いよいよ本題

今日は授業にまみれる日です。とりま、朝イチから授業です。しかし、授業の初っ端がごたつきます。ずっと前は注意しないと座らなかったけど、そのあとはみんな座って待つようになったんだけどなぁ。最近はチャイムが鳴ったら座るようになっちゃった。まぁそれでもチャイムが鳴り終わったら座りきれればいいんだけど、そういうわけでもない。なので、チクリ。
「かつて通ってた大学はチャイムがないねん。だから、みんな自分の時計を見て動くねん。でもな、チャイムがなかったら静かでええねん。なのでな、チャイムがない感じで動いてみいひんか?」
自分の行動を誰かにコントロールされるんじゃなく、自分自身でコントロールするって、とても大切だと思うんですよね。そこにはもちろん自制心とか意思とかが必要になるんですけどね。
でも、授業がはじまるとグダグダです(笑)。
そんな感じで2時間目。ベクトルも成分表示までいってしまいました。いよいよ計算問題の世界です。しかし、2単位もんってほとんどないので、どこまで進まなくちゃならないかが、少し不明です。不安やな。
ここでインターバルがあって、お昼をはさんだ連続授業。こちらはよくおできになる生徒さんが多いですね。ひとしきり授業をしたあとのプリントもさっくり仕上げてしまいます。ただ、数学が苦手な子もいて、その子をエンパワーするのがミッションかな。
そして夜の仕事へ。いよいよ今日からレクチャーです。
授業の前に
「一昨年この授業を担当したんだけど、今年までの間に『生徒指導提要』が改訂されてしもたから、教材つくりなおしやねん」
とボヤいてみるなど。
で、授業開始。2年前は輪読してたけど、今回は一方的に話しましょう。まずは改訂の背景についてです。
前回からの12年で「子どもが多様化した」って書いてあるけど、ほんとにそうかと。もともと多様だったけど、それを無視してただけではないのかと。
さらに生徒指導の歴史を振り返って「発展してるわけじゃなくて、右往左往してるよね」と指摘。そもそも文科省の官僚って、頭がいいです。なんなら世界の最先端の教育のあり方だってわかってる。でも、それをそのまま実現させてはもらえない。教育行政=政治の影響を大きく受けます。そして政治に影響を与えているのは経済界です[1]まぁ「壺」って話もあるけどね。。なんちゃら審議会なんて、教育の専門家はほとんどいません。本来は教育社会学や教育史、教育哲学、教育行政学など、さまざまな専門家がいなきゃならないのに経済界ばかりです。そんなあたりを指摘しまくってから本論へ。
ここでも「気になる言葉[2]「子供」とか「国民」とか「我が国」とか」にツッコミを入れながら
「ある言葉を使った時に、その言葉が誰かを排除しないか、いつも考えてる」
とコメント。さらに、「教育相談」のところではターゲットが列記されてて「こんなのは前はなかった」と言いながらも、そこにはさまざまな法律ができたことが背景にあるって話をしたり。さらに「性的指向・性自認」が入ってるところに隔世の感を感じながらも、「例えば同性が好きになる子がいたとして、その子がさまざまな困難があったとしたら、それは本来教育相談の課題なのか?」とコメントしたり。
そんなことをやってたら、あっという間に時間が過ぎて、考えていた2/3くらいしか進みませんでした。ごめん。
ちなみに、白目になる学生さんもいたけど、メッチャうなずきながらメモしてる学生さんもいて、6時間目はたいへんだもんなと思いながら終わるなど。
ということで、お疲れさまでした!
帰りにビアードパパのシュークリームでも買おうかなと思ったら、高!どんな社会になってるねん…。
そうだ、日本酒がない!と思ったけど、そういえば前にもらったのがありました。

「奥入瀬」の「旅酒」って書いてあります。
が、300mlだと心もとない。やはり帰りに買いましょう。

久礼です。今日もシュワシュワがうまい!

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1 まぁ「壺」って話もあるけどね。
2 「子供」とか「国民」とか「我が国」とか