今日は午後から、とある小学校で4年生対象のお座敷です。ちなみに、ここ、こないだ教職員研修で来たところです。
とりま、午前に仕事をガッツリ片づけて、ついでにジョギングもして、準備は整いました。行きの電車でプレゼンを少しいじりました。気になっていた細かい言葉をいじるのは大切なことかなと思います。
で、お座敷スタート。目の前に体育座りしてるちっちゃい子が150人。他に教室がなかったとのことで、さして広くない特別教室です。ぎゅうぎゅうです。かつて「広島に原爆が落ちる日」を見に行ったアートスペース無門館を思い出します。
さてと、この子ら相手にどうしたものか。とにかく目標は「子ども扱いしない」です。言葉は簡単にするけどウソはつかない。クオリティは大人と同じです。逆に言うと、大人が聞いても納得する話をしたい。
これは常々言ってることです。「発達段階によって内容を変えるのではなく、伝え方を変える」「伝え方を変えながら、くり返し同じことを伝える」です。
ということで、昨日高校生にした話をほとんどそのまま話をしました。
子どもたち、すごい。「これ、どうなると思いますか?」という問いかけをしたとして、大人だったら自分の中で答える人が多いと思うけど、子どもたちは答えを発言するんですね。おもしろい!そしてその答えが、きちんと話の流れを踏まえています。てことは、真剣に聞いて、かつ理解しているということです。
もちろんその背景には、この学年がそれなりの学習を積んできたというのはあるようです。でも、それを超えてなお、小学生をなめたらアカンということを、うれしく実感しました。
てことで、約70分、みんな真剣に聞いてくれました。
お座敷のあとは授業研究。まずは担任の方から4月からのとりくみを聞きました。なるほど、もともとが在日外国人教育からスタートしておられるんですね。そりゃテイストが似るわけです。ほんとうにていねいな実践をされている上に今日のお座敷があったことがよくわかりました。
その後、みなさんから担任さんのとりくみとわたしの授業についての意見交換。つい、なんだかんだとコメントしてしまうわたしは、やはりアカンやつやな…。