ほんとうは今日の朝一番に子どもたちに見せるつもりだった今年のリメイク部分、せっかくなのでここにあげておきましょう。
基本は最初のバージョンですが、それの前段にをスライド化したものを入れて、さらに「最初のバージョン」の「6」以降を下の内容に入れかえることで短縮させようと。で、入れかえた内容はこれ。
エレノア・ルーズベルトのいう「小さなところから」ってどういうことか。
キーワードはふたつある。
ひとつのキーワードは「助けて!」
「助けて」は負けの言葉じゃない。自分がしんどい場所に置かれてることをアピールする言葉。例えば、いじめられてても「仲間からいじられてるだけ」って思ったら「助けて」って言えない。これはいじめだと思うから「助けて」って言える。
つまり、なにが理不尽であるかということを見抜く力が必要。簡単に言えば「なにがあかんのか」を知ってないと言えない。そしてもうひとつは「あかんのちゃうん」
「助けて」っ言える社会は「あかんのちゃうん」という人がいる社会。
いじめの現場で「自分はやらない」ではなく「あかんのちゃうん」
「ガイジ」とか「ホモ」と言ってるとき「あかんのちゃうん」
外国人に「国に帰れ」と言ってるとき「あかんのちゃうん」
それは「人」に向くだけじゃない。例えば性暴力が許されたり女性にパンプスを強制する社会に対して、「あかんのちゃうん」
でも、なにが「あかん」かは、それを見抜く力が必要。例えば「ホームレス」を見たときに、どこに向かって「あかんのちゃうん」って言うかやね。本人に向かって「あんたの努力が足りんからあかんのちゃうん」というのか、ホームレスが生み出されてきた社会を知って、その社会に向かって「ホームレスがいる社会があかんのちゃうん」というのか。
そして「あかん」と言えるためには練習することが必要。「なにがあかんのか」。それを知るのが人権学習。そのために「あかん」と声を上げてきた歴史や人と出会う機会をつくる。そして高校3年間で「あかん」とどんどん声をあげていってほしい。ちなみに声をあげたからすぐに変わるわけじゃない。でも、へこたれたりあきらめたらアカンよ。
それはさっきのビデオにもあったよね。
まぁでも、休校措置があけたらやる機会をつくらなきゃね。