「人権」という串

今日は午前・午後ともに研修です。まぁ、生徒もリハビリですが、教員もリハビリです。
午前は保健部研修。内容は発達障害の生徒の学習保障です。簡単に言えば、ipad使わせたらええやんかという話です。個人的にはDO-IT Japanとか知ってるし、まぁそらそうやなと思います。つまり、人間の動作を入力・処理・出力にわけて、苦手なところをテクノロジーで補えばいいじゃんって考え方で、まさに今回の話とピッタリくるのです。スライドの中に「車椅子ばっかり使ってたら歩けなくなるとか言わないですよね。なのに、ipadばっかり使ってたら読み書きできなくなるよっていうのはなぜ?」ってあって、これもその通りやなと。ただ、医療モデル・個人モデルのもとリハビリを強制されていた時代は踏まえてほしいとは思いましたがね。さらに熊谷さんの「名言」も書かれていて、大筋はええなと思いました。
で、後半は実践編です。GIGA-SCHOOLの昨今、教室には原則的にはwi-fiが来てます。なのでネットが使える。てことで、ipadを使ったさまざまなテクニックを披露されます。それはそれでいいのですが、なんかイヤになってくるのはコマーシャルっぽいからかなぁ。Appleやgoogleにどっぷりはまる感じが、なんとなくイヤなんですね。まぁわたしもはまらざるを得ないんですけどね。
それでも「今やタブレットはタップではなく音声で操作する時代」というのはなるほどなと。「これがSOCIETY5.0」とか言われると、なんかイヤやなと(笑)。
その実例として、アラームも「6時に起こして」と言えばいけるということをやってみせたあと、こんな実例も…。
「女性の先生も、家に帰って料理されるとき、キッチンタイマーを押さなくても、声で操作できますよ」
と。
はい、きました。
ここまで、なかなかええやんと思ってたのが、一気にテンションだだ下がりです。
昨日の職員会議で「ええかげん「くん」とか「さん」とか、生徒を性別で見るのをやめましょうよ」と言ったその翌日にこれかよ。
さらに近くの教員に
「あれアカンよね」
と言うと
「男の先生も料理つくりますよね」
と。いや、そういう話じゃない。ここは性別役割分業の話であり、アンペイドワークの話であり、家父長制の問題なんです。つまり「男もやる」ではなく「女と料理を紐づける」ことが問題だって話です。
まぁけっきょくそういうことなのかなぁ…。
ある課題においては精通していても、「人権」で串刺しされてないと、他の課題でこういう話が出てしまう。残念やなぁ。
まぁ授業のネタはできましたがね(笑)。
ちなみに、午後は進路研修。こちらはひたすらデータを読み上げられて、これはさすがに耐えられませんでした^^;。
さてと。ゲンコを仕上げて、明日の始業式のセッティングをして帰りますか。

社会モデルで考えよう→論客と会う

いよいよ夏休みが終わりかかってます。夏休みの最後は職員会議と校内研修の2日間です。ちなみに、かつてはバラバラにやってたのを2日間にまとめたので、みんなあきらめてくれます。
今日の午前は職員会議。最近はペーパーレスなので、みんなタブレットを持って参加します。なのでわたしもipadに議案書を入れて、ついでにゲンコをちょこちょこいじるなど(笑)。まぁそうなりますわな。
ただ、生徒の個人情報にかかわるものや、冊子として持っておかねばならないものは紙で配布されます。
で、ある生徒にかかわるペーパーを見ると、「〇〇くん」とあります。
んー…。盆明け仕事でジェンダー論をやった人間がこれを放置はできませんね。なので、挙手。
「あのー。そろそろ「さん」とか「くん」とか、生徒を性別で見るのはやめませんか?」
すると、その教員
「次からやめます」
と言われたのですが…。
わかってはるかなぁ。トランスジェンダーの問題ではないんですよ。生徒を性別と紐つけて見ること、あるいは性別に紐ついた形で生徒を見ることの問題なんです。
ちなみに、直後に、またまた「くん」とやりかかって「あっ!」とか言って、結局呼び捨てにされていて、不慣れなことをさせてしまったなと。まぁこれから問題提起していきましょう。

で、午後は人権研修です。講師は松波めぐみさん。タイトルは「社会モデルで考えよう」です。
うちの職場は「合理的配慮」の必要性を充分に認識しておられます。そして、さまざまな子らへの支援をしておられます。ただし、所轄分掌は保健部です。そこに一抹の不安がある。何かと言うと「日本型インクルーシブ教育」的な合理的配慮にならないかってことです。まぁ支援学級がないから、そこへの隔離はないとは思いますが、個に焦点化しすぎるあまり、木を見て森を見ず的な支援にならないかってことです。もっと言えば、従来の授業や評価のありようを問うことなく、支援が必要な子をサポートして「人並みの点をとらせる」みたいなことにならないかってことです。
なので、ここは合理的配慮の根幹にある社会モデルについてガッツリと話していただこうと思い、これは松波さんだなと。実は3年前に松永真純さんに来ていただいて話をしてもらいましたが、今回は、より理論的な話が聞けるのではないかとワクワク。
てことで、若い衆の車に乗せてもらって駅まで迎えに行くと、向こうから来られました。少しお疲れ?でしょうね。かなり忙しそうというか、追い込まれてそうというか。わたしもだけどね。
で、セッティングをしていると、続々と教員が来ます。時代も変わったなぁ。てか、10分前に来るのね。生徒には言うけど、自分はやらない人がほとんどだったのになぁ。
てことで、研修スタート。
まずは自己紹介から。ただ、自己紹介はそのまま自分と人権教育の出会い、そして障害者との出会いへと進んでいきます。このあたりが大切なんですよね。当事者ではない人が、出会いの中で変わっていく。それは、誰にでも開かれている可能性ですからね。なんというか、もちろん社会モデルも学んでほしいけど、そういうところも学んでほしいんですよね。
そして「気づき」へ。松波さんの「気づき」は、具体的な人との出会いの中での気づきです。ただそれだけではなくて、あえて言うなら「失敗」からの気づきです。これも大切ですね。失敗を単に失敗で終わらせずに引きずる。モヤモヤもんもんとする。するとそれが、それ以降の出会いの中で発酵する。そして気づく。性急に答えを求めないからこその気づきです。
そこから「特権」の話へ。最近、出口真紀子さんが発信しておられるのかな。きちんと読んでないというか、ホントに読むヒマがなくて、今どうしようもないのですが、そのうち読まなくちゃ。どんどん置いてけぼりになります。が、そこで言われていることはわかります。てか、「マジョリティとはなにか」という問いは、わたし自身も立てていて、そんな中で考えてきたし、どこかに書いてきたことです。でもそれはネットの片隅のことでした。それがケイン樹里安さんなんかがドカンと問を出されて、まとまってきたのかな。ただ、社会モデルを身につける上で、おそらく特権を自覚することは避けて通れませんね。もちろん、権力は網の目なので、ある特権を持っていることが絶対的な権力というわけではないです。が、「気にせずにすむこと」ということ気づくことは大切です。そしてここから社会モデルへと流れていきます。
社会モデルそのものは、まぁ、個人的には「直感的に知っている」話なのでアレですが、でも、多くの教員にとっては寝耳に水じゃなくて、青天の霹靂じゃなくて、まぁビックリでしょうね。
おそらく今回の話でとても大切だったのは、繰り返しになるけど「特権」ですね。それがストンと落ちるための大切な仕掛けだった気がします。
てことで、研修会終了。
研修終了後にいろんな人に
「どうやった?」
って聞いたら、
「今まで考えたこともなかった」「すごく新鮮だった」
と、かなり好評でした。みなさんの感想が楽しみです。
本来ならば、松波さんを「接待(笑)」しなきゃならないんですが、今日は所用で大阪に行かなきゃなりません。
ということで、JR→京阪→地下鉄の乗り継いで、難波へ。2時間かかりました。
ここで、H野Tまとさん、O崎H菜子さん、M田Rりぃさんと合流。なんか、論客ばかりです。わたしは小さくなりましょう。みなさんが繰り広げられる論議に「ほー」「へー」となりながら、ビール→日本酒→焼酎お湯割りという、身体に優しいコースを歩みます。「ほー」「へー」だけではアレなので、二丁目の話が出てきたところで、M崎R美子さんの話を振ってみました。結論は、あの方はクイアだってことでした。
そんなこんなで、3時間ばっかの呑みが終了。ここから帰るのか…。いや、明日も仕事だよ。

日常かと思いきや

とうとう8月の最終週が来てしまいました。巷のガッコではすでに2学期がはじまってるのかな。ただ、わたしの職場はまだはじまってません。まぁリハビリ期間です。リハビリ期間ということは、日常に向かわなきゃならないです。で、金曜日はそう思ってたけど、よく考えたら、今朝は滋賀県に行かなきゃならないのでした。
てことで、滋賀県へ。今日はリモート研修のビデオ撮りです。それはいいんだけど、そこそこ内容に縛りがあり、しかも1時間という制限もあります。なので、昨日、スライドをいじくっていたのでした。
最寄りの駅に降りたらお迎えの人が来られています。駅からビデオ撮りの会場まで至近距離なのになぁと思ってのですが、やはり歩きでした(笑)。いや、車に乗る距離じゃないし。
で、ビデオ撮り。眼の前にはGoProがあります。なぜに屋内なのにということは考えないことにします。
しばしタイピンマイクのチェックをして、収録開始。これまでやってきたいくつかのものを合体させたものです。ただ、エンディングはオリジナル。幸いGoProのカメラ側のディスプレイには時間が表示されます。それを見ながら話をします。だいたい思い通りの時間にしゃべれて、56分くらいで終了。
収録された方が
「ワンテイクで、しかも時間もピッタリ。すごい!」
とビビっておられました。いや、時計見ながらしゃべってたし。ついでに、ワンテイクじゃなきゃ延々と時間かかるし。てか、自分で収録したことも何度かあって、慣れてるし。
「Youtuberみたいですね」
と言われてしまって、なるほどなと。
そんなこんなで11時前に会場をあとにして、職場へ。
とりあえずおべんとを食べて、明日の研修会の準備をしたり、はたまた1日にあるテストの印刷をしたり。さらに赤点者の補充をしたり。まぁ生徒たちもリハビリってことです。

「原稿の進捗状況はいかがですか?」
というメールが来てビビるなど。まぁいつも締め切り前に出してるからなぁ。てか、もしかしたら、ここを読んでて、書いてないなと思われたのかもしれません。なので
「がんばります」
とお返事です。
そんなこんなで定時に退勤。今日は大学の頃によく行った飲み屋に行くことになってます。
お店に入って
「お久しぶりです」
というと
「あー、土肥さんって土肥さんやったんや」
とのお言葉。はい、そうです。
しかしここは時間がとまってるな。

とにかく絵になります。

とりあえず素膳をいただきましょう。

お客さんとマスターの会話がおもしろい。もちろんそこに加わろうとするのですが、そのタイミングが難しい。さらにオーダーするのも難しい。なんかCAやってる気分です。
そうそう。忘れちゃいけないへしこです。

うまいなぁ。
そんなこんなで2時間ばっか、落ち着いた、少し緊張した呑みの時間を楽しみました。
さぁ、帰ろう。日本酒3杯呑んだから、明日はしんどいかも…。

今日もシャットアウト

今日も特に用事のない日です。でも、なんかしらないけど、朝早く目が覚めます。まぁええか。
しばらくおふとんの中でゴロゴロしてから朝ごはん。朝ごはんを食べ終わるとパートナーが起きてました。明日から3人で旅行に行くので、それのチェックをしていたのですが、それの旅程を確認しだら、最終日に家に帰ってこられないことが判明(笑)。いったいなにをやってるんだ?とにかくいろいろケースを検討して、最終的に辻褄をあわせることにしました。
それにしてもフリーダムやな。
昼からリペアしてもらったジーンズを受け取りに行ったり。
そのあとは、やはり盆明け仕事の採点です。んー、出席管理をしていると、ビミョーな学生さんがおられます。このまま欠席にするか、それとも事情を聞くか。まぁ事情を聞きますか。ということでメール。
しかし、こんなことをやらなきゃならないのもオンラインでやるからですよね。
しかし、今日は涼しいな。窓を開けてたら風が通ります。久しぶりにクーラーをかけない午後を過ごせました。
さてと、明日から仕事か。おべんとをつくらなきゃ。
あ!明日のプレゼンつくるの、忘れてた!んーと、あれとこれをこうするじゃろ。で、完成。
そんな一日でした。
あ、連載のゲンコ…。

シャットアウト

土曜の朝は「猫の額」ではじまります。が、前に猫の額をアップしたのは1ヶ月半くらい前のことです。そのあとの土曜日は、なんかもう、どうしようもない日々でした。
てことで、アップ。

昼前に髪の毛をカットしに行きました。前にカットしたのが2ヶ月前か。ここ2~3週間は髪の毛がうるさかったけど、まったく行くヒマがありませんでした。ほんとうに余裕がない夏を送ってきたなぁと。
ちなみに、本来は今日は放送部の合宿でしたが、諸般の事情で中止して、ガッコで機材講習をしたのでした。なので、ぽっかりあいた日です。でも、今日は何も入れたくない。
カットから帰ってきたら昼ごはん。

チキンラーメン卵乗せです。ぜいたくです。
ということで、午後からひとつ研究会があったけど、パス。理由を書きにくいので、無届けパス。すみませんすみません。ちなみに、昨日の夜も会議があったけど、無届けパス。すみませんすみません。でも、そういう気分の日があるということです。
とにかく、他のことは一切やらず、自分の用事だけやりましょう。で、何をしたかというと、盆明け仕事の出欠確認とか採点とか。まぁでもこれをしておけば、あとが楽です。
夕方になったら脳みそがとまりました。あとはビールだな。

日常へ

今日は朝イチ、リハビリです。ずいぶん可動域が改善されてるらしく
「ここまで動くとは思いませんでした」
とのお言葉。てことで、リハビリは終了しました。4月から5ヶ月間、ありがとうございました。
「もうケガしないでくださいね」
うーん、二度あることは…。やめとこ。
で、出勤。
いきなり進路担当教員からこんなこと言われました。
進「卒業生が来てね、いろいろ話してて「一番印象に残ってる人って誰?」って聞いたら、いろんな先生の名前をあげてたわ」
い「ほうほう」
進「で「誰かひとりだけ」って言ったら、せんせいの名前が出てきた」
い「へー」
進「理由はね、「最後まで見捨てなかったから」だったんだって」
これはそうとううれしかったです。たぶん、クラスでこの話をしたんだろうなぁ。それが残ってたんだろうなぁ。
で、職員室へ。
同じセクションの若い衆から
「せんせいの顔を見ると「夏も終わりやなぁ」という気がします」
と言われました。わたしはツクツクボウシかよ(笑)。まぁでもそうでしょうね。
今日のタスクは放送部の機材講習と文化祭用のセットです。いつもは部員に任せてたけど、今年はやらなきゃなりません。
まずは機材講習。ところが1年生が半分しかこない。まぁふたり来たからそれでもマシか。
機材講習の最初は「音って何?」からはじまります。そして「小さな音を大きな音にするのが、放送部の仕事なんだよ」と。そんな感じで、そのふたりにはガッツリ教えておきました。
機材講習のあとは文化祭準備。
放送機材のセットのあとは、照明のセットです。これが力仕事です。1年生が
「照明もやるんですか!」
と驚いてたけど、こうやって信頼をかちとってきたんですよね。
てことで、スポットライトをセットして、フットライトをセットして、調光器を持ち込んで、ケーブルをネジ止めして。終わったら5時過ぎ。機材講習から4時間、ノンストップでやりきりました。
「今日はやせたで(笑)」
と部員を励まして、月曜日の予定を決めて、終了。
今日は昨日とは違う意味で、ビールがうまいやろなo(^^)o。

夏の終わりのダブルヘッダー

朝、9時から、とある高校の授業のゲストスピーカーで呼ばれています。与えられた時間は1時間45分。長丁場です。何を話そうかと思ったけど、ミッション4でいきますか。当日の朝になったけど、レジュメを送って、早めにスタート。と言っても、夏休みモードの早めでしかないですけどね。
学校に到着したら、始業式の最中です。なるほど…。
今回呼んでくださったのは校長さんなので、始業式が終わるまで待って、ご対面です。しばし雑談をしていると9時になったので
「あの、行かなくていいんですか?」
と尋ねると
「9時45分から10時35分です」
とのお答え。あー、打ち合わせの時間を含んでたんですね。てことは、なにをしゃべればいい(笑)?
それにしても、リベラルというかラディカルというか、すごい校長さんです。なんでも、すべての校則を撤廃されたんだとか。にもかかわらず校則をほしがる教員の方々がおられることを嘆いておられました。
そうこうするうちに視聴覚教室に行って、準備開始です。スライドを見せながら、
「前半がいいですか?後半がいいですか?」
と尋ねると、きっぱりとした口調で
「前半をお願いします」
とのお答え。なるほど。
てことで、授業開始。10人しかいない講座なので、それぞれの顔がはっきり見えます。ぽかんとしてる子もいれば、あきれてる子もいればに、くらいついてる子もいれば…。おもしろいです。
で、あっという間の50分が終わって、授業も終了。きっとこの校長さんなら「聞かせっぱなし」にせずに、子どもたちとわたしをつないでくださるでしょう。
てことで、高校をあとにして、午後の会場に移動です。
途中、スーパーのフードコートで昼ごはん。

ラーメンと餃子のセットです。頼みすぎたかな…。それにしても、4日連続のラーメンです。
と、となりでカレーを食べておられた女性が声をかけてくださいました。
「あの、せんせいですよね?今日話しされる」
「はい、そうです」
「実は、うちの娘がせんせいの学校の卒業生で。いま50になる」
えーと。いま50歳ということは、33年ばっか前の卒業生ってことですね。
なんでも今日話すことを知って、わざわざ来られたんだとか。
いろいろびっくりします。だって、30年以上前にうちの学校を卒業した生徒が、わたしの名前を覚えているだけでも変です。それに加えて、お母さんがわたしの名前を知っておられるわけですから、ほとんど意味がわかりません。
てことで、ラーメンを食べ終えて会場へ。1時間ばっかあるので、子どもの遊び場でしばし横になったり。やがて頃合いもよしということで、機材セット開始。そしてお座敷開始です。
今回は少しご高齢の方がたくさんおられるので、ゆっくりしゃべることにしたのですが、これがむずかしい。とにかく、もとが早口なんですね。とにかく静かです。
「あの、もしかしたら、笑うための間がない?」
うなずかれました。やっぱりか(笑)。
まぁでも、2時間の中で話をするためには、一定のペースで話さなきゃならないので、そのペースはキープしましょう。
ということで、ひとネタ残して無事終了。
片づけをして外に出たら、今日聞いてくださっていた方が雑談されていたので、しばし雑談に加えていただきました。やはり口調が早かったらしいです。あと、スピーカーの前に立ってたから、声の大きさがわからなかったのもよくなかったかな。まぁでも
「応援してます」
って言ってくださったから、なにかは伝わったのかな。
とにかく疲れた。帰りましょう。帰りに角打ち行こうかと思ったけど、その元気もない。
考えてみたら、先週木曜日から、ずっとお座敷でした。
木曜日が滋賀でダブルヘッダー、金曜日が米子、土曜日が出雲、日曜日が家でオンライン。月曜日・火曜日・水曜日は家でオンラインを3コマずつ、そして今日が京都でダブルヘッダー。都合8日間で16コマか。そりゃ疲れるわ。てか、よくこんな無謀なスケジューリングしたな。
とにかく帰ってビールを呑もう。
あ、いかん!4人のおべんきょ成果の〆切だ!

盆明け仕事・3日目→ライフストーリーを聞かせてもらう幸せ

朝、6時に起きようと思ったけど、身体が動きませんでした。結局起きたのは7時。ほんとはもっと寝てたいけど、そういうわけにはいきません。
朝ごはんのあと、昨日少しいじったプレゼンのチェック。やがて時間が来たのでzoomを開始。
今日はおそらく、ゲストスピーカーに来てもらう内容なんだけど、そうもいかないので動画を見てもらいます。
まずはLGBAの話です。動画は少し古いやつ。どれくらい古いかというと、画面サイズが4:3です。Sぎ山Fみ野さんが若い(笑)。その後、専門外ということを断ってからのレクチャーです。次のコマはTの話。これも動画を見てもらいましょう。今度はずっと新しい。まぁ、新しくても古くても、価値に優劣はないです。
なんだろ。やはり「リアルな姿」を知ってほしいです。その姿を知ったうえで知識を伝えたい。でないと、知識から想像をしてしまうし、そこにリアルとのズレができてしまう。そしてそれは、下手をするとリアルな人を傷つけることになりかねない。
なので、3コマ目のトランスジェンダー生徒についても動画からスタートです。なんかなぁ。小学生と中学生の違いとかはあるだろうけど、やはりトランスボーイとトランスガールの扱いの差は圧倒的やなぁと思います。たぶん、そのあたりを織り込んだ話もつくらなきゃね。そのためにも書籍化が必要かな。
てことで、無事、3日間の盆明け仕事、終了です。最後に何人かの学生さんがDMをくださったりして、うれしかったなぁ。メッチャ疲れたけど、やりがいがありますね。
てことで、この3日間のためにつくったスタジオを解体して、ひと息ついて、大阪へ。
今日は「2009年卒業生」さんとの呑みです。まぁほんとは2008年に卒業されたらしいですけどね。こないだコメントをくださって、そこから会おうということになりました。ちなみに、「2009年卒業生」さんはこの人ですね(笑)。
てことで、鶴橋で合流。となると、茂利屋一択です。
「今、なにしてるの?」って話から、気がつけば高校時代の話とか、いっぱい教えてくれました。話を聞きながら、ほんとに自分が何もわかってなかったし、なにもできていなかったことがわかるし、なのにそんなわたしに13年の時を経て連絡をくれたってのはほんとうにうれしいですね。
高校時代の話をしてるけど、それは昔の話ではなく、今の話です。あるいは、今に続く話といってもいいかもしれません。
結局、茂利屋の最終客になってしまって、さらに改札前で話をして、環状線を1本逃して、とりあえずバイバイしました。あかん、寝そう…。
と、新快速がダダ遅れです。高槻とまりの普通に乗って、京都行きの普通に乗り継いで、えらい遅くなってしまいました。明日、ヤバイな…。

盆明け仕事・2日目と、とあるメール

朝は5時45分起き。と思ったら、次に気づくと6時15分。やれやれ。
昨日なんとかスライドができたけど、最終チェックはしなくちゃね。ということで、朝ごはんのあとスライドのチェック。やがて開始時間が来たので、zoomをオープン。
今日は前半はわたしの専門分野とあえて言いましょう。教育社会学の中のジェンダーです。まずは「かくれたカリキュラム」です。とにかくいろんな人がかくれたカリキュラムについて論じているので、そんなあたりを網羅的に話をして、最後は氏原陽子さんで締めるというスライドです。80分かかってしまいました。
お次は学校の中のジェンダー形成です。ここは大滝世津子さんからはじめて、藤田由美子さん、多賀太さん、上床弥生さんからの中西祐子さんでいってみました。これまた80分。
昼ごはんは今日も気合を入れます。

トゥンセラーメンは、やはりうまい。慣れてるからか、昨日より楽ですね。
そして、午後はセクシャリティの基礎知識です。が、単にやるのはおもしろくないので、かつてKうさんからいただいたスライドをおりまぜて説明。
てことで、2日目終了。
お次は明日使う動画の用意です。うーん、少し古い動画だけど、これを編集してつかうかな。てことで、サックリ編集してたら、少し落ち込むメールが来ました。やれやれ。
なので、角打ちへ。今日もおなじみのみなさんが集まっておられます。
お店に入ると
「きざみ、ちょうどひとつ残ってるわ」
と、座る前に出てきました。さらに注文する前に
「お酒やね」
ということで、いっぱいいただきましょう。

そんな中、続々とおじさまたちがやってこられます。と、
「なんや、酒飲みのねーちゃんか。いっぱい出したろ」
とのうれしいおことば。しかし、最終的には、ほぼフルメンバーやんか。なんか楽しいなぁ。アテが少したりないので「にぬき」を頼んで、お代は320円。やはりおかしい。
さぁ、帰ってあしたの準備をしましょうか。

盆明け仕事・1日目

朝、4時に目が覚めました。寝られない。と思っていたら、6時の目覚ましで目が覚めたので、30分くらいは寝たのかな。
朝ごはんを食べて、プレゼン資料の復習です。今日から「盆明け仕事」がはじまります。
今回は『よくわかるジェンダー・スタディーズ』をテキストにしていて、すでに事前学習で第2章を読んでもらっています。なので、今日は第1章「ジェンダー・スタディーズの理論」と第3章「ジェンダー・スタディーズの最前線:領域横断的なトピック」の解説です。が、ここで問題があります。というのは、わたしはセンセから
「あなたは理論が弱いから」
と言われています。つまり、「そんなわたしが「ジェンダー・スタディーズの理論」の講義を担当していいのか問題」です。まぁでも、ここに向けてずっとおべんきょをしてきたので、なんとかなるでしょう。
てことで、9時に一コマ目がスタート。用意していたプレゼンに従って、歴史とか論点とかを説明していきます。気がつくと80分しゃべってました。たいしたものだ。
20分のインターバルの後、二コマ目がスタート。今度はいろいろなトピックスを解説していきます。それにしても、著者の中にはこちゅかるさんがおられたり、センセがおられたり、もちろん多賀さんもおられたり。みなさん、すごい人なんだなぁ。てことで、13枚のスライドで85分しゃべってました。
ここで昼休み。なにを食べようかと思ったけど、気合いを入れてみました。

プルダックポックンタンミョンです。辛い。体調が悪化しました(笑)。
午後のコマは13時スタート。三コマ目は、昨日準備したスライドです。みなさんの小レポートをテーマごとに分類してシェアするという。まぁ頭は使わなかったけど、作業はしましたね。それにしても、小レポート、おもしろい。みなさん、小・中・高校をしっかりと経験しておられたんだなぁと、あらためて思いました。てことで、80分のしゃべりも終了。あとはリアクションペーパーを書いて下さいな。
てことで、「盆明け仕事・1日目」が終了。
さてと、ここからは明日のスライドの作成です。全然やるヒマがなかったからなぁ。それでも、やりたいことはわかっていたので、なんとか終了。これで明日が迎えられますね。