夏の終わりのダブルヘッダー

朝、9時から、とある高校の授業のゲストスピーカーで呼ばれています。与えられた時間は1時間45分。長丁場です。何を話そうかと思ったけど、ミッション4でいきますか。当日の朝になったけど、レジュメを送って、早めにスタート。と言っても、夏休みモードの早めでしかないですけどね。
学校に到着したら、始業式の最中です。なるほど…。
今回呼んでくださったのは校長さんなので、始業式が終わるまで待って、ご対面です。しばし雑談をしていると9時になったので
「あの、行かなくていいんですか?」
と尋ねると
「9時45分から10時35分です」
とのお答え。あー、打ち合わせの時間を含んでたんですね。てことは、なにをしゃべればいい(笑)?
それにしても、リベラルというかラディカルというか、すごい校長さんです。なんでも、すべての校則を撤廃されたんだとか。にもかかわらず校則をほしがる教員の方々がおられることを嘆いておられました。
そうこうするうちに視聴覚教室に行って、準備開始です。スライドを見せながら、
「前半がいいですか?後半がいいですか?」
と尋ねると、きっぱりとした口調で
「前半をお願いします」
とのお答え。なるほど。
てことで、授業開始。10人しかいない講座なので、それぞれの顔がはっきり見えます。ぽかんとしてる子もいれば、あきれてる子もいればに、くらいついてる子もいれば…。おもしろいです。
で、あっという間の50分が終わって、授業も終了。きっとこの校長さんなら「聞かせっぱなし」にせずに、子どもたちとわたしをつないでくださるでしょう。
てことで、高校をあとにして、午後の会場に移動です。
途中、スーパーのフードコートで昼ごはん。

ラーメンと餃子のセットです。頼みすぎたかな…。それにしても、4日連続のラーメンです。
と、となりでカレーを食べておられた女性が声をかけてくださいました。
「あの、せんせいですよね?今日話しされる」
「はい、そうです」
「実は、うちの娘がせんせいの学校の卒業生で。いま50になる」
えーと。いま50歳ということは、33年ばっか前の卒業生ってことですね。
なんでも今日話すことを知って、わざわざ来られたんだとか。
いろいろびっくりします。だって、30年以上前にうちの学校を卒業した生徒が、わたしの名前を覚えているだけでも変です。それに加えて、お母さんがわたしの名前を知っておられるわけですから、ほとんど意味がわかりません。
てことで、ラーメンを食べ終えて会場へ。1時間ばっかあるので、子どもの遊び場でしばし横になったり。やがて頃合いもよしということで、機材セット開始。そしてお座敷開始です。
今回は少しご高齢の方がたくさんおられるので、ゆっくりしゃべることにしたのですが、これがむずかしい。とにかく、もとが早口なんですね。とにかく静かです。
「あの、もしかしたら、笑うための間がない?」
うなずかれました。やっぱりか(笑)。
まぁでも、2時間の中で話をするためには、一定のペースで話さなきゃならないので、そのペースはキープしましょう。
ということで、ひとネタ残して無事終了。
片づけをして外に出たら、今日聞いてくださっていた方が雑談されていたので、しばし雑談に加えていただきました。やはり口調が早かったらしいです。あと、スピーカーの前に立ってたから、声の大きさがわからなかったのもよくなかったかな。まぁでも
「応援してます」
って言ってくださったから、なにかは伝わったのかな。
とにかく疲れた。帰りましょう。帰りに角打ち行こうかと思ったけど、その元気もない。
考えてみたら、先週木曜日から、ずっとお座敷でした。
木曜日が滋賀でダブルヘッダー、金曜日が米子、土曜日が出雲、日曜日が家でオンライン。月曜日・火曜日・水曜日は家でオンラインを3コマずつ、そして今日が京都でダブルヘッダー。都合8日間で16コマか。そりゃ疲れるわ。てか、よくこんな無謀なスケジューリングしたな。
とにかく帰ってビールを呑もう。
あ、いかん!4人のおべんきょ成果の〆切だ!