今年も職場の健康診断の日がやってきました。とりあえず、列の先頭に並んで、さっさとすます作戦です。まずは受付。なんか、今年はVPNを使うみたいです。みなさんタブレット持ってピコピコやってます。うーん。てことは
書類上の性別→検診表の性別→データ上の性別→画面上の性別
というふうになるわけですね。で、そうなると、「見た目の性別」よりも「画面上の性別」を優先する可能性が出てくる。もっと言うなら「わたし」を「わたし」と扱わず「単なる(画面上に記載された性別の)人(物体)」として扱うことになるんじゃないかなぁ。そういうの、いやだなぁ。だって、「gender expression」や「gender identity」が無視されるわけですからね。
で、やはりそういう場面は出てきました。なにせ、ほとんどこちらは見ずに、すんごい機械的にわたしを扱うんですよね。そして明らかに「画面上の性別扱い」をしています。ちなみに、画面上に性別が出ない検査項目とか、そもそもタブレットがないところもあって、そういうところでは「gender expression」や「gender identity」で扱われてました。
もう、「transgender」がなにに困り、なにに傷つくかというと、「assigned gender」と「gender expression」や「gender identity」の間の「incongruence」だということが経験できましたよ(笑)。