プラス1

フィールドワークのあとは、知りあいの板金屋さんへ。前にあったトラブルの関係で、1ヶ月以上かけて探してもらった「次の車」とのご対面です。一目見て気に入りました。なにせ、フロントミッドシップの4WDの、しかも完全な商用車。こんな車はありません。ということで、即決です。ちなみに、いくらかわかりませんけどね。
で、あたりをジョギングしている間に整備をしてもらって、家に帰りました。
家に帰ると、上の子どもがパーティーの準備の真っ最中。まぁ、しかたないです。なにせ、今日はわたしの誕生日。もともとは「なにもしなくていいよ」と言っていたのですが、なにやら急遽「おいしいもの」をつくってくれることになったみたいです。
ということで、上の子どもの手づくりのピザと、パートナー手づくりのパスタと、下の子どもの手づくりのケーキで楽しいパーティーです。
それにしても、またひとつ歳をとったのかぁ。あまり実感ないけどね。

木を植えるように

今日は毎年恒例のフィールドワークの日です。去年は、とある大きなムラに行ったのですが、今年は打って変わって小さなムラです。ここ、山肌にへばりつくようにあるムラです。どんな歴史があるんだろう。いったいなにがあったんだろう。ほんとうに興味深いムラです。
ということで、まずは支部長さんの話。
なるほど。冒頭「木を植えるように家を植えているムラ」という比喩。まさにその通りです。道を見ると、めくりあがるようにそびえ立つ道です。こんなところに人が住んでいるということそのものが驚きです。でも、きっと意味があってそこに住んでおられるはずなんですよね。
ここのムラの歴史を聞いていると、かつては火葬場があったとか。お墓の話とか、やたら出てきます。支部長さん、直接はおっしゃいませんが、もしかしたら隠亡系なのかな。わかりませんがね。
それにしても、同和対策事業ができて、なにを改良したいかといった時に、火葬場・お墓、そして上水道、住居。生業と生活です。当然ですよね。そして、子育て。つまり、保育園です。でも、もうひとつあるのはお寺です。ムラの人たちが何を大切にしながら、どんな生活をしてこられたのかがすごく伝わってきます。これがフィールドワークの楽しさですね。
そして外まわり。建物の中で聞くだけではわからないことが、外をまわるとわかります。坂道のたいへんさも、水くみのたいへんさも、すべてが想像できます。もちろん「わからない」けどね。それは、わたしだけじゃなくて、そこにいる人すべてが感じられたんじゃないかな。だからこそのフィールドワークです。そしてなにより大切なのは、例えばわたしの勤務校にも「ここ」から通う子がいるという事実を知ることなですよね。
なんだか、ほんとうに奥深さを感じたフィールドワークでした。