今年もかいな

今日は保健部の研修会。「またhyper QUかよ」とか思いながら会議室に行って、すでに出ているスライドを見たら「合理的配慮」とか書いてあります。は?また?てか、1年前と同じ話だったら怒るよ!いや、なにせ、保健部長は「善意の人」なので、好き嫌いとかそういう問題じゃなく、どうにも相性がよくないんです。まぁ言うなれば「道徳」vs「人権」みたいな。
ただ、レジュメを見たら10年くらい前に一度話を聞いたことがある人です。てことは安心です。パラパラとスライドを見ても「多様性」って言葉が繰り返し出てきます。まぁ、「多様性」も使いようではありますが(笑)。ただ、相変わらずの「個人モデル/社会モデル」という文言は出てきません。なぜなのかなぁ。センターではそういう統一をしてるのかなぁ。でもまぁ楽しみです。
なんでも講師紹介によると、主任研究員だとか。そりゃええわ。
話の内容もいいです。さすがです。「多様性ということは、自分の考えを180度近くひっくり返すことも必要なんだ」と話されて、思わず「得意やわ」と笑ったのはいいとして、なにより「合理的配慮は障害のある人の権利なんだ」とパシッと言われました。首がちぎれるほどうなずいちゃいました。そうなんですよ。そこが去年の人とぜんぜん違います。ただ、研究協議はやめてほしいなぁ。知らない人のアセスメントを見ても、何か浮かんでくるはずもないです。だって、オーダーメイドなんですから。そんなことに30分も時間をさくよりも話が聞きたい。
てことで、講師の方にごあいさつ。
「前に人権の研究会で話を聞いたことがありまして」
「あー、覚えています。あの時の話はどうでしたか?」
「んー、なんか、四角かったなと」
「(笑)でしょー、あの頃はまだこなれてなくて」
みたいな話のあと、「なぜ「個人モデル/社会モデル」の話をしないのか」という話を振ってみました。すると
「あー、そこから話をしないといけないですかー。その代わり「権利なんです」って言ってるんですけどねー」
とのこと。
まぁたしかに時間はかかりますよね。30分で話を終えて、寝させないための研究協議ですからね。
でも、とても大切だと思うんですよ。「Nothing about us , without us」という言葉/思想とともに、合理的配慮を語る上ではキーになる概念なんだと思うんですよね。
まぁ、もしかしたら、特別支援系の講師さんと解放教育系(障害者解放運動系というのはおこがましい^^;;)のわたしのアプローチの違いなんでしょうね。でも、少なくとも去年の講師さんとはぜんぜん違います。なので、たぶん先の方に行くと「アプローチの違い」だけで、かなり近いところにいくんだろうな。

帰りの玄関で再び講師さんと会いました。雨が降ってるので傘を開くと…。
「派手な傘ですね」
「はい、レインボーです。多様性です(^^)」
まぁ、いい一日の終わりだったかな。
帰りには「おさい書店」で本も買えたし。

まぁでも、読むのはずいぶんあとになるかなぁ(;_;)。

家呑みはなし!

今日は午後から出張です。マジで火曜日はほとんど出張です。おべんきょ場所に行くの、ホントのホントに無理です。
てことで、午前に仕事をガシッとやって、昼前にスタート。お昼は出張先の近くの公園で(笑)。

ピクニックですね(笑)。

夜はツラッティ千本の企画委員会。さすがに今年は「要領」ってものがわかってきたので、無駄なことはしません。大切なのは議事進行(笑)。でも、今年企画委員になったFじ井さんがしゃべるしゃべる。もちろん、内容は貴重な提言だし、それが他の人の発言の呼び水にもなったから、まったくいい話なんですが、まぁ、なぁ^^;;。あ、もちろんわたしも必要な発言はしましたともさ。
それにしても、今年の10月の企画展はぜったいに見ものです。事務局長の本郷さんならではの企画です。いままでの事務局長さんが悪いわけではないのですが、たぶん本郷さん、変態さのレベルが違うんじゃないかな。だって、歴史のプロパーですからね。資料の発掘・収集・整理・展示という、よくは知らないけど、たぶん資料館の根幹とも言えるんじゃないかと思われることへの熱意はすごいです。そんな本郷さんが、2年目にして満を持して企画する展示です。
楽しみ!
京都の人はもちろんだけど、滋賀や奈良や大阪や徳島(笑)や、いろんなところの人に来てほしいな。

てことで、今年も呑み会です。これを早くするためにがんばって会議場所の片づけをしたんですよ。めざすは北京亭本店です。なんでも、ここの「げんこつ酢豚」が食べたいとか。でも、残念ながら今日はおいてないとか。でも、他のメニューもおいしい。
中華料理をつつきながらの話題は、なんかもう…。H家さんと黄色いくまさんの凸凹論議とか、Hん郷さんの単独乗り込み論議とか。はてはTっきぃさんの「セルフヘルプグループ論議」とか。なんかもうめっちゃおもしろいから、思わず焼酎ロック1杯にストレートを2杯*1を飲んでしまいました。
そして、〆は「ガッツ麺DX大盛り」です。いや「普通で」って頼んだのに、店員さん「大盛り無料ですよ」と誘ってこられます。わけわからん。てことで、大盛りを頼みました。もちろん4人でシェアです。
でかい…。

でも「これは食えんな」とか言いながら、あっという間に食べちゃいました。
その後「今年も家呑み」か?と思われたのですが、さすがにここは帰ることになったんだと思います。無事バスの走ってる時間帯に離脱しました。が、京都のバスは遅くまで走ってるんだよな(笑)。

*1:うち一杯はオーダーミスによるサービスo(^^)o

ほんとになにもでけんな

毎週月曜日は授業が4時間と会議が1時間。そこに授業に付随するいくつかのことをすると、ほんとに事務作業がなにもできません。まぁ別に「忙しい」わけじゃないです。そもそもできないから、忙しくすらありません。
というか、考えてみると「忙しさ」ってなんなんだろう。「単位時間あたりの仕事量が多い」のが忙しさなのか、「単位時間あたりの仕事量は少ないけど仕事時間が長い」ことが忙しさなのか、「仕事の絶対量が多い」ことが忙しさなのか、それとも「休憩までのインターバルが長い」ことなのか。わたしにとっての「忙しさ」は「単位時間あたりの仕事量」なので、雑務ができない、例えば試験カントク中なんてヒマなんですよね。その代わり、カントクが終わったら馬に蹴飛ばされたように忙しくなりますが。
なので、授業しかない日は忙しさは感じないです。でも、「なにもできなかった」という焦りはありますね。
まぁ、明日まわしか(笑)。
放課後は放送部のラジオドキュメントのチェック。「sound engine」と「radio line」という、とても便利なソフトの組み合わせでつくってるので、ほんとに自由自在ですね。かつてサンパチキュートラでつぎはぎしてたころからは夢のようです。
で、帰りに中央郵便局に寄って投函。なんか、おひとり、国際郵便のことを質問しながら、延々とカウンターを占拠しておられるファンキーなおじさまがおられたけど、いつまでやってはるんやろと思いながら家に帰ってビールを飲みましたとさ。

久しぶりに集まってくれたら、やはり楽しい

今日は京都在日外国人生徒交流会です。ここしばらく子どもが来ないことが続いていましたが、今回は「参加したい」という連絡があって、逆に「これは集めねば」とプレッシャーがかかりました。てことで、現役教員とか卒業生とかに連絡とりまくったところ、卒業生は「こんにちはー」「おひさしぶりー」と4人やってきてくれました。うれしいなぁ。
今回のメニューは、チヂミと水餃子というグランドメニュー。と思いきや、買い出し現場でチャプチェも追加になったらしいです。
みんなで野菜を切りまくって、炒めたり、まるめたり、伸ばしたりしているうちに、完成!

うまい!
実は生徒が切ってくれたキャベツの切りが大きくて、もう少し細かくしなきゃならんかなと思ってたのですが、逆にこれがいい。キャベツの歯ごたえと適度な水分がめっちゃおいしい。気がつくとどんどんなくなっていきます。
話の方は相変わらずのダラダラペとディーブな話。たぶん今回参加希望をくれた生徒さん、いわゆる「外国人」が集まってくると思ってたんでしょうけど、みんな「日本人みたい」(笑)。でも、みんな外国人です。中には日本国籍の人もいるけど外国人です。そんな、隣にいるかもしれない外国人と出会う機会が、やはり大切なんだと思います。
さらに、さすがは卒業生たちです。家の中の話とか親戚の話とか、もちろん自分の高校生の頃の話とか、いろんな話をしてくれました。
そんなこんなで、楽しい時間もあっという間に去って、あとは片づけです。
でも、さすがに疲れたわ…。
家に帰ると、上の子どもがつくってくれた「タンもと」のカレーがあって、これはうまいなと。てことで、満足してしまって、あとはテレビを見て寝ちゃいました。
うーん、こんな毎日ではアカンのだけど…。

聞きながら読む

昨日の飲み会はまぁいいのですが、肝心の自分のメインになるおべんきょがまったく進んでいません。こんなペースではどうしようもないのですが、それでも少しでも前へ進める以外ありません。
ということで、今日は「ダメダメ先輩」に手伝ってもらいながら、調査結果を「聞きながら読む」作業をしてみました。うーん、なるほどなぁ。読むだけではわからないことが、聞くことでわかるところもありますね。それで読み方が変わりそうなところも、少しありました。
聞きながら読み終わって、いろいろ感想を言いあったりしました。でも、まだわかっていないことや足りないことが山のようにあります。それをはっきりさせるために読まなきゃならないものが山のようにあります。困った…。

今日も呑み

今週最初は「今週は呑み会はないなぁ」と思っていたのですが、実は呑み会があるのを完全に忘れていた週で、呑み会がないのは火曜日だけだったという。ということで、今日も飲み会です。
今日は、前のおべんきょ場所のセンセ主催の呑み会です。実は、去年某紀要に書いたのですが、今年もやろうという謀議の呑み会。今いるフィールドとはまったく違うフィールドですが、それはそれでおもしろいものです。まぁ、ある種、自分で自分の首を絞めているという感じもなきにしもあらずですが、しかたないですね。
ということで、またまた夏前から「考えること」がひとつ増えそうです。
まぁそんなこんなで、おいしくワインをいただいて11時前には解散。

今日はおだやかに

最近なにかと荒れる教科の飲み会ですが、今日はどうなるかな。
とにかくみんなから「今日はおだやかにいってください」と釘を刺されまくるのですが、そんなもん、相手の出方しだいというものですよ(笑)。さらに幹事さんからはあらかじめ「すみません」と頭を下げられてしまいました。
「いや、だから、選択肢を与えよという話やねん(笑)」
「いやもう、お店があそこしかなくて」
「大切なのは多様性やで(笑)」
「そりゃもうその通りです。「どれ飲んでも一緒やろ」とか言うやつがいて」
「なんやと!」
ウォーミングアップは完了ですね(笑)。
てことで、絶不調の身体を駅からメッチャ離れたところに運びました。まぁでも、途中でヱビスビール買えたからよしとしましょう。消火剤です。
で飲み会開始。なんか、おだやかです。なんだだろ。そうか、卓球の世界大会やってるからか。教科の中には卓球やってる人がいて、その人の解説のもと見てるとすごくおもしろい。そうこうするうちに、話はクラブのことに。またまた燃料投下か?が、燃えそうになるけど、なんか爆発まではいきません。なんでだろ…。もしかしたら、わたしの体調が悪いのか?
ま、いいや。今日はおだやかにいこう。
帰り道、すごい雨と風です。なんでも立つまき注意報が出てたとか。でも、これだけザザぶりだと笑えます。まぁええやろ。

無力感

共謀罪反対運動が安保法制のときよりも盛り上がっていないという話が、与党議員からあがってきてるとか。
「お前が言うな!」
って話なんですが、運動が国会内の反対運動を後押しするとかいう話でした。
まぁ、わからんではない。
が、野党もだけど、ここまで国会というものをコケにされて、それでも声を上げない、与党を含めた国会議員全員が情けない。民主主義の根幹を放棄している。てか、職務放棄ですよ。
それが反対運動やってる、手当なんて出ないひとりひとりの市民に無力感を与えていて、それが今の状況をつくっている。
でも、みんな見ている。
たぶん、無力感の中で、当たり前の主張をしてもまったく話を聞こうとしないなら、「もりとかけ」で刑事的に追い込むのが、現実的な方策だと思ってる。まぁそれすら「知らぬ存ぜぬ」なんだけどね。
すべての国会議員さん。反対運動に責任をなすりつけずに、自らの職務をまっとうし、「逃げ勝ち」みたいな低いモラルを許さない社会を、とりあえず国会内につくれよ。

さすがにきつい

今日は生徒総会。もともと勤務しはじめた頃は、みんな体育館について集まってやっていましたが、そのうちいつの間にかそんなこともしなくなり、気がつくと放送でやるようになっていました。それは生徒会選挙の立会演説会も同じでした。
でも、ここ数年、生徒会が活性化し、子どもたちが落ち着くにしたがって、選挙の立会演説会も体育館でやるようになり、今年は生徒総会も体育館でやることになりました。
体育館の前にひな壇をつくり、そこに生徒会役員がずらりと並び、予算案なんかの説明をし、質疑応答では挙手して質問する生徒もおり、応答しようとする人を止める人もおらず(笑)。そりゃ、予定調和といえばそうですが、でも、やっとここまできたんだなという気がしました。

とはいえ、準備は教員がしなきゃなりません。いや、生徒は授業がありますからね。その時間授業がない教員がしなきゃどうしようもないわけで、それは放送もそうなんですよね。
まだ体調はまったくもとにもどってないけど、淡々と荷物運びです。身体が痛い。
てことで、午後はどうしようもなく身体が痛くて、仕事が手につかないどころか、起きてることすらできません。
これはやばい。
放課後は放送部のミーティング。
まぁ、Nコン前と文化祭近辺は、必ずと言っていいほど人間関係がゴタつきます。傍から見れば五十歩百歩のことも、みんな真剣だからこそ気になる。だから、煮詰まる前にクールダウンさせなきゃならないかな。まぁ、そんな話。

にしても、限界だわ(;_;)

久しぶりに本気を見た気がする

朝、やはり眠たいです。かなり限界に近いけど、試験監督が2発あります。とにかく動きまわって眠気覚まし(笑)
その後、採点の残り15%をやりきって、採点終了。息をつく間もなく荷物を背負って殿舎に飛び乗りました。向かうは府の教育センターです。今日は「人権教育部長(主任)会議」とやらがあります。
そういえば、昔は「同和加配会議」が毎年開かれていて、京都府内の全加配教員が集まってましたが、法切れに伴って「支援加配」になって、気がつくとそんな会議もなくなっていました。まぁ、15年ぶりの復活というところでしょうか。
てことで、センターに行くと、いきなりSうかつ指導主事が「ちょいちょい」と合図。「なんですか?」と行くと「あんな、今日は質問せんとってや」とのこと。あのね。あれはサクラやっちゅうねん(笑)。まぁ、しょーもない話がしたかったんでしょうね。
で、会議開始。京都府全域から400人近くの教員が集まっているとか。たしかにホールがほぼ満席です。
まずは教育監のあいさつ。なんか、自分の現役時代の話をしてます。ベタベタの実践です。まぁ、同年代ですから「あの頃やなぁ」と思いながら話を聞いていました。
続いてSうかつ指導主事による「趣旨説明」。なんか、うちのギョーカイでは「3法」というそうですが「部落差別解消推進法」「ヘイトスピーチ解消法」「障害者差別解消法」を指すらしいです。なんか「サンパ」って昔言われたことがあるなぁとか思いながら聞くのですが、話の中には、さらに「子どもの貧困」の話とか「性同一性障害文科省通知」とか出てきて、時代も変わったなと。さらに「LGBT」まで出てきて、なんというか…(笑)。でも、そこここに「長く潜ってきた」人権が息を吹き返した感じが伝わってきました。これは、府教委、本気だなと。
お次は中学校における実践発表。小学校や地域とつながるいい実践です。話を聞きながら「ええなぁ」と。でもまぁ、高校では難しいなと思ったり、いや、本気でやればいけるかもと思ったり。まぁ、一番のネックは、わたしは本気で学校にかかわっていないということでしょうね。いろんなことに手を出しすぎですわ。
で、志水宏吉さんの講演。テーマは学力保障です。もう、専門どストライクです。実は志水さんの話は何度か聞いているし、本も読んでるし、もっと言えば2000年代初頭の「学力低下論争」の頃から学力問題をずっと追いかけてきたし、そんな関係で鍋島さんと呑んだりもあって、わたしにとってもなじみの世界です。今回の話の中では新しい知見はあえて出されなかったのかな。まぁみなさん「へー」「そうかぁ」「なるほど」と聞いておられたから、みなさんにとっては新しい話で、最先端の話をするとエッジが効き過ぎるのかもしれません。でも、わたしにとっても「復習」にもなったし、話がこなれていてすごくわかりやすくて得るものが多い講演でした。質疑応答の中で、「中学校から高校に行ってやめてしまう子がいる」という話が出てきましたが「self esteem・学習習慣・目的意識の3つのハードルが次々やってくる」という話もストンと落ちました。
おわりの室長の話も気合が入ってます。いや、いつも気合の入っている人なんですが、ほんとに気合が入ってました。
とにかく3時間半の短い会議でしたが、メッチャ元気がもらえる半日でした。

そんなふうに思いながらの帰り道。参加者とおぼしき若い教員が携帯で話をしているのが聞こえてきました。
「なんか、難しい話で全然わからなかったからずっと寝てた」
えーと。
わからないからこそ聞くんですよ。それは、わたしたちが子どもたちに常々言っていることです。「お前、寝てる子、怒るなよ!」という気持ちと「子どもの気持ちがわかったか?」という気持ちと「本気で継承しないとアカン」という気持ちが入り混じった帰り道でした。
なんしか、今度、Sうかつ指導主事に「こんな人いましたわ。同和教育の継承、ほんまにやらんとあきません。もっともっとやりましょね」って伝えよう。