すると、感染者は予防に失敗した人ってことになってしまいます。そこから自己責任論へといってしまいかねないんです。だから、予防しきれないことを引き受ける。あるいは感染することを引き受ける。そこまで含みこんで予防って考えなきゃならないと思うんですよ。それで、例えば感染したかもしれないと思った時に取り乱す」
もうひとつは、かつてMりくんに
「自分は人生がギャンブル。なにかやるたびにレートが上がる。そういうギャンブルをしている。負けるとすってんてんになる。だから死ぬまで勝ち続けて勝ち逃げするねん。ギャンブル中毒やろ?」
って言ったら
「いつきさん、それは中毒ではありません。ギャンブル中毒者はね、トコトン負けて莫大な借金を抱えて「もうやらない」と思っても、「これで借金を返しや」ってお金をもらったら「これで勝って返す」って考える人のことなんです」
と言われて「あぁ、自分は中毒にはなれない」って思ったことがあるんですよね。そのこと。
中毒の人はすごいんです。とにかくマジメなんです。だから依存までいける。わたしはそこまでマジメじゃないから、依存の手前でとまってしまうんだと思います。だから、「てーげーでもいいんだ」ってことを子どもたちに示すこと。月曜日の朝は「学校爆発しろって思ってる」って率直に言うこと。
まぁそんなことを話しました。

で、打ちあげ。いや、楽しい。麻取・保護観察官・当事者が一堂に会して呑む。ちなみに、そこにいる麻取の人のことをずっと当事者と思ってた私がいたりします。それくらいにわからない。そして、ひたすら酒を飲んでるのが保護観察官と高校教員というのも、これまたあるあるなんですよね。こんなところを見たら、ぜったいにダルクが街にあっても大丈夫ってわかるんだけどなぁ。
加藤さんに
「今日はアウェイ感満載でした」って言ったら
「そうでしたか。でも、これでホームになったでしょ?」って言われました。たしかに…。
最後に
「「ダメ、絶対ダメ」がダメな世界をつくろう」という約束をして、打ちあげ終了。さぁ、帰ろう。でも楽しくて呑みすぎたな。

謎のシンポ

朝、目が覚めると、みんながいます。合宿だなぁ。
昨日ラーメンを食べ過ぎたので、というか、昨日の夜、なぜか「東京タンメントナリ監修 辛激タンメン」なるものを食べてしまったので、おなかはまったく減ってません。まぁでもブログも更新しなくちゃならないし、ゲンコも書かなきゃならないし、そのあたりをやりますか。そうこうするうちにみなさん起きてきて、仕事をする人や仕事をする人やコーヒ-飲みに行く人やいろんな人がでてきました。わたしもお風呂に行ったり仕事をしたり。そうこうするうちにK野さんは「準備」とか行ってどこかに行かれました。それにしても、体調悪そうやな。心配。
で、チェックアウトの10時になったので、ロビーに降りて、今日の行動開始です。
まずは早めの昼ごはん。喫茶店のモーニングとラーメンのふたつの案が出たけど、やはりラーメンでしょう。と言って、向かったのは「岡本」です。15分くらい前に着いたらチラホラ並んでおられます。が、わたしたちは8人。さっさと並ぶのが吉です。と、11時前になると、わらわらと人が来られます。早めに着いてよかった。11時ちょうどにお店がオープン。あっという間に満席です。
頼んだのはラーメン小と豚丼小。ただし、豚丼はIっぽくんとシェアです。


うまい!今回の3店の中ではここが一番好きかも。豚丼も甘みがあっておいしいです。さっくりと食べ終わったけど、おなかパンパンです。でも、これで白・黄・茶の3種類制覇です。
で、今日のメインイベント会場へ。ここでなぜかシンポです。
もともとこんなことするつもりはなかったのですが、K野さんが「来るならしゃべる?」って言って、「ええよ」と返したのですが「ついでならシンポにしよう」って言ったので、「マジか」と思ったんですけど、みんなに聞いたら「ええよ」って言ったのでシンポになりました。
内容をどうしようかと思ったけど、結局この時の流れに準拠することにしました。
てことで、約3時間のシンポをやって、みなさんテンションが上がったところで無事終了。うん、やってよかった。なにより「共生とは理解することではない」という名言が聞けたのがよかった。

ここで、Iずみちゃん以外のみなさんはバイバイ。わたしとIずみちゃんはK野さんの車に乗せてもらって移動です。で、ホテルにチェックインしてから、向かったのは「安兵衛」。久しぶりにIずみちゃんとサシ呑みです。はじめはちょっとテンションが低かったけど、途中からテンションも上がって、最後はかなりワイワイしてしまいました。途中、お兄さんが脱走しかかったウナギを手でつかむシーンも見られたし、満足満足。結局閉店までいちゃいました。
で、帰りのバスに乗るIずみちゃんを見送って、わたしはホテルへ。部屋に帰ったら倒れました。そりゃそうだ。

台風には負けない・久しぶりの徳島合宿

朝、目が覚めると、なにやら騒がしいです。瞬間「ここどこ?」と思ったけど、玖伊屋でした。時間は5時。どうしようかと思ったけど、誰が残ってるのか確認するために台所に行って、そのまま「ほろよい」をプシュ。ダメな1日のはじまりです。
それにしても、そこにいるみんなはダメな夜がまだ続いています。ノリがひどい。異様なテンションです。大学時代にキャンプスタッフで経験した「徹マン症候群」です。
「鶏肉は?」
「あそこにいるよ。2枚とれるな」
「それ、カラスやんか」
「(笑)」
みたいな。ぜんぜんおかしくないのに、これで笑ってしまうノリが徹マン症候群です。てか、窓の外のカラスの写真撮るなよな(笑)。
今日は10時にしまいます。京都駅まで歩いて、快速に乗って茨木へ。ここで大阪から来た連中と合流。めざすは徳島、今日から明日徳島合宿です。メンバーはIずみちゃん・Sゅんすけ・Iっぽくん・Iちくん・Rいなさん・Aっちゃん・Yーき・わたしの8人です。かつてのメンバーとはまったく違います。まぁでも、こうやってみんなで行けるのはいいことです。
ちなみに台風17号が来ています。時間との勝負です。が、ビールを仕入れるのは忘れません。車が動きはじめて間なしにプシュ。
車は快調に走ります。あっという間に淡路島。あっという間に鳴門大橋。雨が強くなっています。でも、通行止めは免れました。ということで、徳ラープチツアーの開始です。まずは「三八 斎田店

黄色系らしいです。うまい!さらに「豆天玉」も頼みましょう。

サクサクがおいしいです。
てことで、2軒目へ。今度は「青空」です。茶系です。

うまい!が、おなかいっぱい!でも、向こうでは「肉玉大盛り・ごはん大」とか言ってる人がいます。すごすぎです。
で、プチツアー終了。なんでも、ほんとうのツアーでは4軒まわるそうな。ぜったいに無理だな。
ここでホテルに向かってK野さんと合流。チェックイン。しばしダラダラします。てか、ほんとうはゲンコを書かなきゃならんのですが、とうてい無理ですね。気分転換にお風呂に行って、身体をほぐしましょう。
6時前になったのでみんなで飲み屋に向かいます。が、風が強くなってきています。台風です。でも、台風に負けて徳島合宿ができるもんかい!到着したのは「ひら井」。通された部屋でビールを待っていると、続々と徳島のみなさんが来られます。すごいな。このあたりがK野さんの人脈というか人徳というか、はたまた徳島の教員の層の分厚さというか。だって、台風の来ている土曜日に呑みに集まってきますかねぇ。少なくともわたしにはできません。まぁわたしの人徳のなさってだけのことですが。
ただ、今日は5時から「ほろよい」「ストロング」「ビール」「ビール」「ビール」と呑み続けています。体調が悪い。しかも、徳ラープチツアーでおなかいっぱいです。とにかくちょぼちょぼつまみながら、「れんと」でもチビチビやりましょう。あとは沖縄フィールドワークのことで盛りあがったり、トランス話で盛りあがったり、はたまたどうでもいい話で盛りあがったり。そんなこんなで、10時頃にお開き。外に出ると、生暖かい風が吹いてます。台風です。しかたないのでコンビニでアテを買い込んで、部屋呑みです。
外は完全に台風。でも、部屋の中は快適です。が、12時ぐらいに緩やかにダウン。まぁしかたない。

土曜出勤日→玖伊屋

朝、目が覚めたのが6時半。えーと。今日は出勤日です。てことは、電車に間に合わない…。なんで目覚ましが鳴らなかったんだろうと思ったら、今日は土曜日でした。そりゃ鳴らんわ。
しかたないので、あとのことも考えて車で行くことにしましょうか。到着すると、いつもよりも早い時間です。やはり電車通勤は時間がかかります。
午前は授業が1コマ。降ってわいたような授業だったので、とりあえず復習に使いましょう。と思ったけど、やらない子はやらないな。困ったなぁ。
授業の後は午後にある学校説明会の準備です。なにやら準備がスローペースなので「どうしたん?」と聞くと、今日は1・2年生に任せているんだとか。なるほどね。そろそろそういう時期ですか。ならば手を出すのはやめよう。
てことで、職員室へ。説明会が終わった頃を見計らって体育館に行くと、すでに撤収を終えてました。よしよし。

で、定時に退勤。少し買い出しをして、いったん車を家に置きに帰って、再び東九条へ。今日は玖伊屋です。
料理をどうしようかと思ったけど、Iちくんがミネストローネをつくってくれるみたいなので、わたしは鶏肉で攻めることにしました。まぁ単純にフライパンでグリルするだけですが、味つけを工夫してみました。まずはストレートに塩コショウ。次は塩麹に漬け込んだもの。その次は中国の味噌にスライスしたニンニクを混ぜ込んだものに漬け込んだもの。そしてケイジャンスパイスに漬け込んだもの。最後は高菜に漬け込んだもの。全体的に少し塩気が強かったかな。でもまあ、お酒にはあうでしょう。鶏肉が2枚残っていたので、味噌味と高菜味をつくって、鶏肉2㎏を使い切りました。
さぁ、ゆっくりしようかなと思ったら、なんだかみんなが「寝ろ」と。気がつくとベッドに押し込まれてしまって、そのまま爆睡です。
なんでだろ^^;;。
ま、いいか。

トランスジェンダー生徒交流会

目が覚めると7時過ぎ。ふだんよりも1時間寝坊です。それだけでも御の字です。とりあえず、朝ごはんは猫の額で。

久しぶりだなぁ。なんとなく、今度の遠征のチケットをとっていたりしたら、あっという間に出発の時間になりました。てことで、あわてて大阪市内の某駅へ。今日はトランスジェンダー生徒交流会です。集合時間の15分くらい前なのにすでに何人か来ています。てか、みんな初参加だな。もうほんとに誰が誰だかわかりません。
いつもの通り、第1陣に先に行ってもらって、わたしは第2陣。会場に到着すると、すでにみんな白菜を切ってました。早いな。てか、一番時間がかかる「うどん」「ぎょうざの皮」がまだ手つかずです。ダメじゃん。てことで、うどんは中力粉4kg、ぎょうざの皮は中力粉3kgをこねました。あー疲れた。これで今日の仕事は終わりやな。
うどんは適当に寝かせたところで、ふたつにわけて、子どもたちに踏み踏みしてもらいました。ぎょうざの皮はひたすら伸ばす。今回はぎょうざ3種と冷やしうどんです。シンプルだけどおいしいぞ。
で、3時ぐらいから話しあい。小学生グループと中高生グループにわかれます。わたしは小学生グループかな。いや、中高生は気になるけど、たぶん話しあいが難しいのは小学生ですからね。と、Rぽたんが
「すごいことになってるよ」
と教えに来てくれました。
てことで、中高生グループに行くと、仕切をしているのが高校2年と3年のふたりです。ふたりとも小学生の時から参加している古参メンバーです。でも、これまでなかなか自分のことを話すこともいやがってました。それが、なぜか今日は仕切ってる。それもすごい!
が、小学生がまだ終わってない。とりあえず、小学生を終わらせて、再び中高生グループへ。
ふたりの何がすごいかって、子どもたちが話す中身に対して「わかる」って言えるところかな。わたしらくらいの歳の人間には、そのひとことは安易に言えませんからね。でも、あの子らは同年代です。だから、たぶん「わかる」んですね。そんなことをひとこと言ったら
「いつき先生も当事者やん」
とツッコミが入るなど。なので
「あれ?そうやっけ」
ととぼけてみるなど。んー、わたしは当事者でありながら当事者ではない。少なくとも、この場では当事者性をどれくらい退けることができるかですね。というよりも、安易に当事者になっちゃいけない。なぜならわたしは教員だからです。
ただ、教員であるけど、同時に当事者でもある。教員は、ある種生徒よりもしんどいところにおかれている側面もあります。だからこそ、デイビスの調査があるんですけどね。まぁなので、少しだけ自分のことも話してみたりしました。こんなこと話すの、交流会でははじめてです。でも、そのわたしの言葉を引き出したのも、ふたりの「仕切り」があったからです。なんか、とてもうれしかったなぁ。

てことで、今日は普段より少し早めの6時に終了。そこからいつものところで打ちあげです。
ここで、交流会のあり方にいろいろ意見が出てきました。うーん、たしかにもっともではあるな。まぁ2月の交流会はその方向でいきますか。まぁもちろんわたしは
「もー、いつきさんはしゃーないなー」
って怒られるわけですが(笑)。
そんなこんなで、最後はほとんど記憶がなくなったところで打ちあげもお開きです。結局いつものようにK川くんに送ってもらうことになりましたとさ。

で、打ち上げ

朝、なんとなくだるいです。というか、眠い。昨日帰ったのが11時で、すぐに寝たからそんなにひどいわけではないはずです。もしかしたら、1日遅れで疲れが来てるのかな。
ガッコの行きに、ふと「ラジアン定規をつくろうかな」と思いついて、ガッコに着いたら速攻作製。ラジアンの作図ができると、大幅に三角関数が楽になるはずなんですよね。
今日も授業はスローペース。話しあいもOKです。簡単なところはゆっくり確実に。むずかしいところはさっくりと。まぁ子どもたちも危機感を持ってるからか、少し授業の雰囲気が変わりつつあります。でも、油断は禁物ですけどね。
授業が終わって、おべんと食べたら限界です。ソファに横になって読書です。読書はもちろん誘眠剤です(笑)。案の定、少し寝ちゃいました。まぁ昼休みです。
放課後は担任さんと情報交換したり、放送部の子らと部屋の整理とか、壊れたパーツの発注とか。
で、6時前に職場を出て、打ち上げ会場へ。今日は教職員劇の打ち上げです。まぁ、ほんとは文化祭の打ち上げなんですけどね。
途中、ややこしい風景がありました。

ほんとに何を考えてるんだろな、この町は。
で、打ち上げです。みんなでワイワイ話をして、そのうちそれぞれの大学時代の専門の話とか。おもしろいな。みんないろんなことをやってます。てか、修士課程の人も少なくない人数います。ガッコの教員って奥が深いんですよね。ただ、それを出す機会がほとんどない。もったいないなと思いました。
で、小さい子もいるので9時にお開き。てか、わたしも早く帰りたかったってのもあるんですけどね。
帰りは、これからパートナーさんの運転で山に行くという、酒豪の山岳部顧問さんの車に乗せてもらって京都駅まで送ってもらいました。すんませんすんません。でも、途中おもしろい話も聞けたしよかったな。
家に帰ると11時前。いい頃合いです。とにかく寝ましょうか。

打ち合わせか?

今日からガッコは平常運転です。ただ、ひたすらつぶれまくる月曜日の振替で今日は月曜授業です。ちなみに、うちのガッコは月曜と木曜に7限授業をやってるので、月曜の振替は木曜のみです。6人講座の子らは「木曜日が一番おもしろいのになんでやねん!」っ怒ってます。個人的にはその木曜日の授業の2/7はわたしなんで、喜ぶべきかなとは思ってます。まぁやってるのはほとんどが雑談か「ひと夏の思い出」なんですけどね(笑)。

てことで、授業はふたコマ。最初の10分は「2020年で日本は終わる」という雑談。だって、昨日は9.11で、「平和の世紀」と言われた21世紀が再び「戦争の世紀」になった日だし、千葉は台風の影響でめちゃくちゃなのに政府は何もしてないし、そもそも福島の原発事故だってまったくコントロールできてないし、熊本地震だって、佐賀の重油のことだってなにもできてない。てか、関西だっていまだに去年の台風のあとのブルーシートがかかったままの家がある状態です。1年たってるのに屋根瓦の交換ができない。そんな国がものすごいお金を使ってオリンピックを誘致して、トイレみたいなところでトップアスリートを泳がせて、どないするつもりやねんと。韓国の閣僚を叩いてるけど、日本の閣僚はどうやねんと。世の中は元号が変わってなにかが変わったような気になってるけど、そんなのはまやかしで、何も変わってないどころかひどくなっていってる。その背後にあることを見つめなきゃダメだよって話です。
その後10分は「ラジアンは便利でね」ってことで、扇型の弧の長さと面積です。まぁとってつけたような話です。
その後、約30分はプリントで復習。席の移動もOKにしましょう。「遊ぶかもしれない」からこそ席の移動をOKにする。遊ぶかもしれない子らが勉強するためには、遊ぶかもしれない子らが自分で「やらなきゃ」って思わなきゃはじまらないからです。んー、なんとなくやってたかな。というか、ひとりふたり、「やらなきゃ」って思う子が出てきたかも。

放課後は放送部のミーティングです。みんな、夏の合宿と文化祭を通してほんとうに成長したなって思います。あの「なにもできなかった」1年生が、いっちょ前に「この文化祭でできたこと」を語れるようになるんだから、たいしたものです。

で、定時に退勤して向かうはここ。

崇仁新町です(笑)。今日はとある二人会の打ち合わせらしいです。が、こんなところで打ち合わせをしても覚えてるはずがない。まぁ結論は「てきとーにふたりでやって」ってことになりました(笑)。まぁなんとかなるでしょう。
打ち合わせは1時間で終了。そのあとは単なる飲み会です。裏メニューを4杯ばっか飲んだけど、あした大丈夫かなぁ…。

で、本番→セルフ打ち上げ

今日は教職員劇の本番です。わたしは本番へ向けて、午前はダラダラ。午前の最後からがわたしの出番です。
クラス演劇のプログラムが終わって、放送席の移動です。うちのガッコの文化祭の放送席は舞台の真ん前にあります。ほんとうは一番後ろに持って行きたいんですが、諸般の事情でそうもいきません。クラス演劇の時は舞台の前を演技で使うことがあるので、客席を一列つぶして放送席をセットしますが、閉会式ではそこがクラスの指定席になるので復活させなきゃならんということです。ちなみに、この移動が一苦労です。コードが絡まりまくってますからね(笑)。適正な長さのコードを買おうかなぁ。つくればいいか…。
そこからはダンス部→合唱部→書道部の舞台発表です。と、スポット担当から「トラブル発生!」との連絡が。なんでも、ピンスポの円盤が落ちたとか。そんなん落ちるんかと思ったけど、どうやら円盤を固定しているピンが摩耗してなくなったみたいです。まぁ、25年くらい使ってますからね。
い「次の「有志」の時、色どうする?」
部「手でやります!」
こいつも変態やな(笑)。

てことで、有志発表の舞台も無事終えて、いよいよ本番です。去年と同様、閉会式の最初に抜き打ちでやります。が、2・3年生は知っています。なので落ち着いたもんです。去年と同様の、長い諸注意のあとの「そのまま待つように」をきっかけに水銀灯がオフになって、いきなり「キャッツアイ」が爆音で流れます。この瞬間がたまらない(笑)。
ちなみに、これまでの教職員で女性が主人公ってほとんどありませんでした。実は去年は女性が主人公だったんですが、あまり目立たない主人公なんですよね。で、「今年は女性が主人公の芝居を」って言われた時、とっさにプロットが浮かびませんでした。
よく考えてみると、ないんですよね。例えば女性が主人公の学園ドラマ。たしかに「ごくせん」は女性が主人公ですが、ある種「男よりも男らしい」みたいなところがあったり。「セーラー服と機関銃」は、はたして学園ドラマか?みたいなところもあったり。一般的なドラマでも色恋ではない女性の作品って案外少ないんじゃないかと思ったり。で、わたしには独自の脚本つくる力量なんてないですから、なんかの改作・パロディ・オマージュになります。なので、思いつかないんですね。
てことで、今年は「今年は女性が主人公の芝居を」って言った本人が脚本を担当してくれました。わたしはそこに少しだけ脚色を入れた感じかな。それが冒頭のシーンをキャッツアイにするってところです。
まぁ子どもたちの歓声はすごいです。ひとり登場したら「わー」、もうひとり登場したら「きゃー」。もちろん、その人を映えさせるようにするための音を選ぶのがわたしの役割です。まぁうまくいったかな。あとは効果音か。タイミングが命ですが、うちの放送部にはなぜか「SP 404SX」があるので、バッチリです。いや、楽しい(笑)。
エンディングは「夢の中へ」です。役者紹介も最後の方になると「夏の終わりのハーモニー」に移行していきます。そして、脚本・演出の紹介をするのがわたしの担当。
そんなこんなで、無事今年の教職員も終了しました。

ところがここで終わらないのが今年の文化祭です。生徒会が「後夜祭をする」とか言うから、閉会式のあと機材をいったん崩して、再度組み立てなおしです。スポットも片づけられません。
とにかく100人くらいの子らが歌うわ跳びはねるわ。どんだけ元気やねん。汗をムッチャクチャかいてるけど、おかまいなし。そんな中、放送部はひたすら音とスポットです。
4時半に終わった瞬間、1年生が
「後夜祭、クソやー!」
って叫んて倒れてました(笑)。
まぁいいです。それが放送部です。
で、最後の片づけをしてる子どもたちを横目に
「先に帰るで」
と帰ってしまう顧問。そんな顧問に「お疲れさまでした」と声をかける部員。あまりにもひどすぎます。

で、京都駅で子どもたちと待ち合わせをして、向かうは「へんこつ」です。
テール!

底!

うまいわ。子どもたちもワシワシ食べました。もちろんテールの骨のまわりをしゃぶるのも子どもたちです。気がつくと30分でテール2皿、底2皿、筋1皿、こんにゃく・豆腐・タケノコを食べきりました。
「もう、おなかいっぱい」
とのことだったので、崇仁新町は次回にしましょう。おとなしく家に帰って、ひと風呂浴びて、自家製チューハイを飲んで、下の子どもに少し腰を押してもらったら、そのまま寝ちゃいました。まぁしゃーないわな。

批判的に講演を聞く

朝、まぁ楽ですね。なにせ昨日は家で晩ごはんを食べました。やはり飲み会はよくないですね。
ただ、今日は綱渡りのようなタイミングで仕事しなきゃなりません。行きの電車でタスクリストをつくります。ここで忘れた仕事があったらすべておじゃんです。てか、今日を越えたら少し仕事が楽になるはずです。
で、職場に着いたら、とりま出張の準備です。
その後、1時間目は2学年分の試験の巡回&2学年分の採点用の解答の作成。2時間目は授業。それが終わったらすぐに出張です。京都府だいたい最南端の隣保館→京都府唯一の村にある中学校→第2のふるさとの児童館とハシゴ。帰ってきたら2時頃です。そこから文化祭関係の肉体労働をやって、ここで4時。少しデスクワークしたら5時です。
疲れた。

今日はいつもの学習会です。
いつものように定時に退勤して生きセンに向かいますが、30分ほど時間があるので寄り道しましょうか。もちろん角打ちです。が、水曜日が定休日。しかたないからはじめて入る「Kっちゃん」って飲み屋に入りました。そしたら角打ちで会ったことのある人がいて、20分くらい部落の話で盛り上がりました。
いや、変ですよね。まぁ、最初にわたしが「在所」とか言うからなんですけどね。はじめのうちは「ここらは」とか言ってはるのに最後は「同和地区」って言われるから
「あーあ、言っちゃった」
って笑ってしまいました。
でも、ご自分が生まれた場所のこととか、ここらあたりの昔の風景とか、わずか20分でいっぱい教えてもらえました。
でも、なんで教えてもらえるんやろ…。不思議やわ。

で、学習会です。
今日は藤尾さんの話です。とてもよかった。はじめに崇仁の今の活動を話されて、続いてご自分の話。そして人権教育の大切さを話されました。教員とか啓発関係の人には特に喜ばれそうな内容でした。当事者話のところはほんとうに部落差別のリアリティが伝わってきます。
いまどき部落差別の被差別体験をあれだけ話してくれる人、あまりいないんじゃないかな。しかも、まちづくりの話もしてくれる。そしてそれがシームレスにつながってます。
ただ、昨日はそれを学ぶ場じゃなくて、その「語り方」を批判的に考える場でした。
藤尾さん曰く
「みんな話を聞いたら「よかった」って言うんだけど、ほんとのところどうなん?」
こんなこと言う人、あまりいないし、てかいるか。でも、そのための場をつくる人はあまりいないです。でも、みんなから遠慮なしのダメ出し(笑)が出ました。
わたしは、「自分とは切れてしまった「強い人の話」になってしまうんじゃないかな」って提起です。まぁ言えば「感動ポルノ」になる危険性があるってこと話しました。あと、車いすユーザーからは障害者差別の視点から「個人の問題に収束させるんじゃなくて、権利の問題にする必要があるのでは?」って提起があって、これもなるほどなと。考えてみると、部落解放運動が普遍的な人権を提起する運動だったかというと、例えば教科書無償化の闘いなんかを見ればもちろんそうなんだけど、それを全面に押し出したロジックではやってこなかったのかな。だから「権利」って言葉が出にくい。さらに法律関係の人が来ておられて「人権を保障するのは誰なんだ」って話をされて、それもそのとおりだなと。つまり市民の問題ではなく国家の問題なんだって話ですね。
「じゃ、人権啓発には意味がない?」
って聞いたらうなづいておられました(笑)。
まぁでも「圧倒的に負け続けてるわけで、オセロをひっくり返すように仲間を増やさなきゃ国家は人権を認めない」みたいな話を返しておきました。
終わったら崇仁新町です。
もちろん話は続行です。
泣きそうになる場所で「泣いてる場合やないやろ!」ってやったらって話で、山田考野次郎の話をしてみたり。やがてカミングアウトの話になって脳性マヒの人が「隠すのたいへんやねん」みたいなのをぶっこんできたり。
かなりおもしろかったです。
でも、藤尾さん、死のうと思ったこともあったんだとか。一歩手前まで行ったんだとか。
藤尾さんが生きててくれたおかげでこの場所があるんだよな。生きててくれてよかった。

で、閉店の11時まで飲んで、帰ったら12時です。明日、きついやろな…。