今年もキャンプだ!

今日〜明日、恒例のトランスジェンダー生徒交流会のキャンプです。まぁ、恒例と言っても、まだ3回目ですが、3回やれば「恒例」でもいいかなと。それにしても、思えば1年目は大雨と大出血がありました。去年は、なぜかそのまま九州に行きました。で、今年はなにごともありませんように。
今回は、新たに関東からも参加される方がおられます。そんなこともあって、今年は電車組がけっこういます。なので、京都駅に集合してとりあえず特急の自由席を確保。完全に満席です。さすがは3連休初日です。早めに並んでよかったよ。最寄りの駅に着いて、とりあえず外に出ると、たまたま知りあいがおられて「送ってあげるよ」って、マジですか。ということで、ご厚意に甘えることに。
キャンプ場に着くと、なぜかわたしたちが一番乗り。しかたないので、勝手にキャンプ場を開けてしまったり。でも、そうこうするうちにみなさんやってきて、少しずつ賑やかになっていきます。もちろん子どもたちは速攻海に直行です。大人はもちろんビールです。5時になったらカヌーが出せるので、みんなでカヌーを持って海へ。わたしはAちゃんとペアでカヌーに乗ったのですが、せっかくなのでひっくり返したり(笑)。海から帰ってきてシャワーを浴びようと思ったけど、なかなか順番がまわってこないので、しかたなしに水のかけあいしてはしゃいでみたり。子どもですな。
夕方前になると、「そろそろ晩ごはんをつくろうか」となります。今回わたしがつくるのは鶏のもも肉のスモークです。といっても、うちの上の子どもが仕込んでくれたのをスモークするだけですけどね。ちなみにKうさんはローストビーフです。
と、Hがしさんが来られて、すいか割り。みんなでわいわい割っていたと思ったら、すいかの種飛ばし競争が始まりました。ちなみに、的になったのはレインボーフラッグです。やるな。
暗くなると、本格的に晩ごはん。メインはサムギョプサルです。なにやら向こうで焼いておられますが、こちらでは関係になしに大人は酒を飲み続けています。ジンリッキーを呑むわ、ブランデーを飲むわ、もうムチャクチャです。
てことで、気がつくと倒れていました。
きれいな写真はHがしさんがレポートしてくれています。
これとかこれをごらんくださいな。

その後、こんな会話をされたとか。感謝だなぁ。

よく働いた。

今日は40分授業です。てことは、合計20分雑務をする時間が多く確保ができます。この間、ずっと他のことをしなくちゃならなくて放ってあった大切な「組版」いい加減しなくちゃなりません。
てことで、まずは印刷屋さんに電話。
「間に合いますか?」
「きついなぁ…」
「なんとかなりますか?」
「せなあかんのでしょ?」
さすがです。
てことで、すでに組版してるものをざっとチェックして…。あり?去年のもの?いや、他の原稿は今年のだわ。ということは…。あ!会長変わったから頼むの忘れてる!てことで、至急電話。仕事が早い人だから、なんとかなるでしょ。
それにしても、法務省のデータをうつすの、めんどくさい。でも、pdf→jpegで貼り込みは汚いからな。とにかく表をつくるしかないです。
表の次は、もろもろのデータを整理して、一ページにまとめて。あとはブック構成をして、扉が奇数ページにするように調整です。もう、時間がないので空白ページを放り込みますか^^;;。
最後に表紙をつくってできあがり。
原稿が来たら流し込むだけです。
とりあえずzipにして印刷屋さんに入稿。
あー、疲れた。身体がガタガタだ…。

ありゃ…

イムリミットがある仕事はきついです。いや、タイムリミットがない仕事ってなんなのか聞いてみたい気もしますが、それにしても〆切がガンガン迫ってくる迫力は「ヒュン」ってなりますね。
それでも、とにかく、昨日、成績処理は終わりました。1日で書いたゲンコは送りました。〆切を1ヶ月半すぎたゲンコも、一度書いたのを少し変更してるところです。あとは…。今度の火曜日までにレジュメを切らなきゃ。それから、いつもの組版作業です。これ、毎年統計の書式と項目が変わって、どないすんねん状態なんですよね。
そこに突然湧いて出てくる急ぎの仕事をまぶすと、ほんとにどうしようもないです。仕事の海で溺れてる気分です。でも、わたしなんてまだまだなんやろな。

そんなこんなで、「いることが仕事」的な(笑)掃除カントクの時に、昨日送られてきた英文のペーパーを持っていくことにしました。で、読みはじめたのですが…。
あれ?あれあれ?あれれれれ?
もちろん、わからない単語は山のようにありますが、大意はつかめます。なんか、気がついたら2ページほど読んでました。てことで、帰りの電車でも、スマホ片手に読んでみたのですが、なるほどなるほど。と、結局さらに4ページほどすすんだので、これは明日の帰りには読めるじゃんと。さすがは『リトル・チャロ』で鍛えただけあります(笑)。
にしても、「Ninth Circuit」って「第九回路」なわけがないだろ!てか、「Circuit」を「回路」って訳すのもマニアックだぞ(笑)。

交互にやってくる

先々週は1週間夜は何も用事が入ってなくて、ほんとに日常生活をしてました。先週はお座敷と採点にまみれて、メッチャクチャな1週間でした。そして今週は1週間夜は何も用事が入っていません。来週は…。来週は昼はバタバタするけど、夜は何もないですね。そして、再来週は…。ここから火を吹く感じです(笑)。

ということで、昼間はガッツリと仕事をして、いつもの通りさっさと帰って、夜はジンジャエールの素づくり。なんか、はまってます。前につくったのが先々週だったかな。まだ残ってるけど、1週間ほど寝かしたほうがいいらしいから、今日あたりがつくりどきでしょう。
しょうがを買いにいったついでに、下の子ども用に「ほろよい」を買ったりして。
ほんとはいっぱいやらなきゃならないことがあるんだけど、のんきな夜にはできないなぁ…。

減らしたのを増やす

半年ほど前に検査しましたが、いちおう過形成らしいとわかって、それはそれでいいのですが、形成しすぎてもしかたないので、エストラーナテープを5日に1枚まで減らしてました。今日はその検査結果を持って今後の相談です。
検査結果は次の通り。

測定日 E2(pg/ml) T(ng/dl) 薬(錠/日) ビールの本数 ビールの味
2006/08/10 67.3 0.05(ng/ml)     4 1本弱
2007/02/08 1430.0    5 1本弱
2007/04/10 1386.0     4 1本弱
2007/06/14 587.2   3 1本
2007/08/16 104.1   2 1本
2008/02/14 681.1   2 1本
2008/04/10 418.0   1.5 1本+α
2008/06/04 65.0   1 1本では足りない
2009/01/27 69.0   1.5 1本
2009/09/17 88.8 603.9   1.5 1本
2009/12/8 174.9 33.6   2 1本
2010/04/26 97.5   5/3 1本
2010/08/09 10以下 0.4 12.9 43.3 0 1本
2011/02/16 43 0.3 13.7 35.3 0.5 1本(無敵)
2011/09/21 24 0.2 14.3 36.3 0.5 1本
2012/07/24 10以下 0.1以下 17.8 63.0 0.5 1本
2012/11/17 30 0.2 9.9 25.1 1 1本
2013/11/11 42 0.1 4.7 19.2 1 1本
2014/03/04 50 0.1 10.2 22.1 1/2 1本

!2014/11/06|20|0.1|8.2|17.3|1/2|1本|◎|

2015/04/18 42 0.2 4.6 11.9 1/2 1本
2015/11/10 72 0.3 4.3 15.2 1/2 1本
2017/02/13 41 0.2 5.4 14.7 1/2 1本
2017/07/01 18 0.2 10.1 28.2 1/5 1本

※2013/11/27よりエストラーナを1/2
※2017/03よりエストラーナを1/5

ちなみに、基準値は以下の通り。

ホルモン 男性 女性
E2(pg/ml) 19〜51 19〜226(卵胞期)・49〜487(排卵期)・78〜252(黄体期)・39以下(閉経後)
テストステロン血清(ng/dl) 225〜1039 3〜67
望ましいT値(ng/dl) 100

なるほど、E2は激減です。
「これは少なすぎますね」
とのお言葉。たしかに。最近、足がつりかかったりするのはそのせいか?いや、そんなことないか。
実は、わたし、体調の変化がわからないんですよね。なので「体調はいかが?」って聞かれても「まぁこんなもんで」と答えていて、それが「どんなもん」かはわかっていない。大雑把な身体です。でも、たぶん少なすぎるのかな。
「3日に1枚にしましょうか」
「ですねー」
まぁこれで再び過形成になったら、4日に1枚にすればいいです。ということで、3の倍数の日に貼ることにしました。って、明日か…。
「えーと、ちなみに、いま6束あるんですよ」
「てことは、その3倍保つから…。たしかに売るほどありますね(笑)」

で、ホルモンよりも問題なのはγGTP関係です(笑)。

測定日 γGTP ALT
基準値 1-80 5-45
2010/08/24 107 36
2011/08/23 223 82
2011/09/21 184 57
2012/07/24 100 29
2012/11/17 72 26
2013/11/11 118 34
2014/03/04 100 22
2014/11/06 118 23
2015/04/18 90 26
2015/11/10 94 39
2017/02/13 115 26
2017/07/01 124 34

「なんか、話聞いてると、メチャクチャお酒を飲んでおられるみたいだけど、思ったよりはマシですね」
「…」
「たまには休肝日を入れてくださいね」
「…」

ということで、またまた4ヶ月後に血液検査&受診となりましまとさ。

できてもた

はっきり言って、ここしばらく、毎週ゲンコを書かなきゃならない感じです。でも、そんな合間を縫って、採点とか成績処理とかプリント作成とかいう雑務が山のようにあります。ちなみに、雑務のほうが本務です(笑)。
で、昨日タイトルをつけただけのゲンコ、どうするかです。
とりあえず今日はビョーインの受診日なので、朝はゆっくりしたかったけど、いつもの時間に目が覚めたので、PCをひらいてパチパチやって、ビョーインの待合室でパチパチやって、出勤の途中でパチパチやって、職場に着いてパチパチやったら、あら不思議、できちゃいました。まぁ、かなりの部分が子どもの文章のコピペですが、それがもともとの文で、わたしの文章はつなぎでしかないというのが今回の趣旨なので、それでいいでしょう(笑)。
ということで、来週へ向けたゲンコだな。これがしんどい…。

できるのか?

こないだひとつ急ぎのゲンコを書いて、いま、なんとなく放ってあります。もう出しちゃっていいかなとも思わないわけではないのですが、ペーパー調のアジテーションなので、少しなんとかしたいなとも思わないわけではないのです。
が、それとは別に、明日までにひとつゲンコを書きたいなと。でも、先週はお座敷と採点と呑み会(笑)にまみれていたので、そんな時間はまったくありませんでした。
で、今日に至ってしまったのですが、今日は今日で授業と会議にまみれてて、放課後の1時間くらいしか時間はありません。
とりあえず、タイトルを決めて、資料をプリントアウトして、構成を考えたものの、そこからどうしても意欲がわかなくて、先に進みません。
そうこうするうちに、職場を出なきゃならない時間になりました。
家に帰ったらお風呂→ビール→テレビで、やる気はまったくわかず。
さてと、どうする?

久しぶりだなー

朝起きると絶不調です。でもとにかくいったんお家に帰りましょう。ということで、這うようにして家まで帰って、とりあえずふとんに入って休憩です。
でも、なんとなく動かなきゃならない気がしたので、思わずポテサラなんぞつくってみたりして。
で、いろいろダラダラしているうちに、出かけなきゃならない時間になりました。今日は寄り道もしなくちゃならないので、車で出動です。で、着いたのは、京都府北部の入り口にあたる街。まぁ、しょっちゅう来てますけどね。今日はここで、久しぶりの「ミッション1」です。
途中、道すがら復習したのは言うまでもありません。なんせ、忘れてる可能性が大です。それがこわい。
とりあえずお弁当をいただいて、主催者の方といろいろよもやま話。でも、眠いです。まいったな…。
で、お座敷開始。
なんか、懐かしいなぁ。
今となっては古い感じに思えるかもしれないけど、でも、普遍的な内容を含んでいる思うんですよね。ちなみに、じゃあ新しい内容を放り込めばいいじゃないかということになりますが、「ミッション1」は、けっこう緻密に組みあがっていて、足したり引いたり変更したりすると、つじつまがあわなくなってしまいます。
それでも、少し時間の余裕があったので、なんとか新しい情報を突っ込んでみたりしました。
それにしても、聞いてくださった方々のフレンドリーなこと。おそらくはけっこうな歳の方もおられるんですけど、みなさんの笑顔と笑い声がとても楽しそうです。いいなぁ、こんなふうに歳をとりたいなぁ。
終わってからあいさつに来られた方の中には、高校時代の友だちのきょうだいの方もおられたりして、なんか、アットホームなお座敷でした。
それにしても、ゆっくり話をしたつもりでも「早口」って言われたから、これはそもそも自分が早口なんだなと再認識をしたりしました^^;;。

お座敷のあとは、主催者の皆さんとティータイム。ケラケラ笑いながらの楽しい時間を過ごして、お家へ。
今日は下の子どもの20歳の誕生日です。もう20歳なのかぁ…。
とか思ったけど、「お酒がおおっぴらに飲める!」とか言うので、ビールを注いでやったら一口飲んで「苦いー」と口を押さえるわ、氷結飲んでも「苦いー」と言ってるわ。まぁ、そんなもんでしょ(笑)。

包括的性教育 わたしのお座敷じゃないけどね

今日は関西性教育セミナーです。わたしの役回りはコメンテーターらしいです。って、コメンテーターってなにをやるんだ?司会とは違うのかな。でも、司会だったら「コメンテーター」とは言わないな。
なんとなく不安を抱えながら、午前中は仕事です。
で、開始1時間前に会場へ。やがて昼ごはんを抱えた東さんとAnttiさんが登場。
Nice meet you.
とかあいさつを交わして、打ち合わせ…。と思いきや、打ち合わせできず。とりあえず、なんかコメントを言わなきゃならないということだけはわかりました(笑)。

で、セミナー開始です。コメント言うってことは、ガッツリ聞かなきゃならないです。ひたすら赤ペン先生になってしまいました。
それにしても、フィンランドの包括的性教育ってすごいです。なんかもう、話を聞いていると、日本にいるのがイヤになってきます。でも、話が進んでいくと、現実は日本と似たりよったりな感じです。あたりまえのように暴力や虐待や貧困があります。ということは、同じような状況だけど、それにどのようにして対処していくかというところが違うわけですね。
ずっと話を聞きながら、繰り返し出てくる言葉があることな気づきました。
safety , respect , self esteem , dialogue
がそれです。これって、すべて人権教育のキーワードでもあり、p4cのキーワードでもあります。そのことに気づいたところから、どうにかこうにかコメントを考えられるようになりました。
それにしても、日本とフィンランドの違いの中でもっとも興味深かったのは「知らないことを知らないと言えること」でした。つまり、言い換えると「完全な人間はいない」ということです。だから、大人も子どもも成長し続けます。ということは、学び続けるということです。そして、respectされる人間とは「知らないことを知らないと言える人」なんですね。このあたりが日本とは違うなと。日本の場合「知っていること」「完璧であること」がrespectされることの条件な気がします。で、なぜこれができるかというと、safetyな場でdialogueが成立しているからです。
そしてもうひとつ、学ぶ機会はあちこちにあるということでした。日本では、ともすれば性教育は、そういうひとコマの時間に限定されそうだけど、フィンランドでは日常生活のありとあらゆるところに機会が転がっている。それはなぜかというと、「包括的」だからです。つまり、性教育は生殖についての正しい知識を得ることではないんですね。well beingを学ぶことなんですね。だからこそ、どこででもできる。
そんな中でひとつ気になったのは、「フィンランド性教育は昔からそうだったわけではないだろう」ということです。では、いったい、なぜこの道を選択したのか。なぜ日本とは違う道を選択したのかということです。
これに対する答えは、そう簡単じゃなかったみたいです。そりゃあたりまえですね。いろんな要素が複合的にからみあっている。でも、「なるほど」と思ったのは、フィンランドPISAがトップの国でした(笑)。まぁ、そういうことなんですね。ちなみに、それを支えているひとつの要因は、メッチャ高いtaxです。それも累進課税のね。
まぁ、いろんな意味で日本とは真逆な世界を見せてもらえました。
そうそう。「カミングアウトしている教員はいるか?」と聞くと「カミングアウトは必要がない」と不思議な顔をされたけど、たぶん稲田さんとは、これまた真逆なところでの話だわな。

ということで、打ち上げです。
Anttiさんと話したいけど、なかなか言葉が出てこない。でも、ほんの少しだけど出てきたのはうれしかったし、まぁ、去年の今頃よりは、少しは英語に慣れたかな。

ということで、二次会です。なんか、いろんなことを話していたら、あっという間に終電の時間です。やばい!
ということで、無事新快速に乗れました。ホッ。
で、目が覚めたら、草津
草津…?
アカンやん(笑)。
幸い、京都行きの最終があったので、なんとか京都までは帰れました。どうしよう。とりあえず、あそこに泊まるか…。

変速ダブルヘッダー

今日は試験最終日です。なんでも、試験のあと全校集会をひらくとか。で、わたしにもしゃべれと。
うーん…。わずか10分程度とは言え、新ネタやな。これは考えなきゃ…。てことで、考えたネタがこれです。

わたし、うちの学校の口コミをたまに見に行くんやけどね。「上り坂がきつい」「服装頭髪点検がイヤ」みたいな、ありがちな口コミに混じって「先生と生徒が仲がいい」「クラブの先輩が優しい」みたいなのがあって、さらに「いじめは見たことがない。ないんじゃないかな」みたいなのがあって、とてもうれしかったんですよね。
でも、今回「いじめアンケート」をとったら、やはり「いじめ」の案件が出てきました。なので、ここはやはり、人権担当として話をしようと思います。
なぜ人権担当が話をするか?
「人権が守られている状態」について、1年生のみんなには4月に話をしましたね。おぼえてますか?
「みんなが幸せであること」
って言いました。これは別に、みんなが「ハッピー!」と思っている状態じゃないです。「いろんなめんどくさいことやイヤなこともあるけど、それでも生きていてよかったよ」というのが「幸せ」なんです。でも、いじめがあった。いじめられて死を選ぶ人もいますよね。ということは、そういう人は「幸せ」とは言えない。そして「幸せじゃない人がこの中にいる」ということなんです。となると「人権ポリスがファンファンファン」ですよ。

意図的ないじめは話になりません。例えば「排除」。3年生にはこないだ話をしましたね。「あいつは違う。わたしら同じ」これが部落差別の根源でした。例えば、口をきかないとか、遊びの時にわざと誘わないとか、あるいはライングループから外すとか、そういう仲間はずれ。こんなことをやる人は「わかってやってる」から、当然指導の対象です。学校の外の社会だったら、「本物のポリスがファンファンファン」ですよ。
今日話をしたいのは「いじり」についてです。
先日、教職員研修がありました。その中で「いじり」の話が出てきました。「生徒のいじりに先生はのっていませんか。同じように生徒をいじってませんか?いじられていい生徒なんて、いるんですか?」と言われたんです。ハッとしました。もしかしたら自分もいじってるかもしれないと思いました。
もしかしたらいる?(おれ、いじられた。おれも!)
マヂか、ごめん。(ええよー(笑))
テレビにも「いじり」はあります。確かに「いじり」のない世界はおもしろくないんです。というか、悪いことのない世界なんておもしろくないんです。それはよくわかる。
でも考えてほしい。
1対1のいじりは◯です。1対2のいじりも◯かな。1対3のいじりもまぁええか。でもそれが、1対10になったら?1対クラス全員になったら?
あるいは、1日1回なら◯。1日2回も◯。でも、しょっちゅういじられたら?
どこかで質が変わるんです。それは人によって違います。どこで変わるかは、本人にしかわからないんです。でも、本人は言わない。なぜ?それは知られるのがイヤだからです。
理由はいろいろあると思います。「自分の弱さを認めることになる」「やっとできた友だちが去っていくかもしれない」「騒ぐともっとやられる」。でも、基本的には「めんどくさい」。めんどくさいことがいっぱい起こるんです。だから黙ってやり過ごせばいいと思っちゃう。これは、例えばいろいろなハラスメントとか、チカンとか、レイプとか、暴力とか、差別とか、そんなのと同じことです。
じゃぁ、どこで食いとめるのか?それは、いしっている自分たちで線を引くことです。「やりすぎちゃうか?」と、いつもビビることなんです。その感性を持つことが必要なんです。

で、こんなことが起こっていることは、きっとほとんどの人は知らないと思います。
それは、差別も同じです。自分の身のまわりで起こっていなかったら「ない」と思う。でも、どこかで起こっているんです。でも、そのことを知らない。それは、「人権を考えるアンケート」にも出てきます。
では、知らなければいいのか?
実は、当事者は常に出会っているんです。あるいは、ふとしたときに出会った経験をもっているんです。それは、来週配る予定の「君に伝えたい 大切な人権の話」を読んでほしいと思います。
そして、実は、「ある」ということは、非当事者にとっても出会う確率はゼロではないということなんです。そして、現実に出会った人がいるんです。そして、出会った人がアンケートに書いてくれました。だから、顕在化したんです。
だから、感謝をしたい。
そして、「いじめがあった」ということは「いじめられた人がいる」ということです。その人の心の傷は、そう簡単になくなるものではありません。傷を癒すためには、できればそっとしておきたいんです。でも、あえてこの場を借りて、やはり伝えなきゃならないことがあります。ごめん。
なぜ、傷をそっとせずにこんなことを言うのか。
かつて卒業生と呑んだときに「せんせいはなぜそんなに同和学習に力を入れるのか」と聞かれたことがあります。その時答えました。
「このクラスの中に部落の子がいるの、知ってるやろ?」
「うん」
「誰や?」
「S」
「そしたらな、もしもお前が将来どこかで差別と出会って、差別するか差別しないかの選択をしなくちゃならないとき、Sの顔が浮かぶやろ?」
「浮かぶな」
「そしたら差別するか?」
「せぇへんな」
「だからやるねん」
「わかった」
いじめはそんなに簡単になくなるものじゃなありません。だって、「いじり」がいじりかどうかは、なかなかわからないからです。「いじってる人」「いじられてる人」が意識しないいじりはあります。誰がそれを指摘できるのか。それは、わたしたちを含めたまわりにいるみんなです。まわりの人たちにしかわからないんです。
つまり、なくし続けることが必要なんです。なぜ?それは「みんなが幸せになる」ためです。
今日、みんなは「この学校にいじめがある」ことを知りました。そのことを通して、もしかしたら自分が「いじめ」と出会うかもしれないことも知りました。だから、「出会ったとき」にどうするかを学ぶ必要があるのです。考えることではなく、具体的に行動を起こすこと。そのことを、みんなに伝えたいと思いました。
最後までしっかり聞いてくれてありがとう。

で、職場をあとにして、おにぎりをぱくつきながら午後のお座敷の学校へ。
到着したのは20分前。とりあえず准校長室に通されたけど、あいさつしただけで、そのまま会場へ。ちょこっとセッティングしたら、すぐにつながったので、ほっと一息です。
そうこうする間にみなさん集まってこられました。てことで、2時間のお座敷スタートです。少し狭めの部屋ですが、それがかえっていいです。なんとなくみなさんとわたしとの間に一体感がある気がします。となると、テンションがあがってきます(笑)。で、気がつくとこないだと同じパターンです。
まぁ、あとからあとから新しいスライドを突っ込んでいったら、時間がかかるに決まってますよね。でもまぁええか。とりあえず与えられた時間分話をしたから。
終わったあとの准校長さんのあいさつは笑いました。「はじめに会った瞬間は頼りない感じで「大丈夫かな」と思ったけど、知らない話がどんどん出てきて、それにつれて尊敬の念が出てきた」とのことでした。まぁでも、知識は誰でも獲得できますからね。尊敬なんて必要ないです(笑)。

で、最寄りの駅からバスに乗って、お友だちと合流です。まぁ、悩み相談というかなんというか。とりあえずふたりでダラダラ話をしながらダラダラ呑んで、気がついたら10時です。これはアカン。帰らなきゃ^^;;。