立て直さなきゃな…

「卒業生の会」の翌日は「京都在日外国人生徒交流会」です。さてさて、今回はどれくらいの参加があるのかなぁ。
卒業生のうち急ぐ連中は帰っていって、残ってくれるふたりとしばしまったり。てか、みんな寝てるよ(笑)。
そうこうするうちに、現役登場。
うーん。今回はひとり…。これ、交流じゃないな…。
でも、いいんです。きっと「学校では話せないこと」が、ここなら話せる。だから、それを聞き出すことが今回の交流会の目標です。一緒に餃子の皮を伸ばして、一緒に包んで、和やかな時間を過ごして。一緒にごはんを食べて、「おいしい!」って声をあげて。いろんな夢を語りあって、そんな中から「今」の話をボチボチと。そっか、そんなことがあるんだ…。
なんか、結局、16時終了予定が、ダラダラと17時までやってました。
きっと、こんなのもありなんです。
でも、やっぱり立て直さなきゃなりませんね。

で、そのまま再び京都府南部の在日の集住地域へ。こないだ「チャンゴの練習、久しぶりにやろ」って連絡があって、これは行かねばならんだろうと。
なんか、久しぶりにケンガリの音にあわせてチャンゴやプクを叩いて、血が騒ぐというかなんというか。「腕が動かん(;_;)!」とかグチりながらも、やっぱり楽しいですね。「次で終わりね」って演奏して、やっぱり「もっかいやろ!」ってなって。そんなことを何回か繰り返して、8時半くらいに練習終了。
で、近くの居酒屋で乾杯。いまはここにいない人のことにしばし思いを馳せたり、これからの話をしたり。
たしかにここの「運動」からは遠ざかったけど、違う形でかかわりつづけることも可能なんだと思いたいし、そうやってかかわってきた。そしてそれは、決して実現不可能なことではないってことを、なんとなく感じることができたかな。
物理的な距離はちょっと離れたけど、心の距離は少し近づけよう。

右往左往

朝、来年からのおべんきょ場所に行って書類を出してきました。にしても、遠いわ(;_;)。でも、これに慣れるしかないですねぇ…。

昼からは京都市内で某在日外国人教育関係の会議です。午前の用事が長引いたため、かなり遅れての参加です。そのため、会議中の雑用は山のようにあるわ、見事に論議に乗り遅れてしまうわ。まいったな(;_;)。

で、会議が終わったら、京都府南部の「第二のふるさと」の近くの街へ。ここで合流したのは元教え子。3年間担任をして、なんというか、まぁいろいろ(笑)あった子です。「子」といっても、30過ぎですけどね。
ほんとに立派になってくれていて、すごくうれしかったです。こんな書き方は、あまりにもステレオタイプなんですが、これ以外書きようがないんですね。
その子が卒業してから17年かなぁ。17年ぶりに会えたわけです。ほんとにうれしかったです。
で、一緒に飲んで、楽しい時間を過ごして、再会を約束してバイバイ。

そこから東九条に引き返して、「卒業生の会」です。
今回は人数は少なかったけど、でも、いつもの通りまったりとした会になりました。が、わたしは途中から横になりはじめて、これはアカンなと思ったところでダウン。
夜中にメッチャ大きいイビキに起こされて、とりあえずベッドに避難。
寝よう…。

最後の授業

今日の授業は20分が2コマ。試験返しです。ま、採点ミスがないかどうかとか、提出してくれたノートの返却とか、いろんな「処理」の時間ではあります。でも、わたしにとっては総括の時間です。

まずは、君たちと過ごしたこの一年、ほんとうに楽しかった。ありがとう(^^)。
きみたちの会話を聞いている時、わからないことを隣の人に聞いていることがあったね。あれ、すごくうれしかった。わたしにはできない教え方をしてくれてるんだと思った時、「ありがとう」って思ってた。
それからね。しんどいことがあってね。今日ここにいない子がいる。とてもとてもつらい。それは、君たちも一緒だと思う。もしもこの中に教員をしたいと思っている人がいたら、いまのつらい気持ちを忘れないでほしい。
それからね。もうひとつあります。
たぶん選挙権が18歳に引き下げられる。ここにいるのは全員日本国籍を持っているから、みんな選挙権を持つと思う。選挙権というのは、先人たちが命をかけて勝ち取ってきたものなんだ。だから、必ずその権利を行使してほしい。そして、それは「戦争をしない」ために行使してほしい。

そんなひとときを過ごしました。
これが教員なんだろな(^^)。

ぐわー(;_;)

今日は採点の祭典の日です。とはいえ、数学の採点なんてメッチャ早いです。いや、わたしの担当クラスの話ですけどね。ついでに言うなら、辛めの採点は早いです。甘めにすると時間がかかる。で、年度末ですから、当然辛めです(笑)。
てことで、午前で採点が終わって、ノートチェックとかプリントチェックやって、さてとひといき。おべんと食べようと思ったら、一本のメール。
「2月16日〆切の原稿がまだ届いてないんですけど…」
ぐわー!忘れてた!
そうでした。そんなのがありました。とにかく
「至急書きます」
と返事して…。クッ、頭が原稿モードになってない(;_;)。

でも、今日は早く帰らなきゃ。なにせ、パートナーの誕生日。
家族みんなで近くにある庶民の味方のイタリアンファミレスに行って晩ごはん。4人で食べて、ワインを一本注文して5000円かからない。うーん。外食産業って、基本的にはどこも「ヤバイ」のかもしれないけど、他ほど「ヤバイうわさ」は聞かないんですよね…。
てことで、おいしくいただいて満足満足。
お家に帰ってケーキ。8日にM木ちゃんからもらったこれ。

メッチャおいしい!
てことで、あとはテレビ見て、さっさと寝ました。
うーん…。原稿…。

ほぅ…。

今日は夕方から、とある大学の教員のみなさんの研修会。そう言えば、大学教員の研修会って、何回かあったな…。いずれも、なかなかいい感じだった気がします。さてさて、今回はどんな感じかな…。

なんでも、教授会が長引いたらしく、予定よりも20分遅れでスタート。えーと、てことは、40分しかない?それは無理です。なので、司会のセンセからは
「次の会議がある方は中座あり」
とコメントをしてもらい、わたしからは
「1時間と言われてたんですけど、たぶん無理なので」
と牽制球を放って、さて、スタート。
とにかく時間短縮にはネタを刈り込む以外方法はありません。でも、ヘタにネタを刈り込むと、意外なところで「伏線」がなくなります。ちなみに、もっと刈り込むと中身がなくなります。まぁ、玉ねぎみたいな話ですから(笑)。
てことで、あらかじめ刈り込むネタを考えてはいたんですけど、なかなか難しいですね。
そんなこんなで、結局1時間20分ほど話。でも、それなりにウケてたし、まぁええかと^^;;。
終わってからは質問も出てきて、しかもそれぞれ専門分野に根ざした質問で、かなり考えながらも、わたしなりの「(だいたい)専門」で返したりして、勉強になりました。

にしても、かなり飛ばしました。ふぅ、ちょっと疲れたな…。
あー、H家さん、おられなかったなぁ。ちょっと残念^^;;。

久しぶりやなぁ

さてと。今日の仕事は…。基本的には雑務やな(笑)。
とりあえず、最近できた本の発送作業でもしましょうか。と…。ひとり住所がわからない人がいます。Bんちゃんです。でも、アドレスはわかるな…。
「本、渡したいし、呑もうか」
「おっけー」
で、本日の呑み、決定です。
久しぶりに会ったBんちゃん、ええ顔してました。
「元気?」
「元気やで(笑)」
みたいな。
で、昔話をしてみたり、今話をしてみたり。
たぶん、前を見て走り続けるために、とりあえず脇に置いておいたものを、いま大切にしようとしているのかな。
穏やかなひとときでした。

で、おうちにて

お家に帰ったら、なんか上の子どもが格闘しています。どうやらオール手づくりでイタリアンとかスパニッシュとか、なんだかんだのごはんをつくってくれてるみたいです。
で、食べたらおいしい!
ふむ。こいつ、凝り性やなぁ(笑)。
下の子どもはハーブを袋に詰めてお風呂に入れるのをつくってくれてました。試験中なのにありがと(笑)。
にしても、眠いです。
11時前に撃沈(^^)。

第二のふるさとにて

今日は某研究会の冬季現地研修会。平たく言うならフィールドワークです。にしても、フィールドワークづいています。
向かった先は、わたしにとっての「第二のふるさと」です。案内してくださるのは、ものすごくお世話になった人です。今回はワンプッシュもなく(笑)。
というか、今回のフィールドワークは若手教員にたくさん来てもらうものなんですが、たぶんみんな、わたしのことは「誰?あの人。なに?あの人」みたいな感じと違うかなぁ。だって、案内してくれる人とメッチャ親しく話をして、冗談言いあって笑っているわけですからねぇ。
でも、地域に根ざしていろんなことをやれば、こうなるんですよね。そんな教員がいることも知ってほしいなぁ。

フィールドワークは…。まぁ、人数多すぎました^^;;。でも、わたしも知らないことがいっぱいわかったりして、とてもよかったです。

フィールドワークのあとの講演。まずはご自分の話をされましたが、これがすごい。なんというか、もしかしたら、若手教員のみなさんにはわかりにくかったかもしれませんが、その「わかりにくさ」から出発して「知ろう」と思ってくれたらいいなぁと思いました。
なんというか、「わかりやすい話」は、たしかにわかりやすいかもしれませんが、そこから広がるものが少なくなる可能性がある。逆に「わかりにくい話」は、そこで終わってしまうかもしれないけど、それをわかろうとする過程で広がりを見せる可能性を持つ。で、その可能性を広げるのは、たぶんわたしたち「非若手教員」なんでしょうね。
もらったものを、どうつなぐか。そこが問われてる気がしました。

で、振り返り→キミたち^^;;

鼎談が終わったあとは、軽く呑みながら振り返り。1時間ほど呑んで、ハプニングがひとつ(笑)。
で、編集さんを見送って、もう一軒で軽く呑み。
その後、地元の駅の近くでM木ちゃんと合流。なんか「こんな時じゃないとゆっくりと呑めないから」って、こないだお誘いのメールがあったんですよね。で、家の近くのメキシカンバーでのんびり呑み。
にしても、このバー、真冬なのに、マスターはあくまでもラテン系です。
と、あしたが誕生日なのがバレたところで、いきなりこんなデコレーションが。

で、ウダウダしゃべっていたら、いきなりK淵さん登場。は?偶然?なわけないよな。
どうやらハメられたらしいです(笑)。
なんか、誕生日のプレゼントもらってしまったりして、メッチャうれしいです。
あとは、あーでもないこーでもないと、交流会の相談をしたり、はたまたしょーもない話をしたり。マスターからテキーラをワンショットおごってもらったりして、なんか、ほんわかした夜を過ごしました。
しかしなぁ…o(^^)o

「声」はそこにある

今日は、とある雑誌の取材で鼎談をすることになりました。わたしに与えられた任務は、いつもの「仲間探し」です。
今回の中身にふさわしい「仲間」…。
いちおう、「LGBT特集」らしいので、トランスばかりというわけにはいきません。てか、すでにオープンにしているトランスを集めてもおもしろくないし(笑)。
てことで、レズビアン/ゲイの人を探すことにしたのですが、これがなかなか思いつきません。瞬間、平野さんとかも浮かんだのですが、今回については違う気がします。
ちょっと思い当たる人がいたので、とりあえずメールを送ってみたのですが
「自分は完全なクローゼットで、まったく誰にもオープンにしていない。せっかくのお誘いだけど絶対に無理」
という返事がかえってきました。
そうなんだ…。コミュニティで会う時は、とても気さくでオープンな感じだけど、普段は違うんだ…。なんか、すごく厳しい現実をつきつけられた気がしました。
でも、なんか、今回の中身は「クローゼットな人」に話をしてほしい気がしているのです。というのは、クローゼットな人の声は、なかなか伝わらない。でも、そんな人にも「声」はある。きっと隣にいるであろう人の声なき声。そんな「声」にこそ耳を傾けるべきだろうと、わたしは思うからです。
そんなことを考えている時、ふと何人かの知り合い、それもほんとうに「ふいに出会った人」が何人か浮かびました。そうだ。あの人たちに頼もう。
すると、みなさん、快く引き受けてくださいました。
で、今日迎えた鼎談。
すごくよかったです。
名前のない存在、いや、存在しないものとして扱われることへの怒りや悲しみ。
言いたいけど言えない。でも、信頼できる人へのカムアウトの実現、そしてそのカムアウトを受けた人の変容。「自分のことを言うことはできないけど、なんらかのことはしたい」という思いを聞けたことは、すごくよかった。
そうそう。
街角でレインボーを見た瞬間「あ、自分を「存在するもの」として考えてくれる人がいるって思える」って話がありました。当事者じゃない人がレインボーをつけることの意味を、なんか、教えてもらった気がしました。